記録ID: 2239946
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沢登り
丹沢
水無川本谷 沢登り講習
2020年02月29日(土) [日帰り]
kamog
その他3人
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 946m
- 下り
- 938m
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・戸川林道(秦野市道52号線)は全体的にダート道につき、車高の低い車は お腹を擦る可能性があります。 ・戸沢の河原駐車場(森林組合管轄)は昨年の台風で狭くなってしまい、 10台少しくらいしか停められません。 今日も朝8時には満車状態でした。 ・登山計画書届は戸川林道下部の滝沢園入口にポストあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆水無川本谷 丹沢を代表する沢登りルートで、点在する滝登りがメインになります。 遡行グレード 1級上〜2級下(初心者同士は×) ・F1−2条10m 左隅の古い鎖はまだ生きています。 ・F2−6m 流芯左に残置ロープが垂れていますが登るにはヌメリがあるので 右壁をクライミングします。終了点は2m奥にあり。卦蕁 少しで右手に大岩が2つ。奥の方のルーフ岩は昔のアブミ用ハーケンがあります。 ・しばらく歩いてF3−10m 手前左側に残置ロープが垂れていますが、落ち口より 高みから鎖を使ってトラバース下降する箇所がちょっと怖いです。 右壁を登って落ち口にトラバースするする方が一般的でしょう。途中ハーケンが 3箇所ほどありますが、最後がトラバースになるので、振られ止めのランニング は後続のためしっかり取った方がよいです。卦蕁 ・すぐにF4−3m程度の連瀑 暑い時期なら滝に入ってもよいですが、右上に 比較的新しい巻きトラバースする鎖が付いています。ただトラバースなので 初心者クラスにはPASなどでカウテールしてもらった方がよいです。卦 ・すぐにF5−10m 右壁に設置されていた古い鎖は上部の一部を残して破断して 使えません。クライミング慣れたリーダーなら右落ち口を目指して登っても よいですが(卦蕁棔銑元蕁次法△笋呂蠖兇蕕貉澆瓩了拇世鬟蓮璽吋鹽打って 後続のリスクをなくしてください。 高巻きは少し後ろにトラロープが付いており、落ち口に抜けられます。 ・その上流にあった書策新道横断点の古い標識は昨年の台風でとうとう消失。 ・左手に沖ノ源次郎沢の涸れ棚、すぐ右手に木ノ又大日沢の二俣を見送れば F6−CS6m。右隅の下部が凹角になったところを登りますが、上から垂れて いる残置ロープも古いので腕力A0になりますし破断の可能性もあります。 初心者がいる場合は無理せず木ノ又大日沢二俣から左の尾根を落ち口に向かって 巻く方が無難。 ・この辺りから台風による崩壊地が目立ってきます。 F7−3m 右から登れますが右壁は脆いので慎重に。 ・金冷シ沢二俣(沢名表記看板あり)を左に見送り脆い小滝を越えていけば 少しでこの沢の大滝であるF8−3段30m。左側の崩壊も甚だしく台風の影響を 見せつけられます。この滝は昔からどんどん崩壊しており直登不可。 右手のグズグズの浅いルンゼを登って右尾根に乗ります。そこから残置ロープを 追って登ればまず一本目のガレ小沢のトラバース。さらに先に二本目のガレ小沢の トラバースで対岸に登る箇所もやや脆く要注意。あとは薄い踏み跡を沢に下ります が、下り始めてすぐの分岐?は手前側を下りた方がよいです。 ・1200mで右から2m小滝で支流が合わさりますが、これは上部が崩壊土ザレ なので、もう一本上流で右から入る水が少し流れている沢へ進みます。 左正面はガレゴーロ沢で崩壊していますので×。 右の沢に入るとやや左曲し中央が楕円状、上部が2段に外傾したF9−10m (フォールナンバー標識はなし)。直登は脆くヌメリもあり崩壊しているので 止めた方が無難。右手の一段上がった砂利バンドから戻るように右手の尾根に 乗って巻きますが、それより上流部はガレゴーロのみなので、そのまま浅い尾根を 標高差160mほど詰めて一般登山道の表尾根に上がる方がよいでしょう。 ※『丹沢の谷200ルート』(山と溪谷社2017年発刊)P14〜17ご参照ください。 ◆マウントファーム登山学校(JMIA認定) http://mt-farm.info/ 沢登り、読図、クライミング、雪山講習などリスクマネジメントおよび主体性を 持った登山の啓蒙を行っております。 初心者からOK。 |
写真
撮影機器:
感想
今日はご無沙汰してしまった水無川本谷でした。
午前中は予想したよりも晴れて快適な遡行。
足も濡らすことはほとんどなく、やっぱり今が一番の遡行適期です。受講者さんたちもご満悦でした。
F1左側の鎖はまだ生きていましたが、F5右壁の鎖は上部だけでもう使えず。
書策新道徒渉点からF8大滝までは台風の影響で崩壊地複数ながらも予定通り塔ノ岳まで詰めました。
珍しく塔ノ岳山頂、大倉尾根は人影まばら。
途中花立山から源次郎尾根を下降し戸沢に戻りました。
戸沢河原の駐車場は朝8時時点でほぼ満車です。
もうちょっと詰めて停めてくれたらあと2台は停められるのにな。
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