【水晶にかかる虹】夏の黒部源流と槍ケ岳
- GPS
- 176:00
- 距離
- 79.5km
- 登り
- 5,761m
- 下り
- 5,358m
コースタイム
8/19 双六小屋〜樅沢岳ピストン〜双六岳〜三俣蓮華岳〜岩苔乗越〜水晶小屋
8/20 水晶小屋〜岩苔乗越〜祖父岳ピストン〜高天原山荘〜からまつの湯ピストン
8/21 高天原山荘〜からまつの湯ピストン〜雲ノ平山荘
8/22 雲ノ平山荘〜祖父岳巻道〜三俣山荘〜黒部五郎小舎
8/23 黒部五郎小舎〜黒部五郎岳ピストン〜中道〜双六小屋
8/24 双六小屋〜槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳ピストン
8/25 槍ヶ岳山荘〜天狗原分岐〜天狗池ピストン〜槍沢ロッジ〜上高地
天候 | 8/18晴れ→曇→雷雨→晴れ→曇り 8/19曇時々晴れ午後にわか雨 8/20晴れのち時々曇 8/21晴れ午後にわか雨 8/22晴れ時々曇 8/23晴れ時々曇 8/24晴れ→時々曇り→にわか雨 8/25晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8/25松本〜新島々(バス)新島々〜松本(電車)松本〜新宿(JRあずさ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に危険箇所はなし。 ただし高天ヶ原は蚊が多いので注意。(^^;) ウワサによると雲ノ平のテントサイトも蚊が大量発生していたとか・・・? |
写真
感想
8/18 新穂高から鏡平手前まではいい天気だったのが、鏡平でガスってきたので
かき氷も食べずに双六小屋に向かうことに・・・。
ところが急坂を登ったところで霧雨になり、弓折分岐手前でなんと雷鳴!
『まだ11時なのに???(>_<)』
ところどころで待機しながら登ると10名くらいの登山者が弓折分岐で
雷通過待ちをしていたので一緒にとどまっていました。
その間も降りてくる&登っていく登山者がいたことと、夕方までこの
状態だと困ると思い、少しずつでも進もうと登り始めました。
・・・が、後から思えば、これは「早い夕立」ではなく「寒気が入った
ことによる雷」だったので時間には関係なく、通過するまで鏡平で
様子を見るべきだったと反省しました。
稜線は真上や槍穂高方面で雷大会。双六小屋に着いた時はほっとしましたが
着いてしばらくしたら晴れてきました。
何事もなかったので良かったですが、双六小屋のテレビで槍ヶ岳の
落雷事故を知って、自分も無謀だったと思いました。
8/19 早朝樅沢岳にご来光を見に登ったけれどガスガス。(;^_^A
でもその後は晴れてきて思いのほか天気は良かったです。
ぴかぴかの天気なのに、双六の稜線で雷鳥家族がエサをついばんで
いて、大丈夫なんだろうか?と心配になりました。(笑)
三俣山荘のケーキが売り切れてて失意のまま(笑)源流に行くと
クルマユリやハクサンフウロが満開で楽しかったです。
水晶小屋は思ったほど混んでいなくてカレーもよく煮込まれていて
(以前一度だけ野菜が堅かったことが(^^;))美味しかったです♪
15:30頃通り雨がありました。
8/20 水晶小屋にはカレーを食べに来ただけなので(笑)、水晶岳は写真だけ
撮って岩苔乗越に降り、祖父岳にお散歩に行きました。
けっこう雪渓やお花が残っていて楽しかったです。
高天ヶ原への道も前半はお花が多く快適!
・・・が下るにつれ虫攻撃が・・・。( ´△`)
虫よけも薬も持って来なかったので水晶池も寄らずに一目散?に高天ヶ原へ!
誰もいない温泉で乾杯!(^^)/
長い下りでけっこう疲れていたので氷結サワーがしみました〜!
しばらくして1人、その後は続々と登山者が来て、あっという間に
温泉は満員!(笑) いろんな方とおしゃべりして2時間くらいいました。
夕方山荘の前でおしゃべり中、大量発生していた蚊にたくさん刺され
2日間くらいは寝てる間も歩いている間もかゆくて大変でした。(T▽T)
ここから温泉沢を登ったり、さらに赤牛〜奥黒部ヒュッテに向かう
登山者が多く驚きました。
8/21 高天ヶ原から見る水晶の稜線はぴかぴか!雲ノ平に行く急登はキツイけど
ウキウキ♪テントサイトは蚊が大量発生している?という話を
聞いたけれど、小屋の周りは大丈夫そうでした。
祖母岳に向かう斜面にはまだチングルマが残り、夏の名残りを楽しめました。
雲ノ平山荘はさらに綺麗になっていましたが、残念なことがひとつ。
受付で細かいお金を出したほうが親切かと思い、
端数の600円を500円+10円玉10枚で出したら
『えーと、うちは細かいお金は受け取りません』
、、、と言われました。(  ̄▽ ̄;)(笑)
いやあ、いろんな山小屋があるけれどこれはハジメテ!ビックリ!(;^_^A
大きなお札を出すとおつりがなくなるのでなるべく小銭で、、、と言われたことはあるけれど。。。(^^;)
1円玉10枚とかだったらまだしも・・・。(笑)
100円玉1枚でも10円玉10枚でも同じお金だけど、
10円単位の売り物はないからもらっても困るということなんでしょうか?(笑)
数日後双六小屋で「細かくてすみません」と10円玉5枚を出した時は
『いえいえ!大丈夫ですよ!(^^)』と笑顔で言ってくださいました。
夕方にざっと雨が降ったあと、信じられない光景を目にしました。
ちょうど夕食の時間になった時、『虹だ!』という声!
