新穂高から奥穂ジャンダルム西穂縦走


- GPS
- 13:16
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 3,014m
- 下り
- 2,150m
コースタイム
- 山行
- 10:43
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 13:35
天候 | 高曇り、時々晴。気温低めでほとんどあせかかず快適(10-15℃程度)。 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
15:15 明石shigetoshi自宅 18:55 小牧市役所駐車場でshinさんと合流 (高山で夕食高山ラーメン) 22:15 鍋平の登山者専用無料駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(shigetoshi記載) ▼白出沢ルート 一般道ですが夜間登ったため、中腹のガレ場のトラバース部と上部のガレ場の中の登りではふみ後がわからず、探しながら適当に登りました。このルートは雪解け時に岩が動いて毎年ルートが変わる(整備しなおす)ため、踏み跡が薄く、ペンキ等も古いものは違ている可能性があります。暗闇での登りではライトで横や下から上の斜面を照らしても踏み跡(人が歩いた跡)が見えません。数年前に私が下った時のGPSログを見ながら道を探しましたが、そこに踏み跡がある場合と無い場合で半々でした。 ▼奥穂高岳⇒西穂山荘 いわずと知れたアルプス最難関の(準)一般道。涸沢岳ほどでないですが、本格クライミングが必要になるような岩場には鎖あり。ペンキも必要最低限はある。岩についた踏み跡も部分的には薄いところもあるが、ほぼしっかりしている。ただしルートミスは重大事故に直結なのと、高度感抜群で緊張して委縮するとバランス崩して滑落するので要注意。アップダウンもきつく、特に奥穂側か行くと急な鎖場の登り返しが多く、下半身だけでなく上半身も疲れ、体力も必要です。逆コースの場合は下りが劇急になるので、クライムダウンすることになり技術も必要になります。 詳細は写真参照。 |
写真
shin:何度見ても良い!
shin:そこらじゅう行っているshigetoshiさんが、ここ行ってないとは、意外でした( ´ ▽ ` )
shin:いつもここ歩き出すときはワクワク
shin:ここは浮石が多いので、人為的な落石注意ポイントでした。
shin:ここと馬の背で怖いと思った人はこれ以上進まない方が良いかもしれません。
shin:岩岩パラダイスです( ´ ▽ ` )
shin:明日は仕事ですしね( ´ ▽ ` )
shin:まあ皆さん、ロープウェイも初ですもんね( ´ ▽ ` )
装備
個人装備 |
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
ヘルメット
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感想
北アルプスの主稜線の中で唯一の未踏区間だった奥穂〜西穂〜焼岳。
学生時代、大学のワンゲルでは黒部下の廊下と共にいってはいけない北ア最難関一般道になっていて、先輩が「岩がみんな逆相になっていて手がかり足掛かりがほとんどなくとても難しい、上半身を使うので肉体的にも厳しい」と言っていたのが強く印象に残っていて、今でもそのイメージを引きずっいて、昨秋下の廊下を踏破したあともここだけは未踏ルートで残っていました。
槍〜焼の縦走を計画だけは数年前から立てていましたが、上記のイメージが強くて実行していませんでした。
今年の春にバリルートを歩いてい見たいというshinさんを兵庫の大分水嶺踏査に誘った際、奥穂〜西穂なら何度も歩いている、それほど難しくもない、私なら問題なく行ける、今度案内しますよ、ということだったので、今回の登山となりました。
今回の計画は私が立てましたが、槍からの縦走だと相当チャレンジャブルで事前に綿密な計画と準備、体力作りが必要となるため、白出コル(穂高岳山荘)からの縦走としました。ただ、未踏の焼岳までの縦走路は踏破したい(焼岳自体は冬季に南側から南峰=最高地点に登頂済)、と欲張った計画にしました。
しかしながら、今回は直前まで天気予報に振り回されました☹️
この週末ほど天気予報がころころ変わったのもあまり経験がありません。奥穂高岳の天気は、tenki.jpでは1週間〜3日前までは土曜日曇り、日曜日晴れでしたが、木曜日になって土曜雨日曜曇り、金曜日になって土曜雨日曜曇りでいったん計画を中止しましたが、金曜午後になって急に土曜曇り日曜晴れに代わったので日曜日決行を決まましたが、土曜日朝の上高地は快晴の情報、日曜予報は曇りに変化、さらに土曜午後に自宅を出発してから日曜雨予報に悪化し、暗澹たる気持ちで現地へ向かいましたが、土曜夜になってまたまた日曜曇り予報に改善、天気予報は全く当てにならん、自分たちの日ごろの行いを信じて行くべし、と腹を決めて現地着くと、なんと満天の星空、霧雨強風だったら奥⇒西縦走はあきらめて下山かと思っていましたが、最後まで霧にまかれることなく、風も朝だけ強くその後は穏やか、時折薄日の一時小雨程度の涼しくて快適な登山となりました。
しかし、今年はあまりハードな山行はやっていなかったので、体力の低下を実感させられる結果となり、太腿がつってしまい焼岳どころではありませんでした。
