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Yamareco

記録ID: 216463
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

南ア・白峰三山テント泊縦走(北岳〜間ノ岳〜農鳥岳)

2012年08月15日(水) ~ 2012年08月17日(金)
 - 拍手
chunkichi その他1人
GPS
56:00
距離
24.3km
登り
2,544m
下り
3,217m

コースタイム

【1日目】
0721広河原インフォメーションセンター…0728広河原山荘…0753大樺沢分岐…0932二俣0945…1143小太郎尾根分岐…
1222北岳肩ノ小屋
【2日目】
0402北岳肩ノ小屋…0440北岳0504…0612北岳山荘0633…0708中白根山…0815間ノ岳…0918農鳥小屋0932…1027西農鳥岳
…1111農鳥岳1132…1208大門沢下降点…1458大門沢小屋
【3日目】
0657大門沢小屋…0937休憩小屋…1010奈良田第一発電所…1030丸山林道入口(奈良田第二駐車場)
天候 【1日目】曇り時々雨
【2日目】快晴
【3日目】午前中晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
奈良田の第二駐車場を利用しました。最寄のバス停は「丸山林道入口」になります。
なんと、1台のバスに全員乗り切れず十数名が取り残されるという事態に!!
「追加のバスを呼ぶので2時間ほど待って下さい」と言われまして…。
待てるわけもなく、乗り合いタクシーを取って希望者10名でジャンボタクシーに乗りました。
1人当たり1700円で広河原まで行けました。それ以外に環境保全費として100円取られます。
ちなみに、バス利用の場合は1000円+保全費100円です。
コース状況/
危険箇所等
【広河原〜北岳肩ノ小屋】
草スベリも八本歯も両方避けて計画を立てたので、特に危険なところも大変なところもありませんでした。
広河原小屋に登山ポストがあり、そこに計画書を入れました。インフォメーションセンターにもあったと思います。
二俣にトイレが2つあります。汲み取ってないみたいでかなり汚かったです。
肩ノ小屋のお手洗いもなかなかワイルドです(笑)。
「あまりキレイではない」とレビューを読んだ事がありましたが、この日は普通にキレイにされてありました。

【北岳肩ノ小屋〜農鳥小屋】
地図に「危険」マークのある場所があり、実際現地でも「危険」という看板を見ましたが。
が、行ってみて特に取り立てて危険な感じは受けなかったです。
肩ノ小屋から早朝ヘッデンで歩き始めたのですが、あまりに風が強く、耳がとっても痛かったです。
ニット帽があったら耳まで隠れてよかっただろうになと思いました。
(なかったので、タオルを頭から巻いて風除けにしました)
北岳山荘のトイレはバイオトイレで近代的なハイパートイレです。
農鳥小屋のトイレはチップを取ってないみたいでした(チップ入れ見かけませんでした)が、なかなか乙な感じです。