なんと水晶岳の手前に大きな虹がかかっていました!(◎_◎;)
この世とは思えない光景に感動感動!!!(*^o^*)
この虹のおかげで10円玉事件?の件も吹っ飛びました。(笑)
夕食は去年と同じ『粕汁』
『おかずこれだけ?(笑)』と言ってる登山者もいました。(;^_^A
確かにご飯とお味噌汁(粕汁)とひじきの小鉢だけなんですよね。(笑)
8/22 雲ノ平から祖父岳の巻道へ行くと、ほとんどのチングルマは咲き終わって
いましたがまだ残っているものもありうれしかったです。
源流へ降りて行く時に三俣山荘にヘリが!!!
「あれは!!!ケーキだ!!!」ということで汗をかきながら必死で?
三俣山荘に行き、ケーキとドリップ珈琲をいただきました。(^^;)
黒部五郎までの巻道は雪渓ありお花あり、稜線に比べ歩く人は少なそう。
足元に伸びたハイマツの枝を乗り越える個所がありましたが素敵な道でした。
黒部五郎小舎は双六小屋と同様、雨が降らなくても乾燥室に火を入れてくれて助かりました。
さらに以前はなかった更衣室もできている!!!(  ̄▽ ̄;)
いそいそ案内された廊下の奥に行くと・・・。
一斗缶の積まれた倉庫しかないけれど・・・???(  ̄ ̄;)
小屋の方に聞くとそこが更衣室だそう・・・。(◎_◎;)
一斗缶だけでなくネギの入った箱もあるんだけど・・・。(◎_◎;)
限りある貴重なスペースを使わせていただいているということですね。(^^;;;)(笑)
しかしこんな事件も気にならないくらい、小屋の方はみんな親切でした。(笑)
夕食はおそばとたくさんのてんぷら!(*^o^*)
前日会った登山者にここも蚊がいると聞いていたので、夕焼けを見ている間は
ゴアテックスのレインウェアで完全防備しました。(笑)
8/23 素晴らしいモルゲンロートを見てから黒部五郎へ。
お花は70%くらい終わっていましたが、雄大なカールを見ながら登るのは
楽しかったです。頂上では大展望を満喫!もっと長居したかったけれど
双六小屋まで戻らなくてはいけないので仕方なく下山。(^^;)
黒部五郎を下ってまたあの急なゴロゴロ道を登り返さなくては・・・。(>_<)
太郎小屋に縦走する人たちがうらやましかったです。(笑)
次回は太郎小屋へ縦走か、もう一泊してカールでのんびりプランにしたい♪
黒部五郎小舎であいさつしてゴロゴロ道の登り・・・。(;^_^A
でもこの道はなんとところどころ携帯電波が入ることを発見!
情報収集しつつのんびり登りました。
三俣蓮華から双六稜線を行くか中道に行くか迷っていたところ
中道から雷鳥の声が聞こえたので迷わず中道へ。
大きなオスの雷鳥が登山道の石に乗っかって全然逃げないので驚きました。
双六小屋に着くと前日黒部五郎小舎でてんぷらだったため、
連泊メニューの豚肉のしょうが焼きにしてくれました。(^^)
8/24 黒部五郎でけっこう疲れていたので迷いましたが、夏の槍ヶ岳に
行ったことがないので西鎌尾根から槍へ。
期待通りお花も残っていて満足満足!(*^o^*)
早立ちをしたおかげで頂上で展望を楽しみながらのんびり♪
途中出会った登山者に勧められた南岳には行けなくもなかったけれど
金曜日のせいかそれほど混んでいなさそうなので、
当初の計画通り槍ヶ岳山荘に泊りました。
夕食は酢豚など。ここも毎年同じですが、デザートもフリカケもつき(笑)
個人的にはけっこう好きな夕食です。
夕食後は夕焼けと雲海ショー!最後の夜を満喫しました。(*^^*)
8/25 またまた素晴らしいモルゲンロートを見てから天狗池に出発!
逆さ槍を堪能して長い槍沢を下り上高地へ。
下から登ってくる登山者の『うわー!槍だー!」という歓声が聞こえ
聞いているこちらも楽しくなりました。(笑)
長い槍沢、、、最後はひたすら温泉のために歩きました。(笑)
ほぼ似たようなルートを去年は夏に行けず秋になってしまったので
今年はなんとか夏の名残りのあるうちに行きたかったのがかないました。(o^-^o)
雷で始まった1週間ですがその後はほぼ毎日晴れて虹まで見れて楽しい山行でした!
次回からは必ず虫よけと薬を持って行かなくちゃ・・・。(~_~;)
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