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記録ID: 2112950
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ハイキング
日光・那須・筑波

袈裟丸山(郡界尾根登山口)

2019年11月17日(日) [日帰り]
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GPS
09:32
距離
14.2km
登り
1,258m
下り
1,250m

コースタイム

06:28 群界尾根登山口出発
06:50 八重樺原(標識)
07:09 「赤子沢」三角点
07:32 つつじ岩石柱
07:56 石祠(後袈裟丸山頂上1.7km/群界尾根登山口2.7km)
09:14 後袈裟丸山山頂 09:23
09:59 中袈裟丸山山頂
10:41 石柱
11:09 奧袈裟丸山山頂
11:23 袈裟丸山山頂 11:28
11:41 奧袈裟丸山
12:04 石柱
12:39 中袈裟丸山
13:16 奧袈裟丸山 13:36
−途中昼食&大休止−
15:43 八重樺原(稜線下降点)
16:00 群界尾根登山口帰着
天候 出発時曇り、八重樺原あたりで霧雨のち小雪、11時ころ雪が止みのち晴れ、稜線は西からの風が強い。
駐車場:4℃、稜線:0〜−1℃。
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路
都内−首都高速−<川口JCT>−東北自動車道−<岩舟JCT>−北関東自動車道−<太田桐生IC>−国道122号−<只上>−県道50号(桐生バイパス)−<広沢小学校>−国道122号−<大間々町6丁目>−国道122号−<下田沢>−県道62号−利根町−県道257号−<利根牧場>−県道268号−郡界登山口駐車場(178km)

■復路
郡界登山口駐車場−林道小中新地線−県道268号−<小中>−国道122号−<大間々町6丁目>−国道122号−<相生町一丁目>−県道68号−<大原上西>−県道315号−<太田薮塚IC>−北関東自動車道−<岩舟JCT>−東北自動車道−<川口JCT>−首都高速−都内(346km)

■駐車場
5台ほどの駐車スペースがあります。
郡界登山口の駐車場へ行くには、栃木県側の小中から林道小中新地線で行くのが正解です。駐車場まで全て舗装されています。
群馬県側から行く場合、利根牧場から先は舗装されていません。台風の影響か未舗装の林道は大きく凹られ荒れており地元の車も峠まで上がれないようです。
マップコード:261 682 554 83
コース状況/
危険箇所等
■林道(利根牧場−郡界尾根登山口駐車場)
郡界尾根登山口へ行くには、栃木県側から大滝経由で行くのが一般的ですが、群馬県側から行って見ました。
利根牧場までは県道で細い箇所もありますが、特に問題なく走れます。
牧場から先は未舗装道路になります。
郡境の峠から730mほど下った所、ここから峠への上り坂になりますが、台風の影響で道が大変荒れています。峠からの流水によって路面が大きく掘られ、4WDであっても軽トラや普通車では登れません。
18インチのタイヤで辛うじて登れましたが、小さいタイヤでは無理です。
ソナー付きの車は、登り始める前にソナーを無効にしておかないと途中で止まってしまいます。道幅が狭い上に両側からの笹やススキ、小枝などにソナーが反応してしまいます。
峠は切り通しになっていて、両側から土が崩れて道幅が狭くなっています。車幅の広い車は今の状態では通行できないでしょう。車を斜めにして、斜面の片側に乗り上げて通過しました。先ず車を下に置いて歩いて峠まで登り、辛うじて登れると判断して突っ込みましたが、普通は通行止めのレベルだと思います。
峠から郡界尾根登山口まで880m程です。

