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Yamareco

記録ID: 212817
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

【八方池に映る白馬三山に魅せられて】八方・唐松岳・不帰の嶮・鑓温泉・猿倉

2012年08月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:43
距離
20.0km
登り
1,659m
下り
2,242m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:31
休憩
1:09
合計
8:40
距離 20.0km 登り 1,672m 下り 2,262m
6:09
18
6:27
3
6:30
8
6:38
6:41
1
6:42
6:45
24
7:09
7:11
7
7:18
7:20
24
7:44
7:48
10
7:58
8:05
24
9:17
9:20
12
9:32
9:35
27
10:02
10:08
44
10:52
11:06
18
11:24
11:26
18
11:44
49
12:33
12:34
21
12:55
11
13:06
4
13:10
13:11
12
13:23
13:24
25
13:49
13:50
20
14:10
14:11
8
14:27
16
14:43
14:48
1
14:49
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
夏山トップシーズンで八方ゴンドラは早朝運転で5時30分が始発でした
コース状況/
危険箇所等
八方−唐松岳−不帰の嶮−天狗山荘までは夏道。雪上を歩くことはありません。
天狗山荘前に雪渓が残っていますが、アイゼンまではいりません。
白馬鑓温泉下の雪渓を2か所トラバースするところがあり、アイゼンは使いませんでしたが、あれば安心だと思います(トラバースは長くありません)。雪渓はどんどん崩れてきているのでルートを外れないよう注意がいります。
朝焼けの白馬岳
気分盛り上がるヨ
2012年08月04日 05:11撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4
8/4 5:11
朝焼けの白馬岳
気分盛り上がるヨ
八方池山荘、早朝なのに陽射しがまぶしい
2012年08月04日 06:08撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 6:08
八方池山荘、早朝なのに陽射しがまぶしい
五竜と鹿島槍
最初は五竜に登ろうと思ってた。少なくともこの時は
2012年08月04日 06:20撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4
8/4 6:20
五竜と鹿島槍
最初は五竜に登ろうと思ってた。少なくともこの時は
白馬三山、うーんパーフェクト
2012年08月04日 06:26撮影 by  DSC-HX5V, SONY
5
8/4 6:26
白馬三山、うーんパーフェクト
第二ケルンと白馬三山
2012年08月04日 06:27撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 6:27
第二ケルンと白馬三山
だんだん近づく不帰の嶮
2012年08月04日 06:28撮影 by  DSC-HX5V, SONY
2
8/4 6:28
だんだん近づく不帰の嶮
八方ケルンさんおはよう
2012年08月04日 06:31撮影 by  DSC-HX5V, SONY
1
8/4 6:31
八方ケルンさんおはよう
雲海に太陽がもうあの高さまで
2012年08月04日 06:32撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 6:32
雲海に太陽がもうあの高さまで
ハクサンシャジンと白馬三山
2012年08月04日 06:33撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 6:33
ハクサンシャジンと白馬三山
マツムシソウ
2012年08月04日 06:35撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 6:35
マツムシソウ
じゃーん、八方池に映る白馬連峰
2012年08月04日 06:41撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 6:41
じゃーん、八方池に映る白馬連峰
白馬三山、完璧です
2012年08月04日 06:41撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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白馬三山、完璧です
水面に映る白馬三山
2012年08月04日 06:41撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 6:41
水面に映る白馬三山
上下入れ替えてもわからない位
2012年08月04日 06:42撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 6:42
上下入れ替えてもわからない位
そして不帰の嶮
このとき心は不帰の嶮へ
2012年08月04日 06:43撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 6:43
そして不帰の嶮
このとき心は不帰の嶮へ
最後にもう一枚
しつこいけど許してw
2012年08月04日 06:44撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 6:44
最後にもう一枚
しつこいけど許してw
シモツケソウ
2012年08月04日 06:58撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 6:58
シモツケソウ
丸山ケルンから
みんな楽しそう
2012年08月04日 07:20撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 7:20
丸山ケルンから
みんな楽しそう
白馬連峰迫力あります
2012年08月04日 07:20撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 7:20
白馬連峰迫力あります
不帰の嶮もだんだん近づく
2012年08月04日 07:21撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 7:21
不帰の嶮もだんだん近づく
さぁもうすぐ唐松岳
2012年08月04日 07:24撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 7:24
さぁもうすぐ唐松岳
ごめんよ五竜岳
また今度
2012年08月04日 07:25撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 7:25
ごめんよ五竜岳
また今度
最高の青空
2012年08月04日 07:37撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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最高の青空
ちょっといやらしいトラバースを抜けて
2012年08月04日 07:39撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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ちょっといやらしいトラバースを抜けて
唐松岳とご対面
2012年08月04日 07:45撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 7:45
唐松岳とご対面
頂上山荘、いつも通過するばかりだけど一度は泊ってみたい
2012年08月04日 07:46撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 7:46
頂上山荘、いつも通過するばかりだけど一度は泊ってみたい
コマクサ少し咲いてたよ
2012年08月04日 07:50撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 7:50
コマクサ少し咲いてたよ
ここは立山連峰の展望台
2012年08月04日 07:59撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 7:59
ここは立山連峰の展望台
さぁ、白馬鑓温泉に向けて縦走開始
2012年08月04日 08:00撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 8:00
さぁ、白馬鑓温泉に向けて縦走開始
ますは曲南峰
2012年08月04日 08:30撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 8:30
ますは曲南峰
曲北峰、ここから険しくなります
2012年08月04日 08:38撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 8:38
曲北峰、ここから険しくなります
こんな鎖場の連続
2012年08月04日 08:41撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 8:41
こんな鎖場の連続
降りもザレてる個所が多く気を遣います
2012年08月04日 08:43撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 8:43
降りもザレてる個所が多く気を遣います
こんな岩場にもイワギキヨウが
2012年08月04日 08:43撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 8:43
