剱岳〜早月尾根〜(馬場島からピストン)


- GPS
- 08:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 2,289m
- 下り
- 2,275m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 8:00
6:50早月小屋(朝食30分)
9:50剱岳山頂(休憩一時間)
16:50馬場島登山口
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口手前まで乗り入れる。ここは、まだまだ余裕あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
早月小屋までは、樹林帯なのでナイトハイクでも危険度ゼロです。 標高2800mからは、岩場が出てくるので注意です。 帰りは、ラーメンを食べてアルプスの湯で疲れを癒しました。 剱岳(つるぎだけ)は飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰にある標高2,999 m[1]の山。富山県の上市町と立山町にまたがる。中部山岳国立公園内にあり[3]、山域はその特別保護地区になっている。日本百名山[4]および新日本百名山[5]に選定されている。立山とならび、日本では数少ない、現存する氷河を有する山である[6]。 目次 [非表示] 1 概要 1.1 表記 1.2 信仰 2 歴史 2.1 標高の変遷 3 登山 3.1 登山ルート 3.2 剱岳の岩場 3.3 周辺の山小屋 3.4 登山届出条例(積雪期) 4 地理 4.1 周辺の山 4.2 源流の河川 4.3 氷河 5 剱岳の風景 6 テレビ番組 7 参考文献・関連図書 8 脚注 9 関連項目 10 外部リンク 概要[編集] 日本国内で「一般登山者が登る山のうちでは危険度の最も高い山」とされる[7]。これは、その一般ルートが、一服剱 - 前剱 - 本峰の間で、岩稜伝いの鎖場やハシゴのルートになることによる。難所としてカニのヨコバイ・カニのタテバイと呼ばれる鎖場があるが、実際には、より容易な稜線で滑落事故などが発生している。また、クライマーと呼ばれる一流登山家も、その岩場や雪山で、多くの命を落としている。 最終氷期に発達した氷河に削り取られた氷食尖峰で、その峻険な山容は訪れる者を圧倒し、登山家からは「岩の殿堂」とも「岩と雪の殿堂」とも呼ばれている。北から東の方角には、大窓をはじめとする「窓」と呼ばれる懸垂氷食谷が発達し、うち、「三ノ窓」と「小窓」の両谷には、日本では数少ない現存氷河である三ノ窓氷河と小窓氷河を擁する。南東の方角には日本三大雪渓の1つとして知られる剱沢雪渓があるが、こちらは氷体を伴わず、氷河ではない。飛騨系の閃緑岩と斑れい岩の硬い岩から構成され、それを輝緑岩が貫いている[8]。山の上部は森林限界のハイマツ帯で、ライチョウの生息地であり、アオノツガザクラやハクサンイチゲなどの高山植物が自生している。 表記[編集] 古くは「劒嶽」と表記されていた。「剱」の字には多くの異体字があり一般には常用漢字表の字体を用いて剣岳と表記されることが多いが、地元の上市町は剱岳が正しい表記であるとしている。国土地理院は上市町からの申請を受け、立山町の同意を得た上で2004年発行の地形図から「剱岳」と表記している[9]。 信仰[編集] 剱岳は古来、立山修験と呼ばれる山岳信仰の対象であり雄山神社の祭神の一柱である天手力雄神(太刀尾天神剱岳神・本地不動明王)の神体として信仰を集めてきた。一方立山信仰では「針山地獄」とされ立山連峰のほかの頂きから参拝する山であって、登ることが許されなかった。 『日本百名山』の著者である深田久弥は『万葉集』に見える「立山(たちやま)」について、これは今の立山ではなく剱岳のことであろうという自説を展開している[4]。 歴史[編集] 剱御前小舎方面より 弘法大師が草鞋千足(三千足または六千足ともいう)を費やしても登頂できなかった、という伝説がある[4]。近代登山としての歴史は浅いが、古くから不動明王として崇拝され、信仰対象として修験者に登られていた[8]。明確な記録に残る初登頂は、陸軍参謀本部陸地測量部の測量官、柴崎芳太郎麾下の測量隊によるものである。 1907年(明治40年)7月13日 - 測量隊の測夫・生田信らが長次郎雪渓ルートから本峰の登頂に成功した。 1907年7月28日 - 柴崎らが登頂した。この登頂日は長らく不明とされていたが、2007年(平成19年)に「四等覘標高程手簿」が発見され、柴崎の登頂日が明らかになった[10]。このときの案内人は、地元在住の宇治長次郎である。もっとも、宇治は信仰上の理由から、山頂は踏まなかったとする説が有力である。これについては一切文書の記録がなく、新田次郎が『劒岳 点の記』を執筆した際の資料などに伝聞記録があるのみである[11]。 