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Yamareco

記録ID: 2016965
全員に公開
ハイキング
中央アルプス

空木岳(千畳敷から空木岳まで一泊で縦走)

2019年09月14日(土) ~ 2019年09月15日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:31
距離
9.2km
登り
1,152m
下り
944m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:30
休憩
0:21
合計
2:51
距離 4.0km 登り 509m 下り 468m
14:44
22
15:06
15:08
20
15:28
15:32
42
16:14
16:17
58
17:15
17:27
8
2日目
山行
9:48
休憩
1:00
合計
10:48
距離 5.2km 登り 655m 下り 487m
5:42
6
5:48
5:52
118
7:50
7:51
68
8:59
23
9:22
9:33
73
10:46
11:30
300
16:30
バスターミナル
空木岳山頂からは携帯の充電が切れそうになっていたので、記録をストップしています。下山は16時ちょっと過ぎ。
天候 1日目:曇り 2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2019年09月27日 17:00撮影
9/27 17:00
スタートのロープウェイ駅は小雨。気温14度。寒かったです。
スタートのロープウェイ駅は小雨。気温14度。寒かったです。
しかし上に上がると天気は晴れ。気温は16度に上がっていた。
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しかし上に上がると天気は晴れ。気温は16度に上がっていた。
縦走路へ向かってスタート。
縦走路へ向かってスタート。
宝剣岳がりりしくそびえ立ちます。
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宝剣岳がりりしくそびえ立ちます。
気持ちのいい縦走路。
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気持ちのいい縦走路。
トリカブトが元気に咲いていました。
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トリカブトが元気に咲いていました。
今回唯一咲いていたリンドウ。蕾はたくさんあり、来週あたりはあちこちで見られるでしょう。
今回唯一咲いていたリンドウ。蕾はたくさんあり、来週あたりはあちこちで見られるでしょう。
檜尾岳そばにある避難小屋で一夜を明かしました。
檜尾岳そばにある避難小屋で一夜を明かしました。
中には床マットと寝袋が備え付けてありました。ありがたし。
中には床マットと寝袋が備え付けてありました。ありがたし。
2日目の朝は、雲一つない中でご来光が見事にのぞめました。
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2日目の朝は、雲一つない中でご来光が見事にのぞめました。
朝日をあびる避難小屋。
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朝日をあびる避難小屋。
今日歩く予定の縦走路。左に空木岳。
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今日歩く予定の縦走路。左に空木岳。
御嶽山。
午前中は快晴。空の青が美しい!
午前中は快晴。空の青が美しい!
五竜岳によく似た印象の空木岳。右奥には南駒ケ岳。
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五竜岳によく似た印象の空木岳。右奥には南駒ケ岳。
空木岳手前にある山小屋。ここで小休止して、最後の登り坂に備えます。
空木岳手前にある山小屋。ここで小休止して、最後の登り坂に備えます。
見上げると空木岳と空!
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見上げると空木岳と空!
11時前に山頂到着。
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11時前に山頂到着。
空木岳を少し下ったところに巨岩が点在しています。
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空木岳を少し下ったところに巨岩が点在しています。
中でも有名なのが駒石。
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中でも有名なのが駒石。
自然が作ったとは思えない造形美。
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自然が作ったとは思えない造形美。
マンガ「転生したらスライムだった件」のリムルに見えるのは私だけ?
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マンガ「転生したらスライムだった件」のリムルに見えるのは私だけ?
標高差2000mの下りは林の中。展望もなく、退屈でしんどかったです。
標高差2000mの下りは林の中。展望もなく、退屈でしんどかったです。
杉の木にひっかかる衣のようなものは何て植物なんでしょう。
杉の木にひっかかる衣のようなものは何て植物なんでしょう。
登山口に到着。でもここからバスターミナルまでは1時間ちょっとかかります。そこからがしんどかった。
登山口に到着。でもここからバスターミナルまでは1時間ちょっとかかります。そこからがしんどかった。
ようやくゴール!足の裏が痛くて、もうふらふらでした。
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ようやくゴール!足の裏が痛くて、もうふらふらでした。
コマクサの湯で食事と温泉のセット1020円。ミニソースかつ丼ですが、それなりの量があって大満足。
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コマクサの湯で食事と温泉のセット1020円。ミニソースかつ丼ですが、それなりの量があって大満足。
翌朝は中央アルプスを正面にのぞめる陣馬形山へ。
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翌朝は中央アルプスを正面にのぞめる陣馬形山へ。
人懐っこい猫がいました。
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人懐っこい猫がいました。
ここからのぞめる山々。
ここからのぞめる山々。
じゃーん。前日まで登っていた山々が正面に見えます。
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じゃーん。前日まで登っていた山々が正面に見えます。
この山の山頂は無料のキャンプ場。連休ということもあり、とても賑やかでした。
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この山の山頂は無料のキャンプ場。連休ということもあり、とても賑やかでした。