【農鳥小屋〜奈良田】
西農鳥の場所が最後まで不明でした。標識は特にありません。
農鳥岳へ向かう道は岩稜帯で、ペンキマークを良く見て歩けば危なくないと思います。
うっかりマークを見過ごして、一箇所道を誤ってガレた場所を下ってしまったことがありました。
大門沢下降点から小屋までは、誰もが「キツい」という急坂で、登るのも大変でしょうが、一日歩いた足でここを下るのもかなり大変です。
奈良田の第一駐車場はいっぱいだったので、バス停1つ先の第二駐車場に止めました。トイレあるけど水が流れず汚いです…。
奈良田の第一駐車場はいっぱいだったので、バス停1つ先の第二駐車場に止めました。トイレあるけど水が流れず汚いです…。
今回の同行者、山岳会同期のYマン。2泊3日でなぜか22kg…タフすぎる。
今回の同行者、山岳会同期のYマン。2泊3日でなぜか22kg…タフすぎる。
野呂川にかかるつり橋。この向こうに、山荘のテント場が見えました。
野呂川にかかるつり橋。この向こうに、山荘のテント場が見えました。
で、広河原山荘。「甲州ワインビーフ」ののぼりが目を引きます。食べたい。今すぐ食べたい。
で、広河原山荘。「甲州ワインビーフ」ののぼりが目を引きます。食べたい。今すぐ食べたい。
巨大なヒル君が、自分と同じくらいの大きさのミミズさんをチューチューしてました…。
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巨大なヒル君が、自分と同じくらいの大きさのミミズさんをチューチューしてました…。
二俣でお手洗いを拝借。紙はないので要持参。ここもあんまキレイじゃないです。
二俣でお手洗いを拝借。紙はないので要持参。ここもあんまキレイじゃないです。
左俣コースは雪渓がかなり残っています。でもアイゼンは要らないみたい。
左俣コースは雪渓がかなり残っています。でもアイゼンは要らないみたい。
Yマンが発見した、隠れミッキー☆
Yマンが発見した、隠れミッキー☆
前半のハイペースと重荷の為に若干バテながらも頑張るYマン。
前半のハイペースと重荷の為に若干バテながらも頑張るYマン。
肩ノ小屋到着!元気だったら北岳山荘まで行くつもりでしたが、ムリせずココで幕営。
肩ノ小屋到着!元気だったら北岳山荘まで行くつもりでしたが、ムリせずココで幕営。
出たっ、Yマンお得意のオトコ飯(笑)。ご飯2合に棒ラーメンまで…よく食べるなぁ。
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出たっ、Yマンお得意のオトコ飯(笑)。ご飯2合に棒ラーメンまで…よく食べるなぁ。
私はご飯1合強にビビンバの素と缶詰の焼き鳥を混ぜ、韓国海苔と好物のマヨをあしらった丼モノで。お湯で戻す豚汁も美味しかったです♪
私はご飯1合強にビビンバの素と缶詰の焼き鳥を混ぜ、韓国海苔と好物のマヨをあしらった丼モノで。お湯で戻す豚汁も美味しかったです♪
翌朝4時40分、日本第二峰・北岳山頂にてご来光を待ちます。
翌朝4時40分、日本第二峰・北岳山頂にてご来光を待ちます。
どんどん東の空がオレンジ色に染まってゆく…。
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どんどん東の空がオレンジ色に染まってゆく…。
雲海に浮かぶ富士山もバッチリ見えました。
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雲海に浮かぶ富士山もバッチリ見えました。
ご来光キター!!ここ数日悪天だったそうなので、この日はとてもラッキーでした。
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ご来光キター!!ここ数日悪天だったそうなので、この日はとてもラッキーでした。
暗めで分かりにくいですが、たくさんの登山者で山頂はにぎわっていました。
暗めで分かりにくいですが、たくさんの登山者で山頂はにぎわっていました。
目薬差しながら「北岳に来たー!」とかギャグ言ってみようかと思ったけど勇気なくて出来なかった(笑)。
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目薬差しながら「北岳に来たー!」とかギャグ言ってみようかと思ったけど勇気なくて出来なかった(笑)。
遥か中央アルプスを望みます。いくつかのピークは雲がかかっています。
遥か中央アルプスを望みます。いくつかのピークは雲がかかっています。
絶壁の岩場に咲く、高山の花々。こんな風の強い中頑張ってるなぁ。
絶壁の岩場に咲く、高山の花々。こんな風の強い中頑張ってるなぁ。
山の大きな影が映っているのが分かります?
2
山の大きな影が映っているのが分かります?
すっかり日も上がってきました。この時ものすごい強風が吹いていて、耳が痛かったです。
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すっかり日も上がってきました。この時ものすごい強風が吹いていて、耳が痛かったです。
地図にある「危険」印の箇所でしょうか。
地図にある「危険」印の箇所でしょうか。
こんな感じの道です。危険な気はあまりしませんでしたが…。
こんな感じの道です。危険な気はあまりしませんでしたが…。
