戸蓋山・高突山・鳥居山(四阿屋山):道はなくとも薄い踏み跡あり!半袖隊長、老婆・奥様との出会いに感謝
- GPS
- 07:30
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,089m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:28
累積標高(上り): 980m / 累積標高(下り): 1010m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:31.95=15.76+(1114÷100)+(1010÷100÷2)
→→→判定「●EK24〜32未満 ふつう」
⇒EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献レコ】
◆分県登山ガイド10埼玉県の山(山と渓谷社/2016年3月5日初版)
10戸蓋山(とぶたやま)615m
人跡まれな木立の山稜は、読図トレーニングに最適な静寂境
16四阿屋山(あずまやさん)772m
クサリと岩稜のスリルを楽しみ、静寂な尾根道を下る
◆kazu5000さん2020年02月01日(土):高突山 戸蓋山 両詰山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2200974.html
天候 | 極上の晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(注)小鹿野町営バス:薬師の湯で西武秩父駅線から日向大谷・三峰口線に乗り換える際には、運転手にその旨を告げ、必ず「乗換券」を貰うこと。ゾーン制運賃に拠り小鹿野町内ゾーンは200円だけ済むため、後続バスが無料になります。 【復路】三峰口BS17101745西武秩父駅18031900飯能駅19112000池袋駅新宿駅20時半頃地元駅 (注)西武観光バス:三峰口駅から西武秩父駅までは急行(停車BSなし)かつ道路混雑もないので、秩父鉄道より却って速いくらいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]】 ●全長19kmだが、次の3区間(計9.7km)は舗装路歩き。 仝由呼修悗亮萇佞地点まで0.7km戸蓋山コース下山後に柏沢コースへ取付くまで0.7kmD撒鏤灰魁璽慌嫉蓋紊ら三峰口駅まで8.3km。 従って山道部分は約8.3kmのみ。 ●登山道部分では、戸蓋山コース(両神山天理岳から派生尾根)と鳥居山コース(四阿屋山から派生尾根)の二つに大別される。 ●戸蓋山コースは、分県登山ガイドで「道なし」として紹介されている技術度3(5段階)の玄人向けで、.淵ぅ侫┘奪(1ヶ所)や⇒遒鼠嫗論儔媾蠅硫爾(4~5ヶ所)7祺爾(1ヶ所)があるが、お助けロープ・鎖・梯子は一切設置されていない。またテ刺犬呂覆私製山頂標示板があるだけ。 ガイド本に書かれているように「登山道ではない」ので全く整備されておらず、部分的に鉄塔巡視用の作業路があるだけ。 と言っても尾根筋上なので、薄い踏み跡やテープ・リボンが散発的にあるが、支尾根に入り込まぬよう読図能力が必要で、もちろんGPSと地点照合しながら進むのが望ましい。44参照。 ●一方で鳥居山コースは、人気の四阿屋山登山道の一つとして整備されており、斜面横断のトラバースと落ち葉堆積帯が各1ヶ所ある以外は特に注意箇所はない。 ●薬師の湯から三峰口駅までのロードでは、交通量はあまり多くない。但し小鹿野町内では歩道が設置されてるが、秩父市内に入った途端に道幅は狭く・歩道はなくなる。一つあるトンネルはあまり長くないが、古くて狭くて歩道なしなのでササっと通過したい。 ★水場:なし ★渡渉箇所:なし ★泥濘状況:なし ★積雪状況:なし ★蜘蛛の巣 :なし ☆半袖 タイム:スタート地点(今神BS)から全行程 ★半袖 出会い指数:ゼロ ☆半袖 驚かれ指数:ゼロ ★入山者:なし…動物にも出くわさず(クマ出没注意地域) |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:なし ★駐車場:バス利用 ★トイレ:薬師の湯駐車場、贄川宿(秩父御岳山入口)、三峰口駅 ★携帯:大半で圏内 ★食料調達処:ファミリーマート(飯能駅構内) ★酒類調達処:荒井商店(三峰口駅から3分)セブンイレブン(西武秩父駅前店) ★お土産処:買わず ★飲食店:食せず ★温泉:寄らず ★宿泊施設:日帰り |
写真
感想
分県登山ガイド埼玉県版に掲載されている戸蓋山・高突山の尾根歩きです。
同書では九つある「道なし」コースの一つとして紹介されています。
しかし「道なし」だけあって、九つとも技術度(5段階)は3か4の上位クラスばかりで、見聞きするだけで後回しにしてしまい、今まで歩いたことがあるのは「楢抜山・周助山」だけ。
今回は両神山系天理岳から派生する尾根の東端に位置する標高5〜600m程度の低山の連なりですが…技術度は3(★★★☆☆)\(◎o◎)/!
