■癒しの妙高山【わたすげロードと鳥たちの楽園】
- GPS
- 09:37
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,714m
- 下り
- 1,705m
コースタイム
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
そのうち登山口(ゲート)から遠い方(徒歩1分)に公衆トイレがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所は特にありませんが、ちょっとした岩場&ロープ場などあり。 登山ポストは登山口にあります。 |
写真
感想
お天気もちょっとどうかなぁという週末。
しかも色々あってテンションもダウン↓。
こんな気持ちで山に行ってもいいのかなぁ〜と思いながらも、
だからこそ山に癒してもらいたいという気持ちもあって
比較的お天気がいいだろう新潟のお山を選んでみました。
【お盆渋滞】
すっかりお盆休みに入った週末だということを忘れていました。
首都高も関越も混んでます。
そんなこと全く計算に入れていなかったので、もっと早く家を出れば良かったと後悔。。。
それでも何とか駐車場に到着。
予定より30分遅れで登山口を出発しました。
【笹ヶ峰〜黒沢橋】
歩きやすい木道が続く道。
それほどキツイ登りではないのですが、私の体は思うように動きません。
寝ていないし、頭の中で色々考えすぎてるせいか。。。
先を歩く旦那さまとも距離が開いてばかりでした。
こんな調子で山に登っていいのかな、なんてこと頭をよぎったり。
でも旦那さまが途中で「先歩け。」と言ってくれて、遅い私のペースに合わせて歩いてくれました。
【十二曲り と 富士見平】
黒沢橋を渡ると本格的な登りに入ります。
整備された階段はとても登りやすい。
途中、十二曲りと言われるつづら折りを登って行くが、
1つ1つのスパンが短いのでそれほどキツさは感じない。
汗もいっぱいかくけれど、そのせいで私の調子もだんだんと上がってきた。
山頂まで3/9地点というのを目にする。
ここからが結構ハード。
汗だくで登る。
30分ほどして4/9地点。
それでもこれ以降この道標を見ることは無かったので、これは火打山への目安なのかな。
整備されているところがあったり、自然のままにされているところもあったりで変化に富んでいる登山道です。
やっと富士見平。
ここが火打山と妙高山との分岐点。
本当は火打山にも足を運びたかったのだけど、また別の機会に置いておくことにする。
ベンチも何もないけれど、大きな石の上でちょっと休憩。
【富士見平〜黒沢池ヒュッテ】
ここからしばらく歩いて、下りになります。
せっかく登ったのに下りとは。。。
帰りは当然ここを登るのよねぇ。。。
でもこの先に今回一番気に行った場所が待っていました。
下りきると、視界が開けて広い原っぱのようなところに出ます。
空が広い♪
しかも思ったより天気がいい。
紫や黄、白と色どりさまざまな花たちが木道へ案内してくれます。
ここからしばらく平坦な木道歩き。
木道の脇にはいろんなお花が咲いています。
日差しを遮るものはありませんが、今日はちょうどいい天気(くもり)のようで
まったく暑いと感じません。
3人とすれ違っただけで、あとは誰もいない。
聴こえてくるのは鳥たちのさえずりのみ。
静かで、ゆったりとした空間。
ここすごくいい場所だぁ。。。
しばらく歩くと白いわたすげの群生が出迎えてくれる。
風でちょっと残念な姿になっているものもありましたが、
その存在はとても優しげな気持ちにさせてくれます。
わたすげと共にチングルマたちも。
もう完全に花は終わっていましたが、風車のような実はこれはこれで可愛らしい。
歩くたびにわたすげは増える。
うぐいすの鳴き声があちこちから聴こえてくる。
みんなすごく楽しそう♪
邪魔するものは何もなし。
ここは彼らの楽園。
この空間にものすごく癒される。
ここだけでも、来て良かったと思える。
癒しの空間を経てしばらく歩くとヒュッテが見えた。
【黒沢池ヒュッテ〜大倉乗越〜長助池分岐】
黒沢池ヒュッテ。
10人ほどの人が休憩されていた。
火打山からのちょうど中間地点でもある。
ここにテントを張って両方の山に登るのもいい。
これから登りに入るので我々もシャリ補給。
水道はあるものの、飲料水ではないと書かれていました。
10分ほど休憩して出発。
ここからは今までに比べて整備されていない登りです。
雨後などは滑りやすいかも。
しばらく視界もあまりないのでちょっと退屈な道。
黙々と登ります。
登りきると大倉乗越。
ふぃー、疲れた〜。
ここからかなりの下りに入ります。
せっかく登ったのに。。。
急な下りもあり、ロープが設置されています。
これから目指す妙高山も目の前ドーンと現れ、その足元には長助池が見えてきます。
ガスがかかってきてちょっと神秘的な感じ。。。
アレに登るのか。。。
とても存在感がある山です。
ここからの登山道は細く、小さく登ったり下ったり。。。