柴崎隊以前に数例の登山の記録や伝説・口碑が存在する[11]。生田らによる最初の登頂の際、錆び付いた鉄剣と銅製の錫杖が発見された。これらの遺物は当時の鑑定では奈良時代後半から平安時代初期にかけて登頂した修験者のものと考えられた。山頂近くの岩屋には古い焚き火跡もあったという。これらの遺物は立山修験の貴重な証しとして重要文化財に指定され、柴崎の死後、遺族から寄贈されて立山町芦峅寺の立山博物館に展示されている。 柴崎らは、登頂の困難さから重い三角点標石や特にかさばるやぐらを組む丸太を運び上げることができず、山頂には立ったものの三等三角点の設置を断念し、山頂には標石のない四等三角点を置いた。、また三角点の設置場所を記載する「点の記」の作成は三等以上との規定のため、剱岳の点の記は作成されなかった。 1909年(明治42年)7月24日 - 民間人による最初の登頂が石崎光瑤、河合良成、吉田孫四郎、野村義重によって成し遂げられた。このときの案内人も宇治であった。 1913年(大正2年)8月11日 - 小暮理太郎と田部重治が別山尾根から登頂した[8]。 1917年(大正6年)- 冠松次郎が西面の早月尾根から登頂した[12]。 1924年(大正13年)7月 - 剱沢小屋(現在の剣山荘)が建設された。それ以前に小屋掛けがあったとされる説がある[13]。 1926年(大正15年)1月 - 慶應義塾大学のパーティーが冬期の初登頂をした。 1958年(昭和33年) - 志鷹新正が仙人池ヒュッテを建設した。 1966年(昭和41年)3月26日 - 富山県は積雪期の剱岳周辺の登山届出に関する富山県登山届出条例を施行した[14]。 1971年(昭和45年) - 早月尾根の要所に、佐伯伝蔵が「伝蔵小屋」を開業した。その後「早月小屋」に改名された[15]。 2004年(平成16年)8月 - ヘリコプターによって資材を輸送し、三等三角点が設置された。 2005年(平成17年) - 翌年にかけての平成18年豪雪により、剣山荘が倒壊した。 2007年(平成19年)7月 - 再建した剣山荘が宿泊営業を再開した。 2012年(平成24年)11月15日 - 三ノ窓雪渓と小窓雪渓が氷河である可能性が高いとする調査結果を、立山カルデラ砂防博物館の飯田肇学芸課長と福井幸太郎学芸員が、東京・国立極地研究所で開催中の極域気水圏シンポジウムで発表した。(富山新聞11月16日) 標高の変遷[編集] 1907年(明治40年) - 測量官の柴崎芳太郎は周辺の山々の三等三角網の測量によって山頂の独立標高点(現在の「標高点」)を2,998.02 mと計算した。 1930年(昭和5年) - 地上写真測量で3,003 mとされた。 1968年(昭和43年) - 航空写真測量で2,998 mとされた。 2004年(平成16年) - ヘリコプターを使った資材輸送により三等三角点が設置され、GPS測量により三等三角点「剱岳」2,997.07 m[16]が求められた。水平測量による最高点との差を足して「剱岳」の標高は2998.6 mとなり2,999 mと公式に定まった[1]。なお、このとき国土地理院により作成された「三等三角点「剱岳」点の記」では、選点日時を「明治40年7月13日」とし、選定者としては柴崎の名が記載された[17]。 2009年(平成21年) - 元国土地理院の山田明によるGPSなどによる測量では、2,998.42 mであった(国土地理院の協力による測量)[18]。 仙人池から望む剱岳八ツ峰の岩場(2008年9月) 一般的な登山ルートは2つある。 別山尾根ルート[19]。立山黒部アルペンルートの室堂ターミナルから雷鳥沢を登りつめ、剱御前小舎に出て剱沢を下り、ルート上にある剱沢小屋・剣山荘を通過し、一服剱・前剱を経てカニのタテバイ・ヨコバイと呼ばれる鎖場を抜ける。 早月尾根ルート[20]。上市町馬場島から早月尾根を進み、山頂直下で別山尾根ルートに合流する。標高2,200 m地点に早月小屋がある。高山植物が豊富で、混雑する室堂を避けて静かな山行が楽しめる。 両ルートとも、途中の山小屋に一泊して翌日山頂を目指すのが一般的。別山尾根ルートは室堂までバスなどの公共交通が利用できるのに対し、早月尾根ルートでは登山口の馬場島までの交通手段はマイカーまたはタクシーに限られる。ただし馬場島には馬場島荘とキャンプ場があり、前日泊も可能。馬場島は毎年末、早月尾根から剱岳山頂を目指す登山者で賑わう。そのため登山基地である馬場島と早月小屋には県警山岳警備隊が常駐する。 バリエーション・ルートとして仙人池・池ノ平から小窓・三ノ窓を経る北方稜線ルート、八ツ峰または源次郎尾根をたどる稜線縦走ルート、雪渓をつめる長次郎谷(宇治長次郎の名に由来)、平蔵谷、武蔵谷、三ノ窓雪渓、池ノ谷左俣・右俣などの各ルートのほか、北アルプス開拓の歴史の一部をなす数々の登攀ルートがあるが、いずれも一般登山者向きではない。 