強風に流されて雲がソロソロと手を伸ばしてくる!
強風に流されて雲がソロソロと手を伸ばしてくる!
振り返って北岳。
振り返って北岳。
北岳山荘に着くと、なんと会の先輩たちにバッタリ会いました!ビックリ!!立ち話で若干長居しました(苦笑)。
北岳山荘に着くと、なんと会の先輩たちにバッタリ会いました!ビックリ!!立ち話で若干長居しました(苦笑)。
今日も見ました、レスキューのヘリ。
今日も見ました、レスキューのヘリ。
さて、次は間ノ岳(左奥のトンガリ部分)を目指します。手前の丸いピークは中白根山。
さて、次は間ノ岳(左奥のトンガリ部分)を目指します。手前の丸いピークは中白根山。
振り返って北岳・其ノ弐。何度見てもカッコいいなぁ〜。
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振り返って北岳・其ノ弐。何度見てもカッコいいなぁ〜。
着きました、中白根山。ボロボロの山頂碑。
着きました、中白根山。ボロボロの山頂碑。
振り返って北岳・其ノ参。山荘が小さく見えます。
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振り返って北岳・其ノ参。山荘が小さく見えます。
中白根山のピークにあったケルンですが、下の部分はセメントか何かで固めたように固定されて見えました。
中白根山のピークにあったケルンですが、下の部分はセメントか何かで固めたように固定されて見えました。
名前ワカラナイけど小さな可愛いお花。
名前ワカラナイけど小さな可愛いお花。
間ノ岳周辺は砂礫っぽい登山道で、なだらかで歩きやすいです。
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間ノ岳周辺は砂礫っぽい登山道で、なだらかで歩きやすいです。
右が北岳、左は仙丈ケ岳。奥に見えるトンガリは甲斐駒ケ岳。
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右が北岳、左は仙丈ケ岳。奥に見えるトンガリは甲斐駒ケ岳。
間ノ岳到着。日本第四峰だそうです。結構人が多かったのは北岳山荘から出発した登山者が多いからかな?ちょっと曇ってきた。
間ノ岳到着。日本第四峰だそうです。結構人が多かったのは北岳山荘から出発した登山者が多いからかな?ちょっと曇ってきた。
さて、お次は農鳥岳へ。鞍部に名物オヤジさんの小屋が見えます。
さて、お次は農鳥岳へ。鞍部に名物オヤジさんの小屋が見えます。
ペンキが流れてホラーちっくになってた(笑)。
ペンキが流れてホラーちっくになってた(笑)。
この辺りの石は赤茶色っぽくて、他とはちょっと様子が違いました。
この辺りの石は赤茶色っぽくて、他とはちょっと様子が違いました。
農鳥小屋着。かなりクセのあるオヤジさんでした(笑)。首からおっきな双眼鏡ぶら下げてた!
農鳥小屋着。かなりクセのあるオヤジさんでした(笑)。首からおっきな双眼鏡ぶら下げてた!
農鳥岳への道すがら振り返って見た間ノ岳は、緑が少なく白っぽいハゲた山に見えました。
農鳥岳への道すがら振り返って見た間ノ岳は、緑が少なく白っぽいハゲた山に見えました。
先頭を行くYマン。頼もしい後姿。
先頭を行くYマン。頼もしい後姿。
小ピークでバランスを取るつもりが、レイザーラモンになってしまったYマン(笑)。
小ピークでバランスを取るつもりが、レイザーラモンになってしまったYマン(笑)。
私は怖かったのでお座りでポーズ。登山道から外れた尾根上の名無しピークですが、景色はバツグンでした。
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私は怖かったのでお座りでポーズ。登山道から外れた尾根上の名無しピークですが、景色はバツグンでした。
西農鳥ってドコなんだろう…思い当たる場所をウロウロしながら歩きます。
西農鳥ってドコなんだろう…思い当たる場所をウロウロしながら歩きます。
地面に赤ペンキでマーキングしてある!ココが西農鳥か??GPSがあればなぁ…。
地面に赤ペンキでマーキングしてある!ココが西農鳥か??GPSがあればなぁ…。
見下ろすと農鳥小屋。他の登山者がオヤジさんに西農鳥の場所を聞いていたが、「行けば分かる」とあしらわれていた…。
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見下ろすと農鳥小屋。他の登山者がオヤジさんに西農鳥の場所を聞いていたが、「行けば分かる」とあしらわれていた…。
自分達が通り過ぎたピークで記念撮影するご夫婦。あっちが西農鳥だったのか!?
自分達が通り過ぎたピークで記念撮影するご夫婦。あっちが西農鳥だったのか!?
霞の向こうに下界の街が見える。
霞の向こうに下界の街が見える。
やっと農鳥岳到着。もうヘロヘロ。でもバックの青空の色はたまらん。
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やっと農鳥岳到着。もうヘロヘロ。でもバックの青空の色はたまらん。
富士山を見ながらおやつ。実は日焼け止めを忘れてしまい、直射日光モロ浴びですっかり焼けてしまいました。
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富士山を見ながらおやつ。実は日焼け止めを忘れてしまい、直射日光モロ浴びですっかり焼けてしまいました。