変化に富んでいるので飽きることはありません。
たまに脇に咲いている花たちに元気をもらいながら歩く。
でも確実に下ってるよなぁ。。。
どこまで下るのかな。
長助池の標高と同じくらい下るとなると、、、その先の山頂への登りって
すごく大変じゃない?(汗)
と思わずにはいられない。
【長助池分岐〜山頂へ】
小さな雪渓が見える。
もうほとんど融けているのでそのまま渡れる。
ここでちょっと休憩。
これからの登りに備えてシャリ補給。
けれど食欲なし。
ウィダインゼリーでエネルギー補給しておく。
夏はこういうのがありがたい。
(この地点は実は水場でした。帰りに判明。)
少し歩くと長助池分岐に出る。
なんだ、ここにベンチがあった。
ここを左に下って行くと、長助池に行けます。
我々はこのまま山頂へ。
これから長い山頂への登りが始まる。
ここからは思ったとおり急登。
あれだけ下ったのだし、当然か。。。
それでも比較的登りやすい小刻みのステップ状になっている。
前をおばさま4人グループが登っていたので、そのペースに合わせて
ゆっくり汗をかかない程度に登ることにする。
ただただ登る。
出発時のあの嫌なモヤモヤはいつのまにか消え去っている気がした。
ロープのある登り。
無くても岩を掴めば登って行ける。
手と足と全身を使って登る。
長い長い枝が垂れ下がる木が多くなる。
日陰だし、涼しい風がおりてくる。
ここで昼寝したい気分。
ここまでくると山頂まですぐ。
岩の祠を過ぎると、そこはパッと開けた山頂です。
【三角点と最高峰】
20人ぐらいの人がのんびりと山頂で過ごしていました。
ガスガスで何も見えないかもと思っていましたが、
火打山が雲に隠れながらでしたがちゃんと見えてました。
「お天気良くなってよかったですね〜。」
と、先に登頂されていたご夫婦と共感し合う。
山頂では登山客が清々しい表情で各々のんびりとした時間を過ごしているように見えた。
視界を遮るものが無いので解放感が味わえる。
妙高山は三角点がある山頂と少し離れたところに南峰(5分)があり、南峰の方が標高がわずかに高いのでそちらにも行ってみた。
こちらにも人が結構いて、
大きな岩の上で穏やかな風を感じながらのんびりと過ごす。
【下山】
元来た道を戻ります。
黒沢・大倉分岐までは岩がゴロゴロしている急な下りなので滑って転ばないように慎重に。
【水場】
黒沢・大倉分岐を過ぎて雪渓(川)があるところは水場でした。
通過しようとすると、休憩していた年配のパーティの方たちに
「水は大丈夫(ある?)?」と声を掛けられて初めて飲める水だと知りました。
水は足りていましたが、せっかくなので美味しい水を水筒に補給。
後で飲みましたが、本当に美味しかったです。
【その他】
わたすげが咲いている木道を過ぎて、富士見平までの登りが暑さも加わってやはりちょっとしんどかった。
あと、4/9表示から3/9表示までの距離も長く感じた。
(下りって精神的に長く感じますよね。)
黒沢橋から先の整備された木道でさえも、「こんなに歩いたっけ?」と思ってしまうほど歩いても歩いても辿りつかない。
とても長く感じてしまいました。
【まとめ】
癒しを求めて登った妙高山。
お天気が心配でしたが、思っていたよりいい天気に恵まれました。
最近登るのは、お天気が比較的いいだろうという山に限られ。。。
天気予報と睨めっこしながら前日になって登る山を決めることが多い。
今回もそう。
妙高山は来年あたりと考えていたのですが、急遽お天気の都合で登ることに。
初めはコースタイムの短い燕温泉からのルートにしようかとも思いましたが、
変化に富んだ登山道が魅力の笹ヶ峰ルートにして正解でした。
中でもわたすげが咲き誇るあの木道歩き。
四方八方から鳥たちのさえずりが響き渡り、夫婦共にとても癒された気がします。
理想は、一泊して火打山にも足を伸ばしたいところですが、日帰り族なので
火打山はまたの機会にとっておくことにします。
妙高山。またいいお山に出会えた気がします。
【目安】
体力度 ★★★
危険度 なし
整備度 ★★★★
眺望度 ★★ (雲がなければもっとよし)
山スカ度 ★
※上記は、2012年8月11日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。
黒沢湿原のお花達、いいですねー。
特にワタスゲ、尾瀬のよりいいかも!
秋もいいらしいですよ。
黒沢池ヒュッテの小屋番さんに秋の湿原の絵葉書もらったのですが(泊まってもいないのに)、
もう一度来いと言わんばかりの素晴らしい紅葉の写真でした。
高速代と相談ですねー。トホホ。
コメントありがとうございます♪
お花あまり期待していなかったのですが、やっぱり咲いてるんですねぇ〜。
わたすげ、初めて見たのですが可愛いですね♪
尾瀬よりいいんですか???
ほぉぉぉぉ。
秋もいいらしいですね。
でもほんと新潟まで行くのは横浜からも高速代が痛いです。。。
遠いし。。。
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