絶景に映える白銀の岩峰！「日光白根山」［五色沼外輪山周回ルート］

2019年12月08日(日) [日帰り]

• GPS: 05:30
• 距離: 11.3km
• 登り: 1,137m
• 下り: 1,123m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:43
• 休憩: 0:31
• 合計: 5:14

10:11 菅沼登山口
11:21 11:23 弥陀ヶ池
12:08 12:23 奥白根山
12:59 13:03 五色沼避難小屋
13:13 13:13 避難小屋分岐
13:29 13:33 前白根山
13:53 13:57 五色山
14:33 14:35 弥陀ヶ池
15:25 菅沼登山口

天候

晴れ♬

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●菅沼登山口の駐車場を利用
・登山口まで関越自動車道の沼田ICから国道120号線で約47km（約60分）
・駐車スペースは30台程度

※丸山スキー場から日光市湯元までの金精道路は、令和元年12月25日から冬期の通行止め予定

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：3（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：3.5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：3（難5・4・3・2・1易）アイゼン、ピッケル、藪等の頻度
★登山道の眺望：3（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：5（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：約15人】


◆登山道の状況
・ほぼ全区間に積雪があったが、基本的に夏道に沿って歩いた。
・出発時間が遅かったので、先行者の明瞭な踏み跡が付いていた。しかし、五色山から弥陀ヶ池はトレースがない区間があり、ルーファイしながら軽いラッセルして進んだ。
・今回のように雪が少なければ、技術難度が特段に高い箇所はないが、山頂の北側直下や東側直下は急登があるので注意して歩こう。積雪量や雪質によって危険性が異なるので、細心の注意をして入山しよう。

◆本日の積雪量
・登山口付近の積雪量は10〜15cmで、弥陀ヶ池付近で20cmほどに増える。
・吹溜りは30〜40cmほどの箇所もあるが、外輪山や山頂稜線の風衝地は雪がない箇所もある。

◆本日の雪山装備
・本日の雪山装備は、12本爪アイゼン、チェーンスパイク、ワカン、厳冬用グローブ、防寒テムレス等を持参し、使用したのはチェーンスパイクと防寒テムレスのみ。
・今回はトレースがしっかりあったので、チェーンスパイクで支障なかったが、すれ違った登山者の95％は本格アイゼンを使用していた。

