ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 228848
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

乙妻山、高妻山(行きは大洞沢、帰りは弥勒新道)

2012年09月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:13
距離
16.2km
登り
1,705m
下り
1,707m

コースタイム

04:52 登山者専用駐車場出発
05:01 牧場事務所(登山届け提出)
05:09 牧場入口ゲート
05:15 登山口(牧場出口ゲート)
05:54 滑滝(クサリ場)
06:04 帯岩(クサリ場)
06:12 氷清水
06:28 一不動(避難小屋)06:32
06:41 二釈迦
06:49 三文殊
07:03 四普賢
07:19 五地蔵
07:22 五地蔵山山頂(1998m)
07:28 六弥勒
07:32 七薬師
07:54 八観音
08:04 九勢至
08:50 十阿弥陀
08:55 高妻山山頂(2352.8m)
09:07 十一阿しゅく
09:31 十二大日
09:47 十三虚空蔵(乙妻山山頂 2318m)(小休止)10:12
11:05 高妻山(スルー)
11:47 九勢至
12:20 六弥勒
12:20 弥勒尾根下山道入口
12:59 1596mピーク
13:22 1420mピーク
13:40 弥勒尾根下山口
13:57 牧場事務所
14:05 駐車場帰着

天候 早朝はガス、陽が昇るにつれガスも減って青空も見えました。
台風の影響は感じられませんでした。
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:都内(0:00)−関越自動車道−上信越自動車道−信濃町IC−県道36号−戸隠キャンプ場駐車場登山者用(04:10)
復路:駐車場(14:30)−県道36号−国道18号−信濃町IC−上信越自動車道−関越自動車道(事故渋滞)−都内(20:00)

県道36号を走り、進行方向左手に登山者用駐車場があります。
車で牧場事務所まで入ることは可能ですが、通常はここまで。
地元の人に、牧場事務所の下にあるおそば屋さんの駐車場に止めて、帰りにおそばを食べれば大丈夫と言われましたが、10分ほどですので準備運動を兼ねて歩きましょう。
牧場事務所へは、暗い時間帯は舗装道路を歩くのが無難です。
コース状況/
危険箇所等
※駐車場−一不動避難小屋
駐車場から牧場事務所までは舗装をされた車道を歩きました。
キャンプ場内をショートカットできますが、明るくなってからの方がいいでしょう。

牧場の入口と出口には牛止めの柵があります。
途中に弥勒新道へのルートが右方向にあります。
案内板があったのかは暗かったので不明です。
一不動へは直進です。

登山道に入ると大洞沢沿いに登って行きます。
何回か徒渉を繰り返します。水が少ないので濡れる心配はありません。
最初の難関は滑滝です。濡れていなければクサリに頼らずに登れます。
次の難関が帯岩です。
長いトラバースですが、足場が確保され、クサリもしっかりしているので慎重に渡れば問題はありません。
先行者が多いと渋滞するかも、、、
不動滝を越えれば、エッチラ・オッチラ登るだけです。

※一不動−九勢至
多少のアップダウンはありますが、登山道は手入れが行き届いて快適です。
危険箇所はありません。
六弥勒の手前に弥勒新道への分岐があります。

※九勢至−高妻山山頂
九勢至から望む高妻山は穏やかなように見えますが、かなりの急登があります。
危険箇所はありませんが、濡れていると厄介かも、、、
山頂付近は大きな岩がゴロゴロしています。

※高妻山−乙妻山山頂
地図では破線ですが、登山道は道刈りがされ手入れがされています。
高妻山の下り登りがチョット急ですが、思った以上に快適な登山道です。
サイドが切れ落ちている場所が何カ所かありますが、慎重に歩けば問題ないです。

※弥勒新道
こちらは下山用ですネ。帯岩や滑滝での擦れ違い回避には便利です。
登山道の笹は刈り払われていますが、登山道には笹や木々の根がたくさんあります。
帰りは疲れて足が上がらなくなっていますので、根に引っかけます。
道を遮るように笹の根が隠れていますので、何度よろけたことか、、、
気をつけて下って下さい。