お花畑〜☆
この白い花が今回イチバンのお気に入り。何て名前かしら?
この白い花が今回イチバンのお気に入り。何て名前かしら?
まだまだ続く縦走路…もう8時間歩いてるよ…さすがに疲れた。
まだまだ続く縦走路…もう8時間歩いてるよ…さすがに疲れた。
大門沢下降点の鐘。悲しい逸話を持つ道標と聞いていましたが。
大門沢下降点の鐘。悲しい逸話を持つ道標と聞いていましたが。
積雪期にここで息子さんを亡くされたご両親が建てたものだそうです。ご存命なら私の父と同い年くらいです。
積雪期にここで息子さんを亡くされたご両親が建てたものだそうです。ご存命なら私の父と同い年くらいです。
おこじょー!!!!!!!
3
おこじょー!!!!!!!
可愛い、可愛すぎる。夢中でシャッターを押しまくる!!
可愛い、可愛すぎる。夢中でシャッターを押しまくる!!
人を怖がらないのか、少しずつこっちへ近づいたりひっこんだりしていました。
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人を怖がらないのか、少しずつこっちへ近づいたりひっこんだりしていました。
つぶらな瞳と、ちょこちょこ動く尻尾がキュート♪
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つぶらな瞳と、ちょこちょこ動く尻尾がキュート♪
まだちっちゃかったので子供かな?動きがすばしっこく、カメラで追うのが大変。
まだちっちゃかったので子供かな?動きがすばしっこく、カメラで追うのが大変。
我々が先に進もうとすると、岩をぴょんぴょん飛びながら途中まで着いてきました。カワイイ〜☆
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我々が先に進もうとすると、岩をぴょんぴょん飛びながら途中まで着いてきました。カワイイ〜☆
ようやく樹林帯に入りました。これから一気に標高を下げます。この下りがとにかくしんどい。
ようやく樹林帯に入りました。これから一気に標高を下げます。この下りがとにかくしんどい。
野趣溢れる木橋。私の苦手なヤツ…渡るのにエラい時間がかかってYマンに迷惑かけちゃった。ゴメン。
野趣溢れる木橋。私の苦手なヤツ…渡るのにエラい時間がかかってYマンに迷惑かけちゃった。ゴメン。
行動時間11時間の果てに、大門沢小屋到着。最後1時間は水が切れて無かった為、着いてすぐ水場でガブ飲みしました。
行動時間11時間の果てに、大門沢小屋到着。最後1時間は水が切れて無かった為、着いてすぐ水場でガブ飲みしました。
テン場に着くも満身創痍で気力が出ない。Yマンが一生懸命テント張ってくれました。ホントゴメンなさい…。
テン場に着くも満身創痍で気力が出ない。Yマンが一生懸命テント張ってくれました。ホントゴメンなさい…。
翌朝はのんびり7時前の出発。なぜなら昨晩、しこたま飲みまくったからです(笑)。
翌朝はのんびり7時前の出発。なぜなら昨晩、しこたま飲みまくったからです(笑)。
出たよー木橋ー。こいつ結構出てきます。その度に時間がかかりました。「足元を見ず先を見ると怖くないよ」とYマンに指導されてから少しスピードアップしました。
出たよー木橋ー。こいつ結構出てきます。その度に時間がかかりました。「足元を見ず先を見ると怖くないよ」とYマンに指導されてから少しスピードアップしました。
深緑の向こうに沢。奥秩父の景色に似ていて安心しました。こういう山も好き。
深緑の向こうに沢。奥秩父の景色に似ていて安心しました。こういう山も好き。
平らなところなら元気に歩けるの。(←当たり前だろ・笑)温泉目指してサクサク歩く。
平らなところなら元気に歩けるの。(←当たり前だろ・笑)温泉目指してサクサク歩く。
私「山ガールっぽい?☆」
Yマン「山ガールはそんなポーズしない(笑)」
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私「山ガールっぽい?☆」
Yマン「山ガールはそんなポーズしない(笑)」
地図に吊橋が3本出てきますが、1本目が一番高度感があり怖いです。が、私実は吊橋は全然ヘーキなのです♪
地図に吊橋が3本出てきますが、1本目が一番高度感があり怖いです。が、私実は吊橋は全然ヘーキなのです♪
さらに2本目。このあともう1本ありますがだんだんショボくなって面白くなかった(ぇ)。
さらに2本目。このあともう1本ありますがだんだんショボくなって面白くなかった(ぇ)。
すっかり下りてきました、名残惜しい気持ちで山々を見上げます。工事現場の音が響き渡り若干興醒め。
すっかり下りてきました、名残惜しい気持ちで山々を見上げます。工事現場の音が響き渡り若干興醒め。
休憩小屋に着きました。中にはミニギャラリーが。自販機とか置いたら儲かるだろうに。
休憩小屋に着きました。中にはミニギャラリーが。自販機とか置いたら儲かるだろうに。
たくさんのお供えモノに囲まれたお宮に手を合わせます。お邪魔しました☆
たくさんのお供えモノに囲まれたお宮に手を合わせます。お邪魔しました☆
奈良田第二駐車場に戻ってきました!いやー疲れたけど楽しかった〜!また行きたいなぁ。
奈良田第二駐車場に戻ってきました!いやー疲れたけど楽しかった〜!また行きたいなぁ。

