鳳凰三山(夜叉神からピストン)
- GPS
- 11:10
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,218m
- 下り
- 2,214m
コースタイム
-11:55薬師岳小屋12:35-13:43南御室小屋-14:53夜叉神峠15:10-15:28夜叉神峠登山口
天候 | 曇り〜ガスガス〜雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当日1:30に到着したら6割程の埋まり具合でした。 トイレ、売店、水場あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
綺麗に整備された登山道です。 小石の浮いたザレ場や、降雨時には泥で滑りやすい箇所がありますが、その他の危険箇所はありません。 オベリスクは、事前情報では残置ザイルが複数あるので、それらを使えば登攀可能とのことでしたが、実際行ってみると全く手の届かない上部にザイルの切れ端と鎖が残っているのみでした。 残置ザイルの状態が悪く、いつ切れてもおかしくない状態だったとの情報もあるので、安全の為に撤去されたのかもしれません。 |
写真
感想
今回は槍〜穂縦走が延期になり、どこか日帰りで行ける所をと考えていた所、前にyama-kenと鳳凰三山日帰り、行けるんじゃ?と話をしていてここしかないと思い、実行に移しました。
朝0400、夜叉神の登山口に集合、0420くらいから登り始めました。まず登り始めて思った事、yama-kenはや!大股で高いギアで脚力と体力にモノを言わしてグイグイ登って行く!対してjinは小股でペタペタと低いギアでピッチで登るタイプ。どんだけ足を回しても置いていかれる(汗)付いて行くのがいっぱいいっぱいでした。これが20代後半と30代半ばの力の差か?と痛感いたしました。(言い訳)あたふたしてる間に夜叉神峠小屋に到着。周りは大分明るくなってきている。
本当ならここから北岳や間ノ岳がドカーンと見える筈が残念ながら雲の中、記念写真を一枚パシャリ、休憩後早速南御室小屋へ歩を進める、ここから先の樹林帯が結構雰囲気が出てくる。なんだか八ヶ岳っぽい感じ。自分はここから終始自分のペースで登る事にした。途中、苺平というポイントがありますが、やはり苺がない、何で苺なのだろうと思いました。ここから南御室小屋までそんなに時間はかからなかったです。
南御室小屋に到着。この小屋、なかなか雰囲気がある、山小屋!って感じで非常にグッドでした。ここはトイレ休憩のみで早々に出発!次は薬師岳小屋。この辺から登りが急になってくる。yama-kenも自分もガシガシ登る!またこの薬師岳小屋も雰囲気がある。看板が何だかオシャレ。1回泊まってみたいですね。ここから薬師岳までは僅か。しかし稜線に出たくらいから本格的に雨が・・・。即レインウエアを着る。薬師岳に着くも、眺望はゼロ。しょうがないから北岳方面を向いて「あっちに北岳〜。」「こっちに甲斐駒〜。」と妄想するしかなかったですね。
そしてお次は鳳凰三山の最高峰の観音岳!稜線を歩いてそんなに時間が掛からず観音岳に着きました。ここで三角点タッチ!眺望もゼロなのですぐ観音岳を後にしました。次は地蔵岳!アカヌケ沢ノ頭の分岐から地蔵岳へ!しかしこの分岐から地蔵岳の山頂へ行く訳ですが、思いっきり下っていく。本当にこっちで良いのかと不安にもなってくる。標識を信じて下って行くと時期に地蔵が沢山立っている賽ノ河原へ着く。ここに地蔵岳山頂の看板がありますが、山頂という感じはしない、山頂というかコルといった感じです。そして早速今回のメイン、オベリスクへ!本当は賽ノ河原からオベリスクがバーンと見えると思うのですが、真っ白で何も見えない、オベリスクがどこにあるかもわからない。踏み跡があったのでそれを辿っていくとガスの中から薄っすら岩峰が見えてくる。多分オベリスクだ。さらに歩を進めると