※トイレ
登山者駐車場の反対側(登山口側)に水洗のトイレ(和式・洋式)があります。
山中にトイレはありません。
一不動避難小屋にもありません。

※水場
氷清水以降に水場はありません。

早い時間帯の好天を
期待して、まだ暗い中
牧場へ入ります。
早い時間帯の好天を
期待して、まだ暗い中
牧場へ入ります。
牧場を抜け、登山道に
入り振り返ると、好天が
期待できます。
牧場を抜け、登山道に
入り振り返ると、好天が
期待できます。
夜明けはいつも
幻想的です。
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夜明けはいつも
幻想的です。
沢の中を徒渉を繰り
返しながら登って
行きます。
目印はたくさん
あります。
沢の中を徒渉を繰り
返しながら登って
行きます。
目印はたくさん
あります。
見飽きた人も
多いでしょうが、
このコースでは
外せない滑滝です。
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見飽きた人も
多いでしょうが、
このコースでは
外せない滑滝です。
滑滝を上から
覗いてみました。
クサリはしっかり
していますが、
補助的に、、、
滑滝を上から
覗いてみました。
クサリはしっかり
していますが、
補助的に、、、
帯岩が見えてきました。
どこをトラバースする
のか、滑滝より規模は
大きいですね。
2
帯岩が見えてきました。
どこをトラバースする
のか、滑滝より規模は
大きいですね。
右側の滝が不動滝で
しょうか。
右側の滝が不動滝で
しょうか。
帯岩を渡りきってから
振り返ります。
距離がある分、滑滝より
緊張します。
足場はしっかりしてます。
1
帯岩を渡りきってから
振り返ります。
距離がある分、滑滝より
緊張します。
足場はしっかりしてます。
不動滝の上に出ます。
ちょっとハング気味で
クサリを引き寄せま
すが、木の根など
手がかりはあります。
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不動滝の上に出ます。
ちょっとハング気味で
クサリを引き寄せま
すが、木の根など
手がかりはあります。
不動滝を越えると、
しばし沢の中を歩き
ますが、水は涸れ
氷清水が最後の
水場となります。
不動滝を越えると、
しばし沢の中を歩き
ますが、水は涸れ
氷清水が最後の
水場となります。
涸沢を登り、空が近く
なると、稜線というよ
り、九頭龍と五地蔵の
コルに出ます。
当初は八方睨から来る
予定でした。
涸沢を登り、空が近く
なると、稜線というよ
り、九頭龍と五地蔵の
コルに出ます。
当初は八方睨から来る
予定でした。
ここに一不動避難小屋が
あります。
非常時以外は宿泊不可の
ようです。
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ここに一不動避難小屋が
あります。
非常時以外は宿泊不可の
ようです。
最近凡ミスが多いので
一不動から十三虚空蔵
まで、チェック(撮影)
しながら歩きます。
最近凡ミスが多いので
一不動から十三虚空蔵
まで、チェック(撮影)
しながら歩きます。
二釈迦を通過。
ガスっていましたが、
高妻山が見えてきました。
端正です。
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ガスっていましたが、
高妻山が見えてきました。
端正です。
三文殊を通過。
登山道は道刈りがされ、
歩きやすいです。
登山道は道刈りがされ、
歩きやすいです。
登山道の右手は切れ
落ちています。
覗くと登山口の
牧場が見えます。
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登山道の右手は切れ
落ちています。
覗くと登山口の
牧場が見えます。
四普賢を通過。
陽が昇るにつれて
東側のガスも取れて
きました。
志賀高原・草津の方角
だったと思うけど、、、
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陽が昇るにつれて
東側のガスも取れて
きました。
志賀高原・草津の方角
だったと思うけど、、、
五地蔵に到着。
五地蔵山の山頂標が
ありますが、展望は
まったくありません。
1
五地蔵山の山頂標が
ありますが、展望は
まったくありません。
少し歩くと山頂への
標識があります。
少し歩くと山頂への
標識があります。
五地蔵山山頂からの
妙高山です。
残念ながら黒姫山は
まだガスの中です。
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五地蔵山山頂からの
妙高山です。
残念ながら黒姫山は
まだガスの中です。
コースに戻ると高妻山
山頂が近くなって
来ました。
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コースに戻ると高妻山
山頂が近くなって
来ました。
六弥勒は五地蔵山から
すぐの距離です。
六弥勒は五地蔵山から
すぐの距離です。
北側の展望が開け、
妙高、火打、焼山が
見えてきました
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北側の展望が開け、
妙高、火打、焼山が
見えてきました
火打山と焼山を
アップに。
火打山と焼山を
アップに。
西側には北アルプスの
山並み。
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西側には北アルプスの
山並み。
戸隠のガスは