新穂高から奥穂までの標高差2200mは今年未経験で、心配した通りとなりました。
また、トレランタイプのローカットの軽いシューズ(一応ゴアテックス)でいったため、靴底が薄くて足の裏全体を着地できない岩稜続きでは足の平に力を入れることが多かったためか、足の平が両足とも歩きながら何度も攣ってしまい、痛みをこらえながらの縦走でした。cocoboさんから攣り防止薬2-RUNをいただいて飲んだので、太腿は攣らなくなりました(cocoboさんありがとう)が、足の平はダメでした。
いつも北アへはテント泊なので、靴もしっかりした靴底の固い靴で来て言いましたので、初めての日帰り岩稜ロングで軟な靴底が足に負担大きいことが良くわかりました。shinさんたちのように普段からそうしていれば慣れているので問題ないようでしたが。
それでも時間的にはほぼ予定した通りのスピードで歩くことができ、計画では12:30西穂山荘でしたが11時過ぎには到着しとても余裕のある山行でした。焼岳にも十分行ける時刻でしたが、足が攣ったりして肉体的には無理っぽかったのと、奥→西穂の縦走で十分満足したので、やめてRWで新穂高へ下山することにしました。旧ボッカ道でボッカ道で歩いて降りてRW代1500円を節約しようかともしましたが、旧ボッカ道の分岐まで来てみると、この道は笹に覆われていて入口すらはっきりしない状態で(西穂山荘の方が言う通りでした)、さらに下ったら相当ひどいことになることが予想されたため、せっかく楽しかった登山の最後が藪漕ぎ道迷いで台無しになるのも惜しく、おとなしくまだ乗ったことがなかった有名な2階建てRWで下山しました。
結局、北アの縦走路の中で、西穂山荘から焼岳山頂までが未踏のままで残ってしまったのが若干の心残りですが、私が大いに触発されたqwgさんの驚異的な記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-331535.html
によると、この区間は二度と行きたくない悪路、とのことですし、下山後雨が強く降ってきたことから、まあ行かなくてよかったかな、と納得しています。
西穂に登頂したことで、日本百高山は残すところ赤沢山と南真砂岳の2座のみとなりました。今年は無理かもしれませんが来年のはこれも制覇したいと思います。
鍋平の駐車場でcocoboさんと別れ、私はshinさんの車に乗せていただき、明石への帰途に就きました。shinさんには、小牧市役所の駐車場に駐車しておいた私の車まで眠さをこらえて運転していただきありがとございました。また、素晴らしいガイドありがとうございました。次の北鎌尾根もよろしくお願いします。
cocoboさん、トレランやっているだけあって、スピードとバランスはさすがでした。
貴重な2-RUNありがとうございました。またご一緒できることを楽しみにしております。
この2RUN について、タイムリーにSolonさんが日記を書いてくれましたので
紹介しておきます。
https://www.yamareco.com/modules/diary/364070-detail-193452
今回は、アルプスの登山道をほとんど歩いているが何故か奥穂西穂を歩いてないshigetoshiさんと、先日一緒に北鎌尾根を歩いたけど奥穂西穂はまだ歩いてないヘレさんを案内するということで、行ってきた。
shigetoshiさんは熟達者だし、ヘレさんは北鎌尾根経験済みだから、終始景色を楽しみながら会話しながら歩けた。
もう秋の気配。朝方は寒い。ただ、今回は天気予報が良い方に外れ、日が昇るにつれて風が弱まったし、朝方も予報よりは弱かった。たまに雨がポツポツきたが、それも1〜2分程度で見通しも良い。この季節の変わり目の天候はよくわからないものだ。
今回は、焼岳まで縦走予定だったが、充分満足したし、天気も崩れるかもと考えたのでロープーウエイで下山した。バリ慣れしているメンバーなので歩荷道を下山しても良いんでだけど、まあお二人ともロープウェイも初と言うことで(^ ^)
奥穂からの眺め
ウマノセ
P1からの眺め
今回は暇してる日程にシンさんの山予定を聞いたらジャンに行くとの事。
そのコースは行った事が無いので御一緒できるか聞いたらOKとの事なので
御一緒させて貰いました。
車は別々で鍋平に前日入り。
睡眠を取ってから合流して入山しました。
僕は白出沢からが未踏部分だったので新鮮でした。
白出沢はガラガラで登山道が分からず…
が、夜だからスマホのGPSを酷使させて頂きましたよ!(笑)
奥穂〜ジャン〜西穂は危険個所も多いけどペンキマークもあるし慎重に行けば大丈夫だと思いました。
しかし反対から行こうと思うとキツイかな??
西穂からの下山は歩荷道を使うか迷ったけどRW〜!(笑)
コメント
この記録に関連する登山ルート

お疲れ様&有難う御座いました!
僕もこの部分はソロでは入りたくないと思いつつ後回しになってました。
それも白出沢も入った事なかった僕は殆どが未踏でした。
天気予報が心配でしたが現地で中止と言われたら笠ヶ岳のつもりでしたが
外れて良かったです。
またの機会がありましたら宜しくお願いします。
cocoboさん、お疲れさまでした。
cocoboさんも感想記入、写真添付等お願いします。
今回は有難う御座いました。
ヤマレコの使い方が分からずコメントしてスイマセン。(;^_^A
でも使ってみると便利ですね。
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