記録ID: 210890
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
八方尾根〜唐松岳〜不帰ノ瞼〜白馬岳〜白馬大池〜栂池
2012年07月26日(木) ~
2012年07月28日(土)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 2,051m
- 下り
- 2,049m
コースタイム
28日:八方山荘前11:26〜14:57唐松岳頂上山荘テント場
29日:04:30〜04:51唐松岳04:51〜09:00天狗岳09:25〜12:38白馬山荘13:11〜16:15白馬大池テント場
30日:5:20〜7:36栂池
29日:04:30〜04:51唐松岳04:51〜09:00天狗岳09:25〜12:38白馬山荘13:11〜16:15白馬大池テント場
30日:5:20〜7:36栂池
天候 | 26日:晴れ時々曇り 27日:朝のうちガスのち晴れ 28日:曇り時々晴れ下界はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
さらに言えば、6月か7月の前半に行くつもりだった中央アルプス・木曽駒ケ岳もついでに行ってしまう“ダブルヘッダー”を企画してみたわけです。 具体的な行程・日程は、 7月26日(木):自宅〜白馬〜八方尾根〜唐松岳(テント泊) 7月27日(金):〜不帰ノ瞼〜天狗岳〜白馬岳〜白馬大池(テント泊) 7月28日(土):〜栂池〜(温泉)〜菅の台 7月29日(日):〜千畳敷〜木曽駒ケ岳〜宝剣岳〜千畳敷〜自宅 です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●八方尾根〜唐松岳・・・緩やかな登り。 ●唐松岳〜不帰ノ瞼・・・二つ目?のピークの下りにある鉄のハシゴ+クサリ(白馬側からだと登り)が核心部分か? しかし慎重に行けば何も問題はない。 ●〜白馬岳〜白馬大池・・・別に難しい部分はないが、とにかく意外にアップダウンが多く、確実に体力が奪われる。1日で行くにはややコースが長すぎた? ●白馬大池〜栂池・・・先週の記録に、途中の雪渓はアイゼン必須と書いてあったので持参したが、確かに20〜30m程度の雪渓がいくつかあるが、雪渓間は岩場なので脱着の手間を考えると慎重に行けば問題ないので持参不要と思う。 |
写真
7月26日(木)7時に自宅を出発し八方へ向かい、ゴンドラ乗り場近くの駐車場に着いたのは11時前で、4月に八方尾根を唐松岳まで行った際に乗ったゴンドラやリフトを乗り継ぎ、八方池山荘から唐松岳へ向けて登り出します。
この日は唐松岳まで行けばいいので、少しノンビリと行きます。
写真は駐車場&八方バスターミナル。
この日は唐松岳まで行けばいいので、少しノンビリと行きます。
写真は駐車場&八方バスターミナル。
まず目指すは八方池です。
しかし唐松岳頂上山荘のテント場は水場がなく、ペットボトルのミネラルウォーターを買わねばならないようなことを聞いたので、下からプラティパス2.5リットルを2本、つまり5リットルの水を担ぎ上げ、さらに先週行った人の記録で白馬大池から下る際にはアイゼン必須なんて書いてあったので12本アイゼン+ピッケルまで持参したものですから、ザックがメチャクチャ重い・・・ほとんど冬山装備デス・・・
しかし唐松岳頂上山荘のテント場は水場がなく、ペットボトルのミネラルウォーターを買わねばならないようなことを聞いたので、下からプラティパス2.5リットルを2本、つまり5リットルの水を担ぎ上げ、さらに先週行った人の記録で白馬大池から下る際にはアイゼン必須なんて書いてあったので12本アイゼン+ピッケルまで持参したものですから、ザックがメチャクチャ重い・・・ほとんど冬山装備デス・・・
しかし荷物が重い・・・
出発前に計ったら20舛阿蕕い△蠅泙靴燭、最近時なかなかこんな重装備で歩いたことがなく、山と高原地図の所要時間とほぼ同じ時間で歩くことになります・・・
4月にココ通ったのを覚えている・・・
出発前に計ったら20舛阿蕕い△蠅泙靴燭、最近時なかなかこんな重装備で歩いたことがなく、山と高原地図の所要時間とほぼ同じ時間で歩くことになります・・・
4月にココ通ったのを覚えている・・・
早速テン場へ。
しかし上部は既に占有されてしまっていて、かなり下まで下ることに・・・
途中にもサイトはあるのですが、微妙に斜めになっていたりして使いづらい・・・