■郡界尾根登山口−後袈裟丸山
一般登山道で危険箇所はないと思います。詳細は割愛します。

■後袈裟丸山−袈裟丸山最高峰
笹やシャクナゲなどは一切刈り払いされていません。
中袈裟丸山や奧袈裟丸山の南斜面の笹は肩ぐらいまで丈があります。
イメージとしては庚申山から鋸山、六林班峠の笹の状態に似ています。
基本的に登山道はありますが、笹やシャクナゲの下で判りにくい所もあります。
深い山ではないので、尾根筋を辿ればコースを外すことはないと思いますが、複数の踏み跡がありますので、どこを歩くかは動物的感が勝負です。
今回、ソフトシェルを大きく破ってしまいましたが、シャクナゲやコメツガを押し分けて歩くので、ウエアに注意して下さい。
郡界尾根駐車場に沼田市側から上がって来ました。やっと峠に到達して駐車場に下る途中で雲海が染まりました。
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郡界尾根駐車場に沼田市側から上がって来ました。やっと峠に到達して駐車場に下る途中で雲海が染まりました。
郡界尾根駐車場です。スペースは5台くらい。詰めれば7台くらいは駐められそうです。
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郡界尾根駐車場です。スペースは5台くらい。詰めれば7台くらいは駐められそうです。
八重樺原はもうすぐですが、日の出となってしまいました。今日も一日いい日でありますように...
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八重樺原はもうすぐですが、日の出となってしまいました。今日も一日いい日でありますように...
八重樺原は気持ちのいい笹原です。
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八重樺原は気持ちのいい笹原です。
カラ松はだいぶ落ちてしまいましたが、日が当たると黄色というより黄金色に輝いてきれいです。
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カラ松はだいぶ落ちてしまいましたが、日が当たると黄色というより黄金色に輝いてきれいです。
地形図では山頂のようになっていますが、山名は判りません。基準点:赤子沢 等級:3等 標高:1415.20m
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地形図では山頂のようになっていますが、山名は判りません。基準点:赤子沢 等級:3等 標高:1415.20m
前袈裟丸山が見えましたが霞んでいます。雪が降っているようです。眺めているこの場所も霧雨が雪に変わりました。
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前袈裟丸山が見えましたが霞んでいます。雪が降っているようです。眺めているこの場所も霧雨が雪に変わりました。
南側の展望です。
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南側の展望です。
前袈裟丸山の左に後袈裟丸山が見えてきました。こちらの山頂は雪雲の中です。
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前袈裟丸山の左に後袈裟丸山が見えてきました。こちらの山頂は雪雲の中です。
石祠がありました。登山の安全を祈願しました。近くに道標があり、山頂まで1.7kmと書かれています。
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石祠がありました。登山の安全を祈願しました。近くに道標があり、山頂まで1.7kmと書かれています。
尾根の左側には裏袈裟丸山と中袈裟丸山が見えました。中袈裟丸山には霧氷が付き始めているようです。
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尾根の左側には裏袈裟丸山と中袈裟丸山が見えました。中袈裟丸山には霧氷が付き始めているようです。
奥袈裟丸山の山頂です。青空が広がってきましたが、西風が強く小雪が舞っています。
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奥袈裟丸山の山頂です。青空が広がってきましたが、西風が強く小雪が舞っています。
山頂の気温は0℃を下回っていますが、地面が温かいのか雪はすぐに溶けてしまいます。
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山頂の気温は0℃を下回っていますが、地面が温かいのか雪はすぐに溶けてしまいます。
中袈裟丸山に向かう途中、北東側の展望が開けて半月山のようです。
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中袈裟丸山に向かう途中、北東側の展望が開けて半月山のようです。
東の方向には夕日岳と地蔵岳です。
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東の方向には夕日岳と地蔵岳です。
登山道は刈り払いされていませんが、笹の背丈は足首から膝程度です。中袈裟丸と奥袈裟丸の南斜面の笹は肩ぐらいまでの背丈があります。
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登山道は刈り払いされていませんが、笹の背丈は足首から膝程度です。中袈裟丸と奥袈裟丸の南斜面の笹は肩ぐらいまでの背丈があります。
中袈裟丸山の山頂です。
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中袈裟丸山の山頂です。
ここにも三角点らしき石柱がありますが、国土地理院の三角点ではないようです。稜線は県界なので県の境を現す標識かも知れません。
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ここにも三角点らしき石柱がありますが、国土地理院の三角点ではないようです。稜線は県界なので県の境を現す標識かも知れません。
雪雲の中だった男体山が姿を現しました。左には大真名子山と小真名子山、手前は中倉山から沢入山への尾根のようです。
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雪雲の中だった男体山が姿を現しました。左には大真名子山と小真名子山、手前は中倉山から沢入山への尾根のようです。
青空が広がってきました。風が強いので着氷した氷が頭上に降り注ぎます。
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青空が広がってきました。風が強いので着氷した氷が頭上に降り注ぎます。
奧袈裟と中袈裟の間の稜線上にも石柱がありました。三角点とは書かれていないので県界の標識のようです。
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奧袈裟と中袈裟の間の稜線上にも石柱がありました。三角点とは書かれていないので県界の標識のようです。
奧袈裟丸山が近づいてきました。
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奧袈裟丸山が近づいてきました。
大真名子山、小真名子山、手前は中倉尾根のようです。
