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Yamareco

記録ID: 217933
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳−阿弥陀岳 / 県界尾根〜真教寺尾根

2012年08月21日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:05
距離
12.2km
登り
1,735m
下り
1,728m

コースタイム

日帰り
山行
8:40
休憩
0:25
合計
9:05
6:15
85
県道終端部
7:40
7:50
50
小天狗
8:40
8:40
85
大天狗
10:05
10:10
70
赤岳山頂
11:20
11:30
75
阿弥陀岳山頂
12:45
12:45
90
真教寺尾根分岐
14:15
14:15
65
牛首山
15:20
県道終端部
【仕込み】
05:55 たかね荘駐車場からMTBで県道終端部(県界尾根登山口)に向かう(標高約1550m)
(結局この間MTBでは走れず、歩いてMTBを引き上げる。)
06:10 県道終端部到着。MTBデポ。(標高約1660m)
(休憩5分。ってアホな)
----------------------------------------------------------------------------
06:15 登山開始(標高約1660m)
07:40 野辺山方面登山道分岐点(小天狗)
(休憩10分)-07:50発
08:40 標高2445点(大天狗)
10:00 赤岳頂上山荘
10:05 赤岳山頂(標高2899m) 往路所要3時間50分。(標高差約1239m)
(休憩5分)
10:15 文三郎尾根分岐
10:50 中岳山頂
11:20 阿弥陀岳山頂(標高2805m)赤岳→阿弥陀岳所要1時間10分(標高差-84m)
(ランチ・休憩10分) 
11:30 阿弥陀岳山頂から下山開始
12:35 主稜線復帰 阿弥陀岳→主稜線所要1時間05分(標高差約+70m)
12:45 真教寺尾根分岐。降下開始
14:15 牛首山
15:00 清里スキー場リフト降り場(標高1900m)
15:20 MTBデポ場所到着 帰路(真教寺尾根降下)所要2時間35分
    以上合計所要時間9時間05分(徒歩部分のみ。歩行距離12.0km)
---------------------------------------------------------------------------
【後始末】
15:22 MTBでたかね荘へ向け出発
(距離約1.5kmを3分で爆走!)
15:25 たかね荘駐車場着
天候 天気/ 快晴(AM6〜10)〜霧・曇り(AM10〜PM3)
気温/ 11℃(清里出発時)〜17℃(赤岳)/13℃(濃霧時)
風 / 終日無風
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
中央道須玉ICから国道141号線を北上。清里交差点を左に分岐し、清里駅前を通過して踏切で小海線を渡る。
そのまま道なりに美し森交差点を過ぎ、約1.2km先で「美し森ファーム」方面に左折。
約350mで「たかね荘駐車場」に到着。
南側に登山者用無料駐車スペース(砂利敷き。約30台分程度)がある。
[ルート図(Mapion)]
http://bit.ly/1MiJ3fr

注)なおアクセスについては夏季、特に休日は清里駅周辺は混雑激しいので、長坂ICから県道11号線利用の方が確実。
コース状況/
危険箇所等
[県界尾根ルート]
最初の30分は樹林の中の沢沿いの道。道巾は広く砂防ダム工事用のものと思われる。
沢沿いから右に折れると尾根を目指す笹原の中の道。朝露に濡れるのでスパッツ等あった方がよさそう。
歩き始めから約1時間で尾根道となる。最初は勾配緩いが、尾根を約1時間歩くと急勾配となり、山頂まで鎖とハシゴの連続。

[主稜線〜阿弥陀岳]
文三郎尾根道の降下は急勾配でガレ場なので注意が必要。
中岳への登り道〜中岳のコルまでは良好な普通の登山道。
中岳のコルから阿弥陀岳へはかなりの急勾配。ガレているので落石にも注意必要。

[真教寺尾根]
最初が急勾配で長い鎖の連続。
その後は牛首山まで緩勾配で下る。牛首山からまた勾配が急になりながら笹原の中をスキー場へ向かう。

[サンメドウス清里スキー場内]
リフト降り場の横を通過し、左側フェンス沿いに降下。車のわだちに従って緩やかに右に向かいながら下りる。眼下にカフェテラスが見えるのが目標。
結局電気柵をくぐるので注意。
スキー場最下部の大駐車場を使うか、リフト西側の登山道でたかね荘に降りるのが正道かも。