こんな岩場にもイワギキヨウが
はるか向こうに天狗の大下り
あそこまでまだ長い
2012年08月04日 08:50撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 8:50
はるか向こうに天狗の大下り
あそこまでまだ長い
ここら辺が最も険しい縦走路
2012年08月04日 08:50撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 8:50
ここら辺が最も険しい縦走路
のんびりもしてられません
2012年08月04日 08:53撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 8:53
のんびりもしてられません
有名なアングルの橋
あぶねー
2012年08月04日 08:56撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 8:56
有名なアングルの橋
あぶねー
曲北峰からコルへの降り
ここを過ぎれば核心部終了
2012年08月04日 08:58撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 8:58
曲北峰からコルへの降り
ここを過ぎれば核心部終了
まさに滑落注意
2012年08月04日 09:04撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 9:04
まさに滑落注意
ほっと一息
不帰の嶮を見返す
2012年08月04日 09:13撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 9:13
ほっと一息
不帰の嶮を見返す
喫の頂上
2012年08月04日 09:17撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 9:17
喫の頂上
コルから見下ろす白馬方面
2012年08月04日 09:35撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 9:35
コルから見下ろす白馬方面
天狗の大下りの長い鎖場
2012年08月04日 09:53撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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天狗の大下りの長い鎖場
唐松、五竜方向
よう歩いてきた
2012年08月04日 09:59撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 9:59
唐松、五竜方向
よう歩いてきた
終わりかけだったけど可憐に咲いてました
2012年08月04日 10:04撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 10:04
終わりかけだったけど可憐に咲いてました
ここからの剱岳もきれいな三角形
2012年08月04日 10:09撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 10:09
ここからの剱岳もきれいな三角形
パノラマで撮ってみたよ
2012年08月04日 10:21撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 10:21
パノラマで撮ってみたよ
あー、安心して歩ける縦走路
2012年08月04日 10:25撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 10:25
あー、安心して歩ける縦走路
ミヤマキキョウと剱岳
2012年08月04日 10:30撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 10:30
ミヤマキキョウと剱岳
本日の最高点、天狗の頭
2012年08月04日 10:35撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 10:35
本日の最高点、天狗の頭
縦走路のオアシス
雪渓の水を補給できます
2012年08月04日 11:06撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 11:06
縦走路のオアシス
雪渓の水を補給できます
ウルップソウ、少しだけ残ってました
2012年08月04日 11:12撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 11:12
ウルップソウ、少しだけ残ってました
白馬鑓、でかい
2012年08月04日 11:21撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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白馬鑓、でかい
温泉マークの指導標
2012年08月04日 11:41撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 11:41
温泉マークの指導標
大出原に常駐してるグリーンパトロールのお兄さん
2012年08月04日 11:42撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 11:42
大出原に常駐してるグリーンパトロールのお兄さん
上の方ではチングルマはもう終わり
2012年08月04日 11:43撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 11:43
上の方ではチングルマはもう終わり
でも下の方ではまだ咲いている
チングルマとハクサンイチゲがなかよく同居
2012年08月04日 11:56撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 11:56
でも下の方ではまだ咲いている
チングルマとハクサンイチゲがなかよく同居
カッコイイ
名前知らないけど天狗の頭方面の岩峰
見る角度によって違いますね
2012年08月04日 11:57撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 11:57
カッコイイ
名前知らないけど天狗の頭方面の岩峰
見る角度によって違いますね
ハクサンコザクラ
たくさん咲いてました
2012年08月04日 12:06撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 12:06
ハクサンコザクラ
たくさん咲いてました
白馬鑓温泉へ最後の鎖場
2012年08月04日 12:23撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 12:23
白馬鑓温泉へ最後の鎖場
やっと到着、鑓温泉
2012年08月04日 12:34撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 12:34
やっと到着、鑓温泉
男湯
時間間違えないようにw
2012年08月04日 12:41撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 12:41
男湯
時間間違えないようにw
男湯を外から、スミマセン
2012年08月04日 12:42撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 12:42
男湯を外から、スミマセン
足湯もあるよ
時間のない人はここで
2012年08月04日 12:43撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 12:43
足湯もあるよ
時間のない人はここで
まだこんなに雪渓残ってます
アイゼンあれば安心
2012年08月04日 12:52撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 12:52
まだこんなに雪渓残ってます
アイゼンあれば安心
雪渓は日に日に小さくなってます
こんな大穴、要注意
2012年08月04日 12:52撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 12:52
雪渓は日に日に小さくなってます
こんな大穴、要注意
ミヤマカラマツ
2012年08月04日 12:57撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 12:57
ミヤマカラマツ
落石沢、通行注意です
2012年08月04日 13:10撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 13:10
落石沢、通行注意です
オヤマリンドウ、ひと足早い秋の気配
2012年08月04日 13:17撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 13:17
オヤマリンドウ、ひと足早い秋の気配
ようやく小日向のコルに
猿倉はまだまだ遠く
2012年08月04日 13:49撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 13:49
ようやく小日向のコルに
猿倉はまだまだ遠く
おっと猿倉との林道に合流
長かったー
2012年08月04日 14:39撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 14:39
おっと猿倉との林道に合流
長かったー
登山者でにぎやかな猿倉荘
2012年08月04日 14:47撮影 by  DSC-HX5V, SONY
8/4 14:47
登山者でにぎやかな猿倉荘
今回の締めはガリガリ君梨味
2012年08月04日 15:47撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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8/4 15:47
今回の締めはガリガリ君梨味
撮影機器:

感想

夏山トップシーズンですね。お盆よりもこの週末の方が天気も人出もよさそうです。

土曜日はButaModernさんたちと白山のお誘いも受けていたのですが、色々と事情が重なって初めは山行を断念。その後事情も好転してまぁ山行っても大丈夫、ということになりました。

そうなると、少しでもこの夏行きたい山域に行けるうちに行っておきたい、ということで五竜岳に行こうと思ったんです。あの有名な「山が好き 酒が好きTシャツ」もゲットしておきたいし...なんとミーハーな

調べてみると、この時期だけ八方のゴンドラはなんと5時30分が始発。五竜岳のピストンなら遠見のテレキャビンの方がいいのですが、こちらは始発が7時30分と2時間も違う....この差は大きい

で、八方から唐松岳を経由して五竜へ縦走し、遠見尾根を降ろうという計画。

早朝からゴンドラ乗り場は大勢の人。また天気も最高で雲ひとつない。八方池に写真を撮りに行くカメラマンもたくさんいて、今日は撮影日和でもあるようです。

八方池山荘から歩き始めますが、早朝にもかかわらず陽射しがまぶしい、暑い!天気良すぎです。出来ることなら来週以降にとっておきたい位。

この道は残雪期にも歩きましたが、今はお花が真っ盛り。花を見ながら歩けて幸せな気分になれます。ほどなく歩くと八方池に到着。ここから見る白馬三山が楽しみで、ここに来るまでも十分に三山は見えてるんですが、より感動を大きくしたくてあえて見ないように見ないように歩いてきました。

そして、八方池。そこに映る白馬三山を見た瞬間、思わず「おーっ」と声にだしてしまうくらいの完璧な白馬三山。絵葉書のように水面に映る山なみ。上下反転してもどちらが上だかわからなくなるくらいの完璧さ。

今日登ってよかった〜、周りの人たちも「今日はもうこれで帰ってもいい」なんておっしゃってましたが、まさにそんな感じ。

これまで夏の八方池で三山を見れたのは実は今回が初めて。午後に降りで利用することが多く、いつもガスが湧いていてみれなかったんです。完璧なまでに雪辱を果たせました。やったー

そしてさらに左の方に水面に映る不帰の嶮を見たときに、その迫力にドキッとしてしまい、なんというか山がおいでおいでと言ってるような気がして、ギザギザした稜線に気持ちが吸い寄せられてしまいました。

