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Yamareco

記録ID: 208968
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積雪期ピークハント/縦走
飯豊山

残雪の東北遠征(1)飯豊山、川入より往復

1989年04月30日(日) ~ 1989年05月01日(月)
 - 拍手
GPS
30:40
距離
23.2km
登り
2,044m
下り
2,044m

コースタイム

4/30;5:40 川入発−6:10御沢登山口−9:30横峰小屋跡−10:10-40地蔵山−12:10三国山−13:50-14:30切合−16:30-40飯豊本山−18:00切合(泊)
5/1;5:30切合発−7:10三国山−9:10-9:00地蔵山−11:30御沢−12:20川入集落(泊)
天候 4/30 晴れ
5/1 薄曇り〜曇り
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
・四国から登山口まで;新居浜ー(夜行フェリー)−大阪ー(JR)ー新潟ー(JR)−山都駅ー(タクシー)ー川入集落(泊)
山都駅から川入集落までタクシーで30分。
コース状況/
危険箇所等
・川入から地蔵山への登りは、標高約920mの中十五里付近より雪が多くなった。
・地蔵山から三国山への稜線は、両側が切れ落ちており、西側に雪庇が張り出している。ほとんどが切り立った雪の稜線だが、ところどころ灌木の茂みがあり、それを越えるのも少し苦労した。最後の1/3程度は岩が露出していて、岩場の登り。
・三国山から飯豊本山までの稜線は比較的広い雪の稜線で、トレースもだいたいついていた。ご秘所の岩場も特に問題なし。ただし午後は雪が腐って歩きづらい面もあった。
4/29 羽越線の車窓から遠望する、残雪の飯豊連峰
2012年07月08日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:50
4/29 羽越線の車窓から遠望する、残雪の飯豊連峰
4/30 川入集落より登山開始。澄み切った青空が広がり、はるか先に白い飯豊連峰の稜線が見える。かなり遠い感じだ。
2012年07月08日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:50
4/30 川入集落より登山開始。澄み切った青空が広がり、はるか先に白い飯豊連峰の稜線が見える。かなり遠い感じだ。
川入から御沢へと川沿いの道を歩く
2012年07月08日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:50
川入から御沢へと川沿いの道を歩く
ヤマザクラか?桃色の花を咲かせている木があった。麓には春が来ている
2012年07月08日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:50
ヤマザクラか?桃色の花を咲かせている木があった。麓には春が来ている
御沢付近、木々が芽吹き始めて、薄緑色の若葉が春らしい
2012年07月08日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:50
御沢付近、木々が芽吹き始めて、薄緑色の若葉が春らしい
御沢から森の中の急登を登る。ブナの新緑が美しい
2012年07月08日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:50
御沢から森の中の急登を登る。ブナの新緑が美しい
標高=800m付近には、コイワカガミがたくさん咲いていた
2012年07月08日 11:50撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:50
標高=800m付近には、コイワカガミがたくさん咲いていた
ブナの新緑を眺めつつ、延々と続く登りを行く
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
ブナの新緑を眺めつつ、延々と続く登りを行く
ブナの木と、まだ芽吹き前の森の様子
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
ブナの木と、まだ芽吹き前の森の様子
地蔵山に近づくと、気もまばらになり、雪の道となった。斜面はなかなか急だ
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
地蔵山に近づくと、気もまばらになり、雪の道となった。斜面はなかなか急だ
地蔵尾根上部、真っ白い雪の世界
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
地蔵尾根上部、真っ白い雪の世界
地蔵山まであと少し。雪の稜線を登高してゆく
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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地蔵山まであと少し。雪の稜線を登高してゆく
地蔵山の山頂にようやく到着。周辺のピークも残雪が多く真っ白い姿
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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地蔵山の山頂にようやく到着。周辺のピークも残雪が多く真っ白い姿
地蔵山の山頂より、三国山から飯豊本山へ続く主稜線を望む。主稜線までもまだだいぶある
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
地蔵山の山頂より、三国山から飯豊本山へ続く主稜線を望む。主稜線までもまだだいぶある
地蔵山付近より主稜線東側をズーム。谷筋はナダレで磨かれて、結構険しい表情だ。右奥の白いピークは飯豊本山か?
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
地蔵山付近より主稜線東側をズーム。谷筋はナダレで磨かれて、結構険しい表情だ。右奥の白いピークは飯豊本山か?
切れ落ちた稜線を越え、三国山に到着。南会津あたりの雪山が遠くに見えた
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
切れ落ちた稜線を越え、三国山に到着。南会津あたりの雪山が遠くに見えた
三国山より、大日岳と思われるピークを望む。
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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三国山より、大日岳と思われるピークを望む。
三国山からの眺め
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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三国山からの眺め
三国山から主稜線を望む。いくつもの小ピークの先に飯豊本山らしきピークが見える。稜線の東側は雪庇が発達している。気をつけなくては..
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
三国山から主稜線を望む。いくつもの小ピークの先に飯豊本山らしきピークが見える。稜線の東側は雪庇が発達している。気をつけなくては..
三国山から、たどってきた地蔵山からの切り立った雪稜を振り返る。
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
三国山から、たどってきた地蔵山からの切り立った雪稜を振り返る。
主稜線の東側、切り立った雪の崖、雪の厚みは5mはありそう。はるかに遠く、会津磐梯山も望めた
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
主稜線の東側、切り立った雪の崖、雪の厚みは5mはありそう。はるかに遠く、会津磐梯山も望めた
夕方、飯豊本山にようやく到着。はるばる来た道を振り返る
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
夕方、飯豊本山にようやく到着。はるばる来た道を振り返る
切合小屋付近でテントを張る。夕暮れが迫ってきた雪の稜線
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
切合小屋付近でテントを張る。夕暮れが迫ってきた雪の稜線
5/1 天気は悪化傾向なので、早々に下山にかかる
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
5/1 天気は悪化傾向なので、早々に下山にかかる
5/2 飯豊山山行を終え、鳥海山へ移動中の車窓からの風景、飯豊山の山なみが白く見えている
2012年07月08日 11:51撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
7/8 11:51
5/2 飯豊山山行を終え、鳥海山へ移動中の車窓からの風景、飯豊山の山なみが白く見えている
撮影機器:

感想

【山行No 130(1)】

※ ゴールデンウイークの長い休みを利用して、四国からはるばる、東北の雪山に登ることにした。
まず第一の目標は飯豊山。それ以降は、行ってから考える、という結構いい加減な計画である。

4月28日(金)
 ・新居浜を夜のフェリーで出発。
  山仲間のI氏、T氏らは、立山に行く予定で、フェリーで一緒になった。
  船中、ビールで、良い山登りができるように、と乾杯する。

4月29日(土)
 ・今日は飯豊山の登山口まではるばると向かう、移動日。

7:55 大阪駅発
 ・日本海側周りのルートで行くことにしているので、大阪駅で切符を買い、
  富山までの雷鳥号に乗る。さすがに連休初日で、何とか座れはしたものの、
  列車内は満員状態。
  I氏らも一緒の電車に乗り、山の話などをしながら行く。
 ・今日は、電車に乗っているのがもったいないような上天気だ。
  富山付近からは、残雪で白い立山、剣連峰が望めた。I氏らは富山で下車した。
14:27-15:35 新津
 ・ここで雷鳥号から乗り換える。午後のひなびた駅で、アンニュイな感じがする。
  鳥海山の様子をここから電話で聞き、登れそうなので、飯豊山の次は鳥海山に行くことに決めた。
 ・新津からの、磐越西線の鈍行列車は、のんびりと田園地帯を行く。
  列車が谷あいに入ると、芽吹き始めた木々がぺパーミントグリーンの彩りで、
  何とも美しい春の色だ。阿賀野川の流れも深緑色が美しい。
17:35-45 山都(やまと)駅
 ・予想以上に鄙びた駅だった。淋しいぐらいだ。登山姿で下車したのは自分一人だけ。
 ・バスもすでにないので、タクシーにて登山口の川入に向かう。
18:15 川入集落着
 ・今朝、大阪から電話で予約した民宿に泊まる(川入鉱泉も電話したが、満員だった)。
  まさに民宿の見本のような、本当の田舎家で、泊り客は自分一人だけ。
  一方、食事は、食べきれないほどの豪華さだった。心のこもったもてなしに感謝する。
  食事後は、民宿のおじさんと山についてよもやま話をしてから寝た。

