冬の西穂高岳 西穂山荘テント泊

2020年03月08日(日) ~ 2020年03月09日(月)

• GPS: 08:31
• 距離: 10.2km
• 登り: 1,094m
• 下り: 1,103m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:08
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:09

距離 8.0km 登り 836m 下り 1,048m

12:25 宿泊地
12:56 12:57 旧ボッカ道分岐
13:34 西穂山荘

2日目

• 山行: 4:00
• 休憩: 3:16
• 合計: 7:16

距離 2.1km 登り 275m 下り 56m

6:04 西穂山荘
6:21 6:26 西穂丸山
7:04 7:23 西穂独標
7:30 7:43 ピラミッドピーク
7:57 8:07 チャンピオンピーク４峰
8:39 9:23 西穂高岳
9:42 9:51 チャンピオンピーク４峰
10:01 10:11 ピラミッドピーク
10:25 10:34 西穂独標
11:03 西穂丸山
11:14 12:31 西穂山荘
12:55 旧ボッカ道分岐
13:20 西穂高口

天候

1日目　くもり　　2日目　快晴　無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

鍋平の登山者用無料駐車場に止めて第2ロープウェイから乗るつもりでしたが、P8.P9は入り口部分に残雪があり入れませんでした。だいぶ雪解けが進んでいたのででもうすぐ使えるようになると思います。
ということで、今回はP3に駐車しました。この時期P3は無料のようです。

ロープウェイはヤフオクで株主優待が売っています。送料込みで140円で即決でした。2人まで使えるので2人分のリフト券が2900円から900円引きです。ふたり合計1660円のお得になります。

コース状況／危険箇所等

ロープウェイ駅〜西穂山荘
軽くアップダウンの後は、キツイ登りが続きます。踏み跡はしっかりとありましたが外れると踏み抜きます。

西穂山荘〜独標
独標の最後の登りは踏み跡が少ない（当日6番目）状況だとかなり緊張感がありました。独標までは入門コースだと思っていましたが、状況次第では危険です。初心者にはオススメできない状況でした。

独標〜西穂高岳
何か所かダガーポジションでピックを指して登る場所や、後ろ向きでクライムダウンする場所があります。痩せ尾根や雪庇にも注意が必要で緊張感の連続、疲れました。山頂直下の長い雪の壁は当日4番目（前日は悪天候で登った人はいないようです）で、かろうじてステップがある程度。緊張感MAXでした。1番だったら登れていたかどうか・・・前の3人に感謝です。

