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Yamareco

記録ID: 2165527
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳 冬季八ヶ岳初主峰も悪天で訓練登山に…

2020年01月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:32
距離
17.0km
登り
1,466m
下り
1,465m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:16
休憩
1:13
合計
7:29
6:56
39
7:35
7:36
4
7:40
7:41
51
8:32
8:33
42
9:15
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10
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9:51
46
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10:40
9
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10:53
9
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3
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11:12
3
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14
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3
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11:38
27
12:05
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7
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14
12:26
12:42
31
13:13
13:20
26
13:46
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4
13:50
13:50
33
14:23
14:24
1
14:25
ゴール地点
天候 曇り & 暴風
過去天気図(気象庁) 2020年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳山荘の駐車場を利用。
6時に到着した時点で、駐車場は8割程の駐車率。
500円/1日

赤岳山荘までの林道はカチカチのアイスバーンで、4駆以外は通行不可かと思う。
やまのこ村・赤岳山荘合わせて130台程度の駐車が可能。
コース状況/
危険箇所等
林道以外は全行程雪道になってて歩き易い。

文三郎尾根は岩と雪のMIX。
地蔵尾根は要所にパイプや鎖が設置されて、歩き易い。
ただし階段は傾斜がキツく、下りでは難儀かと思います。
ここは巻いて攻略。

それ以外は樹林帯で、強風の影響は無く快適に歩けます。
その他周辺情報 「やまのこ村」
http://www.yatsu-akadake.com/noko-k-w.html