オベリスクの岩峰が確認できた。ザックをデポしてオベリスクにアタックをかける、岩をよじ登り、オベリスクの裏の方へ巻いて行くと岩に付いている表示板みたいなのがあって、その横にせまい岩の隙間がある、その隙間をぎりぎり通っていくといよいよオベリスクピークの直下!しかしここで立ち往生!噂で聞くザイルは切れていて登りようがない、わずかに手をホールドするくぼみはあるが今の我々では
とても登れるような感じではない。技術、装備も不十分。登れたとしても今度は下りてくる事ができないでしょう。残念ながらオベリスクのピークはあきらめました。
ザックを取りに戻り、夜叉神へ引き返す。この時我々は長時間雨に打たれ疲労もピークに掛かっている。眠気と戦いながら1歩1歩稜線を歩いて、観音岳〜薬師岳を通過、やっとの思いで薬師岳小屋へ到着!ここでしっかり昼食を摂りました。自分はカップラーメンとコンビ二弁当を食べ、コーヒーも飲みパワー回復!雨に打たれ冷え切った体にカップラーメンとコーヒーは体に染みますね!最高です。
yama-kenもパワー回復!ここから一気に下ります。しかしながら外を見ると今日一の雨、土砂降りです。その中を強行突破!一気に南御室小屋までくだります。この辺まで来ると雨も弱くなってきた。ここから下はもう樹林帯。綺麗な樹林帯の中を歩いていきます。緑色のコケと木の感じが非常に綺麗でした。しかし夜叉神峠小屋まで長い長い!南アルプスの山深さを感じました。夜叉神峠小屋に近ずくと今日始めてようやく青空をみました。小屋に着く頃には、北岳、間ノ岳も姿を現しました。しかしまぁこれを見れただけでも今回は良しという事にします。
夜叉神峠小屋から登山口までは40分。すっかり体力も回復し、一気に下り、40分の所を20分掛かるか掛からないかで下りる事が出来ました!
今回は残念ながら悪天候ではありましたが楽しかったですね。そして鳳凰三山、リベンジリストに入りました!今度登る時は青木鉱泉から1泊でのんびり来たいと思います。そしていずれオベリスクのピークも踏みたいなぁ〜。
今回の休み、当初の予定では会社の同僚jinさんと2泊3日で槍穂縦走に行く予定だったんですが、諸事情により中止になった為、代わりに前々から行ってみたかった鳳凰三山日帰り縦走に行ってきました!
ルートは一番分かりやすそうな夜叉神からのピストン。
自分は前日仕事だったので、いつもの様に仕事が終わってから帰宅、風呂、飯、準備を済ませてから出発し、1:30ぐらいに夜叉神峠登山口駐車場に到着。
出発時間の4:00直前まで仮眠をとり、結局4:20位に出発となりました。
因みに、前日の天気予報では山の上は霧と雨になっていましたが、少しくらい青空も見れるだろうと淡い期待を寄せながらの出発でしたw
割と広めの登山道を30分程登って行くと暗闇の中に電気の明かりが見えてきて、夜叉神峠の夜叉神峠小屋に到着。
事前にコースをあまり調べていなかったので、こんなところに小屋があるとは知らず、微妙に驚きながら記念撮影と小休止。
けっこう気温が低くて止まっていると身体が冷えそうだったので、すぐに次の目的地南御室小屋に向かって歩き始めます。
段々と明るくなってきた樹林帯を登り、通過ポイントの杖立峠と苺平を順調に通過。
苺平の手前辺りからガスの中に突入し、周囲の山々の眺望は完璧にゼロに…。゜(゜´Д`゜)゜。
苺平到着時には小雨も降ってきた為、仕方なくレインウェアの上だけ着用して南御室小屋を目指しました。
夜叉神峠から2時間10分程歩いて南御室小屋に到着。トイレ休憩。
何気に登山口からここまでの道のりがけっこう長くて、登りの時は勢いがあったんであまり気になりませんでしたが、帰りの下りの時にはその長さにけっこうくたびれました(;^ω^)
南御室小屋前で、自分達とほぼ同じ時間に登り始めた静岡から来たというトレランの方達と少しだけお話させて頂いたんですが、その中の一人の方が先週も鳳凰三山を走られていて、その時は天気もよく眺望が最高だったそうです。
う〜ん、かなり羨ましかったです!