もう少しで
取れそうです。
1
戸隠のガスは
もう少しで
取れそうです。
七薬師を通過。
北アルプスも山頂の
ガスが取れました。
白馬連峰ですネ。
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北アルプスも山頂の
ガスが取れました。
白馬連峰ですネ。
八観音を通過。
雨が降ったのか泥濘んだ
場所もありますが、水溜
まりはありません。
花はオヤマリンドウしか
気がつきませんでした。
雨が降ったのか泥濘んだ
場所もありますが、水溜
まりはありません。
花はオヤマリンドウしか
気がつきませんでした。
標高を上げてくると
紅葉がきれいです。
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標高を上げてくると
紅葉がきれいです。
後立山連峰、なか程に
鹿島槍と五竜が見えます。
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後立山連峰、なか程に
鹿島槍と五竜が見えます。
九勢至に来ました。
目の前には高妻山山頂。
穏やかな登山道に見え
ますが、、、
1
九勢至に来ました。
目の前には高妻山山頂。
穏やかな登山道に見え
ますが、、、
歩いて来た道を振り返り
ます。
五地蔵山から戸隠へ続く
稜線です。
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歩いて来た道を振り返り
ます。
五地蔵山から戸隠へ続く
稜線です。
戸隠のガスが取れました。
ギザギザですネ。
右端は西岳でしょうか
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戸隠のガスが取れました。
ギザギザですネ。
右端は西岳でしょうか
今日の妙高山は展望が
抜群でしょう。
登った人が羨ましい。
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今日の妙高山は展望が
抜群でしょう。
登った人が羨ましい。
黒姫山も姿を
表しました。
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黒姫山も姿を
表しました。
十阿弥陀です。
これは銅鏡でしょうか。
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十阿弥陀です。
これは銅鏡でしょうか。
十阿弥陀から見た高妻山
の山頂です。
大きな岩がゴロゴロ。
金峰山の山頂のようです。
十阿弥陀から見た高妻山
の山頂です。
大きな岩がゴロゴロ。
金峰山の山頂のようです。
高妻山山頂です。
誰もいません。
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高妻山山頂です。
誰もいません。
北アルプスは
近いですネ。
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北アルプスは
近いですネ。
鹿島槍と五竜、奥には
立山、剣岳も見えます。
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鹿島槍と五竜、奥には
立山、剣岳も見えます。
さて正面には乙妻山。
ここから見ると、
厳しそうに見えますが、
行ってみます。
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さて正面には乙妻山。
ここから見ると、
厳しそうに見えますが、
行ってみます。
これが裏側から見た
高妻山の山頂です。
高妻山へは登山道が
1本しかありませんが
これがその理由ですネ。
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これが裏側から見た
高妻山の山頂です。
高妻山へは登山道が
1本しかありませんが
これがその理由ですネ。
十一阿?読めません。
「阿しゅく」と読む
ようです。
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十一阿?読めません。
「阿しゅく」と読む
ようです。
乙妻山が近くなって
きました。
高妻山からの下りは
ちょっとキツイですが
後は快適です。
2
乙妻山が近くなって
きました。
高妻山からの下りは
ちょっとキツイですが
後は快適です。
乙妻山の山頂へは、
こんな穏やかな道が
続いています。
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乙妻山の山頂へは、
こんな穏やかな道が
続いています。
十二大日には石祠は
見あたりません。
十二大日には石祠は
見あたりません。
十二大日を上から
眺めました。
ここには十張りほど
テントが張れそうです。
禁止文字はありません。
十二大日を上から
眺めました。
ここには十張りほど
テントが張れそうです。
禁止文字はありません。
オヤマリンドウだけが
目立ちます。
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オヤマリンドウだけが
目立ちます。
ここが最終の十三虚空蔵。
乙妻山山頂でもあります。
誰もいないので展望を
独り占めです。
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ここが最終の十三虚空蔵。
乙妻山山頂でもあります。
誰もいないので展望を
独り占めです。
エネルギー補給は
山バ*ナ!
えっ、違う?
似てるでしょ!
皮剥いたら笑えますネ。
