3泊4日で裏銀座を縦走（高瀬ダム〜烏帽子岳〜三俣蓮華〜双六岳〜槍〜上高地）

2012年08月26日(日) ~ 2012年08月29日(水)

• GPS: 80:00
• 距離: 49.1km
• 登り: 4,492m
• 下り: 3,663m

コースタイム

8月25日　毎日アルペン号で新宿→8月26日信濃大町駅着　05：00信濃大町駅-06：30七倉（ゲート開門待ち)-6：50高瀬ダム−7：15ブナ立尾根入口（登山開始）−10：15三角点−11：50烏帽子小屋−烏帽子岳往復、散策後幕営
8月27日　05：30烏帽子小屋−08：50三ッ岳北峰−08：25野口五郎小屋−08：50野口五郎岳−11：05東沢乗越−12：00水晶小屋−12：57ワリモ北分岐−14：00鷲羽岳−15：15三俣山荘（幕営）
8月28日　05：30三俣山荘−06：20三俣蓮華岳−7：45双六岳−09：00双六小屋−9：54樅沢岳−10：40硫黄乗越−13：30千丈沢乗越−14：40槍ヶ岳山荘、山頂往復（幕営）　8月29日　06：30槍ヶ岳山荘−07：35天狗原分岐ー8：15槍沢大曲り−08：40赤岩沢−9：10槍沢ロッジ−10：20一ノ又−11：40横尾山荘−12：30徳澤園−13：20明神−14：25上高地

天候

8月26日(日)快晴のち曇り　8月27日(月)快晴　8月28日(月)快晴のち曇り　8月29日(水)晴のち曇り、雨

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー

8/25(土)新宿発『毎日アルペン号』で信濃大町駅で下車　信濃大町駅ではバスの後に着く『ムーンライト信州号』で下車する人に声かけて「七倉、高瀬ダム方面」のタクシー相乗りを探す。この日は自分含め3人になりました。8/29(水)上高地発の「さわやか信州号」は空席あり、事前予約なしでも乗車できました。

コース状況／危険箇所等

・出発地の新宿都庁前大型バス乗り場は、とにかく暑い。出発まで住友ビルに一時避難してました。
・登山ポストは七倉のゲート付近に提出できます。
・ルート全体で危険と感じる場所は少なかったと思いますが、東沢乗越の手前は岩場が連続します。白い『○』のペンキマークを外さないように（私は一度外して引き返しました）。西鎌尾根の硫黄の頭から千丈乗越までの区間は、ザレ場・やせ尾根・鎖と連続します。片側もしくは両側が切り立っており、ふらつきなどは滑落原因になりそうです。下りでは使いにくいと感じた次第。
・下山してからは上高地の小梨平キャンプ場の日帰り湯へ、シャンプー・石鹸完備、新しくて気持ちのよいお風呂です。バスターミナルまでも5分と近く、せっかくの湯上りで又汗をかく事を考えると、ロケーションもいいと思います。