けど、まあ、今日はもうこの天気の悪さを楽しむしかないなと思い直して、次の目的地薬師岳小屋に向けて出発しました。
50分程歩いたところで薬師岳小屋に到着。
ここの小屋は小さめだけど、中々良い感じでした。
小屋前の看板だったり、空き缶潰しだったり、独特の雰囲気がありました。
薬師岳小屋からは10分程で薬師岳山頂なんですが、その登山道を登っている途中で雨が本降りになってきた為、慌ててレインウェアの下も着て完全雨装備で薬師岳山頂に向かいました。
薬師岳山頂に到着してみると、分かっては居たんですが、ここからも眺望ゼロでした。
むしろ眺望どころか、ガスが凄くて10m先の山頂道標も霞んで見える状態…('A`)
悲しいけど、とりあえず空元気で記念撮影を済ませ、次なる目的地観音岳を目指します。
薬師岳と観音岳は標高差もあまりなく、歩き易い稜線歩きだったので20分掛からずに観音岳に到着。
残念ながら観音岳からも眺望ゼロ!
仕方ないのでガスの向こうに広がっているであろう最高の景色を「妄想」で楽しんでおきましたw
そういえば、観音岳では山頂に三角点があったので、三角点タッチしてきたのですが、薬師岳と地蔵岳では発見できず。
ガスガスで霞んでしまって気づかなかっただけで、どこかにあったんでしょうか?
観音岳からの最高の景色(妄想)を十分楽しんだところで、次の目的地地蔵岳に向けて出発!
45分程歩いてだだっ広いコルのような場所にお地蔵様がたくさん立ち並んでいる場所に到着。
そこがどうやら賽の河原であり地蔵岳のようでした。
その場所から周囲を見渡すと、お地蔵様の集まりの右手にガスで霞んだ岩山のような物があり、多分こっちがオベリスクだろうと検討を付けて進むと、ガスの中から正に天高くそびえるといった感じのオベリスクが姿を現しました!
さて、今回はこのオベリスクに登る事が大きな目標だったので、オベリスク直下にザックをデポしてさっそくオベリスクに取り付きます。
事前に調べていた情報のとおり、てっぺんにそびえる大岩の真下までは足場もしっかりしていて簡単に辿り着けました。
問題はここからです。
大岩の裏側に周って、岩と岩の間の狭い隙間を無理やり潜って大岩の直下へ。
ここから上を見上げると、頂上へ登る為の唯一の手がかりである残置ザイルが……ない!!
途方に暮れる自分とjinさん。
眼前の岩には僅かながらのくぼみがあるものの、それを手がかりに登れる程の実力は今の自分達にあるわけもなく。
まして、運よく無事に登れたとしても、ザイルも無しで上から無事に降りるのはどう考えても不可能!
しかも、天候は雨で岩は思いっきり滑りやすい状態。
これはもう、はっきり言って考えるまでもない状態でした。
オベリスク登頂は早々と諦めて、元来た道を引き返します。
地蔵岳から1時間45分ほど掛けて薬師岳小屋に到着。
この稜線歩きはオベリスクに登れなかった精神的なダメージか、それともただ単に雨の中歩き続けた疲れが出たのかわかりませんが、非常に眠くてかなり辛い状態でした。
薬師岳小屋で丁度良い時間だったので、昼食の大休止。
jinさんがカップラーメンを持参していて、今食べたらアレ絶対美味いよな!と思ったので、自分も小屋で売っていたカップラーメンを購入!
下界で買うよりちょっとお高い300円でしたが、疲れきった状態の山で食べるカップラーメンには確実にお値段以上の価値があるので無問題ですw
因みにお湯はjinさんに沸かしてもらいました。
(小屋でお湯も貰うと300円+200円で500円のラーメンに…)
jinさん、マジでありがとうございます!!
カップラーメンと持参していたパン&おにぎりを食べて、完全に体力回復したところで、登山口に向けて出発。
相変わらず酷い雨だったものの、ラーメンパワーでグングン下って行きます。
南御室小屋を過ぎた辺りで雨も小降りになり、苺平、杖立峠を超えて夜叉神峠の手前まで来ると本日初の青空が見えて、完全に雨も上がりました。
ここでレインウェアを脱いで、やっと身軽な格好に。
夜叉神峠小屋まで降りてくると、何と雲の合間から北岳〜間ノ岳が姿を現しました!
ここまで来てかよ〜という気持ちと、これだけでも見れて良かった〜という気持ちが半々といったところでしたw
そうそう、夜叉神峠から先の下りは、驚いた事に雨が降った形跡が全くありませんでした。
ガスっていた山の上だけで雨が降っていて、下界はずっと曇りだったのかもしれませんね。
う〜ん、逆なら山頂から雲海が広がるところを見れて良かったんですけどね(;^ω^)
そんなこんなで、薬師岳小屋から2時間55分程で登山口まで戻ってこれました。
あ、登山口まで降りてきてから食べたソフトクリーム(300円)が最高に美味かったので、夜叉神から登られる方は是非!
