ワタシ、ビビらないので 阿弥陀岳北稜
- GPS
- 08:18
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,191m
- 下り
- 1,179m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 8:17
天候 | 概ね晴れ 多少の風アリ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届:八ヶ岳山荘、赤岳山荘、美濃戸山荘で提出可能。 阿弥陀岳北稜は冬期クライミング(白山書房)によるとグレードは1級下と最下位。 阿弥陀岳南稜よりもクライミング要素は強い。 北稜のルート上にリボンや標識はなし。 トレースはあっても、降雪や風により消えます。 クライミングやナイフリッジ、急登あり。 バリエーションルートなので、それなりの準備が必要。 阿弥陀岳と中岳のコルの間はそれなりに急です。 中岳のコルから行者小屋に降っているが、雪崩の発生リスクがあるため降るか否かは自己で判断してください。 上記以外は特に難しい所はないと思います。 南沢では沢に落ちないようにしたり、アイスバーンでコケないように気を付けましょう。 信州 山のグレーディング(一般ルート)では 南沢〜阿弥陀岳 体力レベル3 技術レベルC 詳細下記参照 https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/documents/yamanogure-dexingu_hyou-20190314.pdf ※装備やルートの選択は適宜自己判断をして下さい。各々、経験・技術が違うので他人を頼りにしてはいけません。 |
写真
感想
今回は1月に行きそびれた阿弥陀岳の北稜です。約束では13日の予定でしたが、天気が良くなさそうなので12日に変更となりました。もともとの予定ならば、私は12日に真教寺尾根から赤岳を目指し天望荘泊、翌日北稜へ行こうと思っていました。
赤岳山荘に車を停め、アイスバーンにビビりながら南沢を登ります。相棒は買ってから一度も使っていないチェーンスパイクを使用。コストパフォーマンスが高いと言っていました。確かにとは思ったものの、帰宅後ネット検索をしないところをみると、ワタシ買う気がないようです。雪の量は1月に南沢に来た時と然程変わらない印象を受けました。
行者小屋に着き、特に休憩はとらず(手前でとったので)中岳沢に歩みを進めました。途中から北稜に取付き、身支度を整え進みました。
途中「壁」とも比喩できる登りをわざわざ大変そうな方へ進み「楽しいー!」と言葉を繰り返していると、相棒はやや呆れた様子だった。
岩峰の所で右手のグローブが遭難し、左手のグローブがとても寂しそうに見えた。登り始めると、楽しくてそんなことも忘れてしまいそうだが、手が冷えてくるので忘れない。別のグローブを取り出すと、一時的に忘れる。そんなこんな、代わる代わるリードしたり、ビレイしたりして無事登頂。こんなに楽しいルートは久しぶりと思った。
阿弥陀岳からはサクサク下り、中岳沢で遭難していたストックを救助し、行者小屋で主に返還する。いつか、ワタシがなくしたものも誰かが救助してくれる日が来るのだろうか?
今日は楽しかったのもあったが、気持ちにもかなりゆとりがあり下りの南沢は結構のんびり下ったが、ワタシにとっての核心アイスバーンがあり、さらには相棒には終盤になったらこけると言われているので、最後まで気を抜くことができず苦労した。
北稜自体は南稜よりも短いため、集中力が続かないということはなさそうだった。途中でダメだと思っても、懸垂下降などできればエスケープルートは成立すると思った。
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