写真

8/26 5:19

5時、毎日アルペン号は信濃大町駅に着きました。ここでJR「ムーンライトしなの」の到着を待って、駅で声かけします。結局3人になり、高瀬までは3千円でした♪

8/26 6:03

朝の七倉駐車場。高瀬ダム方面へのゲートは盆までは5時半に開いていたそうです。ここでゲート開きを待ち、登山届け提出、トイレなど済ませます。

8/26 6:04

七倉温泉にも一度は浸かってみたい。

8/26 6:40

高瀬ダム到着

8/26 6:46

トンネルの入口にちょっとした展望台があり、上がるとそこから槍の穂先が見えます。今回の縦走の”目標確認”といったところ。

8/26 7:11

北アルプス3大急登の始まり。

8/26 9:09

急登といっても、所々にハシゴ・階段あり、足の進めやすさは充分。

8/26 10:25

8/26 12:53

烏帽子岳に向かう稜線。燕岳と同質の花崗岩を行きます。

8/26 13:14

ガスって来た。。

8/26 13:22

8/26 13:31

烏帽子のとんがりには、最後はこんな鎖で。

8/26 14:21

ピークはガスで四方何も見えず、降りてきてお花畑めぐり

8/26 14:21

8/26 14:22

花あり

8/26 14:24

池あり

8/26 14:28

花あり

8/26 14:46

”イルカ岩”ではなく、犬の遠吠えに見えてしまいました。

8/27 5:26

2日目の朝は三ツ岳への登りから。

8/27 5:50

昨日ガスっていたとんがり。

8/27 5:51

8/27 6:12

遠くに富士山、右には南アルプスが遠望できます

8/27 6:21

ここの地鶏です。

8/27 6:31

とんがり登場

8/27 6:31

立山、剣が見えています・

8/27 6:50

明後日あそこまでは、遠いなぁ。。。

8/27 7:36

水晶岳から赤岳への稜線が見えています。

8/27 7:36

遠く五色ヶ原も

8/27 8:29

野口五郎小屋に到着。寄らずに先を急ぎます。

8/27 8:50

野口五郎岳

8/27 8:58

水晶岳方面

8/27 8:58

鷲羽岳の向こうにはぴょこんと笠ヶ岳が頭を出してます。

8/27 9:12

渇水の五郎池。

8/27 9:36

目指すワリモ岳＆鷲羽岳

8/27 10:28

赤い硫黄尾根の向こうに槍ヶ岳。槍沢や東鎌尾根から見るよりもドでかく見えます。

8/27 10:53

8/27 10:59

8/27 11:29

薬師岳の向こうに立山連峰

8/27 12:27

8/27 13:18

8/27 13:56

鷲羽岳山頂

8/27 14:09

鷲羽池。とてもきれい♪　山と高原地図では破線でルートが示してあります。

8/27 14:12

鷲羽山頂から今夜の幕営地の三俣山荘を見下ろします。ここから一気に400m下ります。

8/27 16:09

三俣のテント場からの鷲羽。確かに鷲と言うか大きな鳥が翼を広げて休んでいるかのよう。

8/27 17:13

三俣の豊富な沢水を使って「そうめん」よく冷えていて美味い！

8/28 6:25

3日目の最初のピ−クは三俣蓮華岳

8/28 6:25

これから向かう丸山。巻き道は行かずに全て稜線で行きます。

8/28 6:30

雲の平、次はあそこに。。。

8/28 6:40

8/28 7:05

巻き道使わずに双六山頂へ向かっていきます。

8/28 7:49

8/28 8:06

霧が出たら迷いそう。でも快晴なら気持ちのよい台地を行きます。

8/28 8:09

双六岳を振り返る

8/28 9:18

双六小屋。水が豊富、でもホットミルク(しかもビアジョッキで！）が美味かった！

8/28 9:18

樅沢岳に向かう登り

8/28 9:54

ようやく「槍ヶ岳へ」の指示板

8/28 9:56

昨日までは北鎌尾根でしたが、今日からはキレット・穂高を見ながら進みます。

8/28 10:15

8/28 10:40

硫黄乗越でひと休み。

8/28 12:06

稜線は北にずれて北鎌尾根が見えてきます。

8/28 12:39

西鎌尾根の悪路へ進入。

8/28 12:43

鎖と崩れやすい足元。

8/28 13:02

ここらまで気が抜けない道です。

8/28 13:28

ようやく千丈乗越到着。ここからは肩までの400mの一気登りです。

8/28 13:58

8/28 14:05

ガスが切れるとたまに穂先が

8/28 14:33

8/28 14:36

肩へ到着。ヘロヘロです。

8/28 14:48

いざ穂先へ

8/28 16:26

8/28 16:30

今年も来ました！

8/28 16:36

8/28 16:51

8/28 18:02

大喰岳もでっかく見えます。

8/28 18:03

サンセットタイム。

8/28 18:03

西鎌尾根の方からどんどん雲が流れてきます。

8/28 18:06

8/29 4:46

最終日の朝のご来光を待って

8/29 5:13

もう少し待って

8/29 5:14

雲の中でした。

8/29 5:50

お世話になりました。生ビール売り切れでした。。。

8/29 5:55

8/29 6:19

富士山と南アルプス

8/29 6:37

時々振り返ります。

8/29 6:38

逆光で常念は真っ黒なシルエットに。格好いい！

8/29 8:37

槍沢はまだまだ雪渓あり、一部歩きますが、端に寄りすぎると危険！

8/29 10:31

槍見河原から少し見えました。

8/29 11:05

屏風岩

8/29 15:16

無事に上高地に下山。

8/29 15:41

バスターミナル前のレストランで食事中に、雨が。行動後でラッキー♪

撮影機器：

EX-S200 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

waterman

去年は表銀座からの縦走だったので、今年は”裏”と思ってました。仕事の関係で休みがずれて8月下旬になりましたが、心配していた天候悪化、雷雨も無く、レインウェアを一度も着ない山行になりました。先月の北岳もその前の黒戸尾根も天候恵まれず、だったので3度目の正直です。いつ、どこで、は分かりませんが日頃の行いが良いとしておきます。
　しかし、このルートは長かった。例えば水晶小屋や双六小屋泊まりを挟めばもう少し一日の行動時間をコントロールできるのかもしれませんが、オールテントでの2日目の10時間行動は足腰に来ました。もし次回このルート行くなら、どこかで小屋泊を挟んで4泊にします。
　テン場で言えば初めて行った三俣山荘のテン場、最高でした。沢からの豊富な水（しかも美味しい！）で缶ビールや食材も冷やせるし。鷲羽も格好よく見える場所に張れたし。リピーターになりたいテント場です。
　裏銀座は人が少ない、と聞いていましたが思ったよりも歩いていました。七倉からは最近人気の船窪岳を目指す方々も相当いますし、高瀬からもまずは烏帽子小屋までって方々も。また水晶岳を目指す人も多いと思います。本当に少ないのは双六岳から槍ヶ岳への核心部ですね。
　今回のルートでの色んな景色や、人との触れ合いや会話、どれもこれも楽しく最高の夏休みとなりました。