奥武蔵全山縦走(最強ルート)
- GPS
- 15:28
- 距離
- 38.5km
- 登り
- 3,343m
- 下り
- 3,200m
コースタイム
- 山行
- 14:24
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 15:29
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
浦山口駅に下山し、秩父鉄道・西武鉄道を乗り継いで飯能駅へ戻る |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特に無いが、とにかくロングコース。 天覚山〜子ノ権現は道がやや複雑に分岐していて、小さな標識を見落としやすい。 大持山〜小持山の北側斜面のみ僅かに残雪があったがアイゼンが無くても歩行には影響無いレベル。 |
その他周辺情報 | 下山後、西武秩父駅前の「祭の湯」を利用 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
GPS
保険証
携帯
カメラ
お昼ごはん
サブザック
ヘッドランプ
|
---|---|
備考 | ロングコースのため荷物は最小限に絞り込んだ ・12Lサブザックを使用 ・入山時、水分は1.5L(ゼリードリンク含む)。子ノ権現でさらに1Lを補給。 ・靴はトレランシューズではなくハイカットのトレッキングシューズで行動 ・カメラはミラーレス一眼パナソニックLUMIX DMC-GF6を携行。普段、山に持ち歩いているCanon EOS7D Mark兇禄鼎燭い里任留守番… |
感想
桜も咲き始めた3月の三連休。
本当なら三連休の最終日に熊谷さくらマラソンのハーフにエントリーしており、それに向けて連休中はコンディションを整える予定でしたが、マラソン大会は例に漏れず新型ウイルス流行のために中止となり予定が消滅してしまったため、以前から憧れていた奥武蔵全山縦走(いわゆる最強ルート)を決行することにしました。
やってみての感想は、もちろん「あー、疲れた!!」もあるのですが、それとともに奥武蔵の山の良さを改めて知る機会にもなりました。自分はどちらかと言うと旅行好きなのでいつも遠方の山にばかり目が行ってしまい、埼玉県民でありながら地元の山を歩いたことは数えるくらいしかありませんでした(甲武信、雲取、両神、武甲、三峰山くらいかな…)。
以下、奥武蔵全山縦走をやってみて感じた事を箇条書きで。。。
・多峯主山で朝の気配。飯能市市街の夜景と朝焼けが美しい。
・飯能駅〜子ノ権現までは細かなアップダウンがあるものの思っていたより歩きやすく、序盤は余裕があった。
・板谷の頭とスルギの間で踏み跡の分岐を見落とし、ルートミス。すぐにGPSで気付きロスタイムはほんの10分にも満たなかったが、ロングコースでこれをやると精神的なダメージがめちゃくちゃでかい(泣
・子ノ権現はウメの花が満開。春うららのお天気で長居をしてしまいたくなったが、先が長いので断腸の思いで出発。
・古御岳&伊豆ヶ岳手前の急登が辛く一気に筋肉痛発症。最強ルートがいよいよ牙を剥き始める。
・奥武蔵ルートの中で一番賑わっていた山は伊豆ヶ岳。ちょうど昼時に当たったせいもあるかもしれないが、団体さんともすれ違った。伊豆ヶ岳周辺以外は全般に静かでたまに人とすれちがう程度。
・山伏峠〜武川岳の標高差400mの登りで遂に両足が痙攣!!!
・武川岳の休憩と水分補給で足の異常は立て直すことができたが、本格的に再発させると撤退を余儀なくされるので以降は意識的にペースダウンさせた。
・妻坂峠〜大持山の急登がまた鬼のように辛い。が、意識的にペースダウンさせたことが功を奏し、足の状態は改善。大持山から先は景色を楽しむ余裕さえ生まれた!
・大持山〜子持山の稜線は展望が良くて、岩場もあって楽しい。疲れていても楽しい!今度は全山縦走のついでではなく、この領域をじっくり歩いてみたいと思った。
・飯能駅から13時間20分後の午後5時半に全山縦走最後の一座、武甲山に到着。どうにか日没前に間に合い、秩父盆地の夕景が美しい。
・武甲山下山中に日没、中腹からヘッデン点灯。
・昨年の台風の影響で橋立川の渡渉箇所は橋が流され、林道は土砂に埋もれている箇所もあった。橋立鍾乳洞まで下山して標識を振り返ると「歩行者も通れません」の文字が。いまさら言われても…
・飯能駅から15時間30分でゴールの浦山口駅に到着。お疲れ様でした。
という感じです。
一番の反省点としては、やはり日没までに林道に下りられなかったことです。
登山の基本に立ち返る上でも、下山中に登山道でヘッデンの世話になるのはあまり好ましいことではないと考えています。あと1時間巻いていればギリギリ間に合ったと思いますが、途中で足が痙攣したことでペースを維持できなくなりました。これが今の自分の実力という事です。
もう少し日の長い5月頃まで待てば日没までの時間に余裕が生まれるという考えもできますが、その頃には気温が上がるので給水量を増やさねばならず荷物の軽量化に支障が出てきます。なので、奥武蔵全山をやるにはやっぱり3月頃がベストシーズンだと自分は思っています。
と言うか、そんなことを考えていないであと1時間早出をすれば良かっただけです。はい、反省します。。。
予想通り強い疲労が残った奥武蔵最強ルートですが、終盤戦の大持山から武甲山で山歩きを楽しむ余裕が残ったことは大きな収穫でした。どんなドMコースを歩くにしても、苦しい思い出だけが残る山行にはしたくありませんので、その点は本当に良かったです…。
初めまして。
週末、山岳会のクライミングの予定、決行するかどうか不透明なものでサブプランでこのルート考えております。
埼玉県人なもんでいつかはこのルート歩かねばという義務感?はあったもののなかなか腰が上がらない重たいルートですよね…。
武甲山や伊豆ヶ岳はつまみ食いで歩いたことあるのですが山の雰囲気捨てたもんじゃないなと思った記憶がありますし、子の権現は漠然と行きたいなぁと思ってます。
感想の「感じた事の箇条書き」とても参考になります。
登山道交錯していて迷いやすそうですのでログ拝借させてください。
場合によっては延期になるかもしれませんがいずれはやってみたいルートです。
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