絶好の秋晴れ、甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根日帰り
- GPS
- 14:17
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,536m
- 下り
- 2,542m
コースタイム
- 山行
- 12:47
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 14:17
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上部では、梯子、岩場、鎖場が続きます。 |
その他周辺情報 | 延命の湯(スパティオ小淵沢) http://www.spatio.jp/hotspring/ |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
黒戸尾根、最高の天気にも恵まれ、ようやく行くことが出来ました。
今回は前日仕事が休みでしたので、ヤマテンの予報見てから6時半には出発できた。
夜11時には尾白川渓谷駐車場へ到着。2時15分まで余裕の車中泊です。
ここの駐車場のトイレ、めっちゃ綺麗でしたよ。
朝2時半には用意してきた朝飯食って、すぐ準備。3時前には出発です。
今回もまたヘッデンスタート。
駐車場から進み、登山口にある駒ヶ岳神社にお参りしてから山へ。
夜中に見ると不気味な吊り橋を渡り、イザ登山道へ。
冷静に考えると、登山してなかったら絶対こんな夜中に神社や山へ入らないですよね。(笑)
序盤からなかなかの傾斜の道をグイグイ上がっていきます。
駐車場スタートした時は寒かったですが、歩きはじめると暑くなってきた。
上着を脱ぎ、中厚手のシャツを薄手のものに着替えました。
途中、大きな鹿を見かけたが、アルプスや白山で見る鹿は、京都や滋賀で見る鹿とはサイズが違って迫力がある。まあ、鹿はたいてい人の気配嫌がって逃げていきますが、もし向かってこられたらやだな。
5時を過ぎると空が少しずづ明るくなり始めた。
どんどん日が登ってきて、赤くなってきた。いい感じ。
5時50頃、いよいよ日の出。
木の間から写真撮れそうな場所を探していたら富士山発見。
おお、っとテンション上ってきたところで、少し上に開けた場所が見えた。
急いで上がると、そこは刃渡り。
ここだけ岩が剥き出しになっており、スカっと眺望抜群だ。
太陽に向かって右手に富士山、左手に八ヶ岳。
まあまあ感動・・・最高のロケーションで日の出を見れた♪
刃渡りを過ぎ、梯子を登り、先へ進むと刀利天狗。
五合目小屋跡らへんから、荘厳な修験道の雰囲気が増してくる。
梯子と鎖が連続し、標高を一気に上げていく感じです。
この日、ほとんど人に会わずにここまで来たが、ここらで行き違う人にたくさん出会ったら、梯子や岩、鎖場の離合が面倒くさいやろうな、というのが感想です。
この緊張感のあるエリアを通過したら、間もなく七丈小屋です。
小屋の前のベンチに腰を下ろし、この日初の休憩。
いやぁ、ここまで約5時間もかかった。黒戸尾根、確かに早月尾根とええ勝負やな。
水分補給と行動食摂って、約14分しっかり目の休憩後を取りました。
いよいよ山頂向けて再出発。
テント場を過ぎ、少し登るとどんどん視界が開けてきた。
八ヶ岳、北アルプス一望の大パノラマ。
七丈小屋までで力使い果たした感があったところで、この眺望は嬉しい。
しかしながらかなりへばってきており、休憩ばかりしながら上を目指す。
8合目あたりまできた。このあたり、かなり荘厳な雰囲気です。
上を見ると岩々の山、しかしそこは山頂ではありません。二本剣が見える。
ここからはまた鎖、そして岩。二本剣直下の岩はなかなかの急斜です。
慎重に通過すると、二本剣が待ってました。
黒戸尾根で一番見たかった景色です。
剣の向こうは鳳凰山、そしてその背後に富士山。
最高の景色ですね!
こんないいコンディションで見れて良かったです♪
ここを通過すると距離的にはもう少しなんですが、ここからの岩場の登りは疲れた身体にはキツかったです。
眼下の景色も最高、山頂も見えてる。
山頂は目の前でしたが、疲れて足が出ない。
駒ヶ岳神社本宮の下あたりで座り込み、急遽プチランチ&小休憩です。
パワーがついたと身体に勘違いさせて再スタート。
ここからは一気に山頂へ。
ワラジの祠の前に立ちました。
甲斐駒ヶ岳山頂に到着です。
いやぁ、今回も長かったぁ。
それにしても・・・何という素晴らしい眺望だ。
こんないい天気なのも久しぶりだが、凄すぎる。
目の前の圧倒的存在感の仙丈ヶ岳、北岳を始め、南アルプスの峰々。
そして鳳凰山の背後には日本一の富士山。
反対側に目をやると、中央アルプス一望。その端には御嶽山。
御嶽山の背後には白山。
乗鞍岳から始まり、穂高、槍から連なる北アルプスが一望。
真正面には八ヶ岳、少し離れて奥秩父。
天気も良く、空気も澄んでいるから本当に素晴らしい景色。
長い時間かけて登ってきた甲斐があった。
この好天、きっとこの日はどこに登っても同じ感動を味わえたんでしょうね。
自分はたまたま甲斐駒だっただけで、本当に絶好の山日和でした。
こんな日に山へ登れて感謝です。
景色を堪能したところで、帰りの時間考えてそろそろ下山です。
あまりにも素晴らしい景色過ぎて名残惜しかったですが仕方ありません。
ワラジの祠と、少し下の本宮へお参りをし、下山開始です。
下山中も景色を楽しみながら下りました。
岩場と鎖場もクリアし、七丈小屋へ。
コーラを買ってエネルギーチャージ。
約10分程休憩して再スタート。
ここからはスローペースながらも黙々と歩きます。
まあ、一人なんで黙々歩くしかないんですけどね。
なかなか腰を下ろして休憩できそうな場所もなく、笹の平分岐を過ぎたところまでは止まらずにいきました。
そこで少しだけ休憩し、再々スタート。
足も痛いし、日没も迫ってるし、もう既に罰ゲームか我慢大会の様です。
こういう時って、なかなか標高下がらないですよね。
夕方5時過ぎ、何とか日没までに下りて来れました。
いやぁ、今回もなかなかハードでしたね。
オッサンには厳しい山行でした。
でも、やり切った感と、こんなコンディションのいい日に登れて良かった。
よく早月尾根との比較の話を聞きますが、私の感想は足元の危険度は早月尾根の方が危ないと思いますが、それ以外は甲乙付け難いという印象です。
どっちも大変ですが、どっちも面白かったです。
私はペースが遅いのであまり他人のための参考にはならないと思いますが、どちらも辛うじて日帰り出来たので良しとして下さい(笑)
何はともあれ、早月尾根に引き続き挑戦してみたかった黒戸尾根。
何とか無事踏破出来て満足です。
帰りに小淵沢インター近くの「スパティオ小淵沢 延命の湯」に立ち寄りました。
いいお湯で、さっぱりして帰路につきました♪
今回も無事安全な山行に感謝。
そして今回もお付き合い頂き、ありがとうございます。
残り少ない秋山シーズン、事故のないよう楽しみたいですね!
とても良い日和でしたね♪
山頂から先行させていただきましたが・・〜 リルートして思案していたところ
正規ルート知らせて頂いたものです・・ あのまま下山したら奈落へ直行でした (汗
お陰様で とても良い気持ちで 黒戸尾根戸完走できました!
またどこかで お会いできた折は楽しい時間 楽しみにしております♪
bonny1967さん、
こんばんは!
甲斐駒ヶ岳、最高でしたね!
あの後、私は5時過ぎまでかかっておりました (^^;)
こちらこそ、いつも単独山行なので短い時間でしたが、楽しい時間をありがとうございました♪
またどこかでお会いしましたら、宜しくお願いします。
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