鈴鹿山脈(仙ヶ岳-御池岳)
- GPS
- 21:31
- 距離
- 82.0km
- 登り
- 5,795m
- 下り
- 5,699m
コースタイム
02:00 JR亀山駅
03:30 坂本棚田駐車場
05:20 仙ヶ岳
06:10 宮指路岳
08:00 鎌ヶ岳
09:00 御在所岳
09:20 沢谷峠
10:20 雨乞岳
12:50 ハト峰峠
13:40 釈迦ヶ岳
14:40 三池岳
15:40 石榑峠泊
4/26(日) 7時間40分 30km +1,830m CT0.62
04:00 石榑峠
04:40 竜ヶ岳
05:40 銚子岳
07:00 藤原岳
09:00 御池岳
09:40 鈴北岳
10:10 鞍掛トンネル東登山口
11:40 西藤原駅
--
12:08 近鉄西藤原駅発(三岐線 富田方面)
12:54 近鉄富田駅着 560円
歩いて10分でJR富田駅へ
13:25 JR富田駅発(JR関西本線 四日市方面)
13:32 JR四日市駅着
13:42 JR四日市駅発(JR関西本線 亀山方面)
14:09 JR亀山駅着 510円
天候 | 二日間とも快晴微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
東名阪を通ると必ず見える鈴鹿山脈。伊賀に越してきてもう2年になるが鈴鹿の山は夏は暑いし蛭が怖いし、冬は山スキーが出来るほど雪が積もらないので訪れる機会が無かった。しかし今なら涼しくて蛭も居ない。ハイキング力が弱っているので里山低山でも十分に登り応えがある。春は良い季節だ。ということでずっと登りたかったご近所のお山へ行ってみることにした。鈴鹿山脈には入ヶ道岳から藤原岳までをつなぐ「鈴鹿セブンマウンテン」というルートが存在するが、入道ヶ岳は駅から遠いので南のエントリーは仙ヶ岳とした。帰りは藤原岳から西藤原駅へ下山する予定だったが縦走中に藤原岳は鈴鹿山脈最高峰でないことを知ったので鈴鹿山脈最高峰の御池岳まで足を延ばした。おかげで鞍掛峠から西藤原駅まで中々の距離のロードを走ることになった。後でちゃんと調べると亀山駅-石水渓は11km, 加佐登駅-椿大神社は12kmとそんなに変わらなかった。次にやる時は加佐登駅からスタートしよう。
4/25(土)
土曜1時起床。自宅から30分クルマを走らせて亀山駅到着。高速道路を使わず山登りに行くのは初めてかもしれん。亀山駅には24時間300円の駐車場がいくつかあるので2日間ここにクルマを停めておく。料金前払いタイプの駐車場は初めて利用した。使い方がわからん。券売機に600円を投入して出てきたシールをフロントガラスの見やすいところに貼ったら出発。まずは石水渓まで緩やかな登りロード11km. もう4月末なのにめちゃ寒い。自宅を出るとクルマのフロントガラスがバキバキに凍っていて驚いた。知らない街を走るのは夜でも楽しい。いつもクルマで走る東名阪の上を通ってちょっと感動。高度を上げて振り返れば鈴鹿の夜景が美しい。仙ヶ岳の手前で日の出を迎えた。はるか遠くに鎌ヶ岳、御在所岳が見える。目指す藤原岳はあの山の向こうの向こうのずーっと先だろうか。ワクワクするねえ。
鎌ヶ岳まで来るとぼちぼち登山者で賑わってきた。御在所岳のロープウェイは休止中なので山頂には数名の登山者しかいなかった。静かな山頂だった。昨日は雪が降ったようで辺りは真っ白だった。御在所岳から沢谷峠へは破線ルートとなっているが踏み跡はしっかりしていて問題無い。笹だらけの雨乞岳、鉱山跡の水晶谷、真っ白なハト峰。景色はめまぐるしく変わり飽きが来ない。なんて素敵な山だろう。もっと早く訪れればよかった。釈迦ヶ岳に着いたら時刻は14時前。そろそろ今日の野営地を決めなければならない。当初のプランでは疲れたら適当なところで東面に下りて水場の近くの平地で野営するつもりだったが、ルート上の石榑峠は水も汲めて平らで言うこと無しなので寄り道せずに済んだ。16時前、日が傾きかけてイイ時間に石榑峠到着。滋賀側はクルマが通るので騒がしいが、通行止めの三重側はえらい静かだった。尾根一枚でこんなに違うんだな。水を汲んでテントを立てて一仕事終えたらお湯を沸かしてチキンラーメン。山で食べるチキンラーメンのなんと美味しいことか。今日はずいぶん歩いたのでクッタクタ。18時には寝袋に入ってぐっすり眠った。風も無く静かな夜だった。
4/26(日)
3時起床。お湯を沸かしてコーヒーを飲みながらのんびり撤収。4時に石榑峠を出発。今日も四日市の夜景が美しい。30分も登れば東の空が明るくなってきた。竜ヶ岳では頂上テン泊している人が一人。朝焼けを楽しんでいた。ここまで来たら藤原岳はもうすぐそこだ。直下の登りは急でキツい。山頂に出ると素晴らしい景色が広がっていた。1,000mちょっとの景色とは思えない高度感だ。このまままっすぐ西藤原駅へ下山すると朝の8時くらいだろうか。それは勿体ないので今日は御池岳まで行くことにしよう。御池岳へ向かって歩き始めると鞍掛峠を走るレーシーな乗り物の音が響き渡る。鈴鹿山脈最高峰とはいえ登り始めが高いのでここはもう下界。この辺はお花畑らしいがまだ全然咲いていない。この旅最後のピーク鈴北岳を過ぎたら今日はもう登らなくていい。
鞍掛トンネルの東側に出たら西藤原駅まで延々と下りロード10km. それにしてもこの鞍掛峠、ロードバイクとモーターサイクルとスポーツカーしか走っていない。どういうこっちゃ。しかも何台かのバイクは麓と最高地点を何往復もしていた。サーキットが休業中だからだろうか。今日は高曇りのおかげで涼しくて助かった。日が出ていたら地獄だろう。最後は山口の町の中を走る。みんな田植えをしていた。いくつも鯉のぼりをみかけて元気になる。昼前に西藤原駅ゴール。自販機で冷たいコーラを買って飲んだ。うめえー。西藤原駅は近鉄三岐線の終点。ICカード非対応の古風な駅。厚みのある紙の切符は味がある。良い駅だ。12時8分発の近鉄三岐線に乗ったら富田、四日市で乗り換えて愛車の待つJR亀田駅に戻ってきた。夜の駅を出発して知らない町を抜けて山を越え、再び知らない町を歩いて駅に着いたら電車で戻ってくる。この"駅to駅周回スタイル"が凄く好きだ。山と旅を両方楽しめる。
春の体力づくりのつもりでやってきた鈴鹿山脈だが想像以上に楽しい山旅になった。また来よう。加佐登駅-西藤原駅ならちょうど良い日帰りトレーニングになる。霊山岳まで足を延ばして滋賀側に抜けるのもやってみたい。しかしすぐに暑くなってしまうだろうから秋にでも。近場は高島トレイルも気になる。
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