感想

白峰三山。
その名を知ったのは、ちょうど去年の7月くらい。
まだテント一式揃えたばかりで縦走の経験に乏しく、「今年はまだやれないだろうから、来年絶対やろう」と決めていました。
この一年、奥多摩や奥秩父をうろうろ歩いてボチボチ経験も積んだところで、計画を練っていたところ…
どこからかこの計画を聞きつけた、山岳会の同期・Yマンから「一緒に行きませんか?」とお誘いのメール。
頼もしい同行者をゲットし、素晴らしい2泊3日となったのでした。



パーティーを組んでバラバラのテントを張るのはマナー上宜しくないので、当初は私の2人用テントに2人で泊まって荷物はツェルトに包んで外に置こうという話だったのですが、Yマンがボーナスを駆使して3人用のテントを仕入れてくれた為、とても快適なテント生活を送ることができました。
しかも、そのテント一式を全てYマンが背負ってくれたので、私は荷物が軽くてラクラク♪
Yマンは更に大量の食料とワイン1本&飲み水以外に2リットルの水を持ってきたので、1日目はなんと総重量22kg!!
いくら体力があるとはいえすごい重量です。
私はテントがない分いつものテント泊より重量が軽く、初日で多分16kgあるかないかぐらい。
楽勝楽勝〜なんて思っていましたが…2日目はバテバテでした。