「行者小屋・赤岳鉱泉」
http://userweb.alles.or.jp/akadake/

「硫黄岳山荘」
http://www004.upp.so-net.ne.jp/iou/guidance/guidance.html

「yatsugatake J&N」
入浴 : 700円
素泊まり : 4,800円
http://j-and-n.jp
新年最初の登山に選んだのは、八ヶ岳主峰の赤岳。
自分の経験値で厳冬期は無理だが、今なら大丈夫。
たぶん…
八ヶ岳山荘に駐車して長い林道歩きのスタート。
2020年01月03日 06:54撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 6:54
新年最初の登山に選んだのは、八ヶ岳主峰の赤岳。
自分の経験値で厳冬期は無理だが、今なら大丈夫。
たぶん…
八ヶ岳山荘に駐車して長い林道歩きのスタート。
林道は所々でアイスバーンの急傾斜が多数。
車で往来するには、4駆じゃないと太刀打ちできない道が続きます。
八ヶ岳山荘から行者小屋まで、軽アイゼンで進みます。
2020年01月03日 07:01撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 7:01
林道は所々でアイスバーンの急傾斜が多数。
車で往来するには、4駆じゃないと太刀打ちできない道が続きます。
八ヶ岳山荘から行者小屋まで、軽アイゼンで進みます。
40分かけてようやくやまのこ村、赤岳山荘に到着。
2020年01月03日 07:33撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 7:33
40分かけてようやくやまのこ村、赤岳山荘に到着。
南沢と北沢の分岐。
行きは南沢で、帰りは楽チンな北沢から下山予定。
2020年01月03日 07:40撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 7:40
南沢と北沢の分岐。
行きは南沢で、帰りは楽チンな北沢から下山予定。
南沢はしっかり雪が残ってて、歩き易い。
2020年01月03日 08:16撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 8:16
南沢はしっかり雪が残ってて、歩き易い。
霧氷がいい感じに綺麗だが、曇り空と同調してあまり映えない。
2020年01月03日 08:47撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 8:47
霧氷がいい感じに綺麗だが、曇り空と同調してあまり映えない。
晴天なら赤岳が正面に見えると思うが、今日は期待できない天候。
2020年01月03日 08:55撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 8:55
晴天なら赤岳が正面に見えると思うが、今日は期待できない天候。
行者小屋に到着。
ここから先山頂までは暴風に降雪に備え、おにぎり食べて戦いに備える。
ここでアイゼンとピッケルに装備変更。
2020年01月03日 09:17撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 9:17
行者小屋に到着。
ここから先山頂までは暴風に降雪に備え、おにぎり食べて戦いに備える。
ここでアイゼンとピッケルに装備変更。
登りは文三郎尾根で進む。
階段エリアから風の影響を受け始める。
すれ違う人たちは真っ白に染まって、上部の悪天に緊張感が高まる。
2020年01月03日 10:04撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 10:04
登りは文三郎尾根で進む。
階段エリアから風の影響を受け始める。
すれ違う人たちは真っ白に染まって、上部の悪天に緊張感が高まる。
文三郎尾根分岐に出ると、体が持ってかれる程の暴風に襲われる。
たまらず耐風姿勢を取りながら、高度を少しづつ上げる。
この写真はキレット分岐。
ここからが核心部で慎重に進む。
2020年01月03日 10:46撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 10:46
文三郎尾根分岐に出ると、体が持ってかれる程の暴風に襲われる。
たまらず耐風姿勢を取りながら、高度を少しづつ上げる。
この写真はキレット分岐。
ここからが核心部で慎重に進む。
山頂まですれ違いが多くて一苦労。
山頂まであと一息。
2020年01月03日 11:08撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 11:08
山頂まですれ違いが多くて一苦労。
山頂まであと一息。
赤岳(2,899m)山頂に到着。
巨大な歯ブラシに成長中。
2020年01月03日 11:11撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 11:11
赤岳(2,899m)山頂に到着。
巨大な歯ブラシに成長中。
赤岳の標識。
晴天ならバックは富士山が見えるのに…
2020年01月03日 11:11撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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赤岳の標識。
晴天ならバックは富士山が見えるのに…
のんびり休憩する雰囲気ではないので、急ぎ足で下山。
赤岳展望荘までは油断できない下りが続く。
2020年01月03日 11:30撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 11:30
のんびり休憩する雰囲気ではないので、急ぎ足で下山。
赤岳展望荘までは油断できない下りが続く。
地蔵の頭に到着。
無事に下山できるよう、お地蔵さんにお祈り。
2020年01月03日 11:35撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 11:35
地蔵の頭に到着。
無事に下山できるよう、お地蔵さんにお祈り。
危険地帯を超えて樹林帯に戻ってこれた。
ザックやゴーグル、カメラまで真っ白に凍ってた。
2020年01月03日 11:53撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 11:53
危険地帯を超えて樹林帯に戻ってこれた。
ザックやゴーグル、カメラまで真っ白に凍ってた。
わずかに見えるのは西岳。
麓は晴れ間が広がってる。
2020年01月03日 11:57撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 11:57
わずかに見えるのは西岳。
麓は晴れ間が広がってる。
赤岳鉱泉にて栄養補給。
2020年01月03日 12:26撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 12:26
赤岳鉱泉にて栄養補給。
アイスキャンディーに登攀中の人々。
ガンバ!!
2020年01月03日 12:40撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 12:40
アイスキャンディーに登攀中の人々。
ガンバ!!
そういえば初めてアイスキャンディーを見た。
思ったより大きくて迫力満点。
多くの登山者で賑わってました。
2020年01月03日 12:41撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 12:41
そういえば初めてアイスキャンディーを見た。
思ったより大きくて迫力満点。
多くの登山者で賑わってました。
下山路は北沢。
清流がは所々凍ってるが、勢いよく流れてる。
2020年01月03日 12:52撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 12:52
下山路は北沢。
清流がは所々凍ってるが、勢いよく流れてる。
氷が不思議な造形になってる。
2020年01月03日 12:53撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 12:53
氷が不思議な造形になってる。
疲れたら清流見て一息つきながら下っていく。
2020年01月03日 13:06撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 13:06
疲れたら清流見て一息つきながら下っていく。
堰堤広場にてアイゼンから軽アイゼンへ変更。
凍結した林道歩きが続く。
2020年01月03日 13:41撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
1/3 13:41
堰堤広場にてアイゼンから軽アイゼンへ変更。
凍結した林道歩きが続く。
赤岳山荘の駐車場に到着。
八ヶ岳山荘まで道半ば。
2020年01月03日 13:48撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 13:48
赤岳山荘の駐車場に到着。
八ヶ岳山荘まで道半ば。
久しぶりに長い林道歩きに足が痛くなってきた。
最後まで凍結区間が続くので、気を抜かず進む。
2020年01月03日 14:05撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 14:05
久しぶりに長い林道歩きに足が痛くなってきた。
最後まで凍結区間が続くので、気を抜かず進む。
八ヶ岳山荘に無事到着。
2020年01月03日 14:23撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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1/3 14:23
八ヶ岳山荘に無事到着。
帰り道にある「つたの湯」にて汗を流す。
悪天で綺麗な展望は見れなかったが、これも良い経験になりました。
2020年01月03日 15:19撮影 by  iPhone XR, Apple
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1/3 15:19
帰り道にある「つたの湯」にて汗を流す。
悪天で綺麗な展望は見れなかったが、これも良い経験になりました。