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エネルギー補給は
山バ*ナ!
えっ、違う?
似てるでしょ!
皮剥いたら笑えますネ。
エネルギー不足なので
おにぎりも、、、
ドライも、、、
7
エネルギー不足なので
おにぎりも、、、
ドライも、、、
ガスが刻々と流れてい
きます。
焼山、金山、雨飾山。
奥の水平線は日本海?
5
ガスが刻々と流れてい
きます。
焼山、金山、雨飾山。
奥の水平線は日本海?
焼山から金山。
いつか歩いてみたい
稜線です。
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焼山から金山。
いつか歩いてみたい
稜線です。
こちらは雨飾山のアップ。
そそられますネ。
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こちらは雨飾山のアップ。
そそられますネ。
火打山のガスも取れ
はじめました。
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火打山のガスも取れ
はじめました。
西側の北アルプスも
きれいに見えるように
なりました。
1
西側の北アルプスも
きれいに見えるように
なりました。
タイミング悪くガスが
上がって来ましたが、
槍のトンガリと穂高の
吊尾根が見えます。
2
タイミング悪くガスが
上がって来ましたが、
槍のトンガリと穂高の
吊尾根が見えます。
さて帰りますか。
山頂からの展望は360度
遮るものがありません。
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さて帰りますか。
山頂からの展望は360度
遮るものがありません。
山頂をチョット引いて
みると、こんな感じ。
ここでテントを張れば
至福の時が過ごせます。
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山頂をチョット引いて
みると、こんな感じ。
ここでテントを張れば
至福の時が過ごせます。
これが乙妻山から見た
高妻山です。
穏やかそうな稜線ですが
山頂直下は厳しそうです。
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これが乙妻山から見た
高妻山です。
穏やかそうな稜線ですが
山頂直下は厳しそうです。
高妻山への稜線から見た
乙妻山の全容です。
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高妻山への稜線から見た
乙妻山の全容です。
高妻山の山頂直下で
見納めの北アルプス。
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高妻山の山頂直下で
見納めの北アルプス。
高妻山はスルーしました。
狭い山頂には十数人が
くつろいでいました。
(十阿弥陀にて)
高妻山はスルーしました。
狭い山頂には十数人が
くつろいでいました。
(十阿弥陀にて)
急坂を下りながら
妙高山。
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急坂を下りながら
妙高山。
急坂を下りながら
火打山。
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急坂を下りながら
火打山。
五地蔵山への
帰りの稜線。
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五地蔵山への
帰りの稜線。
九勢至まで下ってきて、
高妻山を振り返ります。
予想に反してマズマスの
天気でした。
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九勢至まで下ってきて、
高妻山を振り返ります。
予想に反してマズマスの
天気でした。
六弥勒の先から
弥勒尾根を下ります。
六弥勒の先から
弥勒尾根を下ります。
この標識が分岐の
目印です。
下るのみで写真は
撮っていません。
この標識が分岐の
目印です。
下るのみで写真は
撮っていません。
最後はこの沢を渡ると
下山口です。
最後はこの沢を渡ると
下山口です。
登山口の標識です。
こちらから登る人も
いるのだろうか?
登山口の標識です。
こちらから登る人も
いるのだろうか?
牧場の脇をテクテクと、、
牧場の脇をテクテクと、、
牛の親子ですが、この色
ですから、小屋の陰から
ヌッと出てきたときは
ビビリました。
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牛の親子ですが、この色
ですから、小屋の陰から
ヌッと出てきたときは
ビビリました。
牧場の中の車道を
テクテクと、、、
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牧場の中の車道を
テクテクと、、、
牧場から見上げた
左端は戸隠かな
右は五地蔵山かも
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牧場から見上げた
左端は戸隠かな
右は五地蔵山かも
戸隠山と九頭龍山かな
戸隠山と九頭龍山かな
朝ここで登山者カードを
提出しました。
朝ここで登山者カードを
提出しました。
駐車場に戻ってきました。
朝に比べ多くの車があり
ますが、大半は登山者の
車ではないようです。
駐車場に戻ってきました。
朝に比べ多くの車があり
ますが、大半は登山者の
車ではないようです。

