表銀座-穂高連峰


- GPS
- --:--
- 距離
- 72.7km
- 登り
- 6,722m
- 下り
- 6,716m
コースタイム
01:30 新穂高無料駐車場
03:40 槍平小屋
05:10 飛騨乗越
07:00 ヒュッテ西岳
09:40 常念小屋
12:20 蝶ヶ岳ヒュッテ
14:20 徳沢園
15:00 小梨平キャンプ場
8/25(日) 11時間40分 30km +2,600m CT0.47
02:30 小梨平キャンプ場
05:20 前穂高岳
06:30 奥穂高岳
08:10 北穂高岳
09:40 南岳小屋
11:00 飛騨乗越
12:10 槍平小屋
14:10 新穂高無料駐車場
天候 | 8/24(土) 晴れ 8/25(日) 晴れ 西風強い |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山後の温泉はひらゆの森。激混み。夏は荒神の湯の方が快適かもしれん。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
食事ができて売店が充実していてお風呂にも入れてLTEがバリバリ入る。下界のようでちょっとだけ下界ではない上高地が結構、いや、かなり好きだ。上高地で文化的キャンプがしたい。かつ夏休みに通らなかった素晴らしいエリア、表銀座や穂高連峰を歩きたい。そんな欲張りを叶えるルートがこれだ。結論から言うと素晴らしく快適な2日間だった。来年もやりたい。
8/24(土)
前日夜移動で21時新穂高着。ハイシーズンの無料駐車場は金曜夜には満車になると聞いてビビッていたがスカスカだった。夏休みが明けたらもうハイシーズンではないんだな。新穂高の気温は15度と涼しいどころか寒いくらいだった。車中泊はタオルケット一枚でめちゃ快適。来週からは毛布も積んでおこう。4時間仮眠して1時半に駐車場を出た。左俣林道に入るのは5回目になるが過去4回とも12~1月。無雪期の左俣林道や飛騨沢の様子を知らないので初めて歩く道にワクワクする。林道は中々の登り坂だ。走るとかなりしんどい。大人しく歩く。4時前に槍平に到着するとみんな出発の準備をしていた。空には星が輝いている。今日は素敵なご来光を拝めるだろうか。飛騨乗越へ向かって登りはじめるが中々森林限界に出なくて驚いた。冬は槍平から上は大雪原になる。今歩いている木々が12月には全て雪の下に埋まってしまうのかと感心した。
飛騨乗越に出るとガスを纏った穂先がお出迎え。美しい…穂先に登りたい衝動に駆られるが人がいっぱい取り付いていたのでやめた。すぐに東の空から日が昇る。今日の時間調整はバッチリだった。それにしても短パン素手だとまあまあ寒い。来週から3,000m峰ではタイツと防寒テムレスが要るな。日が当たり始めると気温はぐんぐん上昇。小屋の陰で風を凌いでパンをかじったら東鎌尾根へ。この尾根は歩きやすく景色も良く素晴らしい尾根だ。大天井や常念はなかなか遠いが歩いていれば着くだろう。西岳、大天井ヒュッテを越えれば大天井到着。槍や穂高は雲に飲み込まれてしまったがこちらの尾根はよく晴れている。平らで歩きやすい尾根をるんるん歩いて常念岳400mの登りをやっつける。常念-蝶のアップダウンはまあキツい。蝶まで行かずとも常念のピークから直で横尾に降りれたら楽なのにな。本日最後の登りである蝶ヶ岳を登ったら徳沢まで標高差1,000mを転がり落ちてゆく。徳沢にも風呂と食事はあるので今日はここでやめてもよかったが、小梨の方が売店や食堂の面で快適さ(下界度)が上なのでもう少し歩こう。地味に楽しい林道をぺたぺたジョグって小梨平キャンプ場到着。岳沢がよく見える川沿いにテントを張った。お風呂に入ってご飯を食べて売店(小梨の売店は下界価格!!)で明日の行動食を調達したら暗くなるまで川の流れを見ながらぼけーっと過ごした。バスターミナルに近いサイトではパリピが騒いでいたが18時半には大人しくなっていた。聞き分けの良い奴らだ。
8/25(日)
2時までぐっすり眠って2時半出発。早く出すぎると寒い前穂の山頂で日の出待ちをすることになる。去年岳沢から登ったときの実績からこのくらいの出発時間でバッチリだろう。テントを撤収してビスケットを食べたら元気に岳沢を登る。途中でパラパラと雨が降ってきてマジかよと思ったがすぐに止んで星が見えていた。よかった。前穂高に着くと丁度太陽が昇ってきた。先行や頂上テン泊が居るかと思いきや誰もいなかった。吊尾根から奥穂へ向かうと何十人もの登山者とスライドした。奥穂はガスに包まれていて寒い。尾根の西側は風を受けてもっと寒い。着るものは全部着て北穂を目指す。東面は暑くて汗だくなのに西面はキンキンに寒い。岩が冷てえ。去年ここを歩いたときは2,500m以上の山に慣れていなくて南岳までしんどかった覚えがある。今は高いところの歩き方を覚えたので随分楽ちんだった。大キレットは北穂からガツンと下り南岳へガツンと登るが行程自体はそれほど長くはない。岩場のアップダウンが長時間続く八峰キレットの方が疲れる印象。
南岳に到着すると辺りはガスに包まれた。これはもう晴れそうにないなあ。このまま南岳新道を下りることも考えたが運動のために飛騨乗越まで頑張ることにした。飛騨乗越に着いたら飛騨沢を落ちてゆく。すぐにガスは抜けて視界良好。見事な岩の海だ。雪も板も無いので頑張って歩こう。新穂高まで1,500mのダウンヒル。標高を下げても日陰は秋のように空気がひんやりして快適。こちらの林道も上高地と同様にクルマの来ないイイ感じの下り林道を走って無料駐車場ゴールなので走っていて気持ち良かった。その後はひらゆの森までクルマを走らせひとっ風呂。ひらゆの森は激混みだった。乗鞍サイクリングの人たちだろうか。夏の新穂の帰りはひらゆの森でまったりできない。荒神の湯でサッと汗を流して渋滞前に帰る方が良い。
バスで上高地入りするとお金がかかるし行動開始時間が遅くなるので「どこか別の場所から山を越えて上高地入りしてキャンプ」というプランが良い。新穂高や中房温泉など。次はまだ歩いたことの無い徳元峠や霞沢岳を絡めて上高地(というか小梨)で文化的キャンプをしよう。
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