さて、1日目は、朝から波乱の幕開け。
前日夜に東京を出て、奈良田の駐車場に着いたのが深夜2時くらい。
第一駐車場は既にいっぱいだったので、少し先の第二駐車場まで車を進めます。
バスの時間まで車中で仮眠を取り、翌朝バス停に並ぶと……
やってきたバスは1台。増発はしないとの乗務員の案内。
ところが!!!
ちょうど我々が切符を購入しようとしたところで乗務員に止められてしまいます。
その後、乗務員の口から衝撃の一言が。
「全員乗りきらないので、臨時便を呼びます、2時間ほどお待ち下さい。」
どうやら甲府の営業所からもう1台呼ぶらしい。
多分この「2時間」はちょっと多めに言ったんでしょうけど、
それでも麓からバスが来るまで待ち、さらにバスに乗っても広河原まで約1時間。
かなりのタイムロスになってしまいます…。
残された十数名の登山者たち。
焦る私とYマン。
その時、勇者は現れた!(笑)
男性2人組のパーティーがジャンボタクシーを1台チャーターしてくれ、
希望者を募ってみんなで乗り合いタクシーに乗りました。
6時半前にはタクシーが到着し、定員10人ピッタリの希望者で出発。
広河原には7時半頃には到着できました。予定より1時間のロスで済みました。
タクシー代は17,000円。10人で割ると1人1700円です。
バスより700円高かったですが、ゆっくり座って眠りながら行くことができたので、満員のバスに乗るよりかえってこの方がよかったなと思いました。

広河原からは、当初若干飛ばし気味で登りました。
できれば今日のうちに北岳山荘まで進みたかったからです。
ところが、二俣に着いたあたりからYマンがバテはじめます。
そらそーだ、前日普通に仕事してそのまま車を運転し、仮眠程度の休息で22kg背負ってあのハイペースだもの。
それでも12時半頃には肩ノ小屋に辿り着けました。
この日はムリせず、肩ノ小屋で幕営とします。
テントを張ったあとビールで乾杯してお昼寝。
夕方目を覚ますと雨が降り出しており、夜中はものすごい風が吹いていました。
が、1日の疲れとワインでほろ酔いの体は寝袋に入るとすぐ眠りに落ちました。




翌朝は2時半ころ起床。目覚ましは3時でしたが、体が勝手に起きました。
外へ出ると満点の星空!
「流れ星見ちゃった!」とはしゃぐYマン。私も見たかった!!

予定通り4時に出発。北岳山頂でご来光を拝みました。
ここ数日天気が良くなかったみたいなのですが、この日は快晴。
キレイな日の出を見ることができて本当にラッキーでした。
ただ、さすが3000mの稜線、風の強さ・冷たさがハンパない。
耳が千切れそうなくらい痛くて、その痛みで頭痛までしてくる始末。
ニット帽欲しい…でも持ってないから、タオルを頭から巻いて耳を覆う事で事なきを得ました。
ただ、ものごっついカッコ悪いです(笑)。

北岳を下り、北岳山荘でトイレ休憩を取っていると、なんと山岳会の先輩パーティーに遭遇!
私たちと入れ違いの日程と聞いていたのですが、どうやら日程を変更したようでした。
先輩達は農鳥方面から広河原へ降りるという我々とは逆コースだったようで、ここですれ違いだったのでした。
山荘を出て間ノ岳に着くと、前日に乗り合いタクシーをチャーターして下さったお二人と遭遇。
お二人は昨日のうちに北岳山荘まで頑張って歩いたのだそうです。
「大門沢小屋でまた会いましょう」と挨拶をして、我々は先を急ぎました。

農鳥小屋へ着くと、Yマンは山バッチを購入する為売店へ。
人がいないので呼びに行くと、例の名物オヤジさんがおいでになりました。
首から大きな双眼鏡ぶら下げてる!独特の雰囲気のオヤジさんです。
他の登山者から西農鳥の場所を聞かれていましたが、「行けば分かる」とか「天気のことはおたくらの方が分かるでしょ」といった回答で、全然答えになってない(笑)。
尋ねた登山者のおじさんが「はいはい、分かりました、もういいです」と言ってそそくさと立ち去っていました。
なんだか絡むと面倒くさそうだったので(笑)、私はそのオヤジさんとは言葉を交わさずにこの小屋を後にしました。

小屋を通過したのが、朝出発してから5時間半ほど経った頃のこと。
経験上、6時間を超えたところからバテはじめることが分かっています。
案の定、農鳥岳を目指す岩場を通過している頃から体力が落ちている感じがしてきました。
日も高くなって日差しが強く、気温もどんどん上がります。
慣れない岩場の通過に神経も使い、なかなかペースが上がらず、先を行くYマンに待ってもらう事が増えてきました。
ようやく辿り着いた農鳥岳山頂では、景色を楽しみながらゆっくり休憩。
おやつを食べたりポカリを飲んだりしたら、少し元気になりました。

