リハビリ？！いやいや本気で至仏山！

2012年08月04日(土) [日帰り]

• GPS: 08:24
• 距離: 10.7km
• 登り: 865m
• 下り: 856m

コースタイム

8:35 鳩待峠 - 9:45 山ノ鼻（トイレ休憩等） - 9:55 至仏山登山口 - 14:00 至仏山 - 15:05 小至仏山 - 17:00 鳩待峠

天候

朝のうち、とても良く晴れました。
気温も高くて9時半で21℃くらいあり、至仏山の稜線ではさぞ辛いことだろうと覚悟して登りました。
しかし、山頂付近に近付くにつれてガスが濃くなり最後は雲の中・・・
気温も一気に下がって20℃を下回るくらいでした。
森林限界から上は終始冷たい風が弱めに吹いていたので、比較的楽に登れました。

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

戸倉の第1駐車場（1日1000円）は朝8:00の時点で半分くらい埋まっていました。
この季節にしては空き気味かもしれません。
もちろん鳩待峠までのバスも空き気味でした。

コース状況／危険箇所等

【危険箇所】
至仏山といえば蛇紋岩ですが、今回は蛇紋岩よりもアブの方が危険でした。
絶えず周囲を飛び回り、岩場の気を付けなくてはいけないような場所に限って急接近してきます。
振り払おうと手を上げるとバランスを崩す原因になるので注意が必要です。

【登山ポスト】
至仏山の登山口真正面にあります。

【トイレ】
戸倉の駐車場、鳩待峠、山ノ鼻にあります。
鳩待峠と山ノ鼻では寄付金を払いましょう。

【水場】
山ノ鼻で必要量を確保しておきましょう。
オヤマ沢田代を過ぎて少しのところにある水場は沢の水です。
湧き水とは違うので飲料には適さないような・・・
（お腹に自信のある方はどうぞ(^^;）

【携帯電波】
AUですと至仏山の山頂直下くらいまでは電波が入っているのを確認しました。

【温泉情報】
尾瀬といえばお決まりの花咲の湯でしょう。
ただし露天風呂はアブがたくさんいます。
私も刺されました・・・1日中アブに追い回された日でした。

【下山後のお楽しみ】
沼田経由で高速に乗って東京方面へ帰るなら赤来高原SAでプレミアムソフトでしょう。
今回はプレミアム モカミックスを頂きました。

写真

8/5 17:15

尾瀬の看板でスタートの記念撮影。基本でしょう。

8/5 17:10

山ノ鼻への木道入り口にあるヨツバヒヨドリにアサギマダラがとまってるのを発見！

8/5 17:11

山ノ鼻までまっしぐら〜と、この時点では思ってたんですけど、花が咲いているとどうしても立ち止まってしまいます。

8/5 17:11

タケシマランの実です。つい先日まで花だったような気がしていたのですが季節の移り変わりは早いです。

8/5 17:12

このツルリンドウは株が小さかったので、元になった親株が近くにあるはず。

8/5 17:11

ツクバネソウもすでに花が終わって実が出来ているものもありました。

8/5 17:11

ユキザサの実はまだ緑色。もうすぐ真っ赤になります。

8/5 17:11

素晴らしい青空と至仏山。今日はあそこへ！

8/5 17:12

キツリフネは最近よく見る花の1つです。

8/5 17:11

緑の中でサワギキョウの紫色が映えます。

8/5 17:11

クマの食べ後に咲いていたクルマユリ。ユリは美味しくない？

8/5 17:11

マルバダケブキは花が大きいので目立ちますね。

8/5 17:11

淡いブルーが綺麗なソバナです。

8/5 17:11

サンカヨウの実もほんのりとブルーです。

8/5 17:15

今日は元気です！
後から考えれば「今日は」じゃなくて「今は」の間違いだったようです(-_-;