感想

1日目。
午後3時前。バスとロープウェイで標高2610mの千畳敷に到着。麓の駒ヶ根は曇っていて寒いくらいだったが、雲を抜けると天気はまずまずで気温も下界より高かったのには驚いた。ロープウェイを降りると青空がのぞめて、千畳敷カールがはっきり見られた。美しい!少しゆっくりしたいところだったが、今日のうちに空木岳までの縦走路の半分は進みたかったので、先を急いだ。夏の様相はもう過ぎていたが、秋になったという雰囲気はまだなく、花もちらほらと咲いていた。真夏のように小虫が飛び交っていることもほとんどないのは、虫嫌いの人にとってはいいのかもしれない。尾根伝いの登山道に出ると時々霧が出て視界が悪くなることもあった。しかしそれもすぐに晴れ上がって、東側の景色はつねに広がり、特に南アルプスの山々がはっきり見られた。檜尾岳には6時前に到着。西側の三沢岳もほんの少し見えた。この山にもいつか登ってみたいと思っている。山頂から東へ10分ほどのところに、今日泊まる避難小屋があった。こじんまりとはしているが、きれいでしっかりとした造りの小屋だった。そこからは明日登る予定の空木岳がはっきりのぞめて、いい場所にあるなぁと思った。中に入ると先客の方がお2人いたが、どちらもとても話しやすい方で、山の話(避難小屋や南アルプスの山々)などいろいろ聞かせていただいた。暗くなる前にコンビニで買っておいたおにぎりとレモン酎ハイを頂いて、8時には寝た。気温は長袖2枚に雨具を着て寝袋に入るとちょうどいいくらいで、12時までは快適に眠れたが、夜中は頭が痛くなって薬を飲んでも効かずで苦しい時間を過ごした。寝返りを打つたびに頭痛と吐き気を催して、本当に辛かった。ロープウェイで一気に高度をかせいだために高山病になっていたのかもしれない。
2日目。
朝になるとしんどさは消えていた!よかった!5時過ぎに太陽の灯りが避難小屋に差してきて、みなさん続々と起き始めた。私も荷物を急いでザックに入れて、外に出てみた。開けた東側には、見事な日の出とアルプスの山々が広がっていた。雲一つなく、美しいご来光がのぞめた。しばし見とれていたが、すぐに出発。尾根道に合流すると昨日は曇って見えなかった西側の山々がきれいに見られた。手前には三沢岳、奥にはこの夏に登ったばかりの御嶽山だ。少し歩いたところで景色がのぞめるいい場所があり、そこで朝食をとった。即席リゾットとコーヒーをいただいた。山での食事はいつも本当に美味しく感じる。そこから先は岩場が続き、注意して登らないといけない箇所が多かった。熊沢岳には7時40分に到着。小さな野鳥がたくさん飛び回っていた。巨岩でできた東川岳を越えると、空木岳がどんとそびえていた。山小屋から400mの急坂を1時間半もかけて登っていかなければならない。少し休憩をして気合いを入れて出発。急な岩場ではあるが、手足をしっかり付けて動かしていけばそれほど大変なところはなく、1時間ほどで山頂に到着。山頂にはどんどん登山客が到着していた。私とは反対側の池山の方からの登山客がほとんどだった。晴れてはいたが、北側の木曽駒ケ岳方面も南側の南駒ケ岳方面も曇ってきていたので、5分ほどで下山。山頂から5分のところにある駒峰ヒュッテのテラスで昼食をとった。カップヌードルとほうじ茶をいただいた。ここから先は長い下山が始まるので、しっかりと腹ごしらえをした。11時半過ぎに下山開始。しばらくは駒石をはじめとした巨岩がコースのそばで見られ、まるで美術館のようで楽しく見て回った。しかしそれもはじめの30分だけ。そこから先は樹林帯の登山道となり、ひたすら下っていく。休憩ポイントも見晴らしのいいところもなく、ただ10km以上も下っていくのは本当につまらなくて、しんどかった。天気がよかったからか、やたら喉が乾いたが、水があまりないのと、コーヒーを沸かしている暇がなかった。膝に負担がこないように今日一日ゆっくり小股で歩いてきたが、最後の方は足の裏に水疱のようなものができてしまい、痛い思いをしながら標高差2000mを何とか下りきった。昨日の夜に登山用の靴下に履き替えなかったからかもしれない。反省。でもこんなに長い標高差を下ったのは初めてだ。しんどかったが、今回の山行は大いに自信になった。

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