笠ヶ岳(クリヤ谷〜小池新道)
- GPS
- 17:23
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 2,921m
- 下り
- 2,926m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 8:35
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:48
笠ヶ岳テント場〜弓折乗越:約3時間45分
弓折乗越〜新穂高:約3時間10分
新穂高〜中尾高原口:約30分
天候 | 1日目:晴れのち曇り、2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
稜線歩きが気持ちのよいコースとして紹介されていた笠ヶ岳に行ってきました。
どのコースで登るにしろ大変そうですが、今回は周回ルートが取れるクリヤ谷ルート〜小池新道にしました。
クリヤ谷コースは変化があって楽しいコースですが、行動時間も長く、登りもきつく、道も歩きづらく、なかなか苦しい登りでした。おまけに途中から雲の中に入って展望もきかなくなってしまい残念でした。
2日目はいい天気で、笠ヶ岳頂上での日の出や山々の展望を楽しんだ後は、まさに天空のハイキングコースといった感じの気持ちのいい稜線歩きを存分に満喫することができました。
【1日目】
・前日、中尾高原口のバス停隣の駐車場で車中泊。
・6時前に出発。蒲田川を渡り、槍見館の裏の登山口から登山開始。
・樹林の中の道を登っていく。途中から沢音も聞こえてくる。心地よい。
・穴滝の上で第1渡渉。水量はそれほど多いわけではないが、水の流れは速く強い。どう渡るか悩む。靴を脱いで渡ろうかと思ったが、何とか靴を脱がずに渡れるルートを見つけることができた。石の上で滑らないよう気を付けながら、何とか渡る。
・樹林の中を歩いていると、木々の合間に錫杖岳が見えてくる。途中、錫杖岳への分岐があった(標識なし)。
・その後、第2〜4渡渉は特に悩まず靴底を濡らすだけでそのまま渡ることができた。石が滑りやすいので注意しながら渡る。
・だんだん樹林も疎になっていく。道には笹が覆いかぶさり歩きづらい。
・沢筋に出ると、そこが水場。大量の水が流れている。暑さで汗びっしょにになっていたので、頭から水をかぶる。気持ちがいい。
・水場を過ぎると傾斜も急になっていき、つらい。さらに汗が噴き出す。緑の中に岩が点在し、景色はいい。
・雷鳥岩に出ると、目の前に笠ヶ岳が姿を現す。なかなか堂々とした山容。残念ながら、あっと言う間に雲が広がってしまい何も見えなくなってしまった。ここで昼食休憩。
・地図を見てみると、この先しばらくは勾配が緩い道が続いている。楽できるかなと思ったが、ハイマツが覆いかぶさっていたり、大きな石があったりと、なかなか歩きづらく、結構疲れる。
・ハイマツ帯を抜け、頂上が近づいてくると、板状の石が転がった斜面となる。ペイント頼りに頂上を目指す。
・無事、笠ヶ岳頂上に到着。出発から8時間弱。長かった。景色は何も見えない。少し休んでいると、雨がポツリポツリと降ってきた。本降りになる前にテント設営を済ませたいので、急いで下る。
・笠ヶ岳山荘に立ち寄り、テント泊の申し込み。800円。小屋前の蛇口で水をくむ(無料)。
・テント設営を済ませ、中でのんびりと過ごす。降っていた雨は一旦やむが、やがて本降りとなる。何とか間に合ってよかった。
・夕食後、外に出てみると、広がっていた雲が消えていた。もう薄暗くなっているが、槍〜穂高の山並みがよく見える。翌朝への期待が高まる。
【2日目】
・4時半に起床し、まずはコーヒーを一杯。荷物はそのままにして頂上へ向かう。
・頂上について少し待つと日の出。遠くの山々までよく見える。しばらく展望を楽しむ。
・テント場に戻って、撤収。下山開始。
・この先抜戸岳まで気持ちのいい稜線歩き。まさに天空のハイキングコースといった感じ。ハイマツ帯の中の小道。アップダウンも少なく、道も整備されていて歩きやすい。右にも左にもきれいな山並みの光景が続く。こんなに気持ちのいい稜線歩きは久しぶり。
・笠新道への分岐を過ぎ、抜戸岳で休憩。下の登山道への道はハイマツの中、巨岩がゴロゴロとした所を下る。ちょっと分かりづらい。
・笠ヶ岳〜抜戸岳の道があまりにも歩きやすかったので、抜戸岳からの道はちょっと歩きづらく感じる。アップダウンも大きくなる。
・秩父平はカール地形がとてもきれい。花の季節はもっときれいそう。
・アップダウンを何度か繰り返し、弓折乗越に到着。そこからは鏡平への下りに入る。
・えんえんと下る。とにかく暑い。秩父沢手前の小さな沢で休憩。ここで軽く水浴び。頭から水をかぶり、靴を脱いで足をひたす。とても気持ちがよかった。
・まだまだ下りは続く。
・川まで下りると、そこが小池新道入口。そこから先は林道歩きとなる。暑いので、できるだけ日陰を歩く。
・ワサビ平、笠新道登山口を過ぎ、ようやく新穂高に到着。ロープウェイ駅の自販機で冷たいジュースを飲む。でも、車をとめているのは、まだまだ先。中尾高原口まで車道を歩く。
・自動車に荷物を置き、橋下の温泉へ。ちょっとぬるいが、気持ちよかった。
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