高瀬ダム→新穂高の裏銀座
- GPS
- 54:30
- 距離
- 37.3km
- 登り
- 3,023m
- 下り
- 3,185m
コースタイム
25日 烏帽子小屋-野口五郎岳-水晶岳-鷲羽岳-三俣山荘(標準コースタイム10時間)
26日 三俣山荘-三俣蓮華岳-双六岳-鏡平-新穂高温泉(標準コースタイム7時間30分)
天候 | 24日→曇 25日→曇 26日→晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
こちらの大町市のHPを参考に計画。 信濃大町駅のアルプス第一タクシーさんを利用すればマイカー無料で預かってくれます(要事前確認)。マイカーを預けて、そこからタクシーで高瀬ダムへ(¥8200)、時間は40〜50分。 下山後、新穂高から信濃大町駅まで回収に戻ります。 新穂高ロープウエー発→平湯温泉(バス/¥870) 平湯温泉にて乗換→松本(バス/¥2300) 松本駅→信濃大町駅(JR大糸線/¥650) 乗換は比較的スムーズでしたが、新穂高-信濃大町へ4時間かかりました (24日 3:40自宅発-6:45信濃大町着) |
コース状況/ 危険箇所等 |
タクシーで高瀬ダムへ向かうと七倉の登山指導センターで一旦下ろされて、指導員の方に計画書の提出を促され、計画の概要を尋ねられました。情報収集などアドバイスもしてもらえそうです。 テント泊で烏帽子小屋と三俣山荘テン場利用。各¥500 烏帽子小屋は分かりませんが、三俣山荘は平日でしたが小屋泊まりも定員オーバーだったようです。 登山道状況は注意箇所のみ↓ 烏帽子岳直下 鎖の登下降、鎖のトラバースあり。 裏銀座の 真砂岳-水晶岳 ワリモ岳周辺 に道幅の狭い痩せ尾根、トラバースの通過あり。 慎重に通れば問題ありません。 鷲羽岳→三俣山荘、山荘目前の登山道をクマが走って横切りました(山荘の方に報告済)。 三俣蓮華岳へ向かう登山道にも多量のフンがありました。 双六岳→双六小屋へ向かう夏道は、急斜面にまだ残雪が残っているので通行が止められ、そこから巻き道が案内されています。 |
写真
感想
泊まり山行出来る予定が出来ました。
私としては余り多い事ではないので、千葉からだと奥地のイメージの強い槍を省略の裏銀座縦走へ。
終えてから思うのは、やはりマイカー回収が面倒臭かった・・・。
初日のブナ立尾根は最近雑誌で急登特集で紹介されていたのを知っていたので、気合を入れて臨む。
汗をかいて、息も上がりました。
でも斜面の傾斜としては普通の登山道といった印象。
「普通の登山道だよなー」と思ってましたが、テント設営後に徐々に具合が悪くなってきました。やはり中々の登山道だったようです。
2日目、鷲羽岳を下り、幕営地の三俣山荘の200mほど手前の登山道。ハイマツの藪の中からクマが登山道を横切りました。
私の前を歩いていた人の姿が消えた後の出来事でした。
距離は50mほどで、その道には私しかいませんでした。
雪渓を横切り、藪に消えたクマでしたが、そこから山荘までの200mは鈴もなかったので「いやー本当にビビった」など大声を出しながら足早に進み、山荘で報告しました。他の登山者の方は、違う道で多量のフンをみた、と言ってました。
山にクマがいるのは分かってましたが・・・いやこれは建て前で、本当は遭いたくない動物でした。テン泊の夜はヒマなのでクマの事ばかり考えてました。
テン場からハイマツの藪を抜けていく山荘のトイレも、恥ずかしいですが恐怖でした。
単独が多いし(一人で登るのが好きな事もあるので)、これからもクマと遭う可能性はあるでしょう。
クマを見て怖いと思った。クマに襲われる自分を想像したから。
でもパニックになりかけただけで、確率としてツキノワグマによる事故は交通事故より少ない。
クマに遭うのは仕方ない。でも事故に遭わないように注意すればいいんだ。
一晩かけて得た悟りです・・・当たり前の事ですね・・・。
去年、表銀座の一部歩きましたが、裏銀座はちょっと通過に注意する痩せ尾根が続いたり、「聞いてないよ」と言った印象。高所恐怖症の私は顔をひきつらせる場面もありました。そんな箇所を歩き終えて・・・「オレ、大キレットとか歩かないでいいや」と思いました。
でも流石、北アの深部。そんな所を皆、平気で歩いていきます。
聞いた話では70を超えた方もいらっしゃったとか。
そして1週間を超えて縦走する人にもたくさん会いました。
山の楽しみは奥深いです。
私も連休は取りにくい中、隙を見計らってテン泊縦走を続けていきたいと思いました。
初日、ブナ立尾根で具合悪くなり、16時から寝に入ったテント内では「これは一体何がおもしろいんだ!」とさえ思いましたけど・・・
いいねした人