八ヶ岳縦走(美濃戸口〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜白駒池〜渋の湯)
- GPS
- 51:19
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,664m
- 下り
- 2,295m
コースタイム
・美濃戸口11:28-美濃戸山荘12:23-14:37行者小屋
8/2
・行者小屋5:59-7:35赤岳8:10-9:45横岳10:20-硫黄岳11:20-夏沢峠11:50-12:20本沢温泉
8/3
・本沢温泉6:10-8:00東天狗岳8:40(⇔西天狗岳)-黒百合ヒュッテ10:00-ニュウ11:15-12:20白駒池12:40-高見石小屋13:05-14:20渋の湯
天候 | 8/1:快晴 8/2:晴れ のち 曇り 8/3:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿0700-(Sあすさ1)-0950茅野1025-(バス)-1110美濃戸口 ・復路 渋の湯1450-(バス)-茅野-(あずさ26)-新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト 美濃戸口、本沢温泉、渋の湯にあり ・トイレ 美濃戸口、渋の湯、あと各小屋にあり ・温泉 )楝温泉 ・露天風呂:日本最高所の野天風呂、600円、白濁湯、脱衣所無く女性には厳しいか。 ・内湯 :800円、野天風呂と泉質は違うそうです ⊇造療髻 Р嫉蓋に御殿湯あり、800円 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
ファイル |
araims
(更新時刻:2012/08/14 07:19) |
写真
感想
快晴の中のソロ、テント泊山行、最高でした。
3日間で、予定ルートをほぼ全てまわることができ、八ヶ岳を堪能しました。
今回感じたのは、意外と縦走している人が少ないこと。テントが入った大きなリュックを背負っていると、何度も「縦走ですか?」と声をかけられました。麓の小屋をベースにピークハント、あるいは周回する、というのが、最近の八ヶ岳の登り方のようです。小屋、ルートが豊富なゆえんですね。夏は、ついつい北アルプスなどへ遠出をしてしまい、近場のここに目が向きませんでしたが、岩場あり、高山植物あり、温泉あり、と楽しい山、ちょくちょく来たいです。
・8/1(水)
新宿7時発のSあずさ1号が事故のため茅野到着が約1時間遅延するが、この時間美濃戸口行きバスは1本/時間程度あり、無事次のバスに乗車する。美濃戸口登山口で身支度を整え歩き出す。出発が1時間遅れたので、本日は行者小屋までと決め、ゆっくり進む。
美濃戸山荘までの約1時間は林道歩き、美濃戸山荘あたりに駐車場(1000円/日)がいくつかあり、自家用車ならここまでは入れるようだ。美濃戸山荘前から登山道に入り、緩やかに上る。数年前の大雨で崩壊した山腹を眺めつつ沢伝いにのぼり、2時間ほどで行者小屋に。
行者小屋は学生(高校生?)の合宿でとても賑やか。山ガールも多い!赤岳鉱泉は、南八ヶ岳を登るベースとなっているようで、ここにテントを張り、軽身で上る人が多い。早速テント設営し、ビールで乾杯。行者小屋ではドコモの携帯電波を再送信する設備があり携帯通話可能、早速fbをアップする。アルファ米とレトルトカレーの夕食後、19時頃に就寝。
・8/2(木)
4時起床、天気は快晴。この時期、陽が長く、一日の行動時間が多く取れ良。
フリーズカレーうどんの朝食後テントを撤収し、6時に出発。昨日行者小屋から見上げた文三郎新道を登る。登るに連れ傾斜がきつくなり、途中から鉄梯子の連続。稜線で阿弥陀岳方面からのルートと出合うと、そこからは岩場の連続。20kg弱の荷物を背負っての登攀は厳しい。赤岳山頂では風なく穏やか、360度の展望で20分も長居してしまう。
次の横岳では母娘のテント泊縦走者と話しが弾む。小学校5年生のお嬢さんを連れ、2人分のテント泊の荷物をお母さんが背負い、オーレン小屋から縦走中とのこと。すごい、感心。
横岳から硫黄岳までのルートにはコマクサの保護地がある。登山道両側にコマクサが並ぶ、こんなにたくさんのコマクサを一箇所で見たの初めてだ。珍しい白いコマクサが一株だけあった。
お天気がよくて、各ピークで長居してしまったせいか、早出した分の時間を使ってしまい、本沢温泉に到着したのは12:20.これから風呂に入り、黒百合平まで行くのは難しいため、少し早いが本日はここまで。日本最高所の野天風呂にもゆっくり入りたい。
本沢温泉までは最寄の登山口から徒歩1時間程度かかり、車では来られない。温泉宿から5分ほどの沢沿いに野天風呂がある。脱衣所どころか、周囲は目隠しなどなく、女性には少し厳しいかも。森の中のいい感じのテント場にテント設営後の有り余る時間で2回も入っちゃいました。入浴後、昨日と同じアルファ米とレトルトカレー+ビールの夕食、19時就寝。テント場は私を含め2組、静かな夜。
・8/3(金)
昨日同様4時に起床、フリーズドライパスタで朝食。6時過ぎに本沢温泉を出発、天狗岳に向かう。樹林帯を抜け、快晴の空の下、稜線に出ると、天狗岳はすぐそこ。東天狗の山頂で休憩後、ザックをデポし西天狗岳へ。ルートタイム15分のところ、トレランで往復15分!
天狗岳から北側は北八ヶ岳のエリア。南とはまったく様相が異なる森と池の世界。大岩がゴロゴロする天狗の奥庭を経由し、黒百合ヒュッテに向かう。ここは、昔し小屋主の著書を数冊読んだことがあり、来てみたかった小屋だ。ただ本日は泊まるわけではなく通過のみで少し残念。一服の際に小屋の中を覗くと、昔読んだ著書が飾ってあった。
中山峠を通りニュウへ。ここから見上げる硫黄岳は大きいが、さっきまであその小山頂にいた事を考えると、随分降りてきたと感じる。ニュウから白駒池までは森の中のルート、途中のニュウの森は見事な苔があり圧倒される。宮崎映画、もののけ姫を思い出す。途中ルートを失い10分ほどロスし、12時半に白駒池。白駒荘で冷たいジュースを飲んで再度パワーを充填する。ここから高見石小屋まで最後の上りだ。高見石小屋までルートタイム50分だが、急いで登り半分の25分で小屋に到着。一応高見石に登るが大したことはなく、直ぐに出発。渋の湯まで大岩がゴロゴロするルートを下り、渋の湯にはバス出発時刻14:50の20分前に到着、時間がなく温泉は諦めた。
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