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大真名子山、小真名子山、手前は中倉尾根のようです。
奧袈裟丸山の山頂です。山名を記したプレートには袈裟丸山と書かれています。
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奧袈裟丸山の山頂です。山名を記したプレートには袈裟丸山と書かれています。
山名:奧袈裟丸山 基準点:鞍見 等級:3等 標高:1958.03m 
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山名:奧袈裟丸山 基準点:鞍見 等級:3等 標高:1958.03m 
袈裟丸山最高峰の手前で振り返った奧袈裟丸山です。写真が白く汚れているように見えるのは雪が降っているのです。
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袈裟丸山最高峰の手前で振り返った奧袈裟丸山です。写真が白く汚れているように見えるのは雪が降っているのです。
袈裟丸山最高峰(1961m)に着きました。
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袈裟丸山最高峰(1961m)に着きました。
北側の展望が開け、皇海山と鋸山です。奧に雲に覆われていますが白い山が見えます。
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北側の展望が開け、皇海山と鋸山です。奧に雲に覆われていますが白い山が見えます。
アップにしてみると日光白根山のようです。
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アップにしてみると日光白根山のようです。
奥袈裟丸山に戻ります。奥袈裟丸山の山頂直下で振り返った袈裟丸山最高峰です。
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奥袈裟丸山に戻ります。奥袈裟丸山の山頂直下で振り返った袈裟丸山最高峰です。
中袈裟丸山まで戻ってきました。雪は完全に止んで青空が広がってきました。
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中袈裟丸山まで戻ってきました。雪は完全に止んで青空が広がってきました。
後袈裟丸山への途中で振り返った中袈裟丸山です。
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後袈裟丸山への途中で振り返った中袈裟丸山です。
後袈裟丸山まで戻ってきました。ここから標識が示す前袈裟丸山に行って南西尾根を下る予定でしたが...
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後袈裟丸山まで戻ってきました。ここから標識が示す前袈裟丸山に行って南西尾根を下る予定でしたが...
好んで着ていたミレーのソフトシェルをシャクナゲに引っかけて破ってしまいました。天気は回復したのに、すっかり気落ちして...
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好んで着ていたミレーのソフトシェルをシャクナゲに引っかけて破ってしまいました。天気は回復したのに、すっかり気落ちして...
この薮に突っ込む気力が失せてしまいました。
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この薮に突っ込む気力が失せてしまいました。
八反張の注意書きです。通行禁止の注意書きもありますが、ここでは「十分注意して下さい」とあります。
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八反張の注意書きです。通行禁止の注意書きもありますが、ここでは「十分注意して下さい」とあります。
後袈裟丸山の山頂には二つの石柱がありましたが、国土地理院のホームページには記載はありませんので、おそらく郡界と県界の標識でしょう。
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後袈裟丸山の山頂には二つの石柱がありましたが、国土地理院のホームページには記載はありませんので、おそらく郡界と県界の標識でしょう。
南西尾根に行かないと決めたら、天気はいいし、時間もあるので広々とした所まで下って、休息と昼食を摂って下山します。
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南西尾根に行かないと決めたら、天気はいいし、時間もあるので広々とした所まで下って、休息と昼食を摂って下山します。
少し下った所から、行く予定だった前袈裟丸山と南西尾根。
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少し下った所から、行く予定だった前袈裟丸山と南西尾根。
中袈裟丸山
石祠まで下ってきました。登山口まで2.7km、無事に下山できますように...
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石祠まで下ってきました。登山口まで2.7km、無事に下山できますように...
広々とした所で1時間ほど休息をしました。ここからは前袈裟丸山と後袈裟丸山がきれいに見えました。
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広々とした所で1時間ほど休息をしました。ここからは前袈裟丸山と後袈裟丸山がきれいに見えました。
コルの部分をアップに...ここが八反張と呼ばれている場所のようです。
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コルの部分をアップに...ここが八反張と呼ばれている場所のようです。
「つつじ岩」と書かれた石柱がありますが、近くに岩のようなものはありません。
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「つつじ岩」と書かれた石柱がありますが、近くに岩のようなものはありません。
前袈裟丸山、奧袈裟丸山、中袈裟丸山...これで見納めです。
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前袈裟丸山、奧袈裟丸山、中袈裟丸山...これで見納めです。
八重樺原に下ってきました。稜線から登山口に下りる場所に「八重樺原」の標識があります。
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八重樺原に下ってきました。稜線から登山口に下りる場所に「八重樺原」の標識があります。
稜線から15分ぐらいで登山口ですが、この間に唯一ハシゴなどのお助け類があります。
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稜線から15分ぐらいで登山口ですが、この間に唯一ハシゴなどのお助け類があります。
皆さんお帰りになったようで我車が1台、山中1人とお会いしただけの静かな山行でした。お疲れ〜...
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皆さんお帰りになったようで我車が1台、山中1人とお会いしただけの静かな山行でした。お疲れ〜...