8/5 17:11

ミヤマシシウドも大きいですね。猪しか食べないような強靭な茎らしいです。

8/5 17:11

ここから左へ曲がって至仏山へ。2年ぶりでしょうか。

8/5 17:11

なになに・・・親子熊に注意！？

8/5 17:12

ネジバナは蘭の仲間だったなんて知りませんでした。

8/5 17:11

燧ヶ岳まで真っ直ぐに続くかのような木道です。

8/5 17:11

至仏山へは、この暗い"アナ"へ入らなくてはいけません。

8/5 17:12

キスゲが終わった湿原でオゼミズギクは目立ちます。

8/5 17:11

登り開始早々早くもペースダウン・・・

8/5 17:11

オオバギボウシとコオニユリ。大きさの違いが歴然です。

8/5 17:11

尾瀬の素晴らしい景色とは対照的にヘロヘロになりながら登ってくる嫁さん(^^;

8/5 17:11

トンボソウは緑色をしてるのでけっこう見逃しやすい花です。

8/5 17:11

ミネウスユキソウです。数種類のウスユキソウがあるのでじっくり見ておきたいところです。

8/5 17:11

普通のモウセンゴケです。尾瀬ヶ原といえばナガバノモウセンゴケですが、至仏山は違うようです。

8/5 17:11

チングルマの果穂を思いっきりボカした尾瀬ヶ原をバックに撮ってみました。

8/5 17:12

派手に鎖を使ってよじ登ってます（笑）
ホントはそこまで必要ないんですけど。

8/5 17:11

ゴマナはよく見る雑草系ですね(^^;

8/5 17:11

ホツツジ。小さなゾウさんです（笑）

8/5 17:11

シラネニンジンです。ミヤマウイキョウとは花がそっくり。

8/5 17:11

広大な尾瀬ヶ原と空。ちょっと雲が増えてきたのは残念・・・

8/5 17:12

こちらはウソのメス。ツガイのオスは右の茂みの中にいるんですが、なかなか出て来ません。

8/5 17:12

ホソバコゴメグサも登山道脇に普通に咲いています。この時期、山頂付近で一番目にするのはこの花かも。

8/5 20:00

カトウハコベも本州に数箇所しか生育していない希少な蛇紋岩残存植物だそうです。

8/5 17:12

尾瀬ヶ原ではシーズンが終わったニッコウキスゲですが、至仏山でももう少し見られそうです。

8/5 17:12

岩の間から生えてきたシブツアサツキ。
こんなところでも育つなんて！

8/5 17:12

タカネナデシコです。派手な形とピンク色ですが、前回よりかなり減ったような？

8/5 17:12

一気にガスって来ました。うーん大丈夫なんだろうか？！

8/5 17:12

ウメバチソウをドアップで。
雄しべが1本伸びているのが分かりますか？これが開花1日目です。

8/5 17:12

ジョウシュウアズマギクは蛇紋岩地域にしか咲かないそうです。

8/5 17:12

ヨツバシオガマも色からして目立ちます。

8/5 17:15

山頂到着〜
時間が遅かったこともあるんですが休んでる人がほとんどいなかったのは予想外。

8/5 17:13

イワヒバリが人を恐れずに寄って来ます。どうやら餌付けされてる模様・・・(-_-;

8/5 17:13

ムラサキタカネアオヤギソウは初めて見た時は、すでに枯れてるのかと思いました。

8/5 17:12

タカネトウチソウは香りの良い花といわれているようです。嗅いでおけば良かったー

8/5 17:12

アカミノイヌツゲです。この小さな花！気づかずにスルーするところでした。

8/5 17:12

小至仏へ向かう途中で振り返ると、至仏山の山頂は大変な賑わいを見せていました。

8/5 17:12

ツルツルになった蛇紋岩。
滑ったら水溜りにまっしぐら〜(^^;