拙宅を出る時からソワソワしっ放しです
いきなり取付きで間違いそうになります。地形図上で登山道が始まる地点に来てみると「…?」…ホントにここかと思う荒れた沢沿いの急傾斜。
偶々正面から散歩のため歩いてきた老婆に
「何処に行くのか?戸蓋峠なら、戻って最初の民家の前から入るのだ」
と言われて間違いが発覚。
素直に戻ってその場でガイド本を見てみると…確かにそう書いてある!
これ以降、ガイド本とスマホGPSと現場の地形を見比べながらの山行となりました。
基本は尾根筋を西から東へ一本道なのですが、各ピークやコブには必ず支尾根があります。
そこでピーク・コブ上では、右へ行くのか?左に行くのか?をその都度確認しつつのため、拙者にしては珍しく休憩時間が一時間を超えました。
実際には大した休憩時間を取っていませんが…。
それでも一ヶ所では枝からぶら下がるリボンに惑わされ、明るい支尾根に突っ込み掛けました。
なぜか暗い杉林より、明るい自然林を歩きたくなる(=選択してしまう)のはなぜなのでしょうか?人間の本能なのでしょうか?
【難所】は写真キャプションに書きましたが、戸蓋山の頂上直前のナイフエッジ(核心部は3mほど?)はエイヤで立ったまま通過するも、各ピーク・コブを越えた後の落ち葉が堆積した下りではズルズル。
踏み抜きや躓きから来る滑落が怖くて怖くて…瞬間的に通過するナイフエッジより難儀しました。
また龍王山からの下りはスキージャンプ場を思い起こさせる激下り。落ち葉が堆積していなかったのは幸いでしたが、乾いた土質でやはり踏ん張りが効きません。
立木・根っこ・枝葉など掴めるものは全て掴んで…身体を傾けながら必死に下りましたが、枯れた立木には、ホント、要注意ですね(⇒簡単にポキッと折れます)。
戸蓋山・高突山から麓に降りたら、農作業中の奥様(オバチャン)と10分ばかりお話しました。
奥様宅は裏山の持ち主とのことで、拙者が戸蓋峠から尾根筋を歩いてきたと聞いてビックリ。
昔は山林作業もあり頻繁に入山していたが(⇒確かに鋼鉄製作業機器が放置されていた)、最近(この30年ほどらしいです)は裏山に入ることもなくなり、数年前に埼玉県?が間伐作業に入ったぐらいだそうです。
そしてご主人が四阿屋山柏沢コースによく散歩に行かれるとの話から、拙者も当初計画(⇒このまま薬師の湯BSを経由し三峰口駅までロード)を変更し、柏沢コースで登り返し、鳥居山コースを縦走し薬師の湯に下り、三峰口駅まで歩くことにしました。
鳥居山コースから午前中に歩いた戸蓋山から高突山への尾根筋を見渡せると考えたからです。
柏沢コースも鳥居山コースも整備された道で、午前中を獣道とすれば国道並みでした。
道を間違えるはずがないとの安心感もあるためか、左右に武甲山や二子山などの眺望を楽しみながら、あっという間に薬師の湯に下りました。
そして三峰口駅までは、ところどころで熊倉山や武甲山の眺望を得て、贄川宿の案山子(カカシ)を楽しみながらの歩跡(赤線)繋ぎです。
これでポッカリと浮いていた四阿屋山が連結されました。
最後に…戸蓋山と高突山の頂上でshuchanさんが取付けらた私製山名標板を見つけました。
shuchan 2016年09月30日(金)
日向大谷口BS〜出原舟〜両詰山〜戸蓋山〜高突山〜龍王山〜薬師の湯BS
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-815883.html
お〜、shuchanさん、どうされていますか?
