御嶽山(継子岳~剣ヶ峰~摩利支天・濁河から五ノ池小屋泊)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,671m
- 下り
- 1,658m
コースタイム
- 山行
- 2:49
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 3:30
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 8:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【濁河温泉〜五ノ池小屋】 ・大変明瞭で整備された道、迷いそうにはないです ・歩きやすいように階段などがついていますが、全体的にまあまあの急坂です ・森林限界を過ぎると西方面の展望はありそうですが、この日は雲海しか見えませんでした ・小屋に着くまで水場はありません 【五ノ池小屋】 ・ケーキとピザは激うまです ・ワインは6種類以上、ウィスキーはスコッチ(Dewar's)と角、サングリアなどという小洒落た酒もあります もちろん生ビールも ・ご来光も沈む夕日も見れて、三ノ池と四ノ池も見下ろせる絶妙な位置に立っています 【御嶽山周遊】 ・全体的によく整備されていて、ペンキマークなども豊富です よほど視界が悪くない限り、無雪期に迷うことはなさそうです ・急坂部分もありますが短いです 危険個所もあまりなく、子供と一緒でものんびり歩けます ・展望はどこも素晴らしいですが、個人的には継子曲〜三ノ池の辺りが好きです |
写真
感想
いつも土日が仕事で休めない私、なかなか子供と休みが合わないんですが、授業参観の振り替え休日で二男が月・火と休みだそう。 誘ってみたら「行きたーい!」というので、唯一天気予報が良かった御嶽山へ6年ぶりに行ってきました。
濁河からの道、途中でこんなにしんどかったかな〜なんて思いながら登りました。道が険しくなったと思いたいところですが、間違いなく変わってしまったのは私のほうでしょう。
とはいえしょせん4km程度。高低差1000mとはいえ、特に問題なく五ノ池小屋に着きました。 天気が良ければ摩利支天か継子岳でも行こうと思っていましたが、残念ながらガスガス。 息子も若干お疲れ気味であまり乗り気ではなさそうだったので、致し方なく?小屋で昼間っからビールに励むことにしました。
一人で例によって飲んだくれていると、周辺探索に行った息子が、虹が出てるよー!と言いながら戻ってきました。どれどれと重い腰を上げ、連れられるがまま三ノ池を見下ろせる東の端に行ってみると、レア現象の白い虹。そしてガスに覆われた下を覗いてみると、ブロッケン現象が起きていました。 二度目の登山で野兎やクマとの遭遇、三度目の登山で白い虹にブロッケン、あとはライチョウとオコジョくらいでコンプリートかな。我が息子ながらなんか持ってるみたいですわ。
初日はこの後雲海に沈みゆく夕日を眺め、五ノ池小屋名物の焼きたてピザをいただいて、大満足のうちに終わりました。
二日目は天気が良ければ、継子岳・剣が峰・摩利支天とまわる、御嶽満喫の欲張りコースの予定。
朝は思ってた通りに好天だったので、御嶽で一番好きな継子岳から三ノ池へと歩くルートへ行きます。素晴らしい景色に癒されながら歩いていると、継子曲のあたりで息子の念願のライチョウに遭遇。すごく良い天気だったのに出てくるなんて珍しいです。かなり近くで見ることができて、息子は大喜びでした。
三ノ池からは、剣ヶ峰に向かって歩きます。 山頂が近づくにつれて、5年前の噴火の痕跡が色濃く残っており、自然と哀悼の気持ちが湧いてきました。 いつもは山頂で息子とハイタッチするのですが、さすがにそんな気分にはなれず、静かに犠牲になった方々を悼みました。
噴火するまではおおらかで優しい印象しかなかった御嶽山。改めて噴火の痕跡や至る所にある古の火口を俯瞰した時、「畏怖を忘れるな」神が宿るこの山がそう言っているような気がしました。 合掌。
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