写真

12/8 10:15

標高1740mの菅沼登山口から出発！
まずは登山口から300mほど車道を歩く。

12/8 10:17

本日のルートを標識で確認。

12/8 10:17

標高2000mを越えると霧氷になりそうだ。

12/8 10:22

先行者の踏み跡に沿って登っていく。

12/8 10:45

登山道は基本的に歩きやすいが、一部で急登があるので注意しよう。

12/8 10:56

標高2100m地点を通過。
オオシラビソの樹林帯を進む。

12/8 11:16

見上げると霧氷と青空が美しい。

12/8 11:18

標高2250mまで登ると、真っ白な銀世界が広がっていた。

12/8 11:20

標高2259mの弥陀ヶ池に到着。
正面に山頂の頂が聳える。

12/8 11:20

弥陀ヶ池は全面結氷しているが、まだ薄い部分もあって氷上を歩くのは怖そう。

12/8 11:26

弥陀ヶ池の木道を歩き分岐地点へ。

12/8 11:25

では、山頂まで標高差300mの急斜面を登っていこう。

12/8 11:27

弥陀ヶ池から、まずは小さな谷を上がる。

12/8 11:38

新雪と岩がミックスした急登を登っていく。

12/8 11:42

振り返り北側に広がる山々を眺める。

12/8 11:45

山頂の北側直下は日が当たらず寒い。
現時点の気温はマイナス8度。

12/8 11:53

凍てつく岩場を慎重に登る。

12/8 11:56

空が近いね〜
技術難度は特段高くないが、慎重に岩場を越えていく。

12/8 12:01

山頂稜線に出ると山頂はあと僅かだ。

12/8 12:03

夏道が分かり難いので、ルーファイしながら進む。

12/8 12:03

西側斜面を振り返る。
バリエーションルートで登ってくる人もいるようだ。

12/8 12:07

北峰に登ると、山頂の頂が目の前に見えた。

12/8 12:08

北峰から北側の山々を眺める。
新潟県境付近は、やはり雪雲が多いね〜

12/8 12:08

北峰から日光の太郎山を眺め、山頂に向かう。

12/8 12:21

絶景広がる山頂に到着！

12/8 12:17

誰もいない山頂で記念撮影してみた。

12/8 12:13

忘れずに三角点にもタッチ！

12/8 12:25

山頂の眼下には五色沼とその背後には男体山と太郎山も見える。

12/8 12:25

山頂（左）と北峰（右）。

12/8 12:26

次は山頂の南側にある神社（祠）に向かう。

12/8 12:28

神社（祠）に参拝。

12/8 12:30

下山は五色沼の外輪山を周回するため、五色沼避難小屋方面に進む。

12/8 12:34

標識が凍って見えないので、GPSでルートを確認しながら歩く。

12/8 12:35

男体山も標高2400m以上あるが、雪が無いんだね〜

12/8 12:36

男体山の南側に広がる中禅寺湖。
その背後は宇都宮市街も薄っすら見える。

12/8 12:41

南側には一面霧氷に覆われた白錫尾根を一望。

12/8 12:43

夏道に沿って九十九折しながら下っていく。

12/8 12:45

急斜面を下る。
やや高度感があるので、アイスバーンの場合は注意したい。

12/8 12:52

急斜面を下ると神秘的な霧氷の森に入る。

12/8 12:53

いや〜、なんて美しいのだろうか。

12/8 12:58

山頂から標高差300mを下ってきた斜面を振り返る。

12/8 12:57

五色沼避難小屋に続く谷に出る。

12/8 13:02

五色沼避難小屋を通過。

12/8 13:13

五色沼を経由して弥陀ヶ池に戻ることもできるが、今回は未踏だった前白根山等の外輪山に登り返す。

12/8 13:20

五色沼避難小屋から標高差100mを登り返し山頂を見渡す。

12/8 13:20

では、外輪山を歩いていこう。

12/8 13:24

右奥に前白根山が見えてきた。

12/8 13:28

眼下に五色沼を見下ろしながら外輪山を進む。

12/8 13:31

前白根山に近づくと山頂と五色沼が一望できるようになってきた。

12/8 13:33

標高2373mの前白根山に到着。

12/8 13:46

更に外輪山を歩き正面の五色山を目指す。

12/8 13:47

稜線に沿って進んでいくと、

12/8 13:56

標高2379mの五色山に到着。

12/8 14:02

五色山まで数人分の踏み跡があったが、この先はノートレースになった。

12/8 14:18

山頂の北側に戻ってきた。

12/8 14:24

積雪量は多い所で30cm。
軽いラッセルしながら進んでいく。

12/8 14:30

五色沼と歩いてきた外輪山を眺める。

12/8 14:33

五色沼からのルートに合流し、トレースに沿って弥陀ヶ池へ。

12/8 14:36

弥陀ヶ池に戻り周回完了。

12/8 14:36

弥陀ヶ池の氷上を恐る恐る歩いてみた。
ミシミシと音がするので、引き返す。

12/8 14:42

さよなら、日光白根山。
また来るね〜。

12/8 15:14

再び登山口まで標高差500mを下っていく。

12/8 15:28

菅沼登山口に到着。
お疲れさまでした！

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

Joker

本日の山行は、先週の二王子岳登山で、120km離れた尖がり帽子のような山体が目につき、久しぶりに日本百名山の日光白根山に登ってみました。

菅沼登山口は、金精道路の12月末の冬期通行止めになるため、本日は、大賑わいで大勢の登山者の方がいました。
日光白根山は、関東以北では最も高い山ということで、登山口からマイナス4度で、山頂付近はマイナス8度と山全体が凍てつく寒さに覆われていました。
その甲斐あって、白根ブルー広がる白銀の世界は、霧氷と青空のコントラストが神秘的で別世界に迷い込んだような美しさに終始歓喜しまくりの1日でした。