8/5 17:13

先行しているパーティに追い付いたので、話していたらホシガラスがすぐ近くまでやって来ました。
仲間に入りたかったのか？！

8/5 17:12

一瞬の晴れ間で至仏山の山頂が見えました。これで晴れていたらと思うと、ちょっと残念・・・

8/5 17:15

小至仏山、制覇〜！

8/5 17:13

ハクサンイチゲもまだ現役です。ちなみにチングルマも咲いていました。

8/5 17:13

尾瀬ヶ原でもトップクラスに希少なオゼソウです。

前回、オゼソウの1大群落があった場所ですが、その場所はササ藪に変わってしまっていました。

8/5 17:12

下山は岩が多いと大変です。

8/5 17:12

アカモノは8月が花期です。けっこう綺麗な花ですよね。

8/5 17:13

ゴゼンタチバナも場所によってはまだまだ大丈夫。

8/5 17:12

オヤマ沢田代では、まだワタスゲの綿毛が残っていました。

8/5 17:13

この日の尾瀬で一番たくさん見かけた花はコレでしょう。
キンコウカです。

8/5 17:12

この奥には沢があるんだけど、飲料水としてOKなのか？！

8/5 17:12

ギンリョウソウが、もっとたくさんあるのかと思っていたらこんなもんでした。

8/5 17:12

イワイチョウの花も、よく見たら小さな虫がたくさんいました。自然の一部だって実感ですよね〜

8/5 17:12

タカネアオヤギソウも尾瀬の一部にしかないレアな花です・

8/5 17:15

またズルズルと遅れ始めた・・・　大丈夫か？間に合うのか？

8/5 17:12

アリドオシランは小さい上に咲いている場所が目立たないので気付かない人が大多数では？

8/5 17:12

やっと鳩待峠が見えて来ました。急いで最終バスのチケットを買わないと！

撮影機器：

COOLPIX S9100 NIKON

NIKON D5000 NIKON CORPORATION

NIKON D800 NIKON CORPORATION

感想

tszk

ヘルニア再発から1ヶ月で奇跡のカムバック！
さぁ〜行くぞ〜と、勇んで至仏山を登り始めてふと気付いたら嫁さんが全くついて来ない・・・あれれ？
登り始めて5分ほどで体調が悪くなったらしい。
とりあえず休んで様子を見つつ、通りかかったおじさんに励まされつつ、もう少し景色のいい所までと、登ってみたところ、ヒンヤリとした風である程度回復したみたい。
行き合ったパークレンジャーの方も「樹林に入ってすぐ気分の悪くなる方って多いんですよねぇ」と言ってました。
やはり湿度の高い樹林に入ってすぐに一気に高度を上げると体温コントロールが上手くいかずに体調が悪くなることがあるみたいですね。

気を取り直しノンビリと花を撮りつつ山頂に向かうと、空が少しづつ怪しくなり、あんなに天気の良かった山頂付近が一気にガスの中へ・・・
空がどんどん暗くなり、雷も覚悟しました。
が、結果的には降られずに済みましたが、やはり森林限界を超えた稜線付近での雷ってどうやって回避すべきかしっかりと自分なりにシュミレーションしておいた方が良さそうですね。

そんな感じで花や野鳥を撮りつつ小至仏を越え、オヤマ沢田代を越え、樹林帯を抜けて鳩待峠へ・・・
最後までダメージが抜けきらなかった嫁さんも、なんとか最終バスギリギリで下山することが出来ました。
途中で行き会った子連れのパーティは間に合わなかったようですが、大丈夫だったんでしょうか？！（タクシーかな？）

今回は私の腰の回復具合を計るのが第1目的でしたが、1日の山行なら問題ないことが分かりました。
しかし、翌朝はかなり腰が重く背中にまで痛みが出ていたので今年ばかりはテン泊は困難な気がしました(-_-;)


ところで、尾瀬の楽しみは花ですよね。
特に尾瀬固有種は他所では見られないので余計に気になるところです。
今回の第2目標はオゼソウを撮ること。
しかし、2年前に訪れた時は休憩用のベンチのすぐ近くまでたくさんのオゼソウが咲き誇っていたのに今回はただの笹薮になってしまっていました。
環境が変わって乾燥が進んだ結果なのか、たまたまなのかは分かりませんが、それでなくても数が少ないオゼソウの自生地が減ってしまったのは残念でした。