その他周辺情報 [最終コンビニ]
国道141号線清里交差点の約100m手前左にセブンイレブン。

[サンメドウズ清里スキー場]
パンフレットによると「グリーンシーズン」は11/4(月)までの模様。その間リフト運行あり(大人1000円)。トイレ利用も可能でしょう。
http://www.sunmeadows.co.jp/contents/catalog.pdf

[美し森ファーム]
今回登山者用無料駐車場を利用しましたが、宿泊やテント設営もできるらしい。
トイレ利用もできるでしょう。
http://www.utsukushimori-farm.com/

[日帰り入浴]
丘の公園内「天女の湯」
http://www.okanokouen.com/aqua/onsen.html

[写真]
下の写真のうち主なものは地図上に撮影ポイントが落としてあります。
なお、写真は巾1280pxあります。各写真クリック(巾800px)よりも「スライドショーで見る」か「元サイズ」をクリックして頂いた方が大画像になります。
たかね荘(美し森ファーム)内の登山者用無料駐車場。
「ご自由にお使い下さい」というありがたいお言葉に甘えます。
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たかね荘(美し森ファーム)内の登山者用無料駐車場。
「ご自由にお使い下さい」というありがたいお言葉に甘えます。
MTBを引きずりながら県道終端部まで来た。
車数台駐車可能。左はスキー場の管理道路に入る。
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MTBを引きずりながら県道終端部まで来た。
車数台駐車可能。左はスキー場の管理道路に入る。
しかし、すぐに目の前に赤岳が現れてテンション高揚!
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しかし、すぐに目の前に赤岳が現れてテンション高揚!
すばらしい青空をバックに赤岳。
頂上小屋まで手に取るようにわかる。
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すばらしい青空をバックに赤岳。
頂上小屋まで手に取るようにわかる。
赤岳の左側に大天狗・小天狗の奇岩。
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赤岳の左側に大天狗・小天狗の奇岩。
歩き始めて約30分ほどで道が右に折れる。(分岐?)
右の石の間を進むのが県界尾根ルートだ。
歩き始めて約30分ほどで道が右に折れる。(分岐?)
右の石の間を進むのが県界尾根ルートだ。
尾根に向かう道はこんな笹原。ところどころ道が見えないほどの茂りようでズボンが濡れてしまった。
尾根に向かう道はこんな笹原。ところどころ道が見えないほどの茂りようでズボンが濡れてしまった。
尾根らしきところに上がると左側に展望あり。
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尾根らしきところに上がると左側に展望あり。
西側には南アルプス。鳳凰と甲斐駒が並んでいる。
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西側には南アルプス。鳳凰と甲斐駒が並んでいる。
地形図の2258m地点はちょっとした展望広場。
前方は赤岳と右には横岳。
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地形図の2258m地点はちょっとした展望広場。
前方は赤岳と右には横岳。
左を見ると真教寺尾根の上に権現岳がくっきり。
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左を見ると真教寺尾根の上に権現岳がくっきり。
後ろは富士山!。茅ヶ岳の裾野も美しい。
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後ろは富士山!。茅ヶ岳の裾野も美しい。
さらに15分ほど進んだ所にて。
しつこいようだが赤岳が美しい。
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さらに15分ほど進んだ所にて。
しつこいようだが赤岳が美しい。
標高2350m付近で登ってきた県界尾根を振り返る。
その先はぴったり金峰山だ。
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標高2350m付近で登ってきた県界尾根を振り返る。
その先はぴったり金峰山だ。
真教寺尾根の牛首山(2280m)も眼下になった。
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真教寺尾根の牛首山(2280m)も眼下になった。
前方に立ち枯れ帯出現。いよいよ森林限界?と思ったが、ここだけだった。
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前方に立ち枯れ帯出現。いよいよ森林限界?と思ったが、ここだけだった。
赤岳山頂のアップ。頂上小屋がくっきり。
これだけ見ると近いような気もするが・・。
赤岳山頂のアップ。頂上小屋がくっきり。
これだけ見ると近いような気もするが・・。
標高が2400mを越えると登山道が左に折れて、北側の尾根が近づいてくる。
尾根には天望荘が載っている。
標高が2400mを越えると登山道が左に折れて、北側の尾根が近づいてくる。
尾根には天望荘が載っている。
登山道が急激に急傾斜に変わる。
手前にはこんな注意書きが。
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登山道が急激に急傾斜に変わる。
手前にはこんな注意書きが。
最初の難関。鉄板トラバース。
最初からかなりびびりまくり。
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最初の難関。鉄板トラバース。
最初からかなりびびりまくり。
さらに鎖場。しかし、まだまだほんの序の口だった。
さらに鎖場。しかし、まだまだほんの序の口だった。