剱岳の岩場は谷川岳、穂高岳とともに日本三大岩場に数えられロッククライミングのメッカの1つとなっている。 チンネ ジャンダルム 小窓王 八ツ峰VI峰フェース群(Aフェース、Bフェース、Cフェース、Dフェース) 八ツ峰三ノ窓側(函ノ谷、菱ノ谷) 源次郎尾根I峰平蔵谷側側壁、源次郎尾根II峰平蔵谷側側壁 本峰南壁、本峰北壁 クレオパトラ・ニードル 東大谷(中尾根、駒草ルンゼ、富高ルンゼ) 池ノ谷 右俣(中央ルンゼ、右俣奥壁) 剱尾根(ドーム北壁、ドーム南壁) デルタフェース 周辺の登山ルート上には、以下の山小屋がある[21]。一部の山小屋では、キャンプ指定地が併設されている。登山シーズン中に営業を行い、期間外は閉鎖される。 剣山荘 - 剱沢小屋 - 剱御前小舎 真砂沢ロッジ 馬場島荘 - 早月小屋 池の平小屋 - 仙人池ヒュッテ 冬期の剱岳は日本海側気候のために豪雪になり、元来の峻険さと相まって登山条件は一層厳しく、毎年のように遭難者が出ている。富山県は1966年に富山県登山届出条例[14]を定め、剱岳周辺について「危険地区」とした上で12月1日から翌年5月15日までの間に危険地区に立ち入る者に対し「登山届」の提出を義務づけている。登山届の不提出や虚偽記載などの違反行為に対しては罰金が科せられる。 剱岳山頂から望む富士山・南アルプス・中央アルプスの山々(2001年7月) 飛騨山脈の三俣蓮華岳から分岐する北に長く延びる枝尾根の主稜線上にあり、北には毛勝三山、南には別山、立山へと尾根が伸びる。東側には黒部川を挟んで飛騨山脈の主稜線である後立山連峰と対峙している。 周辺の山[編集] 前剱 - 剱御前 - 別山 - 真砂岳 - 立山 赤谷山 - 毛勝三山 池ノ平山 - 仙人山 - 坊主山 黒部別山 奥大日岳 西大谷山 - 中山 源流の河川[編集] 源流となる以下の河川は日本海へ流れる。 早月川 剱沢(黒部川の支流) 剱岳東面には雪崩涵養型の小規模な氷河が存在し、黒部川の水源の一つとなっている。 小窓氷河 - 全長約900 m、面積約0.17km2。 三ノ窓氷河 - 全長約1,200 m、面積約0.13km2。 |
写真
感想
3連休の中日に台風一過となる日に日帰りアタックしてきました。
今シーズン一番の行動時間になると思われ、食料も十分用意する。
おにぎり4個、ウィーダインゼリー2個、チョコレート、朝飯用に菓子パン2個を用意する。いつもは、ビールやラーメン・ストーブも持参するが、今回は軽量化の為に我慢する。
今回は、相棒の○坪君との二人での挑戦にて、二人とも鼻息が荒くなる。
暗い中登り始めるが早月尾根は、風も抜けずに蒸し暑い。
早々に汗が噴き出る。
今回は、水を2.5L準備して挑みましたが下界は、35度の猛暑なので帰りの早月小屋で水を購入する。
これがまた馬鹿高い。
500mlで400円・2Lで800円でした。迷わず2Lを選択する。
早月小屋の手前にヘリポートがあるのですが、そこで朝食を摂りました。
コンビニのおにぎりがやけに美味しくて幸せ感を感じる。
血糖値も上がった事だし再び山頂を目指す。
既に標高差で1500m登っているので北アルプスの山でいくと一座登頂はしている事になるが、気持ち的にまだ半分だと言い聞かせて自らのスイッチを入れ直す。
徐々に険しくなってくるが、擦れ違う登山者から「最高の景観」だと聞かされて山頂への足取りが早まる。
気持ちは、焦るのだが暑さの影響からか体力的には厳しくなってくる。
だましだまし2800m地点まで到達すると山頂部分を肉眼で捕える事が出来た。
山頂での人の動きも良く分かる。
しかし、微妙にガスっているが本当に良いのか疑心暗鬼となるが、ピークを目指し始める。
山頂が見えてからは、カニのはさみなどの岩場もでてきて危険度がアップする。
既に疲労もピークだったのでゆっくりと牛歩で登り始める。
途中、別山尾根も見えてくるが、登山者の数が早月尾根の10倍くらいで蟻の子の様に列をなしている。
なんとか時間も掛かったが無事ピークハントする事が出来た。
山頂に到着するとどちらともなく二人でハイタッチを交わす。
今シーズン最長の山行にもなったが、360度最高の景観である。
富士山までくっきり見る事が出来るのは、かなりラッキーである。
山頂では、一時間くらい昼食休憩を取り景観をおかずに楽しませて頂けました。
下山は、早月小屋まではまだ余力ありましたが、そこからは足が前に出なくて相当時間が掛かりました。
今年の集大成でしたが、記憶に残る登山となりました。
「試練と憧れ」の石碑がありましたが、憧れの裏には、試練が潜む まさに表裏一体ですね。
毎年、一回はこの山を日帰りで登りたいと思います。
何歳まで登れるかな?
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