体力より精神的に辛かった 槍ヶ岳 北鎌尾根 (水俣乗越から)
- GPS
- 50:19
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,358m
- 下り
- 2,837m
コースタイム
7:35 上高地
9:00 徳沢
9:50 横尾
11:15 槍沢ロッジ
12:10 大曲
13:10 水俣乗越
15:00 北鎌沢出合
6日
6:00 北鎌沢出合
6:35 左俣で給水
8:10 北鎌のコル
8:45 天狗の腰掛
10:00 独標トラバースルート入口(ここで2度千丈沢方面に降りかける)
11:00 独標トラバースレートにはいれる
14:15 北鎌平
15:30 槍ヶ岳頂上
16:00 槍ヶ岳山荘
7日
5:20 槍ヶ岳山荘
5:30 飛騨乗越
7:20 槍平小屋
9:25 穂高平小屋
9:55 新穂高登山口
天候 | 5日 晴れ 6日 曇り 7日 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
平湯温泉〜上高地 6時50分発 1130円 新穂高温泉〜平湯温泉 10時55分発 870円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大曲〜水俣乗越 沢沿い横に上るルートがあり、けっこう急登 水俣乗越〜北鎌沢出合 降りだしは土つきで急坂、少しするとごろごろした石に変わる 間の沢から北鎌沢出合まで、大きな石を乗り越えながら行くと、左手に数箇所ケルンが積まれており、ここが北鎌沢出合だとわかる 北鎌沢出合〜北鎌のコル 登りだして10分くらいで左俣との分岐だが、水場は左俣をさらに10分ほど登るとある 分岐まで下って右俣を登りだすと、右手に赤ペンキで×の印が唯一ある所があり、そこにはいかないように あとはコルまで右、右で明るくなったところでコル 北鎌のコル〜独標入口 明瞭な踏み後があり、解りやすい 独標入口〜北鎌平 落ち着いてみれば巨塔のような岩の横にケルンが積んであったが見落として、踏み後があったために千丈沢方面のガラガラの斜面を2度降りてしまう ハング状の岩は思ったより足場はしっかりしていたが、3歩ほど匍匐前進で越える そのあとは、トラバース主体に行ったが、足場は思っていたより途切れたりしていてキツかった 北鎌平〜頂上 大きな岩状の部分を尾根つたいに行き、左手の蟹の鋏状の岩を目指す 1つ目のチムニーの入口は解らず、赤ペンキマークの岩を攀じ登り、たぶん2つ目のチムニーを登ると、頂上まであと20歩位のところに出る |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
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写真
感想
連休はのんびり稜線を縦走しようと思っていたが、確か今年は紅葉が良くて混みそうだなあと思い、今まで考えもしなかったバリエーションルートが頭をよぎりかけた。
そこで、この1週間、バリエーションとしては人気の北鎌に行こうと思い準備を進める。
先ず最初に、テントにしようか、ツエルトにしようかと迷ったが、シュラフがあるからシュラフカバーで行ってしまえと、ホームセンターでラミテクトシートを購入。
結局、前日に切っては張りの封筒状のカバーを作成でギリギリセーフ。
他には、8mm×20mのザイルと、スリング2本購入。
かなり荷物減らしたつもりが、何故か18キロはあった。
木曜日の夜に仕事を終えて出発するが、すぐに眠くなり車中で仮眠のつもりが1時間の寝過ごし。
何とか予定していたバスの1本遅れで乗り込む。
上高地から大曲までは、しゃべりはしないが人と会えば挨拶をしたりしていたので、あまり気にはかけなかったが、そこから山頂まで誰とも会わなかったのがこんなに辛いものだとは・・・
ひとり不安たっぷりのビバークでほとんど睡眠も取れなかったが、出発しないと完登できないと、夜明けと共に準備後に出発。
北鎌のコルまでは急登でしたが、道に迷うような所もなく到着。
いよいよ北鎌尾根、踏み後がしっかりついた尾根を歩いて、そんなに危険な場所もなく独標取り付きに。
ここでルートミスで、千丈沢方面に2度降りてしまい、1時間のロスと体力、集中力の低下を身にまとう。
落ち着いてみれば、ケルンが積まれてる岩とその隣の巨岩の間にルートを発見(当初、直登ルートと思っていた)し、しばらく行くと緑のお助けロープを発見。
その後、逆コの字状のハング岩も匍匐前進。
その後P12?を下るときに、一度ロープで降りる。
何度かあっち行ったり、こっち行ったりして、100年分くらいの沢の落石を起こしながら北鎌平に到着。
少し休憩した後に、最後の登りに取り掛かるも、ペンキマークのあった岩を攀登ってから、たぶん2つ目のチムニーに突入。
ヒーコラ上がると、後は頂上への階段状の登りのウイニングロード。
山頂には意外と人も少なく(10人くらい)、落ち着いて記念写真も撮れました。
あとは雪も降ってきたので、山荘に行って布団1人1枚は確保できることを確認して、素泊まりをお願いする。
晩御飯は、ビールにおでん、朝御飯はアンパンにコーヒー牛乳で済まし、天候を見て無理して行くこともないだろうと下山に決定。
バリエーションの第一歩と言われるルートでしたが、今までの難しいと言われる登山道とは桁外れに厳しかったです。
あと装備ですが、18キロはちょっときつかったなぁ〜どうすればみんなのように12〜13キロに減らせるのだろうか、そのあたりをもう少し勉強しないといけない。
その分、体重は下山後ビールと豚マンで満たしても、ここ30年間の最低を記録。
山はダイエットにいいなぁ〜だから最近山ガールも増えたのかな?目を楽しませてくれるだけで、直接的には関係ないけど・・・
こんにちは、ジャンでご一緒したko-です。
私も穂高の最終目標として気になってるルートです。
分かりやすい報告、いつかのために参考にさせていただきます。
上のチムニー通過はいかがなものだったでしょうか。
で・・・シュラフカバー自作ですか
ひさびさ驚きました、ちゃんと機能しましたでしょうか。
今年は紅葉で行きたいとこが多すぎて・・・台風来るなと祈ってます。
ko-さん、お久しぶりです
上のチムニーは、下のペンキマークよりは楽に行けました。
今回は、トラバースの方が安心だろうと選びましたが、意外と荒れていて、直登できるなら直登、できないところだけトラバースとした方が安全だったと思いますし、時間的にもそちらの方が早いかも
そこがバリエーションの良さですね
シュラフカバーは、外は夜露でびっしょりでしたが、中はサラッとしたもので、もう少し暖かい時期なら言うことなかったかな?
また機会がありましたら、スキーの方もよろしくデス。
ラミテクト使えますか!安いし可能性を感じますね。ザックの給水スペースにも挟めそう
北鎌「風雪のビバーク」にならないよう来期、新穂から計画してみます
台風もさけてくれて紅葉は白水湖〜三方三山とみて、遊んできます
P.S. 山スキー用品買われました?TLT+山ブーツのファクター130の組み合わせ、アルペンと違和感なくいいですよ。
skier1303にはちょと柔らかいかもしれませんが、コブも楽しいです。
ではまた
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