鎖を上がって一息つく。振り返るが下は見えない。怖いので見下ろす気にもならない。
左側は杣添尾根だ。
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鎖を上がって一息つく。振り返るが下は見えない。怖いので見下ろす気にもならない。
左側は杣添尾根だ。
鎖場途中の岩場にタカネナデシコ。
鎖を離れてこれを撮影したら、戻るのに一苦労だった。危ないあぶない・・・。
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鎖場途中の岩場にタカネナデシコ。
鎖を離れてこれを撮影したら、戻るのに一苦労だった。危ないあぶない・・・。
「至 横岳 天望荘」との標識。いわゆる「トラバース道」との分岐点。
「至 横岳 天望荘」との標識。いわゆる「トラバース道」との分岐点。
天望荘はもう真横にあった。
この辺、標高2730mくらい。
天望荘はもう真横にあった。
この辺、標高2730mくらい。
左、赤岳方面に向かうとさらに鎖攻撃だ。
いや、長い鎖だこと。
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左、赤岳方面に向かうとさらに鎖攻撃だ。
いや、長い鎖だこと。
その次はこんなハシゴ。これも長い、って先が見えてない!
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その次はこんなハシゴ。これも長い、って先が見えてない!
さらにハシゴ。鎖でもどっちでもお好きな方で(^^)。
さらにハシゴ。鎖でもどっちでもお好きな方で(^^)。
ミソガワソウ発見。
花はカモメランに似てるが、これはシソ科の植物。葉っぱを見るとすぐわかる。
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ミソガワソウ発見。
花はカモメランに似てるが、これはシソ科の植物。葉っぱを見るとすぐわかる。
いよいろ尾根が見え始めて森林限界線らしい。しかしそれどころじゃない、って感じ。
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いよいろ尾根が見え始めて森林限界線らしい。しかしそれどころじゃない、って感じ。
やっと頂上小屋直下に到着。
振り返ればすでに天望荘は眼下。
横岳から硫黄岳、天狗岳まで一望だ。
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やっと頂上小屋直下に到着。
振り返ればすでに天望荘は眼下。
横岳から硫黄岳、天狗岳まで一望だ。
主稜線ルートから県界尾根ルートの案内板。
いや、なかなかなルートでした。
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主稜線ルートから県界尾根ルートの案内板。
いや、なかなかなルートでした。
赤岳頂上小屋。ここにも県界尾根ルートの案内板あり。
赤岳山頂はガスっていた。
赤岳頂上小屋。ここにも県界尾根ルートの案内板あり。
赤岳山頂はガスっていた。
赤岳山頂に向かう前に本日のターゲット、阿弥陀岳を望む。
こちら側は曇っていて薄暗い印象。
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赤岳山頂に向かう前に本日のターゲット、阿弥陀岳を望む。
こちら側は曇っていて薄暗い印象。
赤岳山頂は賑わっていた。
平日にもかかわらず超満員状態(^^)。
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赤岳山頂は賑わっていた。
平日にもかかわらず超満員状態(^^)。
山頂を過ぎ文三郎尾根道に向かう途中で岩場にトウヤクリンドウ。
今回いちばん盛りだったのはこの花だ。
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山頂を過ぎ文三郎尾根道に向かう途中で岩場にトウヤクリンドウ。
今回いちばん盛りだったのはこの花だ。
赤岳山頂から5分で文三郎尾根道に降りる分岐点。
赤岳山頂から5分で文三郎尾根道に降りる分岐点。
今回すっかり盛りを過ぎてしまっていたチシマギキョウだが、日陰にきれいなのが残っていた。
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今回すっかり盛りを過ぎてしまっていたチシマギキョウだが、日陰にきれいなのが残っていた。
「ミネウスユキソウ」。これもあちらこちらで咲いていた。薄緑の花弁が葉っぱみたいだ。
ヨーロッパの「エーデルワイス」と同じ?
ジュリーアンドリュース思い出す。
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「ミネウスユキソウ」。これもあちらこちらで咲いていた。薄緑の花弁が葉っぱみたいだ。
ヨーロッパの「エーデルワイス」と同じ?
ジュリーアンドリュース思い出す。
振り返るとこんな道。
鎖が空中を走っている。使えないと思うけど?
振り返るとこんな道。
鎖が空中を走っている。使えないと思うけど?
オンタデ。葉っぱは食べたくなるような感じだが「タデ喰う虫も好き好き」とか?。
オンタデ。葉っぱは食べたくなるような感じだが「タデ喰う虫も好き好き」とか?。
ここで文三郎尾根道と分岐して中岳に向かう。
2
ここで文三郎尾根道と分岐して中岳に向かう。
イブキジャコウソウは盛りを過ぎたらしくあまり見かけなかったが、中岳・阿弥陀岳周辺には結構見られた。
2
イブキジャコウソウは盛りを過ぎたらしくあまり見かけなかったが、中岳・阿弥陀岳周辺には結構見られた。
中岳山頂から阿弥陀岳。
まあ、ここまではあっという間。
前方の阿弥陀岳がガスり始めている。
中岳山頂から阿弥陀岳。
まあ、ここまではあっという間。
前方の阿弥陀岳がガスり始めている。
阿弥陀岳の登山道をアップで見る。
数人登山者がいるのがわかる。
2
阿弥陀岳の登山道をアップで見る。
数人登山者がいるのがわかる。
コバノコゴメグサの群生。
なかなかかわいい「プチ花畑」だ。
コバノコゴメグサの群生。
なかなかかわいい「プチ花畑」だ。
「オヤマリンドウのつぼみ」でOKでしょうか?
「オヤマリンドウのつぼみ」でOKでしょうか?