当初は五竜岳にと思っていた気持ちはどこかへ吹き飛んで、不帰の嶮から白馬鑓温泉を経由して猿倉へ下山しようとルートを変更しました。

この日は体調も良くて、唐松岳には8時くらいに到着。頂上でゆっくり写真撮って、いよいよ不帰の嶮です。ここは2年前に一度歩いていますが、今回は逆コースで降りが中心となります。特に核心部である曲北峰からの降りは上から写真を撮ると、登山者の体が空中に浮いているようで緊張する場面です。

どちらから歩くのも大変な難路ですが、私は降り中心の今回の方が緊張しました。また唐松からあるくと「天狗の大下り」が逆に「大上り」になってこれもまた大変。

天狗の大下りは下から見上げるとうんざりする位の高度差。息を切らしながら登り切ればそこから先はアップダウンも少なくなって、まさに稜線漫歩となります。天狗の頭から天狗山荘までは、正面に白馬鑓の巨大な白い山体を眺めながら気分良く歩けました。

天狗山荘は稜線上にありながら雪渓の水がふんだんに補給できる贅沢なロケーション。冷たい水と昼食をガッツリ補給して、ここから猿倉までの長い降りに備えます。

鑓温泉への降りはザレザレのいやな道。かなり降ると大出原のお花畑に出ます。この時期チングルマ、ハクサンコザクラ、ミヤマキンポウゲ、クルマユリなんかが咲き乱れてました。グリーンパトロールの方が常駐していて、わからない花の名前なんかを教えてくれます。

随分歩いて最後に鎖場が連続する難路を降りきると、白馬鑓温泉に到着。温泉に入りたい気持ちはやまやまだったのですが、帰りの時間のこともあって今回はパス。もう一度きて温泉に入るという宿題を残して下山です。男風呂がちらっと見えましたが、その解放感、眺望は最高でしたね。またこようっと

さて、ここからが樹林帯中心の長い長い降り。杓子岳を源頭とする沢は落石がひどく、あるくのも難儀します。尾根を越えるたびに猿倉が近づいているはずなんですが、大雪渓はまだまだはるか遠くに見えて、いったいどれだけ歩けば猿倉へ出るんだろうと、ほんとうにうんざりさせられます。

そして歩くのがほんとうにいやになったころ、突然猿倉からの林道にひょいっと飛び出します。いやもうその時のうれしいこと。やったー着いたぞーって感じです。ここからは5分ほどで猿倉荘に到着。「氷」ってかかれた暖簾をみて「かき氷食うぞー」まずバスの時間を調べてからだと、バス停にいた車掌さんに聞いたら「あと2分で発車だよ」って、そんな殺生なー・・・かき氷に未練を残しながらバスに乗り込んだのでありました。

で、購入予定だった五竜のTシャツ、どうしたかって?

実は最初に五竜山荘に電話して聞いてたんです。ひょっとして売り切れてるかも知れないし、そしたら白馬駅前の白馬館に在庫があるので、もし小屋で売切れだったらそこで買ってもらってもいいですよって。

なんだー、五竜は登ったことあるので心おきなく?麓でTシャツゲット。ついでにかき氷ではなかったけど夏の定番となりつつある「ガリガリ君梨味」で〆ました。

今回も日帰りだったけど充実してたぞ、なんでこんないい天気なのに日帰り?もったいないね。実はこの日は地元最大級の花火大会の日。車ぶっ飛ばして帰って地元の花火大会も満喫いたしましたとさ(笑)

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コメント

日帰りが可能なんですね!
sakuraさん  毎度です!

私を振って行かれただけの内容です
う〜ん、素晴らしい

標準CTだと16Hr + αですが、日帰りも可能なんですね  一般的には1泊2日なんでしょうけど・・

私も帰路にガリガリ君でしたよ
さてそろそろ自分のレポを纏めようっと
2012/8/6 19:31
白山レコ楽しみにしてます
ButaModernさん 毎度です〜

ですよね、それを言われるとつらい...

