【過去レコ】袖沢支流北沢〜丸山岳〜メルガ股沢
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 1,538m
- 下り
- 1,540m
コースタイム
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:20
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:08
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:50
天候 | 8/14 晴れのち曇り 8/15 晴れときどき曇り 8/16 晴れ(夕立あり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 奥只見ダム-(渡船)-銀山平-(バス)-浦沢駅-(JR)-東京駅 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
飲料
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ディッセンダー
ハンマーバイル
渓流シューズ
シュラフ
シュラフカバー
防虫ネット
|
---|---|
共同装備 |
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
カメラ
テントマット
タープ
カヤライズ
GPS
ロープ
ロープスリング
カム
アングルハーケン
|
備考 | メジロ虻大発生の時期なので、防虫ネットしかもジャケット形がないと敗退だったと思う。 |
感想
奥只見周辺は、2011年の水害で変貌してしまった。
山行当日は天気にも恵まれ、水害前に行けたのは大変幸運だった。
8/14
袖沢林道の歩きは、暑いのはもちろんだがメジロ虻の最発生期だったので、防虫ネット(ジャケット)を着ていても憂鬱だった。
袖沢も北沢も水がとてもきれいだっだ。
V字谷状となっているところには、小さなスノーブロックが残っていたりして、豪雪地帯の沢に感心した。
途中、モコモコさんの缶チューハイに穴が空いて漏れてしまったので、残りを飲み干して遡行を続けたところ酔いが回ってしまった。
遡行を続けるのは危険と判断し、泊まれるところがあったら行動を終了することにした。
3条6m滝手前で幕営したが、日が陰るまでアブに纏わりつかれた。
蚊も多かったので、重くなるがカヤライズにして正解だった。
8/15
翌日朝は天気がよく、冷え込んで少し曇り気味となったので、少し肌寒い。
そのおかげか、アブがほとんどいないので防虫ネットはしないで出発できた。
最初の二俣は右に入った。
左俣に入っても滝は続き、巻いたり水流を浴びて直登したりして次々と越えていった。
標高1440mの奥の二俣は左に入った。
さらに上の二俣は右俣に入った。右俣かかる8m滝は右を巻いた。この巻でブルーベリーのような木の実(クロマメの木かな?)を収穫できた。
滝上は一気に沢は小さくなり、どんどん小滝をかけて高度をあげていく。
水流の多い方へと進んでいくと、急な草付きお花畑のなかに沢が窪となっているところまで詰めたところで、右上の灌木を手がかりにして藪まで登り、急な藪こぎを30分ほどすると稜線にでた。
稜線から丸山岳方面に進むとすぐに、大幽沢東ノ沢からの踏み跡が見つかった。
踏み跡ははっきりしており、丸山岳手前の小ピークに到着。とてもきれいな草原のピークだ。
丸山岳との鞍部が少し藪で踏み跡がうすくなっているものの、山頂までしっかりと踏み跡がついていた。
丸山岳山頂には三角点があり、小さなかわいい地塘が2つあった。トンボが産卵していた。
山頂はとてものどかで、昨日はアブでブンブン鬱陶しかったが、今日はアブとは違ってかわいいハチ君がにぎやかだ。いつまでも居たくなる素敵なところだった。
メルガ股沢へは尾根をはずさないよう慎重に進んで、メルガ股沢を確認してから一気に沢床へと下降して窪に入った。
しばらく水のない窪をどんどん下降していく。
水がでてきてからしばらくも滝は皆無で下りやすい。
思ったよりも下降に時間がかかった。
標高1100mあたりに整地すれば何とかなりそうな場所を見つけ、もう少し降りようかと思ったが、明日早起きをすることにして泊まることに決めた。
薪を集めて、昨日よりはましだが、やはりうるさいアブをやっつけながら焚き火をつけ、楽しい夜を過ごすことができた。
8/16
メルガ股沢は、大きな滝や支流もないのでなかなか現在地がつかめない。
標高を下げるにつれて晴れて気温が上がり、アブがうるさくまとわりつくようになったので防虫ネットをかぶった。
袖沢乗越への沢は、5mの滝をかけて左岸から入る。赤布がありわかりやすかった。
結構人が入るのか、乗越まで踏み跡がしっかりついてたり、枝沢に入り込まないように木の枝で印がついていたりして迷うことがなかった。
袖沢へ下降に使った沢は倒木があったり、ガラガラしていてメルガ股沢源流部よりずっと下りにくく、やっと袖沢に出たときは、ほっとした。
出合付近の袖沢はきれいなところだった。
袖沢を渡渉して林道へ上がり、ダムへと向かった。
初日同様、暑さとメジロ攻撃に耐えながらやっと駐車場に到着。
着替えた後、船までのわずかな時間を利用して、食堂でそばとビールを味わった。
銀山平までの船旅を楽しんで、これまたバスの乗りかえまでのわずかな時間で汗を流してからバスに乗り込んだ。
途中枝折峠では土砂降りの雨となり、行動中に降られなくてよかった。
遡行適期が長いせいか、盛夏はアブを避けて入らないのか誰にも会わず静かな沢旅を楽しむことができた。
2019年の奥只見ダム周辺の交通状況を調べたところ、奥只見ダム−銀山平間の渡船定期運行はなくなってしまったらしい。
この周辺の楽しみがまた一つ減ってしまった。
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