バテバテの白馬三山(夕日とご来光の一泊二日テント泊)
- GPS
- 33:26
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,263m
- 下り
- 2,263m
コースタイム
5:10猿倉荘出発-6:10白馬尻小屋-10:20お花畑-11:00山頂宿舎着(テント設営・休憩)
14:10山頂宿舎-14:50白馬岳山頂-15:40山頂宿舎戻り(テント泊)
■8月26日(日)
AM6:00山頂宿舎出発-7:15杓子岳山頂-8:20鑓ヶ岳山頂-9:00鑓温泉分岐-10:30鑓温泉-12:40小日向コル-14:20猿倉荘着
天候 | 2日間とも晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白馬有料道路は、PM22:00〜翌朝AM6:00までは無料です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■早朝の大雪渓は一部アイスバーンがあり、アイゼンが必要です。 ■当日、大雪渓の上部では小規模な落石が発生していました。 ■鑓温泉上部の鎖場はそれほど難しくはありませんが、足元が滑るので注意です。 ■鑓温泉〜小日向コルまでは崩壊修復した箇所が多いので踏み外し注意です。 |
写真
感想
登山前日、夜の23:00まで仕事をして、そのまま猿倉駐車場に向かいました。
約1時間ほどで猿倉駐車場に到着しましたが、(長野在住です)
深夜でも、次から次へと車が登ってきているので、
たぶん早朝には満車になるのかな?
取り敢えず車内で仮眠を取ります。
翌朝、準備を済ませてAM5:10猿倉荘を出発しましたが、
白馬尻小屋までは、風もなく早朝でも暑い暑い!すでに汗びっしょりです。
白馬尻小屋に到着すると、雪渓からの吹きおろしの風が涼しく、今度は逆に
寒いくらいです。
しばらく登ったところでアイゼンを装着して、雪渓に入ります。
雪渓の表面は、月のクレーターのようなくぼみがあるので、
そこに足を置き登って行きます。早朝だとアイスバーンもあるので、
やはりアイゼンは装着したほうが無難だと思います。
(10本爪アイゼンを履いていてもコケました)
約50分ほど登ると雪渓歩きは終了です。この雪渓歩きが気持ち良かった〜!
アイゼンを外して、登山道を登りますが、徐々に傾斜もきつくなり、
岩室跡を過ぎた頃からがきつかったな〜。テント泊装備を背負っての登りだと、
4〜5歩登っては立ち止まるの繰り返しです。
お花畑も綺麗なんですが、なるべく立ち止まらず一歩一歩前進するのみです。
ようやく頂上宿舎が見えてきます。私の体力ではテントを背負っての登りは、
ここがちょうど限界でした。頂上宿舎でテント場の受付のため、
ノートに住所を書いていると、小屋のお兄ちゃんが、
「地元ですね〜!久々地元の方が来られましたよ〜」と話しかけてきます。
確かに、他の方が記入した住所を見てもほとんどが県外の方で、
長野の方はそれほど登っていないようでした。
この頂上宿舎裏がテン場になります。到着した時はまだテントは数張りしか
設営されてなく、いい場所を選んで設営できたのでラッキーでした。
簡単に昼食を摂って、しばらく休んでから白馬岳山頂まで登りました。
宿舎から山頂までは、写真を撮りながらゆっくり登っても40分くらいです。
山頂はちょうどガスが湧いていて見晴らしはあまりよくなかったですが、
近くにいた方にシャッターをお願いして、記念撮影です。
山頂付近は緩やかな丘といった感じですが、長野県側を覗くと切り立った崖で
これほど山の表情が違うのかと、驚きました。
霧が薄くなった一瞬を狙って何枚か写真を撮って、途中の白馬山荘で記念バッジを
買って頂上宿舎へと戻りました。
夕方には先程までのガスもなくなり、テン場近くの丸山まで登って
夕日の撮影です。槍様の穂先も見えたし、剣岳も見えたし
この景色は登った人にしか味わえない感動ですね。
翌朝は、AM4:30頃から再び丸山に向かいご来光を待ちます。
風が強くて結構寒かったですが待った甲斐もあり感動のご来光を
拝むことができました。
テントを撤収して、AM6:00テン場を出発です。
この日の予定は、杓子岳-鑓ヶ岳-鑓温泉-猿倉のコースです。
まずは、杓子岳に向かいますが、山頂直下のルートは、(巻道も有り)
ほぼ直登って感じで、朝からしんどかったです。
北には白馬岳、南には鑓ヶ岳と素晴らしい絶景でした。その後一旦標高を下げ、
再び鑓ヶ岳のピークへと向かいます。これから登るルートが見えるので、
遠いな〜と感じますが、これで三山制覇なので苦しくもワクワクして登れました。
鑓ヶ岳山頂で、ちょっと休憩をして、眼下に見える稜線へと下ります。
約20分ほどで、鑓温泉への分岐が出てきました。
この日は、朝露で濡れたテントをザックに収めたせいか、
ザックの重量が登りの時より重く感じ、この分岐からの下りは、
ほんと疲れました。鑓温泉までは落差の大きな下りで、
なるべく膝に負担をかけないようゆっくりと下りますが、
それでも足にはかなりの負担がかかります。
鎖場を通過して、ようやく鑓温泉に到着です。
ここで大きな選択肢が待っています。
足も相当疲れてるし、汗もびっしょりだし、温泉に入っていこうかな〜・・・。
と誘惑に駆られますが、ここで温泉に入ると、きっと小学校のプールの
後みたいに、だるくなるだろうし、この先もきっと汗だくになるだろうな・・・
って考え、下山後の温泉までぐっと我慢することにしました。
(これが正解だったかも?)
鑓温泉通過後も、いくつも沢を高巻きした登山道が続き、
崩落と修復を繰り返しているような感じでした。
杓子沢を通過して小日向コルまでが、きつい登り返しが待っていました。
小日向コルを過ぎると、下る落差も小さくなりますが、
これまた長い長い道のりです。炎天下で日陰も少なく風もほとんど吹かない
状態が続いて、もうバテバテで足もヘロヘロになっているのを自分で感じます。
ようやく、大雪渓へ向かう林道まで辿り着きほっと一息。
猿倉荘に到着すると、山荘の方が「おかえりなさ〜い」。
この言葉がほんと嬉しかったなぁ〜。
帰りは、大町にあるぽかぽかランド美麻で汗を流します。
これだけ歩けば、腹の贅肉もさぞかし・・・、
と期待していましたが、全く変わりなしでした。(笑)
ジェットバスや打たれ湯もあって疲れた体も癒されて、
ほんと気持ち良かった!
やっぱり、登山と温泉はセットですね。
前回の槍ヶ岳に続いて、今回も天候にも恵まれて最高な
登山を楽しませてもらいました。白馬三山に感謝・感謝です。
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