晩夏の南アルプスを歩く (その2 白峰三山縦走<北岳・間ノ岳・農鳥岳>)
- GPS
- 17:08
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,600m
- 下り
- 3,302m
コースタイム
- 山行
- 3:52
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:26
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 9:11
- 山行
- 3:17
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 3:20
・渓谷も深く登山道も急登が多いので体力勝負の山行になる。
・営業小屋はありがたいものの、北アルプスと比べるといろいろと感じるものがある。
・御来光と富士山のタイアップは感動すること間違いなし。
・稜線歩きはアップダウンが続くものの天気がよければ展望が最高である。
・体力的に疲労がたまっている下山で滑落、転倒しないように注意を要する。
・大門沢小屋から奈良田に下りる際、ヘッデンを点けての行動時には道迷いや滑落しないように最大の注意が必要である。
天候 | 曇り、小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
今の時期、平日の一番バスは9:15発です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・道標やペンキマーク、ピンクテープなどを見落とさなければ道迷いの心配はほとんどありません。しかし、岩稜帯の縦走路が続くので、滑落や転倒しないように注意が必要です。 ・大門沢小屋までの下山路は長く、危険な個所も所々あります。また、大門沢から奈良田に下る時、早朝暗いうちに出発すれば道迷いや、滑る岩、川にかかる丸太橋の通過など最新の注意が必要です。特に、下り始めの1時間くらいは厳しい下山となります。 |
その他周辺情報 | ◇北岳肩の小屋 katanokoya.com/ ◇北岳山荘 https://www.city.minami-s.yamanashi.jp/sisetsu/shisetsu/kitadake-sansoh/ ◇大門沢小屋 www.daimonzawa.com/ ◇奈良田温泉 www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/spa/narada.html ※日帰り入浴は午前9時からなので、早いバスを利用する場合は利用が難しいです。 |
写真
感想
厳しいゆえに感動の多い山行だった。
感じるものは多々あるが、山小屋の質と登山者のマナーに少し触れたい。
★北沢峠「こもれび山荘」
接客◎、食事◎、トイレ〇(ウォームレット)
夕食がとてもおいしかった。予約の時に、遅くても16時までにチェックインするように言われる。体力の弱い登山者にはプレッシャーになるのでは?なにせ戸台からのバスは8:05が一番早いため、北沢峠登山口には9時過ぎにしか着かない。登山開始が遅くなるので、気持ちが余裕がない登山者もあるのではないか。
★北岳「肩の小屋」
接客◎、食事〇、トイレ△
御来光と富士山を見るには最高のロケーション。食事はごく普通。宿泊者も少なかったので、余裕のあるスペースで寝られる、、、はずだった。しかし、宿泊者の中に睡眠時無呼吸症候群の人がいて、一晩中、爆音なみのイビキ攻撃を受けたために一睡もできなかった。また、グループで利用している人たちが、アルコールも入っているためか大きな声で会話したり、消灯時間が過ぎてもヘッデンの灯りで読書をする若者がいたり、まわりに対する気配りの足りない人がいて困惑した。睡眠時無呼吸症候群の人は、本人の自覚はないのかもしれませんが、是非、病院に行くように、また、テン泊するように同行者の方が伝えてほしいです。
★農鳥小屋
接客× 立ち寄っただけなのでよくわかりませんが、とても感じの悪い方でした。もし、稜線上で問題が生じてもこの小屋に泊まるくらいならツェルトビバークを選びたいと感じるほどです。
以下、1分30秒の会話。
y「こんにちは!」
オヤジ「なんかようですかぁ!!」(まるでチンピラのような口調)
y「なにかお土産になるものがないかと思って」
オヤジ「はぁ?」(耳が遠いのかもしれないが)
y「何か記念になるものはないですか?」
オヤジ「そんなものはないよ」
y「あそこに手ぬぐいが貼ってありますよね。」
オヤジ「あー、あれならあるよ。千円。」
(さすがに温厚な私も、「いらねぇよ!くそオヤジ!」と口から出そうになりましたが、自分から言い出したことだし、グッと堪えて、ザックの中からお金を出そうと、、、、その時の一言)
オヤジ「早くしてくんねぇかなぁ」
この小屋は縦走中の要所となる場所に立っていますが、とても利用する気にはなりません。手ぬぐい一枚買うのにこんな不快な気持ちになるのですから、宿泊したならどうなるんだろうと。
ただ、一つだけ感心したことがあります。それは、この小屋までの登山道に「×マーク」や「➡マーク」がたくさん記されていて道迷いや危ない個所への入り込みを防いでいます。会った時もヘルメットを被っていましたので、この人が登山者の安全を考えて整備しているのかもしれません。
★大門沢小屋
接客〇、食事△、トイレ×
この小屋も要所にありますが、先にわかっていればあまり利用したいと思いません。それは、トイレです。トイレと言えば聞こえはいいのですが、床板に幅40僉瀋垢80cmほどの長方形にくり抜いただけのボットン式トイレです。今の時代にいくら山中と言え、こんなのありかよ!
野〇ソをする方が断然に安心感も清潔感もあります。「ワイルドなトイレ」などと胡麻化さないで、営業している自覚があるなら改善してほしいものです。食事も残念ながらおいしくありませんでした。朝食の代わりに弁当を注文しましたが、いざ食べようとしたときに醤油がザックにベタベタついていて泣けてきました。汁がつくような内容なら、最初にそう言ってくれよ!と怒りが、、、、。
ま、いろいろありましたが、南アルプスの山は深く、登りがいもあるのでまた出向きたいと思っています、テントを担いで。
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