今回の鳳凰三山縦走は、天候と展望が悪かったり、オベリスクに登れなかったりとかなり悔しい所もありましたが、それでも中々楽しいものでした。
次回行くとしたら、出来ればピーカンの日に、稜線からの景色を写真に撮りまくれるような登山にしたいものです。
まったくのピストンだっただね・・
でも二人とも若いから速いね。
たいしたもんだ
そうだね、ロングトレイルに挑戦だね。
霞沢岳いくぞ・・
天気悪くて残念ね
北岳の残雪期がきれいだよ
ジンさん、チワ♪
ヤマケンさん、初めまして♪
記録見ると「これ登山じゃないやん、トレランやん!」
ザックのサイズ見ると「登山だ(@_@;)!」
オベリスク、悩ましいよね
うちもピーク直下まで行って断念したんだけど、
あれはがんばれば登れる。
でも安全に下りることが保証されない…(-_-;)
いちかばちかの賭けに出ることはできないのであきらめましたが、そのうち絶対登っちゃる
ちなみにうちのあとから来たソロの男性は登ったんだけど、
おもむろにボルダリングシューズに履き替えた上、クラックの中を足と背中突っ張らせて登り、
下りる時はハーネスで安全確保して下りてきました。
やり方、誰か教えて!!!
ロープ、誰か落ちて、勢いで、切れちゃったんじゃない??
ハセの6月末の時は、ダラーーンと、2-3本垂れ下がってたよ。
多分、みんながいうような危なげなのでなく、誰かが置いてったと思われる、しっかりめのヤツ。
ハセ友夫婦は、それで、登ってたし。
槍穂は、来年かな??
土砂降り山行、ホントなえるよね(泣)
妄想登山してるけど、そのガス、もしや、脱法ハーブとか??(笑)
>hagureさん
景色は残念でしたが、雨の鳳凰三山を満喫できてそれはそれで楽しかったです
jinさんも自分も若さゆえに体力だけで突っ走ってる感が否めません。
もっと技術を付けていかないとダメな気がする今日この頃です…(;^ω^)
>SOULdCATさん
はじめまして!
オベリスク、やっぱり登りは何とか行けそうな気がしますよね。
でも、どう考えても無事に下れる気がしなかったので自分達も断念しました('A`)
あそこに登りたければ、まずクライミングのトレーニングしないとダメですね(;^ω^)
>kyookooさん(ハセさん?)
はじめまして!
ロープ切れて落ちた人が居たとしたら、その後が心配ですね
雨の中歩いてる時は、「雨には雨の良さがある!」な〜んて自分に言い聞かせてたりしますが、やっぱり晴れの方が良いですよね。
妄想登山は、あのガスが原因だったのか!
いや、待てよ、そこかしこに生えていたキノコが実は○ジック○ッシュルームだったのかも…((;゚Д゚)
ジンさん こんちゃ
ヤマケンさん はじめまして
あいにくのお天気でしたね
でも、それはそれで楽しんでる感が写真から伝わります
南アルプスはまだ未踏の地だから行ってみたい
初めまして&コメありがとうございます。
雨でも楽しいんですけど、やっぱり晴れが良いですよね〜
南アルプスは自分もほんの少ししか歩いた事なくて、まだまだこれからです(^_^;)
macha0824さんも、是非!
次鳳凰三山行く時はもっと晴れた日に泊まりでゆっくり行きたいですね!次の妙高〜火打、よろしくお願いします。
今更ながらコメありがとう。
いや〜ね。yama-kenについていくのが精一杯だったよ。あの大股歩きでよく体力持つわ(>_<)
アイツ脚力ありますわ〜(-o-;)
オベリスクはいつか登ってやりたいねp(´⌒`q)
またトレーニングで秋パンミーティングやりますか!
今更ながらコメありがとう。
脱法ハーブ?ちげぇねぇ!(o^∀^o)
オベリスクのザイル、誰かが登ってて切れたら大問題だな。
槍穂は10月頭にリベンジよ〜。
さらに今更ながらコメありがとうございます!
まちゃさんも南アルプス行った方が良いですよ〜。鳳凰三山はまた晴れた日にリベンジします!o(^-^)oその時一緒にどうですか?
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