装備

個人装備
ザック:MILLET KHUMBU35ℓ 登山靴:LOWA マウンテンエクスパート GT EVO ゲイター:OUTDOORRESEARCH クロコダイルゲイター ドライレイヤー:finetrack DRYLAYER-WARM ベースレイヤー:mont-bell スーパーメリノウール EXP ミッドレイヤー:Haglofs LIZARD II JACKET ハードシェル:MILLET グランズ モンテッツ ゴアテックス ジャケット ボトム:MILLET TYPHON 50000 WARM ST PANT インナーソックス:Injinji ライナークルー ソックス:FITS ミディアムハイカークルー インナーグローブ:Foxfire サーモコアフリースグラブ グローブ:AXESQUIN GORE-TEX スベラヌグリップ アウターグローブ:Black Diamond グリセード 軽アイゼン:モンベル コンパクトスノースパイク アイゼン:GRIVEL エアーテック・オーマチックSP ピッケル:GRIVEL Air Tech Evolution リーシュ:GRIVEL スプリングリーシュベルト トレッキングポール:BlackDiamond トレイル サングラス:SWANS Airless Wave ゴーグル:SWANS ULTRA調光レンズRIDGELIN カメラ:Canon EOS80D ショルダーストラップ:COTTON CARRIER STRAP SHOT EV1 カメラバッグ:PaaGo WORKS FOCUS 携帯:Apple iPhone XR モバイルバッテリー:Anker PowerCore 10000mAh

感想

新年最初の登山に選んだのは、八ヶ岳の主峰赤岳。

まだ冬季の赤岳に登ったことがないので、気を引き締めて挑む。
自分の冬季経験値では厳冬期は無理だが、今の季節はなんとかなりそう。

八ヶ岳山荘の駐車場に着いたのは6時過ぎ。
すでに8割が駐車済みの混雑ぶり。
身支度済ませ駐車料金を払い出発。

林道区間は全体的にアイスバーンの連続。
傾斜もあるので、軽アイゼンを装着し進む。
車で通行するには4駆じゃないと厳しそう。

行きは南沢で帰りは北沢を通ったが、どちらのコースもしっかり雪が残ってて歩き易かった。
傾斜も緩やかで軽アイゼンで十分。

行者小屋に到着したが、晴天は期待できない程の厚い雲に覆われてる。
予報では25mの強風なので、フル装備で挑む。
稜線に出たら休憩も厳しいから、ご飯をしっかり食べてエネルギー補充を済ます。

登りは文三郎尾根で高度を上げていく。
樹林帯を超えると途端に風が強くなる。
すれ違う登山者は全身真っ白な姿。
文三郎尾根分岐に出ると、一段と風が強く時折暴風姿勢でしのぐ。
真横や下から氷の粒に打たれて、携帯バックに入れたカメラさえ凍結する始末。
キレット分岐から山頂までが、今回の核心部かと思う。
他の登山者とのすれ違いもあり、かなり気を使う必要あり。
アイゼン効かせピッケルでバランス取れば、それほど難しくないルートと思います。

山頂に着いたが、周囲は真っ白な世界。
標識だけ撮影して、そそくさと下山開始。
赤岳展望荘までの下りは傾斜がキツく要注意。
地蔵尾根の下りも同様注意が必要。

樹林帯に入ると先ほどの暴風が嘘のような、静寂な世界に戻りました。
赤岳鉱泉にて小腹を満たして下山。
八ヶ岳山荘まで凍結路が続くので、軽アイゼンに履き替えました。

初めての冬季八ヶ岳主峰は、展望が全くない冬季訓練になってしまった。
悪天での訓練が出来たので、これはこれでよしとしよう。
またいつか快晴の赤岳に登らなくちゃ。

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コメント

経験値アップ
harukitiさん、あけましておめでとうございます。
厳冬期の赤岳が無理って…もう厳冬期では?(笑)
山頂の標柱がエビの尻尾でなく、巨大な歯ブラシに笑っちゃった♪
凍結したカメラは大丈夫でしたか?何があっても死守しないと!(Ф∀Ф)

厳冬期の快晴の赤岳レコ、楽しみに待ってますね。
2020/1/5 17:37
次こそ八ヶ岳ブルー
yomo-nyanさん、こんばんは。
あいにくの天候でしたが、無事に赤岳登れました。

暴風が厳しかったけど、気温は−13℃程度?
まだ許容範囲内なのでなんとかなりました。
厳冬期の八ヶ岳は−20℃以下なので、さすがに無理かと思います。

あちらこちらに巨大歯ブラシがありました。
毛先は極硬です。
(= ̄▽ ̄=)

カメラは故障レベルの凍結だったので、焦りました。
ボディは防塵防滴仕様だから平気かと思いますが、レンズが心配…
撮影可能でしたが、シャッター音が鈍くAFの合掌も甘い印象。
カメラは落下以外にも、低音も要注意ですよ。
(-"-ヽ)ん゛

次回は快晴の赤岳に登りたいな。
(^o^)/~~
2020/1/6 23:53
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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権現岳→キレット→赤岳→美濃戸
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
4/5

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