コケモモの実。赤くてルビーのようだ。
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コケモモの実。赤くてルビーのようだ。
いよいよ阿弥陀岳に登り始める。
見上げると、かなりの急斜面にビビる。
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いよいよ阿弥陀岳に登り始める。
見上げると、かなりの急斜面にビビる。
ミヤマトリカブト。
知っているせいか青い色が毒々しいような気がする。
人間って勝手だ。
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ミヤマトリカブト。
知っているせいか青い色が毒々しいような気がする。
人間って勝手だ。
登り道の途中で下(中岳のコル)を見下ろす。
すごい高度感。
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登り道の途中で下(中岳のコル)を見下ろす。
すごい高度感。
ついに阿弥陀岳山頂に。
ここはお墓じゃありません。
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ついに阿弥陀岳山頂に。
ここはお墓じゃありません。
山頂には仏様。もちろん阿弥陀仏だろう。
それにしても、こういうの運び上げるのは大変だったろうな・・・。
山頂には仏様。もちろん阿弥陀仏だろう。
それにしても、こういうの運び上げるのは大変だったろうな・・・。
周囲はガスでまったく展望なし、残念。
標識に「南稜(一般ルートではありません)」との注意がある。
周囲はガスでまったく展望なし、残念。
標識に「南稜(一般ルートではありません)」との注意がある。
そこで「南稜」を見下ろしてみるが、すごいやせた岩場と急傾斜。
こりゃ私には無理だって。
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そこで「南稜」を見下ろしてみるが、すごいやせた岩場と急傾斜。
こりゃ私には無理だって。
コバノコゴメグサは阿弥陀岳の道際にたくさん咲いていた。
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コバノコゴメグサは阿弥陀岳の道際にたくさん咲いていた。
チシマギキョウ?の大群落かと思ったが、nori3様からアドバイスいただき「ミヤマシャジン」に決定(^^)。
チシマギキョウ?の大群落かと思ったが、nori3様からアドバイスいただき「ミヤマシャジン」に決定(^^)。
これ名前不明・・・。たくさん咲いていたが。
その後、nori3様から「ヤマハハコ」との教え。ありがとうございます。
これ名前不明・・・。たくさん咲いていたが。
その後、nori3様から「ヤマハハコ」との教え。ありがとうございます。
コマクサは少なかった。
これは「貴重な」ワンショット。
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コマクサは少なかった。
これは「貴重な」ワンショット。
赤岳主稜線に戻る途中で、「キレット・権現岳」という分岐を発見。こんな道知らなかった。
でも地図と見比べるとそれほどショートカットにもなってないような・・・。
赤岳主稜線に戻る途中で、「キレット・権現岳」という分岐を発見。こんな道知らなかった。
でも地図と見比べるとそれほどショートカットにもなってないような・・・。
ガレ場をよじ登ると頭上に主稜線の分岐標示柱が見えてきた。あそこまでだ。
ガレ場をよじ登ると頭上に主稜線の分岐標示柱が見えてきた。あそこまでだ。
主稜線に復帰して登ってきた道を見下ろす。
みなさん頑張って登ってます。
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主稜線に復帰して登ってきた道を見下ろす。
みなさん頑張って登ってます。
真教寺尾根分岐に向かう途中で右側の立場川最上部を見下ろす。
何度見てもすごい急傾斜。
真教寺尾根分岐に向かう途中で右側の立場川最上部を見下ろす。
何度見てもすごい急傾斜。
左を見下ろすと真教寺尾根を下っている方が見えた。
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左を見下ろすと真教寺尾根を下っている方が見えた。
主稜線の真教寺尾根分岐点。
こんなにたくさん標識あったかな?
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主稜線の真教寺尾根分岐点。
こんなにたくさん標識あったかな?
ガスが出て幻想的な立ち枯れの森。
ガスが出て幻想的な立ち枯れの森。
降下開始から約1時間半で牛首山。
ベンチもあるが展望は無し(^^)。
降下開始から約1時間半で牛首山。
ベンチもあるが展望は無し(^^)。
下界一望のポイント。中央は県営八ヶ岳牧場。
やっぱり下界は晴れている。
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下界一望のポイント。中央は県営八ヶ岳牧場。
やっぱり下界は晴れている。
スキー場に近づいたあたりでアサギマダラ。
カップルで食事中かな?
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スキー場に近づいたあたりでアサギマダラ。
カップルで食事中かな?
サンメドウズ清里スキー場に到着。
夏場はご多分にもれず「リリーパーク」で営業中。
ベタな観光地を突っ切るのがちょっと恥ずかしいような。
サンメドウズ清里スキー場に到着。
夏場はご多分にもれず「リリーパーク」で営業中。
ベタな観光地を突っ切るのがちょっと恥ずかしいような。
ゲレンデを半分ほど降りて左のゲレンデに分岐。
正面にカフェテリアあり、その向こうが管理用駐車場。その先がデポ地点だ。
ゲレンデを半分ほど降りて左のゲレンデに分岐。
正面にカフェテリアあり、その向こうが管理用駐車場。その先がデポ地点だ。
結局、電気柵がある。ここはリンボーダンスで潜る。
潜った後の見返し。
で、これどのくらいの電流なの?
結局、電気柵がある。ここはリンボーダンスで潜る。
潜った後の見返し。
で、これどのくらいの電流なの?