ココのテン場は静かだし剣が見えてロケーションもいいのですが、一旦テン場に下ると上に行きたくなくなるし、上にいたらいたで下に下りたくなくなる・・・
テン場から山荘を見上げる・・・ 山荘まで登り約10分・・・
しかし上部は既に占有されてしまっていて、かなり下まで下ることに・・・
途中にもサイトはあるのですが、微妙に斜めになっていたりして使いづらい・・・
ココのテン場は静かだし剣が見えてロケーションもいいのですが、一旦テン場に下ると上に行きたくなくなるし、上にいたらいたで下に下りたくなくなる・・・
テン場から山荘を見上げる・・・ 山荘まで登り約10分・・・
暮れゆくテントサイト。
夕食を食べ終わると付近も暗くなってきたので、テント泊だとすることもなく、そそくさにシュラフにもぐって眠りにつきました。
ちなみにテン場側ではたとえ山荘の前であってもスマホの電波は「圏外」ですが、裏側(八方側)に回るとアンテナ3本立ちます。
夕食を食べ終わると付近も暗くなってきたので、テント泊だとすることもなく、そそくさにシュラフにもぐって眠りにつきました。
ちなみにテン場側ではたとえ山荘の前であってもスマホの電波は「圏外」ですが、裏側(八方側)に回るとアンテナ3本立ちます。
翌日は地図上の所要時間が12時間近い長丁場となるので朝3時に起き、簡単な朝食を済ませて薄暗い4時半ごろには出発しました。
昨日ヒイヒイ言いながら担ぎ上げた水はまだ3リットル以上残っていましたから、今日テント場に着くまでには十分な量です。
写真は朝の剣。
昨日ヒイヒイ言いながら担ぎ上げた水はまだ3リットル以上残っていましたから、今日テント場に着くまでには十分な量です。
写真は朝の剣。
ここからはまず北アルプス屈指の難所の1つである不帰ノ瞼を通ることになります。
不帰ノ瞼はいくつかのピークがあるようですが、核心部分は北側のピークにある下りでしょうか。
しかし特段難しいとか腰が引けるというほどではありませんので、慎重に行けば何も問題はないレベルです。
剣のカニのタテバイの方がよっぽどおっかないと思います。
唐松岳山頂はガス・・・
不帰ノ瞼はいくつかのピークがあるようですが、核心部分は北側のピークにある下りでしょうか。
しかし特段難しいとか腰が引けるというほどではありませんので、慎重に行けば何も問題はないレベルです。
剣のカニのタテバイの方がよっぽどおっかないと思います。
唐松岳山頂はガス・・・
不帰ノ瞼から先は天狗岳までの“大登り“。
目の前のピークが天狗岳かと思ってたら、ピークを越えても越えても新しいピークが出てきて、一向に着く気配がない・・・
このあたりで精神的に疲れてきました・・・
剣はまだまだキレイに見える
目の前のピークが天狗岳かと思ってたら、ピークを越えても越えても新しいピークが出てきて、一向に着く気配がない・・・
このあたりで精神的に疲れてきました・・・
剣はまだまだキレイに見える
ここからは更に稜線上を歩いて白馬岳へ向かいます。
途中何度か雪渓を横切りますが、白い雪渓とハイマツなどの緑と青い空のコントラストが美しいです。
やはり登山のベストシーズンは梅雨明けのこの時期ですかね。
途中何度か雪渓を横切りますが、白い雪渓とハイマツなどの緑と青い空のコントラストが美しいです。
やはり登山のベストシーズンは梅雨明けのこの時期ですかね。
白馬山荘に到着し大休止。
行動食を取りスマホで天気予報を確認。
明日以降もしばらく晴れそうな感じで一安心。
ココまででかなり疲れていました。
しかし白馬頂上宿舎のテン場まで戻るのは面倒だし、時刻もまだ13時。
活動を止めるには少々早いので、予定通り白馬大池を目指すことにしました。
行動食を取りスマホで天気予報を確認。
明日以降もしばらく晴れそうな感じで一安心。
ココまででかなり疲れていました。
しかし白馬頂上宿舎のテン場まで戻るのは面倒だし、時刻もまだ13時。
活動を止めるには少々早いので、予定通り白馬大池を目指すことにしました。
これ以後の緩やかな登りもヒイヒイ言いながら登ります。
地図を見ると反対側の所要時間の方が長いので「こっちは下りだぁ・・・」と安心していると、トータルではそうであっても区間内ではアップもあればダウンもあり、足取りが重たくなります・・・
写真は小蓮華岳への登り。
地図を見ると反対側の所要時間の方が長いので「こっちは下りだぁ・・・」と安心していると、トータルではそうであっても区間内ではアップもあればダウンもあり、足取りが重たくなります・・・
写真は小蓮華岳への登り。
しかしテント場は結構埋まっています。なんとかボイラーの音がやかましく皆んなが敬遠したとおぼしき場所にテントを張り、しばし休憩してカレーなどを食べてのんびり池畔を眺めたりし、隣の若い2人組としばし山談義をして19時ぐらいには寝ました。
