ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2303720
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢縦走(過去レコです)。

2007年04月21日(土) ~ 2007年04月22日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
21.7km
登り
2,219m
下り
2,110m
天候 雨。
過去天気図(気象庁) 2007年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
 名神高速道路を大井松田インターでおり、県道708号線で登山口の大倉へ。
コース状況/
危険箇所等
危険個所はありません。
2007年04月21日 12:38撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/21 12:38
2007年04月21日 12:55撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
1
4/21 12:55
2007年04月21日 13:09撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/21 13:09
2007年04月21日 13:32撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/21 13:32
いっぷく。
2007年04月21日 13:32撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/21 13:32
いっぷく。
2007年04月21日 13:41撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/21 13:41
2007年04月21日 13:49撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
1
4/21 13:49
2007年04月21日 15:14撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
1
4/21 15:14
2007年04月21日 15:32撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/21 15:32
もうすぐです。
2007年04月21日 16:00撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/21 16:00
もうすぐです。
搭の岳で。
2007年04月22日 05:09撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/22 5:09
雪出現。
2007年04月22日 05:51撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/22 5:51
雪出現。
2007年04月22日 06:32撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/22 6:32
丹沢山で。
2007年04月22日 06:41撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/22 6:41
2007年04月22日 07:33撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/22 7:33
蛭ヶ岳で。
2007年04月22日 09:13撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
1
4/22 9:13
蛭ヶ岳で。
2007年04月22日 09:16撮影 by  u15D , OLYMPUS CORPORATION
4/22 9:16

感想

丹沢は神奈川県北部の山域で、以前は深々とした森林の山であったが、関東大震災で山肌が大崩壊を起こし、山容は一変し厳しいものになったそうだ。丹沢山はこの山域の一つの山であるが、最高峰は蛭ガ岳である。今回は大倉尾根(ただひたすら登るだけということで、通称バカ尾根と呼ばれている)を塔ノ岳まで登り、その日は山小屋に泊まり、翌日、丹沢山から蛭ガ岳を経て姫次、そして東野へ縦走する予定である。
天気予報は今日は曇り、明日は曇り時々雨と云う予報であるが、山の天気は分からない。名神高速道路を大井松田インターでおり、県道708号線で登山口の大倉にいたる。身支度を整え、12時45分、「丹沢大山国定公園」の看板の横から林道に入る。春一番に咲くセントウソウ、葉が特徴的なエイザンスミレ、マルバスミレ、タチツボスミレ、ルリソウなど小さな花々が迎えてくれる。緩やかな道はいつしか山道となり、整然と植林された杉林は雑木林となり、30分程で観音茶屋に至る。さらに15分程尾根を登ると「雑事場」という分岐があり、「塔ノ岳2時間30分」と書かれた道標が立てられている。要所要所に「大蔵尾根、○○(数字)、緊急時には上の番号を通報して下さい」と書かれた札が立てられている。これで遭難者の居場所がわかるというものだ。尾根を登り見晴茶屋を過ぎると、丸太で土留めした階段登りとなる。木々の間から湘南の町、その向こうに太平洋が見渡せる。階段を登りきるとモミジが並んだ道となり、野生のシカが草を食んでいる。緩やかな道は雪の混じったジグザグの急登となり、登りきると駒止茶屋の前に出る。バカ尾根とは云え少し下りもあり、鞍部を上って堀山の家が建つ小草平に出る。ここから急登が続き、登りきると茅場平に出て、ここからは広い尾根を登って花立山荘の前に出る。林の中を下り、「金冷シ」という鞍部に降り立つ。再び丸太で土留めされたきつい階段を登り、登山口からから4時間10分、塔ノ岳山頂に到着。標高差1200m、大変しんどい登りであった。頂上はガスでおおわれ、展望は全く無い。頂上の一角に本日の山小屋「尊仏山荘」がある。ここから見た夜景は、湘南、横浜の光が、ダイヤモンドを散りばめたように広がっているそうだが、今晩は激しい風にガスが舞い上がり、夜景の素晴らしさは想像すら出来ない。小屋の主人は花立さんといい、NHKの日本百名山の丹沢山の項で案内役を勤めた人である。ビデオでは真っ黒な髭であったが、今はその髭に白いものが混じっている。夕食時、カレーを食いながら聞くと、もう15年以上も前の話しで、今日が51歳の誕生日だと云う。その夜は、2階の2段ベッドの上、ジメジメした3枚の布団に5人が寝るという混雑ぶりであった。右隣は枚方から来たおじさん、左隣は四日市から来たおじさん。枚方は睡眠時無呼吸症候群、四日市は寝言で、わたしはもんもんと夜を明かした。
翌朝4時半に朝食を摂り、5時半、猛烈な風が吹きまくる中、雨合羽を着込んで小屋を発った。雪の積もった登山道を、アップダウンを繰り返しす。時々木道があり、いくつものピークを越え、1時間で丹沢山に到着。広い山頂で一服。山頂から下り始めると急な階段となり、鞍部から笹原の中、シカの糞が所かまわず撒き散らされ、これを踏まないように道を登ると笹原は林にかわり、丹沢山から1時間20分で、お不動さんが祀られた不動ノ峰に到着。急な階段を下って登り返し、棚沢の頭に出る。棚沢の頭から稜線づたいに進み、鬼ガ岩の頭に登る。挨拶がわりに記念写真を撮る。岩場を気をつけながら下り、鞍部からブナの倒木がごろごろしている道を登り返して蛭ガ岳頂上に到着。相変わらずガスが立ち込め、展望は全く得られない。木道の階段を下り、平らとなるが、すぐに急な下りとなって地蔵平に至る。10時半、少々早めであるが、倒木に腰を下ろして小屋の作ってくれた弁当を広げる。猛烈な風にあおられ、落っこちないように力を入れて稜線を少し行くと、広い原小屋平に出る。ズボンの裾を泥だらけにし、何度もアップダウンを繰り返した後、最後に林の中を登って姫次に到着。相変わらず展望はきかないが、ベンチでひと休み。ここから先は東海道自然歩道で、カラマツ林の緩やかな尾根道を下る。八丁坂の頭を越え、急な植林帯をジグザグに下り、やがて緩やかな尾根を下って登山口に至る。そこから舗装された林道を足早に下ること1時間で東野のバス停に到着。今朝、小屋を出てから九時間が経過していた。下界は晴れ、振り返ると遠くに丹沢山塊がどんと構えているが、見えるのは裾のほうだけで、上はやはり雲の中であった。丹沢ごとき、大したことはないだろうと侮っていたが、明後日は階段を下りることが出来なくなりそうだ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:270人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [2日]
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
丹沢主脈(塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜黍殻山)
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [2日]
丹沢南北縦断 大倉〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳〜姫次〜焼山〜焼山登山口
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら