久しぶりの八ヶ岳(編笠山・権現岳)
- GPS
- 09:24
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,511m
- 下り
- 1,522m
コースタイム
-9:25ノロシバ-10:15権現小屋-10:25源爺梯子10:50-11:00権現岳11:30
-12:00三ツ頭-12:06前三ツ頭分岐-12:40木戸口公園-14:30観音駐車場
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
翌朝5:00頃 駐車場満車 駐車場に簡易水洗のトイレ2基あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
青年小屋-権現岳間は数箇所鎖場あり。鎖に頼らずしっかりと3点支持していれば問題なし。 ゲンジー梯子は下を見ない。 |
写真
感想
♪久しぶりの八ヶ岳へ♪
今年から山登りを始めたスキークラブの友人。最初は湯の丸、2回目が志賀高原、そして今回が3回目。
彼らに、山の楽しさ(ちょっぴり危険も・・・)を伝えられる良い山はないだろうか?ということで選んだのが今回のコース。
八ヶ岳は、山登りをするようになってからホームとして親しみ、トレーニングしてきたところ。今回のコースもほぼ全て歩いたことがある。危険箇所も、景色の良い場所も知っている。
本当は土曜日に登る予定が、長野県に大雨警報が出ていたため急遽翌日の日曜日に変更したのだが・・・。
朝、車をたたく雨音で目が覚める。何だかかなりの雨が降っているみたい。テンションが下がる。雨の登山、そんな日もあるよね、と思えるのは場数を踏んだから思えること。山慣れしていない彼らには気の毒な天気になりそうだ。
5時少し過ぎ、雨具を着込んでスタート。
★観音平〜雲海展望台〜押出川〜編笠山
雨の降る中、ペースに注意しながらゆっくり歩く。雨具を着ると、毎度のことながらサウナスーツのように暑い。こまめに水分補給しながら予定より少し早く展望台へ。この頃から雨はほとんど気にならなくなってきたが、念のため、もう少し雨具を着たまま歩く。
押出川で雨具をしまったが、これだけでずいぶん涼しく感じられる。さあもうひとがんばり。ここからはだいぶ天気も回復し、途中、富士山や南アルプスの山々を見ながら編笠山に到着。山頂では八ヶ岳の主要な峰を確認できるほどの好天になってくれた。
★編笠山〜青年小屋
急な岩場に注意しながら青年小屋へ。ペンキマークに従って下れば、問題なく歩ける。
青年小屋では、本日のプチ楽しみカキ氷!ここで元気になって権現岳を目指す。青年小屋、2年前の秋に宿泊したことが懐かしく思い出される。
★青年小屋〜権現岳(ゲンジー梯子往復)
このコースを前回歩いたのは秋。登山道の様子も、季節が変わるとずいぶん印象が違うものだ。この区間がお花畑だったとは!ナデシコをはじめ、さまざまな種類のお花がいっぱい。ここのところ北アルプスや立山の広大なお花畑を見てきたが、八ヶ岳のお花畑は、小さな面積の中にいろいろな種類が咲いて箱庭のよう。八ヶ岳ファンとしてはこれも素晴らしいと思う。
さて、権現岳への途中には何箇所かクサリ場があるが、ここでクサリ場通過について指導。権現小屋を過ぎ分岐を右に行くと権現岳だが、左折してゲンジー梯子へ。八ヶ岳名物ゲンジー梯子を体験してもらう。
★権現岳〜三ツ頭〜分岐点
権現岳から少し下ったところで昼食をとり、分岐点を目指す。この区間もお花がめを楽しませてくれる。トウヤクリンドウが咲きはじめて、山はもう秋の気配を感じさせる。ひと登りしたあと少し下って分岐点へ。ここからはまだ歩いたことのないコース。
★分岐点〜観音平
この辺りから樹林帯へ入っていくが、明るい樹林帯で、この区間のかなり長い間、マルバダケブキやキオンの咲く場所があり、下山も飽きずに楽しめる。そして蝶が多い(クジャクチョウ、ヒョウモンチョウ、クモマベニヒカゲ、アサギマダラ)。花にはもちろん、登山道にもとまっているし、歩いていると服にもとまってくる。
途中のヘリポート跡からは眼下に小淵沢の町並みが広々としているのが見える。開放感あふれる場所で気分が良い。
このまま樹林帯を下っていくと観音平への分岐があり、ここを右折して最初は下り、そして最後の最後で登り返しをすると観音平に到着。予定した戻り時間よりかなり早めの到着となった。
今回の山歩きで改めて感じたこと。同じ山でも季節を変えて登ることの面白さ。違う発見があって非常に楽しい。
そして、今回選んだコースだが、コースタイムだけで9時間。少し前なら、自分が歩くだけで精一杯だったであろうところを、案内しながら歩けたことに、自分の成長も感じられた。
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