雁坂峠-水晶山-雁峠-笠取小屋-白沢峠
- GPS
- 09:10
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 1,654m
- 下り
- 1,654m
コースタイム
間違えてトンネル脇へ0626
料金所分岐 0636
沓切沢橋 0706-19
ナメラ沢入口 0726
徒渉点 0740
井戸ノ沢 0814
小尾根上 0818-27
雁坂峠 0913-26
水晶山 0952
古礼山 1012-10
雁峠 1116-24
雁峠分岐 1139
笠取小屋 1147-1201
ヤブ沢峠 1210
奥山作業道分岐 1238
水場 1245
斉木峠 1300
白沢峠 1334-48
沢床 1404
白沢橋 1426
道の駅みとみ 1520
天候 | 曇り。稜線は霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バスの西沢渓谷線は、甲州市営と山梨市営の2系統あります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雁坂峠へは登山ポストあり。しかし筆記用具無し。 白沢峠から沢床に下りた所に桟道が数ヶ所あり、滑りやすい。 |
写真
感想
道の駅みとみに6時前に着く。天気は曇りだが好転しつつあると思われる。
久しぶりの晴れの週末のせいか、登山者が多いようだ。
使われなくなった飯場の所で、地図をよく見ずに間違えてトンネル脇へ入ってしまい、戻る。
それ以降は路面に目印があり、問題ない。沓切沢橋まで都合一時間。
花に囲まれた山行が続いたのに、今回は徒渉点の先にレンゲツツジが一本、
ほとんど花の落ちたツツジ位で、寂しい。
斜面に取り付くと、ジグザグを切った急斜面。20年以上前の自分の記録では
「下りやすい」と書いてあったが確かにそうだ。下り向けだ。
ミヤマキンポウゲとシロバナヘビイチゴが目に付く。
この組み合わせはどこかで見た。記憶を手繰ると、鹿の食害で他の花が
全滅していたと思われる、入笠山の大阿原湿原だった。
前者は言うまでもなく毒草、後者は小さすぎて食べにくいのかも。
このあたり、木々にも食害痕が多い。
雁坂峠まで人に会わなかったが、峠では4,5人の人がいた。展望は残念ながらなし。
右折して水晶山へ向かう。
林内に入ると花が。イチヤクソウかと思ったが、葉を見るとオサバグサがだった。
そう言えば、帝釈山も今回の候補だったが、そこでは今オサバグサ祭りというのを
やっているはずだ。
その他は、コミヤマカタバミ、マイヅルソウで、相変わらず寂しい。
水晶山を越えて、古礼山で休憩。展望の良さそうな山頂だが相変わらずガスの中。
そこからは樹林が粗になり、若干のミヤマキンバイやシャクナゲ、トウゴクミツバツツジ等、
少し花に変化が出てきた。また、雁峠が近くなると、将監小屋方面でおなじみの食害よけの
ネットが巻かれていた。
雁峠は草原で、実に気持ちの良い場所だった。雁峠小屋は登山道から見ただけでも荒廃が進んでいるのが判る。
一登りすると、富士川、多摩川、荒川の三川分水嶺。一の瀬方面からの
登山者で急ににぎやかになり、山ガール姿も目に付く。
笠取小屋も大繁盛。トイレを借り、水場を教えてもらって水を補給。
この辺は、シロバナヘビイチゴとノウゴウイチゴが混在しているだけ。
ヤブ沢峠からは人がいなくなるが、まだしばらくは笠取小屋のジムニーが通る道。
下生えは密な笹で、花など一切なく、単調きわまりない。防火帯が右に見えるので
たまにそちらを歩いてみるが、作って間もないらしく、ただの草原で花もなにも咲いていない。
通行止の標識が見える(白沢峠・柳沢峠の指導標があるが目に付きにくい)所で右に入ると、
車の通れない元林道になる。少しは変化があるかなと思ったが相変わらずなにもない。
沢を横断する所は水場に使えそうで、クリンソウが咲いていた。それだけは意外だったが、
あとは、レンゲツツジが2箇所くらいにあったのと、古い古い廃トラックが道ばたに放棄されていただけ。
虫があまりいないのが救いだが、退屈な一時間半。
(ほとんどが広葉樹だったから、ここを歩くのであれば紅葉の季節が良いかもしれない)
白沢峠に着くと、5人くらいのグループが休んでいた。
ここにも廃トラックがある。荷台をぶち抜いて木が生えているので、一部には有名なものらしい。
白沢峠からの下りはやや荒れているがとても急で、こういう下りは、タイムが
大幅に短縮できることがある。
白沢橋から道の駅まで戻るのに、もしかすると白沢橋を14:22頃通過(推定、
甲州市営バスは自由乗降区間)するバスに乗れるかもしれないと思い立って
飛ばしてみる。しかし、こういう時に限って前のグループがバラけている上に、
揃って後ろに目のついていない人達で、抜くのに手間取る。
また、沢床へ下りてからは木の桟道が数ヶ所あって、これが滑りやすい上に
高さがあって危ない。林道に出てからは少し走ってみるが、じきにあきらめた。
が、写真を撮りながらゆっくり行くと、意外に早く国道が見えてきた。時に14:25。
バスが遅れている可能性もある。又走ってみるが、間に合わなかったようだ。
次のバスは一時間後(だとおもっていた)。
アホ面して一時間待つか、アホ面して一時間国道を歩くか?
歩くことにしたが、前回に引き続きの苦行一時間、しかも先ほども準苦行一時間半が
あったばかりなので、かなりウンザリ。
少しの間は未練がましく左側を歩き、大型車両の走行音にはいちいち振り返ってしまう。
あきらめてしばらくすると、終点で折り返したバスとすれ違った。
そして、またしばらくすると「西沢渓谷入口」の行先表示のバスが追い越していく。
バスの形はさっきのと違うが、どう見ても路線バス。 この時期に一時間に3本も走る程
臨時に増発されたのか? 何とも腑に落ちない。
種明かしは以下。
西沢渓谷線は甲州市営と山梨市営の2系統があり、私は前者のみを調べていた。
そもそも旧三富村は山梨市でなく、甲州市だと思っていたし。
それにしても、昔からある山梨市はともかく、甲州市だの笛吹市だの中央市だの甲斐市だの、
イメージがつかめなくて困る。
(甲州市の中心が旧塩山だということをやっと覚えたばかり)
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