感想

この夏は権現、赤岳、横岳、とさんざん八ヶ岳で遊ばせていただきました。
で、今回は欲張りにも阿弥陀岳にも登りたいと考え、ルートを考えます。
sirius様のレコを参考に「南稜ルート」など検討しますが、とても私が歩けるようなルートではなさそうです。まっとうであれば御小屋尾根ルートでしょう。
でも、なんだかそれも物足りない・・。そう考えているうちに思い出したのがnori3様がお勧めしてくれた「県界尾根ルート」でした。
もちろんこれは赤岳登山のルートです。しかし赤岳を経由して阿弥陀岳を目指してはいけない理由もありません。
これで行こう!。あわよくば阿弥陀岳のあとは冬に敗退した「ツルネ東稜ルート」を降下しよう。と全体像がまとまりました。
ツルネから降りた場合の終着点を考慮して、車はたかね荘に停めることにします。
すると県界尾根登山口まではちょっと距離があるのでMTBも使っちゃえと、とんとん拍子。

「快晴」の天気予報がバッチリの当日は予定通りたかね荘に車を停め、MTBを引き出して登山口を目指します。すると早々に誤算発生!。県道が急勾配のためMTBが進みません(>_<)。しかたなく降りてMTBを押して登るハメになりました。
いや〜最初から息が切れるし、精神的ダメージ大です。
15分ほども役立たずの自転車を押してやっとこさ登山口に到着。
いつもなら速攻で登山開始なのですが、一息入れないと歩き始められないほどでした。

