雲ノ平・高天原(北アルプス/折立〜新穂高縦走)
- GPS
- 75:45
- 距離
- 46.6km
- 登り
- 3,160m
- 下り
- 3,398m
コースタイム
折立07:45-三角点09:35-12:20太郎平12:45-13:40渡渉点-14:55カベッケ原-15:13薬師沢小屋
8/12
薬師沢小屋05:30-07:44木道末端-アラスカ庭園08:03-奥日本庭園08:39-祖母岳(アルプス庭園)08:59-09:30雲ノ平山荘09:40-スイス庭園10:00-10:30雲ノ平山荘10:45-ギリシャ庭園11:20-高天原峠12:38-13:35高天原山荘
高天原山荘13:50-14:05からまつの湯(入浴タイム)15:20-15:50高天原山荘
8/13
高天原山荘05:50-水晶池分岐07:01-岩苔乗越09:26-黒部源流分岐10:53-11:45三俣山荘12:00-三俣峠(蓮華岳肩)13:02-15:15双六小屋
8/14
双六小屋06:00-弓折乗越07:20-鏡平小屋08:00-ししうど原08:45-イタドリ原09:10-秩父沢09:45-小池新道入口10:25-わさび平小屋10:40-11:30新穂高温泉
天候 | 8/11 曇一時小雨 8/12 晴時々曇 8/13 雨時々曇 8/14 雨のち晴(下山後に晴れてもね…) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8/10 竹橋22:30-(毎日アルペン号)- 8/11 -05:30有峰口06:38-(バス)-07:30折立 復路 8/14 新穂高温泉13:30-(バス)-15:30松本17:18-(あずさ30号)-20:07新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 危険箇所は特にありません。 ■折立〜太郎平 最初は樹林の急登、三角点より先はひたすらなが〜い緩やかな登り。 ■太郎平〜薬師沢 木道の多い笹原の道。熊が出てきそうな雰囲気につき熊鈴必携。 渡渉点までカーブごとにナンバリングされているが途中で見失う。 反対コースならカウントダウン式なので、登りの際は目安となる。 ■薬師沢〜雲ノ平 黒部川を吊橋で渡ってすぐに崖際の梯子と桟道のへつり。ここが一番危険? 雲ノ平までは岩の積み重なったどぎつい急登。ここは最悪! 雲ノ平はゆるやかな木道が続く。うねうねと登りと下りの繰り返し。 ■雲ノ平〜高天原 高天原峠までは樹林帯の急下降。道が分かりにくい場所はロープが張ってある。 三段の梯子場(それぞれ20段ほど)を過ぎると峠に出る。 峠から先も樹林帯の下り。沢を渡って湿原に出ると小屋は間近い。 高天原温泉(からまつの湯)へは小屋から結構下る。 ■高天原〜岩苔乗越 緩やかな樹林帯の登りが延々と続く。 2500鍛賄世任花畑に出て森林限界を超えると沢筋の草付きを登る。 ■岩苔乗越〜黒部源流〜三俣山荘 大きく下って登りかえす。渡渉点あり。この季節なら雪渓上を歩くこともなし。 黒部源流とはいうが、それまでもずっと流れに沿って下るのでイメージ湧かず。 晴れていれば雪渓の景観がすばらしいと思われる。 ■三俣山荘〜双六小屋(巻道) 三俣蓮華岳まで結構登る。今回はここで雷鳥に遭遇。 巻道は概ね下りが続くが、中道との合流直前に岩場の急登あり。 ■双六小屋―新穂高温泉 小屋より弓折分岐まで緩やかな登りが続く。分岐の手前で下りになる。 分岐から新穂高温泉までひたすらなが〜い下り。 最後に待ち構える林道歩きは足裏に響く。 山小屋情報 ■薬師沢小屋 1人1枚の布団で休めました。沢ヤさんがやはり多いです。 岩魚は釣ってもキャッチ&リリースで。 ■高天原山荘 2人で1枚の布団でした。 ランプの宿で、TVなし(山小屋なんでそれでいいのですが…)。 温泉は河原の野湯と一段上のからまつの湯、女性用からまつ美人の湯がある。 湯の花の多い白く濁った良いお湯でした。野湯のほうが熱い。 ■双六小屋 大きくて設備の良い小屋です。雨天のせいか1人1枚の布団で休めました。 天ぷら三昧のボリュームのある夕食でした。 その他の情報 ■新穂高温泉は恵橋の架け替えなどでバス停がロープウェイ駅に移ったこともあり、ショートカット道が作られていました。 アルペン浴場も無くなった!? 自分のお気に入りはニューホタカの露天風呂です。野趣あふれるよい風呂です。 ■松本では駅前の『たくま』でカツカレーに舌鼓。学生時代よりの定番で、ボリュームがあって最高です。 |
写真
感想
夏休みを利用して、北アルプスに残す未踏の地、雲ノ平に行ってきました。
かなり以前から今年は雲ノ平と心に決めて夏休みを心待ちにしていましたが、いざ行かんとする日程は、天気予報では「曇時々雨」のマークが延々と続く最悪の状況(それまでずっと晴れつづきだったのに!)。
写真撮影が目的の身としてはまったく気分が盛り上がらず、それでも長期に休める時しか行けない場所だし、山の天気は行って見なけりゃ始まらないと思っての出発となりました(バスのキャンセル料がもったいなかっただけ…)。
結果、目的であった雲ノ平に行く日のみ天気予報が外れての快晴。期待していなかった分だけに最高の景観を満喫でき、まさに「山上の楽園」の名に相応しい場所でした。日本最奥の温泉、高天原温泉の湯も爽快で(マル見えになる野湯には入りませんでしたが…)、北アルプスのど真ん中で裸になっての露天風呂入浴はなかなか得がたい経験でした。
ただ、折立より太郎平まで1000丹幣綸个辰討鰐師沢まで大きく下り、雲ノ平まで600丹幣綸个辰討(ここが特にしんどい!)高天原まで大きく下り…といった激しい高低差のコースがとにかくツラく、あまりのしんどさにもう二度と来ないでもよいように踏むとこ踏んでおこうと心に決めながらの山歩きではありました。
残念ながら3日目以降は雨続き…。当初の予定は折立から雲ノ平経由、水晶・野口五郎を経て高瀬ダムまでのアルプス横断、もしくは黒部源流を越えて西鎌尾根を槍ヶ岳までといったものでしたが、双六からさっさと下山となりました(8/14の夕刻には槍ヶ岳も晴れていたようですが…)。振り返ってみればピークを一切踏んでいない(厳密に言えば雲ノ平の祖母岳は踏んできたがピークとはいえない)山行で、これもまたなかなか面白いコースだったように思います。
お花畑も広大で、いろんな花を楽しめましたが、コマクサの咲いているエリアではないこと(時期も微妙だが…)、雷鳥も全部で4羽しか見られなかったこと(オコジョとか出てこないかと期待してたが…)、雪渓上の歩きがなかったことなど、多少の心残りはありますが、まずは充実の山行となりました。
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