4月30日(日)
 ・今日はいよいよ飯豊山に登る日。
  予定では、山上にテント泊での一泊二日の行程。
  また川入に戻ってくる予定なので、文庫本や着替えなど不要な荷物を宿においてから出発する。
5:40 川入発(気温=+3℃)
 ・すでに上空は明るくなっており、青空が広がっている。
  遠くに飯豊の主稜線が、白く見えている。なかなか遠そうだ。
6:10-20 御沢(標高=約550m)
 ・ここにテントのパーティがいた。彼らを追って登りに取り掛かる。
  登りにかかると、いきなりのトイ状の急登になっている。
  テント泊一式を担いでいるので、重荷にあえぎながらゆっくりと登ってゆく。
7:10-20 下十五里(標高=約800m)
 ・このあたりはコイワカガミが林床にたくさん咲いている。ピンク色の可憐な花に慰められる。
  ブナの新緑の色や、オオカメノキの白い花も、春山らしい雰囲気だ。
7:50-8:00 中十五里(標高=約920m)
 ・ここから先、道には急に雪が出てきた。道は夏道と雪上の道を交互に歩く感じとなる。
8:20-30 上十五里
 ・このあたりより上は、木々もまばらになり、三国山の白い姿も見えてきた。
  ツツドリやルリビタキの声も、谷筋の方から聞こえてくる。
 (このほか、この日は、ホオジロ、キセキレイ、エナガ、シジュウカラ、
  カケス、イワヒバリ、ミソサザイ、ウソ、コルリなどを見聞きできた)
9:30-40 横峰小屋跡
 ・小屋は形もない。ここらから傾斜はようやく緩やかになってきたが、
  地蔵山への最後の登りは一部、両側が切れたやせ尾根もあって、少し緊張した。

10:10-40 地蔵山山頂(標高=1485m)
 ・延々と4時間をかけ、ようやく第一目標のピークに到着した。これで今日の行程の約1/3くらいか?
  とりあえず急登を乗り越えたので、一息入れ、お茶を沸かしてパンを食べる。
  しばらくしていると、途中で追い越した2つのパーティも登ってきて、
  山上も少しはにぎやかになった。それにしても人の少ない山だ。
  人が少しいるほうが、こんな雪山ではちょっと心強い。
 ・ここからは展望が良く、三国山から飯豊本山にかけての主稜線が良く見える。
  主稜線の東側は、雪庇が大きく発達していて、さすがに雪国の山らしく、豪快に見える。
  三国山へ向かう稜線も見えるが、結構なやせ尾根で、やばそうな感じだ。

 ・大休止ののち、三国山への稜線をたどる。
  見た目以上にやせた稜線で、西側は雪庇になっているし、
  東側は雪の斜面が滑り台のように、はるか1000mほど下の谷底まで続いている。
  その間、雪の稜線は、幅が両足がなんとかおけるほどの狭さ。
  踏み跡がついているが、それでもちょっと怖い感じなので、かなり慎重に足を運ぶ。
  また、全部雪ならいいものを、所どころ灌木が道を遮っており、これがまた越えるのに苦労させられた。
  コルを過ぎると登りにかかるが、登りの部分は雪がなく、岩場状になっている。
  岩自体は、傾斜がそれほどきつくないので何とかなるが、背中の重い荷物が
  肩に食い込み、なかなか苦しいところ。

12:10-20 三国山
 ・ようやく本日の行程の半分を過ぎた感じで、主稜線にたどり着いた。
  ここには避難小屋があり、中には人もいる様子だった。
  目指す飯豊本山の姿は稜線の向こうではっきりしないが、
  谷を隔てた大日岳は、真っ白い美しい姿を見せてくれていた。

 ・小休止ののち、主稜線に足を踏み入れる。ここからは傾斜も緩くて楽な道かと
  予想していたが、予想とは違い、雪が腐ってきていて足がズボズボはまるし、
  ところどころの急斜面にはブッシュが生えていて、以外とキツイ。
  特に、七森の黒っぽいピークまでの道が苦労した。
  幸いなことに、雪面にはトレースはあり、トレース伝いに足を運ぶ。
 ・種まき山のあたりで、ようやく今日の宿泊地、切合小屋付近が見えてきて、ほっとした。
  地蔵山あたりで一緒になった登山者は、すでにずいぶん後に引き離した。
  前方からは対向者が数名降りてきている。

13:50-14:30 切合小屋
 ・ようやく今日の宿泊地に到着。テントを持ってきているので、さっそくテントを張る。
  小屋は雪に埋もれているが、小屋泊まりの人もいるようだった。
 ・ここでアクシデント発生!
  ザックを開けて驚いた。水筒のふたがいつの間にか開いていて、
  持ってあがってきた水1.5Lが、ほとんどザックの中にこぼれているのであった。
  水がなくなったのもショックだったが、シュラフが濡れているのにもガックリ!
 ・仕方がないので、周りの雪を集め、コンロで水を作る。これでだいぶ時間をロスした。