大門沢下降点まではなだらかな下り道で、途中にお花畑もあり、遠くに塩見岳の勇姿を眺めながら、今度はあっちにも行ってみようなどと楽しく会話しながら歩くことができました。
辛かったのは、この下降点から先です。
歩かれたことのある方がだいたい皆さん口をそろえて「下降点から大門沢小屋までが長い、辛い」とおっしゃっていましたが、本当にその通りでした。
この下降点に着いた時点で、出発から8時間が経過。これ以上の行動時間は私もほとんど経験がありません。
樹林帯に入り、岩と根っこの段差の多い登山道をひたすら一気に降ります。
河原に出たところで、とうとう水が底をついてしまいました。
でも残り1時間。水がなくても何とか行けそうです。
飴をなめながら喉の渇きを誤魔化しつつ最後の下りを乗り切りました。
下降点から小屋までの標準コースタイムは2時間半。私は3時間かかりました。
健脚のYマンはずっと私のペースに合わせて歩いてくれましたが、自身のペースよりゆっくり歩くというのも案外疲れるものです。先に行ってくれと何度か言ったのですが、それでも置いていかずに最後まで一緒に歩いてくれた事が有難くも申し訳なく、何度か目頭を熱くしながらトボトボ歩いていました。
大門沢小屋に着いたとき、行動時間はちょうど11時間。
日帰りや小屋泊でさえ、11時間なんて長時間は歩いたことがありませんでした。
満身創痍の私を横目に、Yマンがせっせとテントを建ててくれます。私はポールを1本通したきりで、あとは何もできませんでした。

晩ご飯にはかなり時間が早かったのですが、すっかり腹ペコだったのでもうとっとと晩ご飯にしてしまいました(笑)。
食事をしていたところへ、乗り合いタクシーのお二人組みがちょうど到着。
みんなで、「下降点からの下り、キツかったよねー」という話をしました。
食事が終わったあと、小屋の前のテーブルに集まって、皆さんと宴会をしました。
他の登山者の方も加わり、結構な人数で盛り上がりました。
1日の緊張が解けた私はこの時すっかり飲みすぎて(笑)、途中から何を喋っていたのか殆ど記憶がありません……。
這うようにテントへ戻り、そのまま泥のように眠ったのでした。

翌朝はもう最初から寝坊覚悟だったので(笑)、目覚ましなんかかけず適当な時間に起きました。
朝ごはんをのんびり食べて、テントを撤収する頃にはもう周りには誰もおらず…。
小屋番の方々の「お前らいつまでいるんだよ」的な目線に後押しされるように小屋を後にしました。
最終日でもう下りるだけ、ということもあり、3日目は気持ち的にも焦ることなく、沢沿いの樹林帯歩きを楽しみながら下りました。
途中、手作りの丸太橋が何度も出てきて、それが私は本当に怖かった!
高いところは別に平気なのですが、足が全部乗らないような狭い足場が怖いようです。
Yマンから「足元見るから怖いんだよ、先を見て歩くと怖くないよ」と教えてもらうと、少しペースを上げて歩くことができるようになりました。
(それまでは、10人が渡るくらいの時間をかけて渡ってました・苦笑)

奈良田の駐車場から、温泉へ向かいます。
今回は「奈良田の里温泉」を利用しました。
http://www.navi-city.com/yu/narada/
ヌルヌルした感触のお湯で、いかにも肌に良さそう!
日焼けしてヒリヒリするのをグッとガマンして、顔にもお湯をバシャバシャ。
温泉から出ると、乗り合いタクシーのお二人組と、そのタクシーに同乗していた単独の男性が待っていてくれて、5人で麓の食堂で一緒にトンカツを食べました。
今回のお山の悲喜こもごもを語り合い、とても楽しい時間でした。



