夜叉神峠登山口から鳳凰三山ピストン【山梨&日本百名山】
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- GPS
- 18:48
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,839m
- 下り
- 2,850m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 7:25
- 山行
- 10:21
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 11:23
・ヤマレコMAPとGPSのどちらが原因か不明ですが、登山道上を歩いているのに「ルートを外れました」としばしば警告され、ヤマレコMAP上を見ると明後日の場所を歩いていることになっていました。特に杖立峠〜苺平間で顕著でした。
計画では23.7km,ログは25.6kmとなっているのもそのせいかと。
なので、ログは当てにしないでください。
天候 | 二日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ、小屋、自販機あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・当初の計画では地蔵岳から高嶺→広河原へ下りバスで夜叉神に戻る予定でしたが、薬師岳小屋の主人から台風の影響で荒れていると聞いたので、ピストンに変更。 ・ドンドコ沢コースも通行不能のようです。 ・中道コースは薬師岳小屋で同宿した方が歩いたと言っていたので通行可能。 ・薬師岳小屋は水を提供しないので、飲み水、歯磨き(歯磨き粉はNG)、うがい、手洗いなど一切の水を自分で持って行く必要あり。水が豊富な南御室小屋で汲んで行くのが吉。 ・鳳凰三山の稜線は北岳側から八ヶ岳側に向かって強風。 天気予報では風速13mだった。八ヶ岳側は稜線が風を遮ってくれるので無風。 |
写真
汲んだ結果、水800ml+お湯150ml。
晩秋だから大して発汗しないし、食事時にお茶位出るだろうから、これで十分でしょ。
amazonで買おうか迷ったことがある切株クッション。
清拭や荷物整理を済ませた後、一階の自炊スペースで朝夕の写真を撮るために連泊しているおっちゃんや単独女性とだべっていたが、おっちゃんが夕景を撮りに薬師岳に登るとのこと。
夕食まで暇なので、自分も行くことにした。
オベリスクはロープが良く切れる、血まみれで下山する人がいる😖と聞いて、登らないことにした。
夜叉神まで降りるとのことだったので復路で会うかなと思ったが、これが最後だった。
当たり前だが、こうして見ると低い山。
北岳(3193m)からこちらを見ている登山者は、鳳凰三山を「低いな」と思っているのだろうけど。
装備
個人装備 |
■登山道具: ザック(モンベルIRON25)
ザックカバー
トレッキングシューズ(モンベル)
熊避け鈴
コンパス
ストック
チェーンスパイク(使用せず)
■衣類:頭巾
ビーニーキャップ
ネックウォーマー
長袖シャツ(以上ワークマン)
長袖フリース
登山ズボン(Columbia)
フィンガーレスグローブ(Dabada)
防寒テムレス
レインウェア(モンベルストームクルーザー)
腹巻(ユニクロ)
■食料:アミノバイタル
カンパーニュのサンドイッチ
たまご蒸しパン
カロリーメイト
噛むブレスケア
ミニ羊羹
■飲料系:水300mL
お湯300ml@サーモス
ポーションコーヒー×3
クリープ小分け
緑茶/ほうじ茶ティーパック
■衛生関係:目薬
鎮痛剤
ビオフェルミン止瀉薬
ポケットティッシュ
滅菌ガーゼ
OXY小分け
■その他:スマートフォン
スマートフォンの予備バッテリー
イヤホン
サングラス
サングラスのポーチ
デジタルカメラ
デジカメの予備バッテリー
デジカメのポーチ
自撮り棒(ダイソー)
財布
老眼鏡
ミニカッター
爪切り
鍵
プラスプーン
保温マグカップ(ダイソー)
使い捨てカイロ大×2
小×2
|
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感想
国道20号や去年登ったアサヨ峰などからも特徴ある山容がよく見え、登りたいなと思っていた鳳凰三山。
鳳凰三山を眺めに、広河原から甘利山と千頭星山の先までピストン
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1998989.html
泊まる予定の薬師岳小屋の営業が11/4までなのでチャンスを狙っていたところ、10月最終週〜11月連休までは快晴が続くようだ。
連休は混みそうなのでパス、仕事は何とか休めそうなので平日で。
当初は11/1㈮−11/2㈯を考えていたが、11/2は薬師岳で気温が氷点下まで下がるので10/31㈭-11/1㈮に行くことにした。
当初は地蔵岳から高嶺→広河原へ下りバスで夜叉神に戻る予定だったが、薬師岳小屋に予約の電話を入れ予定を伝えたところ、「台風の影響で荒れているので、普通の人には勧められない」とアドバイスされたので、ピストンに変更した。
懸念
(1)夜叉神駐車場まで凍結していないか?
(2)予報では観音岳で風速13m。耐えられるか?
(3)10/20のレコに「地蔵岳は砂が蟻地獄状態で行けなかった」とあった。行けるか?