その他周辺情報

松本ICから行くと、コンビニは新島々駅手前のセブンイレブンが最後です。

写真

3/8 11:30

11時にP3到着。冬季は無料で止められました。
去年の秋に登った笠ヶ岳がお出迎え。

3/8 11:51

まずは第1ロープウェイ。
ヤフオクで買った株主優待のお陰でお安く購入できました。

3/8 11:59

今回はフル装備。アイゼン、ピッケル、ストック、スコップ、ワカンにヘルメット。
ザックは6kg以上で片道300円増し。まあ21.5kgなのでぶっちぎってますが。

3/8 12:20

鍋平で第2ロープウェイに乗り換えます。
曇っていますが、笠ヶ岳はどうにか見えました。

3/8 12:32

アイゼンを着けてスタート。

3/8 13:37

スタートから1時間ちょっとで西穂山荘に到着しました。
雪ダルマの「さかいくん」がお出迎え。なんで「さかいくん」なんだろう？

3/8 13:56

受付でテン場代1000円をお支払い。
水は自販機で購入との事。
前に張った方の跡地を利用させていただきます。

3/8 14:32

設営完了。

3/8 14:42

本日は天気も優れない予報なので行動終了。
持参したビールを冷やします。

3/8 14:50

テント向かい合わせでかんぱ〜い！

3/8 16:18

夕食は最近お気に入りのスキヤキです。
甘いたれが食欲をそそります。

3/8 17:02

夕暮れになりました。

3/8 17:12

夕暮れのテン場。

3/8 19:15

気象予報士の支配人さんの予報では、明日は快晴、風も弱いということで絶好の登山日和になりそうです。

3/9 5:06

5時起床。スキヤキの残りにうどんを投入していただきます。

3/9 6:05

6時に出発。
ちょうど東の空が明るくなってきました。

3/9 6:10

小屋の向こうには焼岳と乗鞍岳。
雪をかぶって真っ白です。

3/9 6:10

稜線まで登ると目指す西穂が見えました。

3/9 6:18

ちょうど朝日が昇ってきましたよ。

3/9 6:24

まずは丸山。
笠ヶ岳にも朝日が当たり始めました。

3/9 6:26

急登の始まりです。

3/9 6:48

さあ、まずは独標を目指します。

3/9 6:59

独標にも朝日が。

3/9 7:10

独標に到着しました。
独標の最後の登り、けっこう緊張しました。

3/9 7:08

振り返るとこの絶景。

3/9 7:16

これから登る西穂方面。
夏も迫力あったけど、冬は別世界ですね。

3/9 7:18

独標からの下り。
ついに別世界に足を踏み入れます。

3/9 7:25

3/9 7:25

尾根は痩せています。
雪庇も出ているので注意が必要。

3/9 7:30

3/9 7:36

アップダウンを繰り返し、大きく登るとそこは・・・

3/9 7:43

ピラミッドピークに着きました。

3/9 7:45

時々雪が深くて足を取られます。

3/9 7:55

3/9 8:37

途中、ダガーポジションでピッケル刺して登る壁も出現。

3/9 8:33

いよいよ山頂が射程圏内です。

3/9 8:40

出た〜　これがラスボス。
山頂直下の雪の壁。
先行者さんが降りてきました。
ダブルピッケルです。
われわれは、縦走用のピッケル1本。
大丈夫か？

3/9 8:44

幸いにも蹴りこめばどうにか足場は確保できます。
ピックもしっかり効くようです。

3/9 8:49

落ちたら確実に止まりません。
慎重に登ります。
写真撮ってる場合じゃないんですけどね。

3/9 8:50

さあ、あと一息で山頂です。

3/9 8:51

山頂に到着しました。
達成感バリバリです。

3/9 8:52

ここから先は、お金もらっても行きたくないなぁ

3/9 8:54

山頂で記念撮影。

3/9 8:55

パノラマも撮ってみました。

3/9 9:02

登ってきたルートです。

3/9 9:06

さあ、雪がグズグズになる前に帰りましょうか。

3/9 9:09

雪の壁下り。
下りの方がはるかに怖い。

3/9 9:26

登りの何倍も時間がかかります。

3/9 9:34

事故は下りで起こります。
慎重に。

3/9 9:40

3/9 9:55

3/9 9:59

3/9 10:10

クライムダウン。

3/9 10:15

3/9 10:17

3/9 10:19

3/9 10:27

独標最後の登り。

3/9 10:33

独標まで戻ってきました。
奥穂高に前穂、今年こそやりましょう。

3/9 10:45

絶景のパノラマを見ながらの下り。
無事帰ってくることができました。

3/9 11:14

小屋まであと一息。

3/9 11:21

テン場に到着です。

3/9 11:33

ラ王味噌味でランチタイム。

3/9 12:16

撤収完了。

3/9 12:35

さあ帰りましょう。

3/9 12:55

笠ヶ岳を見ながらの下りです。

3/9 13:02

西穂さん、さっきまであそこにいたのにこんなに遠くになっちゃいました。

3/9 13:49

下りはロープウェイで絶景を楽しみながら。

3/9 14:25

駐車場の脇には春が。

3/9 14:23

家に帰ってフキ味噌でいただきましょう。

撮影機器：

DSC-TX10 SONY

感想

そーしん

初めての雪の西穂高岳。独標から先は別世界でした。今回は快晴・無風という最高のコンディションに恵まれましたが、風や雪の状況で難易度は全然変わると思います。落ちたら確実にヤバイことになる場所の連続で気を抜く暇がありません。緊張感で喉がからから、コースタイムの何倍も疲れました。しばらくはのんびりな山登りをしたいと思います。