感想

高妻山へは、当初9月23日の日曜日、戸隠山から高妻山へのルートを予定していた。
ところが雨の予報、雨の戸隠・蟻の塔渡はチョット怖い。
しかたがないので、普段より長めのランニングで、準備した食料をつまみに朝から酒盛り。

満を持しての今週末、なんと台風17号の接近。
一日ごとに天気状況が変わってくる。
予定していた30日(日)の好天は望めない。

29日の土曜日に調整したものの、勝負は午前中。
苦渋の選択で戸隠山は諦め、高妻山にプラスして時間と天候が許せば乙妻山までのピストンに変更した。
下山は弥勒新道、最近開通したようで、2011年の昭文社の地図には載っていない。

変更したルートをガーミンに転送して、金曜日は早めに帰宅して就寝。
5時には登り始めようと都内を出たのは日付が変わる頃。
関越道、上信越道と快適に走り、戸隠キャンプ場の登山者用駐車場に着いたのは4時チョット過ぎた頃。
広い駐車場には6、7台が駐車していた。すでに準備を始めている人もいるようだ。

4時半、エネルギー補給と軽い朝食を摂り出発の準備をする。
5時少し前、駐車場を出発する。
まだ暗いので、ヘッデンを点けて、キャンプ場を横切るのではなく、舗装された車道を行く。

牧場事務所前には5、6人のグループが準備をしていた。
牧場事務所で登山届けを投函して、牛止めの柵をこえて牧場に入る。
牧場の中は暗いと踏み跡が判りにくい。

大洞沢に沿って登り始めた頃、明るくなってきた。
沢を何度か渡り(徒渉というほど大袈裟ではない)滑滝についた。
ヤマレコなどの記録で想像していたより、小規模に感じた。
むしろ帯岩のトラバースから不動滝の上に出るほうがチョット緊張。

氷清水は水の出は細かったが、冷たい水で喉を潤した。
ここから一不動までは15分程、稜線方向のガスが流れて青空も少し見えだした。
一不動避難小屋を覗いてみたが、だれもいない。
宿泊はできないようだ。

一不動から少し登るが、その後は整備された稜線の登山道を歩く。
五地蔵山の手前はチョットした登りであるが、五地蔵山から九勢至までは楽なハイキング道。
九勢至からの高妻山は穏やかなように見える。
しかし実際の高妻山は二釈迦あたりで見る急峻な山容をしている。
頂上が近づくにつれてキツイ登りとなる。

おそらく高妻山がキツイっと言われるのは、この最後の登りだろう。
キツイ登りが終わると、天空の散歩道、なんて書かれているけど大岩がゴロゴロ。
十阿弥陀を越えて高妻山山頂、この時間は誰もいない。
だいぶガスも取れて、マズマズの展望。

ゆっくりもしていられない。
帰りの天気が崩れる前に下山したい。
乙妻山へ踏み出す。
地図では波線コースであるが、道刈りされている。
道幅も狭く、目印や道標はないが、コースは明瞭であり、迷う心配はない。
ガスった場合は慎重に、、、

高妻山山頂直下は急峻であるが、十一阿しゅくから乙妻山山頂までは楽に歩ける。
ただ、高妻山までの踏跡に比べて、足跡などは極端に少ない。
乙妻山の往復で、一人の登山者も見かけなかった。
高妻山から先に入る人は少ないようだ。

