蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳→燕岳縦走
- GPS
- 28:58
- 距離
- 42.3km
- 登り
- 3,804m
- 下り
- 2,893m
コースタイム
2日目:3:20蝶ヶ岳ヒュッテ-3:55蝶槍-6:11常念岳-8:20横通岳-9:50大天荘-10:05大天井荘-11:36大下りの頭-12:10燕山荘-12:30燕岳-13:50合戦尾根下り始め-14:15合戦小屋-14:50第2ベンチ-15:15中房温泉
天候 | 1日目:曇 夜間小雨後晴れ 2日目:快晴 午後より少しガス |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:中房温泉より乗合バスでJR穂高駅まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
一度上まで上がってしまうと水場が無いため、補給は小屋で購入という形になります。蝶ヶ岳で1リットル150円 常念岳で1リットル200円でした。 基本的に道がしっかりと出来上がっていますので、地図が不要な程(好天時のみ)分かりやすいルートになっています。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
無雪期最後の連休は北アルプスにしました。
涸沢方面は大変混雑すると聞いていたので穂高連峰を眺めながらのルートにしようと、蝶ヶ岳〜燕岳までの縦走を計画しました。
始めにアプローチの段階での反省と謝罪を少々。
今回の山行出発時間が非常識にも10時30分。しかも登山口からスタートではなくアプローチの段階での出発時間ですので、夜間山行は想定に入れての行程でした。
その無鉄砲な計画な為に、アプローチの段階で何名かに心配をおかけしてしまいまして、大変申し訳ありませんでした。
何とか15時には蝶ヶ岳山頂に到着できたのも、途中で軽トラックの方に三俣の登山口まで運んで頂いたからでした。この10キロ余りを実際は歩いていません。
これが無ければ恐らく到着は18時近くなっていた事と思います。
山でお仕事をされている方のようでしたが、本当にお世話になりました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
蝶ヶ岳ヒュッテのテント場先日の雨の影響か、最終的にテントを張り終わった段階でも余裕がある程で透いていました。斜面も少なくとても安定したテン場です。
風も殆ど無く、夕方に小雨が降った程度で夜間は晴天となりました。
夜は、多くの人が山頂まで上がって星を眺めていました。流れ星も多く流れて
星の明かりにうっすらと見える穂高連峰が大変印象的でした。
また、0時を過ぎた辺りから月が現れて夜明けのような明るさに、山の下には雲海が広がり、月に照らされた雲海が幻想的で、寒さも忘れてその景色に見惚れていました。
2日目の朝。
2時に起床しカロリーメイトとチョコレートを飲み込んで、バリバリに凍ったテントを無理やり詰め込んで3時に出発。
ヘッドライトが無くても月灯りで足元の石まで見える程で、遠くの山々も輪郭を見る事が出来ました。足場も安定した道のため、危険な箇所もありません。
蝶ヶ岳から常念岳までの道中は一旦森林限界を下って樹林帯の中を歩きますが、その時だけヘッドライトの明るさを最大にしました。
夜明けまでに常念岳へ到着したかったですが、その手前でご来光となりました。
常念岳の山頂には既に大勢の人が居て、山頂の標示には写真で順番待ちをしていました。
常念岳は遠くから見るのもいいですが、そこから見る穂高も大変美しかったです。
常念小屋で2度目の朝食を取り、大天井までの道のりを歩きはじめます。
夜が明けると北アルプスの広大な山容が見渡せるようになり、紅葉した山々も美しく。疲れた時は足を止めて景色を眺めているだけで飽きません。
大天井までの道のりは、あれが山頂かと思って登れば、更に高い山が目の前にあって、その更に向こうの向こうに山頂があります。
大天井までの最後の登り手前までに6時間近く歩いていた為に、大天荘から少し登った所で心が折れて少し休みました。
そこからは休んだ足で一気に山頂まで駆け上がり、大天井から見る360度の展望を堪能した後に、最後の目的地燕岳を目指して真っ直ぐに下り、燕岳までの美しい道のりを歩きました。
そして燕岳山頂までに幾度か5分程度の休憩を交えながら、ようやく山頂に辿り着くと、今までそれほど見えなかった北の山々が見渡せるようになり、その広大さに圧倒され、もうそこから休まずに下る力も残っていなかったので、そこで1人丸まって1時間程度眠りました。
そして起きてから夜のうちに半分凍っていたぱっさぱさのおにぎりを食べてから、合戦尾根を落ち始めると、あっという間に中房温泉でした。
本当は中房温泉で一泊して有明山をやって、そこから有明駅まで下るのも計画に加わっていましたが、あまりの消耗に諦めました。
せめて尾根筋からアプローチできれば容易かったかもしれませんが、中房からの急登を上がれる自信も、裏参道を使えないルートで駅まで歩いて翌日に自宅に戻れる気がしなかった・・・・・・。
結果2泊3日を想定した山行は1泊2日で幕を閉じました。今年の夏山が終わると思うととても寂しいです。
でも、まだ低い山はまだ少し雪山にはならないので、今度は2000m級をやっていこうと思います。
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