感想

お盆明けから超激務が続き山に行く時間が捻出できなかったが、10月半ばを過ぎてほぼ平常に戻った。
11月初めの三連休は、久しぶりにテントを担いでノンビリと...を予定していたが、お世話になった松本の叔母が急逝したと知らせが入り、三日間松本から白くなった北アルプスを眺めていた。

だいぶ寒くなり、ヘビやダニ、ヤブ蚊やブヨなどがいなくなり、雪が降るまでの間、薮漕ぎには最適な時期となった。
そこで前から温めていた六林班峠−袈裟丸山をテントを担いで周回する計画を企てた。
このコースには六林班峠から後袈裟丸山間の笹の薮漕ぎと八反張の通過がある。残念なことは途中にビール屋さんがない...(泣)

ところが16日土曜日に急用が入って、周回予定を短縮せざるを得なくなった。
六林班峠は前に行っているので外して、袈裟丸山の日帰りに変更した。
郡界尾根登山口の駐車場に車を駐め、郡界尾根で後袈裟丸山、袈裟丸山の最高峰をピストン、八反張から前袈裟丸山に登り南西尾根で郡界登山口に戻る。

午前中舞っていた雪も昼頃には止んで青空となり、まずまずの展望が得られた。
後袈裟丸山から袈裟丸山最高峰のピストンは、笹の薮漕ぎだけではなくシャクナゲやコメツガの薮漕ぎもあり、思ったよりタフなルートだった。
ここをテン泊装備の70リットルザックは厳しいかも...

今回、場所はハッキリ覚えていないが、だぶん薮漕ぎの最中であろう。
お気に入りのミレーのソフトシェルを大きく破ってしまった。
ザックを降ろして破れを見つけたときはガックリときた。
再度、八反張への薮に突入する気力を失った。
帰ろう...途中1時間ぐらいの昼寝をして下山した。

袈裟丸山といえば、ハイカーが多いイメージがあったが、今回山中ではソロの男性1人に会っただけだった。
しかし、鹿狙いのハンターが2人、犬を呼ぶ声が谷にコダマしていた。

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