南竜のテン場いかがでした?インフラ的には充実してるように思うんですけど。天気はどこも申し分なしでしたね。

この時期はお花も盛期でさぞかしきれいだったことと思います

レコ楽しみにしてますよ〜
2012/8/6 20:05
こんにちは、sakura0725さん
八方池に映る白馬三山、素晴らしいですね〜happy01

周りの方々が「今日はもうこれで帰ってもいい」と
言う気持ちがわかります。

今までノーマークだったエリアでしたがsakura0725さんのレコで
行きたい山ランキングの上位に食い込んで来ましたup

不帰の嶮は怖そうなので全く同じコースという訳には
いきませんが、何かプランを作って置いていつでも行ける
態勢にしておこうと思いますhappy01
2012/8/7 14:00
黒戸尾根のレコで笑わせていただきました
muscatさん

どうもです。八方池よかったですよ〜、白馬を代表する景色です。絵葉書になるのもわかります。

私も今回はじめてきれいに八方池&白馬三山が見えました。午後からはこのエリアは必ずといっていいほどガスが湧くので、行かれるなら絶対午前中の早いうちがお勧めです

池の畔にはプロのようなごついカメラと三脚を携えた方が大勢いらっしゃいますね。でも今回はコンデジです。被写体のよさに助けられました〜
2012/8/7 15:33
八方
sakura0725さん、こんにちは

八方尾根には
冬しかいった事がないし
不帰の嶮も、歩いてみたい・・・・
八方池、本当に綺麗ですね!
湖面が鏡みたいでびっくりです。

先日は、八峰キレットにいったので
今度は、ここの稜線を制覇したいな〜

大変参考になりました
2012/8/7 17:18
八峰
raichouさん こんにちはー

八峰キレットいいですね、一度しか歩いたことがないのですが、キレット小屋が本当にオアシスのように感じました

八方池いいですよね、この日は風が無くて湖面がまさに鏡でした。天気の穏やかな朝のうちがいいと思います。

空気の澄んだ秋もいいんでしょうね
2012/8/7 17:31
不帰
sakura0725さん こんばんは。

8月5日にゴンドラ早朝営業を狙って同じコースを歩こうと思っていましたが、寝坊してしまい計画倒れとなってしまいました

sakura0725さんのような健脚ではありませんので、
猿倉の最終バスに間に合うか微妙なところです。

次回挑戦するときには参考にさせていただきます。

花火大会は某新聞社主催のものでしょうか?
20年前の学生時代を思い出してしまいました。
2012/8/7 21:51
そのとおりでございます
teruzo-さん こんばんは

花火大会はお察しのとおりでございます。この時期になりますと、地元のこの新聞社はあちこちで花火大会を催しますが、その最大級といわれてるやつです。20年前でも地元では最大級だったと思いますが、いまや2万発となりました

学生時代は石川県だったのですね、私は新社会人の3年間を長野市で過ごしました。この春に初めて長野マラソンを走りましたが、オリンピック以降の長野の発展には目をみはるばかり

今になってみればなんと登山に適した土地に住んでいたのだろうと....あの頃にもっと山に登っておけばよかったと後悔しておりますですハイ
2012/8/7 23:59
酒も好き?
sakura0725さん、こんにちは!

八方の始発ゴンドラで不帰ノ剣は、一昨年に栂池まで歩きましたが、
この山行が今までの日帰り山行の中ではベストでした。

それにしても、早朝の八方池は素晴らしい
sakura0725さんのレコを見て、もう一度、行ってみたくなりました。

あと、Tシャツゲットおめでとうございました。例のTシャツは麓でも買えるんですね。
魅力的なTシャツだけど、自分だと山でも街でも着れずに、部屋着になってしましそうですが
2012/8/8 11:20
山の方が好き
ronさん 大変失礼しました

酒も好きですが、山が大好きです(笑)

ronさん、栂池までなんて常人の域超えてますよ〜
同じ日に、私の前をトレランの若者3人が栂池まで行くといって頑張ってました

Tシャツ麓で買うとルール違反的なんですが、まぁ登ったことがないわけじゃないので許してくださいって感じです
小屋で売り切れてませんかって電話で確認したら、麓でもどうぞーって感じで拍子抜けしましたw
2012/8/8 11:57
行ってみたくなります。
sakura0725さん、こんにちは。

恐らく今頃はどこかの山かな(笑)

八方池の景色素晴らしいですね!
今シーズンはちょっと難しいかも知れないけど、
来シーズンこそ行ってみたいです。

えっと、1泊2日かなあ(笑)
2012/8/18 19:37
お察しの通りです
shirayamaさん こんばんは

ご明察です、お盆休みの前半が天気まったくだめだったので、後半16〜19まで槍穂へ行ってきました。

レコアップしたいんですが、今日はもう疲れた〜
温泉入ってから帰ったら、21時帰宅でした(汗)

風呂入って人間らしさ取り戻してきましたよ

あっと、このコースshirayamaさんなら日帰り射程圏内です(笑)
調子取り戻す山行、もちろんゆっくりで一緒にどっかいきたいですね
2012/8/19 23:51
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
後ろ立山 北半分を縦走するルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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