でも、乙妻山の山頂はすばらしい。
まずは北側の展望、雨飾山の奥は日本海のようにも見えた。
雨飾山、金山、火打山、妙高山、歩きたい稜線。

西側には北アルプス。
前穂の吊尾根から槍ヶ岳、後立山連峰。
白馬三山は近い、雪倉岳から朝日岳、朝日岳から親不知が繋がっていない。

乙妻山から見る高妻山も、右肩を怒らせて何とも端正。
この山塊には山小屋はない。
乙妻山でテント泊して、赤く染まる北アルプスは最高だろう。

いくら居ても飽きない乙妻山山頂。
珍しく30分近く長居をしてしまった。
天気が崩れる前に帰路を急ぐ。

高妻山山頂に戻ってくると、狭い山頂に十数人がくつろいでいた。
この山頂はそのままスルーして帰路につく。
六弥勒の先から、弥勒尾根に下山ルートを取り、休まず駆け下りてきた。

今回は、帰路は雨に降られる覚悟で、デジ一眼は車に残し、通過データを記録するコンデジで写真を撮ってきました。
思った以上に天気はよく、南アルプスや富士山も肉眼では見えていたのですが、コンデジ任せではうまく写っていませんでした。

帰りは多少雲も出てきましたが、時間的には戸隠山から高妻山まで行ける天候でした。
戸隠山は今回は残念でした。またの機会に、、、
でも乙妻山はすばらしい。いつかテントを担いで行ってみたいものです。



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コメント

hottenさん、こんにちは。
今回は高妻山でしたか
去年ここをテニスシューズで歩いて滑りまくって大変な思いをしたことを思い出しましたcoldsweats01
高妻山は沢や滝を歩き他の百名山とは一味違いますよね

今回も山バナナならぬ山キュウリですか

高妻山から見える『雨飾山、金山、火打山、妙高山、歩きたい稜線』先日行ってきましたよ

今では登山道はしっかり道になっていて気持ちいい稜線歩きが楽しめました

自転車はhottenさんのようにマウンテンバイクが欲しいところですbicycle
2012/10/3 7:28
はや!
おはようございます、Maieさん!
まだレコをアップしたばかりですよ

すぐ隣にMaieさんのレコがあったのは気がつきましたが、
私が今もっとも興味があるコースを、さくっと行かれたようですネ
あとでじっくりと読ませて頂きます

やはり自転車の併用でしたネ
心配は車もバイクもパンクですネ

お疲れ様でした
2012/10/3 7:36
お疲れ様でした(^_-)-☆
hottenさん、おはようございます
そして、お疲れ様でした

紅葉はどうでしたか?
見る限りでは、これからのようですが・・・

僕も登山を始めて間もない頃に、先輩に連れてってもらったきりで、まだ1度しか行ってません
あまり、印象の薄い山の一つです
でも、高妻山の一つ先の乙妻山へ足を延ばせば、また違った山を堪能できるんですね

次の機会には是非乙妻山まで行ってみたいと思った次第です
2012/10/3 7:39
はや!
おはようございます、komorebiさん!
コメントありがとうございます
まるでチャットのようですネ

紅葉は、山頂付近は色づいていますが、あと1〜2週間といったところでしょうか
良い季節になりましたネ

高妻山のキツイ登りが堪えるのか、乙妻山まで行く人は少ないようです。
でも展望は素晴らしいです。
是非お出掛け下さい
2012/10/3 7:50
次回はピーラー持参ください‼
hottenさん、お疲れ様でした〜

山バ*ナの布教活動ありがとうございました

乙妻山まで足を伸ばされるとは流石ですね

私は、はなから見えないふりしてました〜
2012/10/3 8:34
こんにちは、FRESCHEZZAさん!
コメントありがとうございます

布教活動ですか、、、
ただ食べたいだけなのですが

乙妻山はいいですよ
高妻の先には乙妻がありますが、乙妻の先はド〜ンっと
落ちていて、視界を遮るものがありません
ぜひ展望を楽しみにお出掛け下さい
2012/10/3 11:33
高妻山でしたか!
こんにちは hottenさん

29日に行かれたのは、高妻山だったんですね
おまけに、その先の乙妻山まで!
山頂を独り占めにし、 は最高でしょう
1本で足りました??