帰りにゲリラ豪雨に出くわし、横殴りの雨風に雹まで降ってきてエラい目に合いましたが、なんとか無事に帰ってくることができました。
今回は本当にいろいろな人たちに助けられた旅でした。
もともと独りでやろうと思っていた計画でしたが、独りでやらなくて本当に良かったと思います。
私一人でやるにはまだ力不足だったろうし、それに、あんなに素晴らしい展望は独りで見るにはもったいなかったなぁって。
Yマンにとってはいい迷惑だったかもしれませんが(笑)、私はこの2人パーティーは個人的に気に入っています。
もっと力をつけて、お世話になるばっかりではなく自分もパーティーの一員として役に立てるよう、もっと経験を積まなくてはと思いました。



そして、最後に。
日焼け止めは絶対いるって!!!!(笑)
もぉーーー腕が痛いのよぉーーー!!!!
黒いのは百歩譲っていいとして、このヒリヒリ痛むのを何とかしたい(涙)。

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コメント

chunkichiさん、こんにちは。
奈良田のバス一台事件は自分もびっくりしました。
いつも増便があるので、まさかそのうち来るだろうと思ってましたが。。。
あれは、完全にバス会社の見込み違いでしたね。
こちらは、たまたま第一駐車場近辺に停められたので乗りつく事ができましたけど。

それにしても二日目、三日目は天気に恵まれたみたいでよかったですね。

農鳥小屋オヤジさんのエピソードも相変わらずで面白いです。

お疲れさまでした。
2012/8/18 17:51
> ainuさん
こんばんは!コメントありがとうございます。

ainuさんもあの日、あのバスに乗っていらしたんですね。
バス会社の営業所が近ければいいんですが、あの山間部では追加といってもすぐには来られないので、そのあたり不便ですね。
広河原に着いたら、いくつもバスが停まっていましたが、あのうち1台でもよこせなかったのか…と思ってしまいました。
結果的に乗り合いタクシーを取った事によって新たな出会いもあったので、ヨシとしています(^−^)

2日目・3日目は本当に晴天で素晴らしい旅になりました!また一段と山にハマってしまいました。
農鳥のオヤジさんは噂どおりの面白いオジサンでした
2012/8/18 19:22
お疲れ様でした。
楽しく読ませていただきました。
私も7月に歩きました。しんどかったのは自分だけじゃなかった思うと妙に安堵します。
そうそう腕が痛いのもよく分かります。(笑)
2012/8/19 19:42
> hiratsukaさん
こんばんは、コメントありがとうございます!

7月ならキタダケソウが見られますね、羨ましい!
まだまだ雪渓がたくさん残っていた頃でしょうか?

大門沢小屋のテント場にやってきた方々は、みんな口を揃えて「しんどい!」って言っていました。
今でも思い出すとふくらはぎが痛みます(苦笑)。

腕のヒリヒリはだいぶ治まりました。
今さら、顔にパックして美白を狙っていますがもう無理でしょうね…(笑)。
2012/8/20 22:18
chunkichiさん、こんにちは
55枚目で向こうから赤いザックを担いでくるfireboltです
「最近の登山で会ったかも」リストが多くて、チェックし切れていなかったのですが、ainuさんにテントを撮って頂いたのに続いて自分を見つけました。

15日はいろいろ大変でしたが、16日は素晴らしい天気で良かったですよね。今度は大門沢下降点の先まで行っちゃってください。とても良いところです
2012/8/25 11:17
> fireboltさん
こんにちは!コメントありがとうございます!

なんと、写真写りこんでましたか!
勝手に掲載しちゃってゴメンナサイ…。
この時結構ヘロヘロだったですけど、確か挨拶を交わしたのを覚えています。

16日は本当にお天気に恵まれてラッキーでした☆
あんな景色見せられたらハマってしまいます(笑)。
大門沢下降点より先は、破線&「健脚向け」と地図にあったので、ちょっと怯んでいます。
山頂碑はあるみたいですが、ルートはやっぱり分かりにくいのでしょうか?
地形を読むのにもうちょっと強くなったらぜひチャレンジしてみたいです!
2012/8/27 16:31
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