鳳凰三山(ドンドコ沢〜中道コース周遊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 2,030m
- 下り
- 2,020m
コースタイム
8:20五色ノ滝分岐 - 8:24五色ノ滝 - 8:29五色ノ滝分岐 - 9:39鳳凰小屋 -
11:05地蔵ヶ岳・オベリスク - 11:35アカヌケ沢ノ頭 - 12:38鳳凰小屋分岐 -
13:24観音ヶ岳(昼食) - 14:09薬師ヶ岳 - <中道コース> - 17:15青木鉱泉 -
17:25駐車場
天候 | 朝:晴れ 昼:霧・曇り・雨 夕:曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白糸ノ滝〜五色ノ滝間で赤ペンキ「×」印を見落としルートロストしてしまいました。 間違った道も途中まで踏み跡があり、暫くしてから赤テープ等の目印が見当たらない事に気づき地図とニラメッコ。一度来た道を戻るも、やはり踏み跡はその間違った方向に繋がっている。 試しにもう一度辿ってみたが途中から踏み跡が薄くなり藪の直登となっていった。 最後に目印を確認できた場所まで戻ってみると足元の岩に赤ペンキで「×」。 反対方向に崩落地の横を登るかたちでルートがありその先に赤テープが見えた。 古いルート跡だったのか、単なる獣道か、冬季ルートに使用された道か。地形図を確認してもたぶん正規のルートに向かう事が出来る道ではあったと思う。(傾斜も急で直登となり危険だけど) どちらにせよ、ボーっと歩いてたんだな…と気を引き締め直し以後の行程を歩ききる事が出来た。 道迷いによる遭難というものが思ったより身近に有る事を再認識しました。 霧で視界の悪い日なんかは特に気を付けなければなりませんね。 |
写真
感想
お盆休み最終日、今年は天気が悪く予定していたテント泊山行も中止とし
家で家族サービスに勤しんでいましたが、やっぱり山に行きたい!
「今日も天気悪そうなんだよな・・・」と思いつつも、既に韮崎に向かい車を走らせていた。
ナビにも道が表示されず、ずいぶんと時間が掛かってしまったが、深夜1時に青木鉱泉の駐車場に到着した。
外は星の光だけ。手で掴めそうな星空は久し振りに見た。
今日は最悪の天候では無さそうだなとこの時思った。
沢の音、虫の声、時折聞こえる動物の声。他に音は無かった。
朝、日の出とともに出発。
長丁場になるので水分補給・エネルギー補給をこまめに行い、お昼はオニギリ2つ。
長時間の食事休憩はとらないプランでいた。速度もコースタイム丁度を目指しゆっくりゆっくりと足を進めていった。
出発が20分ほど遅れたが、タイムリミットを定め時間次第で無理せず地蔵ピストンに変更する予定を立てていたので気楽だった。
計画に余裕をもたせすぎて白糸ノ滝到着時点で予定時間よりも大幅に早かった。
今思うと、ここで気の緩みがあったのだと思う。
「コース・危険箇所」の部分にも書いたが、このあとルートを見失ってしまう。
最悪の場合来た道を戻って下れば帰れるので遭難とは言わないと思うが、
ルートロストした時点で遭難予備軍だった事に間違いは無い。
帰ってから調べるとドンドコ沢コースでの道迷いは結構ある様だった。
この山行記録のルート図に示した私の道迷い箇所は、あくまで地図読みに自信の無い私が現地で地図とコンパス・標高・その場の地形から判断した現在地であり、間違っている可能性のほうが高いかもしれない。
今度行く際にはGPSで場所の確認をして自分の地図読みの精度も確かめてみたい。
ここからは順調に五色ノ滝を経由し鳳凰小屋に着いた。ここで今日初めて人と会った。
いくつも滝があったのにガスで1つもまともに見られなかったのが残念だった。