 ・テントを張ったのち、デイパックにカメラ等を入れ、飯豊本山に出発する。
 ・ここからの道は、雪のゆるやかな斜面を淡々と登ってゆく感じ。
  人影ひとつない、雪の稜線を一人歩いていると、妙に淋しい感じがするなぁ..
  なにか、全世界の人がすべて消えてしまって、地球上に一人だけで歩いているような錯覚さえする。
 ・御秘所という岩場はおもったほど大したことなく通過できた。
  が、その後の飯豊本山への急登は疲れた足に堪える登りだった。

16:30-40 飯豊本山(神社のあるところ、標高=約2100m、気温=5℃)
 ・ようやく山頂の一角に到着したが、もう体はへろへろの状態。
  少し先に見える三角点のあるピークまで行く元気もなく、ここで飯豊山登頂ということにした。
  夕暮れ迫る朝日連峰、近くの大日岳などを眺めてしばし休憩。それにしてもはるばると来たものだ。

 ・時間も遅くなってきたので、テント場までサッサと下る。日没との競争のようで、急いで下る。

18:00 切合着
 ・やっと着いたかと思ったら、到着とともに日没となった(日没=18:10分)。
  さっそく、テントに入り、周りの雪をかき集めてコンロで水を作る。
  約1.5Lの水を作り、その後、お湯にしてラーメンでの夕食。
 ・さすがに今日は、行動時間12時間超ということで、体はへとへと。
  夕食を取ってシュラフに入ると、すぐに寝付いた。
 ・周辺は、ほかにテントが1張り、雪に埋もれた小屋の中に4〜5名程度。

5月1日(月)
 ・天気は下り坂の予報なので、不安な面持ちでテントから顔を出してみると、
  まだ青空が残っており、残月も見えたので、一安心。(日の出=4:50)

5:30 切合 発(気温=+5℃)
 ・ともかく、天気が本格的に悪くなる前に、三国山〜地蔵山間のやせ尾根を通過したいので、早々に出発する。
  早朝なので一応、アイゼンを着けて出発したが、なくても良さそうな雪質だった。
 ・周辺はカヤクグリが多い。チリリ、チリリと鳴き交わして雪面を飛び回っており、にぎやかでいい感じ。
  ほかにはウソも見かけた。

7:00-10 三国山
 ・天気は次第に悪くなり、ついに上空は全面、うす雲に覆われてしまった。
  ここからは最大の難所、地蔵山までのやせた雪稜が続くので慎重に下る。
8:10-9:00 地蔵山
 ・ようやく難所を下り終えてほっとした。
  雪を溶かしてお湯を作って、お茶の時間とした。
 ・ここから急な下り坂となるが雪は緩んでいるのでアイゼンははずして下る。
 ・曇り空の下ではあるが、鳥の声は意外と多く、イワヒバリ(?)、クロジ(初めて見た!)、
  カケス、ゴジュウカラ、コガラなどをまじかに見れた。
  また、センダイムシクイ、ウグイスのさえずりも聞こえて、にぎやかな道だ。
 ・今日は月曜日のせいか、天気が下り坂のせいか、登ってくる人も少なく、
  わずか3名を数えるだけであった。
11:30-40 御沢登山口
 ・平地の道にようやく出た。道すがら、カワガラス、モズ、ホオジロを見掛ける。

12:20 川入集落着
 ・今日は雨の中の下山も覚悟していたが、何とか天気が持ってくれてほっとした。
  予定より速く下山できたので、今日中に新潟市まで出ても良いかな、とも考えたが、
  一昨日泊った民宿に寄り、昼食を出してもらって、ビールも飲んでのんびりしているうちに、
  なんだか、今日はここで泊っても良いかな?という気になった。
 ・午後は、民宿の中で、マキストーブに当たりながら、柱時計ののんびりした音を子守唄にして昼寝をする。
  その後も雨にはならなかったので、周辺をぶらぶらと散歩する。
  オオルリの姿を見ることができた。

 ・今日は月曜日なので泊り客も少ないのかと思っていたが、釣り客の予約が入っていたらしく、
  自分は、納戸みたいな部屋で寝ることになった。これも田舎の宿らしくて面白い。

 ・・・・「残雪の東北の山(2)鳥海山」に続く・・・

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