それでも息を整え、気を取りなおして登山開始します。
すぐに前方、ピーカンの空に赤岳が出現。すばらしい勇姿にテンション高揚。疲れ吹き飛びました。
尾根道の最初は笹原の中を進み、ズボンを濡らしますが気にしません。
尾根に上がると東から朝の太陽が差し込み、青空の下を快調に歩きます。
全体は樹林帯の中ですが、要所要所に展望ポイントがあるのが憎い。そこでは八ヶ岳は言うまでもなく、秩父山地、南アルプス、富士御坂まで一望!!。

唯一、気になるのは道がいつになっても緩勾配なことでした。
赤岳は徐々に近づき、大きくなってきますが道は一向に登りにかかりません。
これは最後にどういう帳尻合わせになるんだ?、と思っていると案の定、とたんに鎖とハシゴの攻撃が始まりました。
「そうだろな、こうでなきゃあそこまで上がれないもの。」と妙に納得しながら登ります。
手を離せばそれで終わり、というような危ない箇所も満載。いやあ、大人のワンダーランドです(^^)。

まるで青空に向かって登るような鎖やハシゴで標高を上げて、やがて赤岳頂上小屋に到着しました。
周囲は、もう「絶景」としかいいようがありません。
赤岳山頂は大賑わいですが、今回の目的地ではないので写真だけ撮って簡単にスルー。
文三郎尾根ルートに下降し阿弥陀岳を目指します。

こちらは赤岳や主稜線の賑わいから見るとちょっと人が少ない。それでもファミリー始め、何パーティーもの方々が歩いていました。
中岳の前後は写真で見ていたとおりの気持ちのいいハイキング道の様相。
アップダウンも恐れていたほどではなく、快調に阿弥陀に接近します。

しかし、阿弥陀岳の登山道はハンパではありませんでした。
かなりの急斜面に加え、足元はガレた小石だらけで滑ります。気をつけないと石を落としてしまいそう。

一部ロッククライミングみたいな斜面もよじ登り、やっとこ山頂に着きました。
すると、なんということでしょう。誰もいません。
途中、下山する方には何人も会いましたが、私の後から登ってくる方がいなかったのです。
八ヶ岳の一ピークとは思えぬ静けさ・・・・。トンボが飛び交う山頂で一人きりのランチです。
地図を広げて帰り道を検討しますが、ここまで予想外に時間がかかってしまったのでツルネ東稜下降は無理そうです。やはり真教寺尾根下降にしましょう。
そう思って地図を眺めていると、いいことを思いつきました。
清里スキー場の中を突っ切ればMTBデポ地点に戻れそうです。そうすれば、最初にMTBを運び上げた苦労も報われる・・・。ニンマリです。

ガスの中で周囲の展望もなく、誰の声も物音もせず、まるでどこかのお寺の裏の墓地でお昼ご飯しているような時間が過ぎていきます。
阿弥陀岳は主稜線から外れているからなのでしょう。こんなに訪れる人が少ないのには驚きました。

帰路は、そういうわけで主稜線まで戻って真教寺尾根に降下。一月ばかり前に歩いたばかりの道ですから記憶もはっきりで、順調に下山しました。
問題は最後のスキー場内の通過。
リフト降り場に来てみれば、それこそ老若男女歩き回る「ベタ観光地」です。
その中をリュック背負ってとぼとぼ歩くのは、ちょっと恥ずかしい。utaoto様ご一行が上高地に着いたときもこんな気分だったのでしょう。
特にリフト監視員の冷たい視線を感じながらゲレンデを歩きました。
冬であれば、スキーで1分で降りてしまう物足りないようなコースを15分も掛かって通過。
最後は電気柵に行く手を阻まれ、戻る気もせず柵をくぐり抜けます。リュックを背負っていて感電するのはイヤなのでリュックだけはおろしました。

その先は、もう計画通り。
MTBにたどり着き、急傾斜の県道を時速40kmくらいで走り、わずか数分でたかね荘に到着。爽快でした。
結果、MTBまで出動してそれなりの成果。いや、ころんでもタダじゃ起きません。
自転車の使い方もいろいろ教訓も得て、好天のせいもあり素晴らしい山行になりました。


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コメント

pasocomさん、すばらしい!
こんばんは。
相変わらずの独自ルートお疲れ様でした!

pasocomさんの足跡を一時真似ようとしていたことがいかに浅はかな考えだった
ことかが今になってわかります。
登山口時点でハード。

自己責任の範囲内でのチャレンジと達成感、そして今回は眺望も味方にお付けで!
「我が道を行く」スタンスに100拍手!!