小屋を後にし、進みにくいザレ場を登りつめると地蔵ヶ岳に着いた。
ここが今回の核心部と言っても良い程私にはキツいザレ場だった。
オベリスクは登らなかった(迫力にビビって登れなかった)
稜線上は絶えず雲の中に入ったり出たり。シャッターチャンスは数秒なんて事もあった。
地蔵ヶ岳から少し進むと赤抜沢ノ頭に出た。ここは白鳳峠からの登山者で賑わっていた。
稜線上を樹林帯の中に一度下り、登り返す。時間にして1時間位で観音ヶ岳に到着した。
途中颯爽と私を抜き去っていったトレランのグループもここで休憩していた。私より少し先に薬師ヶ岳へと向かっていった。
荷物の重さの差もあるがトレランする人は凄いと思う。私が休憩を終え、
薬師ヶ岳に向かう途中のコルから見た薬師ヶ岳山頂にはこのグループの姿が見えた。
「どんだけ早いんだよ!」と、心の中でツッコミを入れていたと思う。
観音ヶ岳から薬師ヶ岳へは案外あっさり着いてしまう。高低差があまりないからだろう。
雲の隙間から見える青い山肌。その全貌が見えずとも存在感を主張する。
北岳だ。むしろ威圧感とも呼べるその力強さはなんとも言い難かったが
日本二位は伊達じゃないなと思わされた。
天気の良い日に是非ここからその全貌を拝んで見たい。
下りに選んだ中道コースに関しては・・・特に書く事が無いけど少し書いておく。
ひたすら樹林帯を下っていった。まだか、まだか、まだか・・・おっ!、なんだまだか・・・
しいて見所をあげると「御座石」という巨石。
確かにデカいが、三山縦走した後に見ても魅力半減だった。
標高が下がってくると笹原のコースになってくるがこれがまた長い。
笹原を抜けると一度林道を横切りまた樹林帯に入っていく。
最後に待ち受けるこれまた長〜い九十九折の道。
あまりに長く単調な下りだった為、登山口の標識を見たとき「しゃぁ!!」と叫んだ(笑)
が、ここで終わりではない。ここから3km弱の林道歩き。
最後に青木鉱泉への近道の為沢を渡った。前日までの天気と当日雨が降ったこともあり
増水していて渡れない。結局諦めて流れの弱い場所を探し水の中を濡れながら渡った。
疲れた足に冷たい水が気持ち良かった。
帰路の車からは富士山が見え、南部町では火祭りを行っていて花火を間近に眺める事が出来た。
天気は悪かったものの、この夏の締め括りになんとも贅沢な山旅が出来たと思う。
お疲れ様でした。
薬師からの中道は途中に御座石があるだけで、小屋もなければ展望もないという精神修行道なんですよね。6月に同じルートを歩いて疲れた記憶があります。
地蔵岳のオベリスクは芸術ですね
コメント有難う御座います。
オベリスクは芸術!まさにその通りでした^^
6月の記録拝見させて頂きました。台風の後だったんですね。
やはり近道は増水していましたか。無理矢理通ってしまったんですが足滑らせたら流されてしまいそうで怖かったです。
鳳凰は僕も好きで何回も行っている山です。
ドンドコ沢はかなりの急登な上に、昭文社の地図の中道の下り時間もかなり短く書いてあるので歩いてみるとかなり長く感じてしまうルートです。
それでも、三山の縦走ルートは正面に富士山、右手に白峰三山、後に甲斐駒と仙丈が見れる最高のビューポイントですよね。
鳳凰は冬に行くと、また素晴らしいんです。
しかし、日帰りで行ってしまうとは。さすがです。
正面に富士山、右手に白峰三山、後に甲斐駒と仙丈
どれも今回は見られなかったんですが、それでもあの稜線歩きの気持ちよさはまた行きたいなと思わされるものでした。
たぶん私の家から一番行きやすいアルプスなので今後何回も行くと思います^^
冬の鳳凰…今年行ってみようかな〜
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