ここは、間もなく行こうと思っていたところですので、
とても、参考になりました。
ありがとうございました。
2012/10/3 12:44
こんにちは、URU12さん!
遅いレコですが、高妻山でした

独り占めした乙妻山で、「ヤッホー!!」を叫んでみたかったですネ
だれもいないので恥ずかしくありません

こんど高妻山に行かれるのですネ
ぜひ乙妻山まで足を伸ばして下さい。
きっと幸せな気分になります
2012/10/3 13:50
相変わらず渋いですね!
hottenさん、こんばんは

長野だったんですね!いぶし銀のような、違いが分かる男の山
乙妻山は行ったことが無いんですよ〜高妻山止まりでしたから
コースを拝見すると、手入れが良く行き届いていますね
行ってみようかな

戸隠山からのルートも面白そうですネ
蟻の塔渡、歩いて渡れず這った記憶があります
hottenさんは歩ける人でしょうか?
2012/10/3 21:07
乙妻山もよさげですね。
hottenさん、こんばんは。

高妻山、紅葉の時期に行きたいと考えているので、参考になりました
特に、乙妻山と弥勒新道が
弥勒新道は山と高原地図のアプリにも表示がないので、hottenさんのデータを転送させていただきました。
渋滞がなさそうなら、下りは弥勒新道でなく、登りと同じ道の方がよさそうですね
乙妻山までは、今の膝の状態を考えると無理でしょうが、希望だけは持っています

紅葉にも、展望にも恵まれた素晴らしい山行でしたね
2012/10/3 22:22
hottenさん、はじめまして。
いつもレコを拝見させていただいてます。

最近行ったところだな〜と思いながらレコを見てましたが…、
!?』
乙妻山頂上の十三虚空蔵が最終だったのですね〜!
高妻山頂上の十阿弥陀が最後だと思ってました!
何となく、十で阿弥陀なので最後だろう!
と、思い込んでました。
(結構、いい加減にレコを書いていたみたいです

乙妻山は気になっていましたが、気持ちが良さそうな山頂ですね

紅葉も、自分の時と比べると、かなり進んでいるみたいですね〜。
2012/10/3 22:22
こんばんは、tailwindさん!
そうですか、乙妻山は未踏だったのですか
tailwindさんなら、とっくの昔にさくっと
いいところですよ〜
是非お出かけください

戸隠山は以前から行きたいと思っていました。
蟻の塔渡ですか、、、
行ってみないと判りませんが、珍珍が行方不明になると、立つのは無理かな

我が家は12階ですので、多少の高さから下を覗き込んでも何ともありませんが、先日友人の引っ越しで23階から下を見たら、やばかったですネ
これは慣れですネ
2012/10/3 22:49
satoyamaさん、こんばんは!
高妻山に行かれますか

下山は大洞沢より弥勒新道がお薦めです
木の根などはありますが、整備されていて石ごろごろの沢を下るより、膝にも優しくかなり楽です
時間も短縮できるように思います。

高妻山まで行かれたら、ぜひ乙妻山まで足を伸ばしてください。
主観ですが、高妻山まで来たことに比べれば、たいしたことはありません
ガイドブックとは違い、思いの外コースは整備されていました
2012/10/3 23:17
こんばんは、nabekaさん!
私もいつもレコを興味深く拝見していました。

似たようなコースが多いので、挨拶をせねばと思っていましたが、先を越されてしまいました
今後ともヨロシクお願いします。

nabekaさんの戸隠のレコも何度も拝見しました。
私もぜひ戸隠からと思っていましたが、台風接近で諦めました。
いつかリベンジしたいと思います。

乙妻山は展望も素晴らしく、お薦めです
ぜひ好天を選んでお出かけください
2012/10/3 23:42
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無雪期ピークハント/縦走 妙高・戸隠・雨飾 [日帰り]
戸隠山・高妻山・乙妻山縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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