翌日は栂池まで降りて木曽駒へ向けて一旦リフレッシュするだけで良かったのですが、あいにくボイラーが4時に着火(笑)。
朝4時に起き、ノンビリ味噌汁とご飯を食べてテント撤収。
5時半ごろに隣のテントに声をかけて出立。
しかしこの日は栂池まで降りて木曽駒の登山口付近まで移動すればいいだけなので、のんびり下ります。
朝4時に起き、ノンビリ味噌汁とご飯を食べてテント撤収。
5時半ごろに隣のテントに声をかけて出立。
しかしこの日は栂池まで降りて木曽駒の登山口付近まで移動すればいいだけなので、のんびり下ります。
しかしここから乗鞍岳っていうところまでが微妙に登り(笑)。
今日は下りだけじゃないの?もう登りはいいよ、と思いましたが、私にはどうしようもありません(爆)。
途中、5〜10メートル、あるいは20〜30メートルぐらいの雪渓がいくつか出てきます。
先週の情報ではアイゼン必須と言っている人がいたので12本のアイゼン&ピッケルまで持ってきたのですが、確かに下りだとあった方がいいのかもしれませんけど、雪渓間は岩場なので脱着の手間を考えると、とても付けていられません。
今日は下りだけじゃないの?もう登りはいいよ、と思いましたが、私にはどうしようもありません(爆)。
途中、5〜10メートル、あるいは20〜30メートルぐらいの雪渓がいくつか出てきます。
先週の情報ではアイゼン必須と言っている人がいたので12本のアイゼン&ピッケルまで持ってきたのですが、確かに下りだとあった方がいいのかもしれませんけど、雪渓間は岩場なので脱着の手間を考えると、とても付けていられません。
ゴンドラに乗って9時前には栂池高原に到着。八方に車を止めているのでバス乗り場へ向かいますが、ナント今行ったばかりで次は1時間後・・・色々時間を潰して八方へ戻ったのが10時半ごろで、駐車場で木曽駒へ向かうパッキングをして濡れたテントを組み立てて車に放り込み、駐車場脇にあった温泉で汗を流し、昨年剣・立山に来た時に見つけた旨い蕎麦屋でそばを食べて次の目的地へ向かいました。
撮影機器:
感想
唐松岳から白馬へ向かうのは、なんとなくマイナーな気が・・・
2日目、自分と反対側から来る人とは数十人すれ違っているのに、同一方向の人は誰もいません。
白馬側からだと天狗からは大きな下りだし、不帰ノ瞼は登りになります。
やはり逆ルートの方がメジャーなようですね。
続きは木曽駒編にて。
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こんばんは。
後立山へ行かれたんですね。
逆周りで白馬大池へ行くところがBIMOTAさんらしいです。
私は'93に猿倉から白馬⇒唐松の順コースをテン泊で行ったことがあります。
不帰のキレットは初の岩場でしたが楽しく行けました。
唐松岳山頂で大雨に降られて唐松山荘へ避難したことを憶えています。
天狗山荘はこじんまりしたオアシスのような良い雰囲気の場所ですね。
しかし木曽駒とダブルヘッダーとは驚きです。
私も今年は北方稜線を計画していてBIMOTAさんのレポを穴が空くほど見ています。
次回の奥又白池も楽しみにしています。
お疲れ様でした!
ご無沙汰です。
一度、後立山にも行ってみたかったんです。
けど、逆コースの方が地図の所要時間は短かったような・・・
まあそんな単純な理由で選んではダメですね(笑)。
北方稜線、成し遂げて下さい!
今から楽しみにしていますよ!!
重い荷物のロング、お疲れ様でした。
今日は木曽駒の方へ登りにいってたのですよね。ダブるはやっぱりきついでしょう。
ところで一般道の岩場だと、やっぱり穂高が一番怖い様な気がします。もっともここの不帰ノ瞼も剣も、20年以上前に登ったきりなので記憶に無いのですが。。。穂高の西穂、奥穂間も20年以上前に通ったきりなのは同じですが、こちらは少し怖かった気がするので。。。
ちなみに昨日、今日と初めて南アの南部に行ったのですが、あそこはBIMOTAさんに合ってますね。椹島まで自転車ならOKの様です。最後のバスが14時なので自転車をアプローチに使うのが良さそうです
南ア南部に行かれたのですね。
私も9月ぐらいに荒川三山を狙っています。
往復のバスの時間が気になるところですね。
しっかり計画を立てて臨みたいと思っています。
山行記録、参考にさせていただきますね。
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