拙者は高尾駅北口・あさかわ食堂でばったり遭遇し、その後もオフ会で一度お会いしたことがあります。
今は長期活動停止されているようですが、その泥臭い?山行スタイルには多くのファン(=フォロワー)が付いていらっしゃいます。
活動再開をお待ちてしおりますm(__)m
【今回登った主な山】
★戸蓋山(とぶたやま)615m:初…埼玉県の山
★高突山(たかつきやま)577m:初…無冠
(注)鳥居山コースには目ぼしいピークなし
【分県登山ガイド埼玉県の山:未踏リスト…掲載順】
´∪峇箜戞β腑淵殴(道なし):★★★★☆5.8km4h50m
H沙門山(道なし):★★★★☆8.5km5h35m
そ〇溶沙(道なし):★★★☆☆3.0km2h5m
ッ疉秡筌岳(道なし):★★★★☆6.0km5h30m
ΝЫ淑源山・三国山:★★★☆☆11.0km7h10m
矢岳(道なし):★★★★☆14.5km8h45m
熊倉山:★★★☆☆12.5km7h10m
粟野山・金岳(道なし):★★★★☆4.5km4h50m
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
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おはようございます🎵
戸蓋山のレコUP、楽しみにしていました (*^^*)
まずはご無事のご帰還、お疲れさまでした。
戸蓋峠への取付きで老婆に道を教えてもらったとのこと、地元では未だに歩かれている峠なんですかね。はてまた、嫁に来るのに峠を通って来たとか、妄想が膨らみます ( ̄∇ ̄)
車道の発達によって、古くから歩かれてきた山道は廃道となり、そこにあった峠は忘れ去られていきます。現在、後期高齢を向かえる世代の方々が、モータリゼーション以前の山岳交通を知る最後の世代なのかと思うと、半袖隊長の出会いは、個人的にとても羨ましく思えます ( ̄∇ ̄)
機会があれば、是非ともご高齢の村人から、山にまつわる思い出話を伺ってみたいものです。
龍王山からお稲荷さんへの降りもやはり急坂だったんですね。と言うことは、お寺のルートもお稲荷さんのルートもどっちもどっちですね (;^_^A
最後のガイド本の写真のキャプションが志賀坂諏訪山になってますよ (っ´ω`c)
お疲れさまでした〜 (´▽`)ノ
戸蓋峠への取付きで声を掛けれた老婆。
ホントにたまたまドンピシャのタイミングでした。
見上げた荒れた沢筋には赤テープまであったので
「技術度3だから、峠への道もこんな踏み跡程度なのかもしれない」
と自らを納得させて、最初の一歩を踏み出す直前でした。
いや、ホントに踏みださなくて好かったです
当初は南側から登るガイド本コースではなく、北側(R299)から登りたいと考えていました。
そうすると赤線が途切れずスタートできるからです。
しかし調べた結果、地形図上に道があるも、みんなの足跡がないので、断念しました。
そこ(間明平BS付近)まで行って、入山できなかったらショック大ですからね。
でもその老婆に拠ると反対側(北側)にも下れるはず…もう何年も行ってないけど…と。
峠から北側に下る踏み跡は伸びていました…でも途中、そして取付き地点がどうなっているか?は分かりませんが。
龍王山からの下りは、計画段階ではkazuさんコースでした。
確か山行計画機能ではkazuさんコースがデフォルト設定されていたからだと思います。
ところが、さてどっちかなぁ…とガイド本を熟読したら…あれ南西斜面を下ることになってる
ガイド本の通りに(と言っても3〜4行だけですが)行こうか…と急遽変更した次第ですが、ホント、激下りでした。
あそこ…落ち葉が積もっていたら、徒手空拳で下るのは無理です。
残っている11座…全て技術度は3もしくは4以上なので、何処に行くにしても、最初からビビることになりますね。
ガイド本地図のキャプション…数字だけ修正していました。
前回分をコピーしたのがバレちゃいましたね
ご指摘ありがとうございました<(_ _)>
早速修正いたしました
隊長
こんにちわ。
尾根道は、歩きやすそうで、お天気もいいし、長閑だな〜と思っていましたが、ナイフエッジや、滑る斜面など、標高のわりに大変な山なのですね。
落ち葉で滑るのは、とっても苦手です。
バスの利用方法など、参考になることを教えていただき、ありがとうございます。
私も冬眠が明けたら、秩父方面に行ってみたくなりました。
標高は500〜600m程度ですから、高尾山とほぼ変わりません。
また多少のアップダウンはありますが、最後の激下りを除けば、数値的には大したことはありません。
でも落ち葉ですねえ…最大の敵は。
ほとんど歩く人がいないから、落ち葉が溜まったままで、‖元が見えない滑るm気ので難儀しました
西武秩父駅からのバスは
\症陬丱垢楼貽フリーパス
⊂鹿野町営バスは乗継券
C疉礇侫蝓爾っぷ・漫遊きっぷ
の有効活用で交通費削減です
隊長
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