ところでjRO入会されました(笑)?
2012/8/22 19:17
RE;mmg様/真似してください!
いつもコメントありがとうございます。
「pasocomさんの足跡を一時真似ようとしていたことがいかに浅はかな考えだった。」
そんなことはありませんよ。登山口時点ではむしろ、あそこまで車で乗り付けても良かった・・・。
結果、レコ本文に書いたようにスキー場の大駐車場に停めても良かったのでした。

今回の山行、阿弥陀岳にこだわったので所要9時間超でしたが、赤岳までなら差し引き7時間程度。日帰りで充分楽しめる行程です。

「浅はかな考えだった。」ことが間違いであること、いつでもご一緒して証明します。
ぜひおいで下さい。
2012/8/22 20:02
こんばんは
高山うらやまし〜です。
まだ阿弥陀岳行ったことなかったので
楽しく拝見させて頂きました。

山梨側から赤岳越えて阿弥陀岳ですか
思いもつかないコースです。
こういうコース取りを思いつくのはきっと山梨県民だけでは、、、
ナイスです。

昔、たかね荘駐車場に車置いて同じことをしたのを思い出しました。
やはりMTBではあの坂登れませんでした。
道広く車で上がると気がつかないけどあそこ自転車には急ですよね。
私は途中断念して、真ん中くらいにデポしました。
その後は写真2)の路肩駐車です。

今MTBはもっぱら下りか平行移動に使ってます。
(自転車の登りは意外に足使っちゃうので)
あと、早朝、自転車移動は寒すぎるので帰りの午後に使ってます。

写真の72)はヤマハハコかと思います。
70)はキキョウ科のヒメジジャンかミヤマシジャンでしょうか。
2012/8/22 23:44
RE;nori3様/山梨県民らしいルート(^^)で
今回もnori3様からのアドバイスが生きた山行でした。
県界尾根はお勧め通りのアスレチックさで、この上なく楽しめました。このルートは積雪期には絶対無理そうですから今の時期に行けて本当に良かったです。

今回思ったのですが、どうも私は沢を遡上するようなルートより尾根道が好きらしい(^^)。
杣添尾根、中道ルート、三ツ頭ルート、さらに茅ヶ岳東稜コースなどなど。
そのうち真教寺尾根からの登山もしなきゃいけませんね。

MTBについてはいわば「大失敗」でした。最後に失敗をなんとか取り繕えたというところで・・。
これじゃ鋸岳の林道走行は無理そうで、難題発生です。バッテリー付きママチャリの方がまだマシなんでしょうか?

花の名前、いつも感謝です。「シャジン」というとツリガネニンジンの一種でしょうか。画像検索すると確かに「ミヤマシャジン」がぴったりのようです。
シャジンといえば、この次は「ホウオウシャジン」を見に行きたいと狙っています。こういう「そこでしか見られない」という「固有種」って魅力的ですよね。
2012/8/23 9:57
鋸岳の林道走行
鋸岳の林道は平らですがダートなので
MTBのタイアのほうが安定して爆走楽しめます。

ママチャリでもゆっくり下れば問題ないと思いますが。
バッテリー付きはいいですね。

ダートの角度があるところを自転車で下るのは
県界尾根のクサリ場より超怖いです。

目的のお花があると山行楽しみ倍増。
過去に登った山も違って見えますよネ。
2012/8/23 10:30
次回は・・・
pasocomさん、こんばんは。

県界尾根のクサリ場を楽しめたご様子。
ならば阿弥陀の南稜も行けると思いますよ。
思っているほど難しくはないです。

私の方はいよいよ北ア南北縦断がせまってきました。
不安は雷と熊とアブです。
どれも遭遇したくないですね。
2012/8/23 21:22
RE;sirius様/北アルプス縦走のご無事を祈ります。
コメントありがとうございます。
また「阿弥陀の南稜も行けると思いますよ。思っているほど難しくはないです。」との励ましも感謝します。

