南八ヶ岳ピークハンティング
- GPS
- 14:01
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,941m
コースタイム
6:30美濃戸口
7:30美濃戸山荘
9:15赤岳鉱泉
10:30赤岩の頭
11:20硫黄岳
13:10横岳
14:40赤岳天望荘
<2日目>
6:10赤岳天望荘
6:40赤岳
8:20阿弥陀岳
10:40御小屋山
12:15美濃戸口
天候 | <1日目>晴れ時々ガス <2日目>ガス後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸まで車で入れるが、セダンなど車高が低い車両が 底を擦られているのも見ました。砂利道で離合も困難な箇所ばかりです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に整備され、登山者も多く安心して歩くことが出来ます。 横岳付近も岩場、鎖場多いですが特に問題はないように思います。 赤岳天望荘から赤岳は非常に人が多く、すれ違いなども多発します。 譲り合うポイントの見極めと、落石を起こさない注意が必要と思います。 阿弥陀岳からの御小屋山方面へは、小さな石柱の先の細い道に入ってください。 摩利支天へまっすぐつづく尾根を目指して! |
写真
感想
雪でも積もるような季節になると、経験の浅い自分の山行は低山主体になるので
思い切ってこの3連休は今年最後のアルペンムードを堪能しようと、
紆余曲折を交えながら大好きな八ヶ岳方面へ出かけることにしました。
樹林帯良し!岩場良し!展望良し!
紅葉も良かったらなぁ〜。
早朝、美濃戸口から林道を歩きます。
ゴゴゴ…ゴゴゴ…
美濃戸へ向かういくつもの車を避けながら進むのは少しストレスです。
ゴゴゴ…ゴゴゴ…………ゴリッ!!!
あーやっちまったなぁ〜。歩きで良かった。
この林道、夏場はアブ街道でしたが、奴らはもういないみたい。
赤や黄色に色づいた木々の間から横岳(多分)のシルエットが、
まるで後光のように朝日を背負いながら聳え立ちます。
美濃戸山荘からは自分もはじめての北沢ルートをとります。
沢の流れと紅葉はまるでどこかの庭園のようです。
ん?私が先に庭園を見たからなのか、もしくは庭園の作り手が
このような風景を見たからなのか、なんていっちょまえな事を考えながら…。
赤岩の頭直下になるとだんだん木々も低くなり視界が拡がります。
南に目をやればどーんと赤岳から阿弥陀岳。前回までは登ってばかり
だったので、遠望することはなかなかありませんでしたが、今回はその峰に
向けてプチ縦走するので、その雄姿を存分に堪能できたらなぁと願います。
赤岩の頭からは完全に森林限界。急坂を登って広い硫黄岳の頂上に出ます。
ここでもやっぱり赤岳、阿弥陀岳はカッコ良く、手前の横岳は大同心を従え
「さぁ来いよ」といわんばかりに並びます。同行の友人は八ヶ岳初見参とあって、
感動してるらしく、同じような写真を何度も撮っていました。
横岳付近からは雲が濃くなりはじめ、景色を見せたり隠したりしていましたが
突如ガスの中から一瞬にして目の前に現れた大同心には、自分含め周囲の方も
大きな声をあげているのがわかりました。しかもその上部には人が…。
今は及ばぬ世界、ながら憧れもありつつ。
横岳の岩場は易しすぎず、といった感じでメインのルート以外でも結構通過
できる箇所がありました。「あ、ここ行けそう!」「行ってみようか?」
なんて思いの沸くものが多く、一般ルートレベルの岩場練習にはもってこいかも
しれません。
2時半過ぎ、予定より少し早く赤岳天望荘到着。込み合うのはわかってましたが、
寝床を見て「狭そ〜〜。」
ただこの山荘はお風呂があることと、食事はバイキング形式なので好きなものを
好きなだけ食べることができるので、山小屋の中ではかなり有り難い場所です。
で、6時過ぎにはさっさと就寝。徹夜運転明けからの縦走というだけあって爆睡、
というわけにもいかず、寝てるか起きてるかわからないようなまどろみの中で朝を
迎えました。
朝イチ。早めに朝食を済ませパッキング。山小屋ではパッキングする場所にいつも
悩まされませんか?今回は早めに朝食を済ませることができたので、皆様の邪魔に
ならないよう配慮しつつ別棟の(地下では繋がってますが)談話室で準備を整えることができました。
赤岳への登りはおそらく頂上山荘からでしょうか?大勢の方とすれ違いながらです。
落石を受けないよう、しないよう注意しながらまだ冷め切らぬ眠気で喘ぎながら登ると、あっという間に頂上です。ただ周囲はガス。富士山に期待してたのに…
この場所三度目の記念撮影を終え、阿弥陀に向かいます。ここからは登ったことあるけど下ったことがなく、登りと下りとでは全く印象が異なるんだなぁと感じました。
中岳を越え、阿弥陀のシルエットがガスの中に見えた!と歓喜しましたがそれはそれは
10メートルにも満たない極小ピークでした。ガスって怖い。
またまた喘ぎながら岩を登りつめると今度こそ阿弥陀岳山頂です。
休憩中に南稜ってどんなだろうと思い見に行きましたが、視界が効かないためその
全貌は窺い知れなかったです。
ここからはひたすら下り。阿弥陀直下の急斜面を過ぎれば、ただ長々と緩やかで歩きやすい稜線が続きます。途中紅葉やシラビソなど針葉樹の香りを楽しみながら、ゆるりと美濃戸口へ向かったのでした。
こんにちは
八ヶ岳縦走とても素敵な記録を拝見させていただき、ありがとうございました
実はまたニアミスでして・・・こちらも二転三転で八ヶ岳になっちゃいました
八ヶ岳まできてからコースを散々考えて、白駒池と高見石のゆったりハイキングで日帰りだったのですが
いずれにしても自分にはとても歩けそうにない未知な山歩き。
fineridgeさんの記録で楽しませていただきました。
※そろそろ大峰の紅葉も良い時期でしょうね
いやぁー自分としてはかなり歩いたつもりでも、
地図をみればまだまだ行ってない道ばかりで、
つくづく山って広いなぁて感じました!
さまざまなルート、季節、天候…
山はいつとして同じ表情ではありませんね!
いつかはどこかで「この山極めたり!」なんて
言ってみたいものです!
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