<初日>
■登山口まで
前夜22時就寝。
翌朝4時起床、5:30出発、中央道へ。
無料区間の大月ICと勝山ICで一旦降りてからまた乗って数百円節約、甲府昭和ICで降りて途中コンビニに寄り、8時に夜叉神駐車場に到着。
途中、背中に子供を乗せた猿を目撃。
凍結は無かったので(1)をクリア。
■夜叉神駐車場↑夜叉神峠↑杖立峠
ずっと緩やかな登り。
夜叉神峠では写真を撮りに来た普段着のご夫婦がいて豚汁などを出す小屋もあったので、観光客でも来れる場所のよう。
■杖立峠↓↑↑苺平↑辻山↓↓南御室小屋
南御室小屋の看板までは緩やかな歩きやすい道、以降はガレた登り。
かと思うと、土だけで構成された水平な部分もある。
すれ違った下山者に聞くと、昨日は地蔵岳まで問題なく歩けたとのこと。
よし、懸念(3)もクリアだ。
計画通り進んでいるので苺平からは辻山に寄ることにした。
辻山まではVRっぽかったが踏み跡は明瞭でマーカーが10m位毎にあるので、迷うことは無かった。
辻山は情報通り眺めが良く、夜叉神峠からここまでほぼ全く眺望が無かったので、立ち寄ってよかった。
正規の登山道に戻り、南御室小屋までは緩やかな下り。
■南御室小屋↑砂払岳↓薬師岳小屋
水を汲み再出発。
南御室小屋から先は稜線となぜか思い込んでいたので、普通の樹林帯がまた始まってちょっとがっかり。
砂払岳でようやく視界が一気に開けた。
薬師岳小屋を探している80代と思われるご夫婦を引き連れ進むと、砂払岳と薬師岳の鞍部に薬師岳小屋の赤い屋根が見えた。
■薬師岳小屋
詳細は写真40〜53を。
着いた時に軽い頭痛がすると小屋の方に話したら心配され、いつも飲むビールは飲まないことにした。
食後は
・山業界の厳しい事情
・最近増えてきた中国人、韓国人登山客の行状(ハイシーズンに大きな小屋に泊まるのは絶対やめようと思った)
・鳳凰三山のいわれ
・ウォルター・ウェストンがオベリスクに登頂したときの話
・高山病の怖さ
・ニコ生主の富士山滑落死の話
など、興味深い話を色々聞けた。
20時に消灯したが、近くの方のイビキ💤が凄かったので、布団を空きスペースに移動して遠ざかった。
それでも中々眠れず、トイレに行ったら空は満天の星。
その後は何とか眠れた。
<2日目>
4:30に目が覚め、5時に起床。
早朝で稜線は強風が予想されるので、着れるものはすべて着用。
5:30の朝食を済ませたら出発。
6:30に出る計画だったが5:45に出発できたので、45分の貯金ができた。
以降は写真56〜を参照ください。
北岳側にいるときの風は強かったが、歩行が困難になる程ではなかった。
ただし、風が強いときは息苦しく感じた。空気が薄かった?
■下山(砂払岳〜夜叉神)
以下山行計画(CT✕1.1)と実際に掛かった時間。
・砂払岳>南御室小屋
計画:45m
実際:50m(+5m)
・南御室小屋>苺平
計画:45m
実際:47m(+2m)
・苺平>杖立峠
計画:1h25m
実際:1h23m(-2m)
・杖立峠>夜叉神峠
計画:1h5m
実際:1h15m(+10m)
・夜叉神峠>夜叉神登山口
計画:45m
実際:1h11m(+26m)
ほとんどの区間で計画より+になってしまい、特に最後の区間は脚が限界に近づいていたので大幅に遅れてしまった。
小屋を出るときは45分の貯金があったが、小屋⇔地蔵岳でのんびりしすぎて余裕を使い果たしてしまい、下山完了が17時を過ぎてしまった。
■帰路
芦安温泉を下り、帰宅ラッシュのR52>R20と進み勝沼>大月は中央道、帰宅は21:30。
無事に終わり満足したが、久しぶりに心底疲れた山行でした。
<反省点>
最近自分は山行計画を立てるとき、コースタイムの1.1倍で立てていた。
休憩を入れれば大体その時間で進めると思っていたから。
今回思い知ったが、長距離のハイクでは同じペースの時間で計画を立ててはダメだ。
なぜなら今回のように、疲れによりペースが落ちるから。
CTはAからB地点、BからCといった区間ごとの時間、つまり「疲れによる減速を考慮していない時間」だが、実際はAからF地点とかまで続けて歩くので、普通の人なら段々ペースが落ちる。
つまり終盤は1.2倍とかで計算しなければだめだ。
今の所ヤマレコの山行計画ではCTに掛ける倍率は一定で可変ではないので、無理なのだが。
無理なうちは終盤に休憩時間を設定して、1.2倍位になるようにしよう。
今年2000m以上の山に登るのはこれで最後かな。
バイクで遠征もおそらく最後。
来年の初夏以降に行きたい山をリストアップしよう…。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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