阿弥陀山頂から見下ろした南稜の岩峰、かなり厳しそうにみえましたが、下から攻めて行って危険感じたら撤退、ということでOKでしょうか。
気がついたら撤退できない地点まできちゃった、では怖いですが。
それにしてもヘルメットくらい要りそうですね。いや〜、決心つくまでまだ時間かかりそうです(^^)。

ところで北アルプス縦走、いよいよあさって(26日)からでしたね。
「不安は雷と熊とアブ」。「不安は体力」でないところがすごい!。「アブ」で死ぬことはなさそうですが、雷がいちばん怖そう。この期間、下界は一週間天気良さげな予報ですが山はまた別でしょうから、くれぐれも天候急変にご注意下さい。
いや、これも「釈迦に説法」でした。

ではご無事で!!
2012/8/24 5:49
RE;nori3様/鋸岳林道情報ありがとうございます。
ただ問題は、下りじゃなく上りの方で(^^)。
今計測してみたら、清里の県道は距離1.2kmで標高差120mってことは勾配ジャスト1/10。こりゃきつい。
一方鋸岳の釜無林道は、最初の6km地点までで標高差約400mくらいということで勾配1/15です。
清里に比べれば5割も緩勾配ということになりますが、ダートだと舗装道よりずっと疲労しそうですから、きつさは同程度でしょうか・・・。

舗装道路であればnori3様がおっしゃっていたようにMTBではなくタイヤの細いロードバイクのほうがずっと有利なのでしょうが砂利道の場合(それも上り)、どうなんでしょう?
MTBよりいっそママチャリに空気パンパンに入れてった方がいいか?など悩みます。
nori3様が鋸岳に持参したのはどんな自転車ですか?写真だけではちょっとわからないので・・。
お暇な折にでもこの悩みにお付き合い下さい。
2012/8/24 9:36
遅くなりました
こんばんは、自転車ですが
昨年の私の7月の記録が分かりやすいかと思います。下記です。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122204.html
51枚目の写真に写っているのが私のMTB。3×7=21段ギア
タイヤはMTBの場合パンパンより少し少なめの方がグリップいいです。
拡大していただけると路面の様子も分かると思います。トラックが通る道で平らですが小石が多く砂埃がまいあがります。

荒川でいえば北西中のところから上くらいの角度でしょうか、未舗装な感じでした。
電動ママチャり乗ったことないので分かりませんが行けそうな気が、、、
お近くでテストに荒川か
「八王子嶺」近くの林道などはいかがでしょう
2012/8/25 21:54
RE;nori3様/まだ試していませんが
再三のアドバイスありがとうございました。
「荒川でいえば北西中のところから上くらいの角度」試してみようと思いつつ、実際そこまで行ってどこに車を停めておけばいいのかGoogleEarthなど一度見たもののまだ行くことができずにいます。
このところめちゃ暑くて甲府市内を歩くのもあまりうれしくない、というのも実情で(^^)。

試してみるとまたお聞きすることも出るかと思ってましたが、まだ先になりそうですのでとりあえずお礼だけしようと思い書き込みました。
2012/8/27 10:16
駐車スペース
荒川2丁目の荒川右岸沿いに信玄堤公園てのがあります、あと、音羽橋西詰めの下流に向かっての土手の上など止めれます。
傾斜角度はあの位、しかし、近くにいいダートがあったかどうか、、、
北西中近辺に少しあった気がしますが

暑い日が続きます。甲府で運動するのは過酷です。
登山のおりに標高高いところで試した方が楽かもしれないですね。日曜私も試そうと思って折りたたみ自転車持って行ったんですが林道の状況悪くて無理でした。
2012/8/28 11:57
RE;nori3様/情報ありがとうございます。
いつも貴重な情報をありがとうございます。
これから週末に向かって若干天気が下り坂のようですのでぜひご案内いただいた場所でテスト走行してみたいと思います。

もたもたしていると秋が足早にやって来て鋸岳など登れなくなりそうですね。
でも、万全期せなければ来年に回してもいいや、という気持ちでやろうと思っています。
もともと私が鋸岳など登れるとも思ってなかったくらいですから・・。
2012/8/30 5:13
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