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Yamareco

記録ID: 2322098
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南アルプス南部縦走 &遭難事案

1999年08月03日(火) ~ 1999年08月06日(金)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
77:18
距離
43.7km
登り
4,403m
下り
4,397m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:44
休憩
1:06
合計
10:50
4:16
10
4:26
4:27
96
6:03
125
8:08
18
8:26
80
9:46
9:48
10
9:58
25
10:23
11:16
53
12:09
12:19
53
13:12
49
14:01
65
15:06
2日目
山行
5:44
休憩
0:55
合計
6:39
5:20
22
6:34
7:01
41
7:42
7:44
51
8:35
16
8:51
19
9:42
9:59
16
10:15
10:17
66
11:23
11:26
33
3日目
山行
6:30
休憩
0:22
合計
6:52
5:02
51
5:53
18
6:11
6:21
9
6:54
36
7:30
7:32
38
8:10
10
8:20
8:22
97
9:59
10:00
19
10:19
14
10:33
10:37
31
11:08
11:10
26
11:36
14
11:50
4
11:54
4日目
山行
4:12
休憩
0:20
合計
4:32
5:01
59
6:00
6:02
45
6:47
6:57
23
7:20
7:21
19
7:40
44
8:24
8:31
47
9:18
10
9:28
5
9:33
ゴール地点
GPSデータは、当時の記録を参考にして作成したものです。
天候 3日 晴れ 4日 晴れのち曇り 5日 雨 6日 曇り
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自家用車利用
 往路 自宅発0538 <東京I.C. 東名高速道路233km>0900静岡I.C.
   薙第一ダム着1130 自宅から322km 1200発 椹島ロッジ1243着
 復路 椹島ロッジ発1240 田代温泉−井川ダム−梅ヶ島温泉−安倍峠−
   身延<国道52号線>甲府−塩山<国道411号線>奥多摩湖−自宅
東海フォレストの送迎バスは山小屋宿泊でないと乗車できません。

往路は一般道で帰ってきましたが、安部峠はなかなかハードドライブでした。
コース状況/
危険箇所等
コース状況/危険箇所等
<1999年当時の記録をもとに2020年に書いております>
・水場の場所等を事前にチェックのこと。
・コース自体は特に危険な個所はない。しかし、入山から最終日聖小屋から
 の下山まで、全く同じ日程で入山した方が最終日に行方不明であると、
 後日問い合わせがありました。<S.K.さん68歳 後日奥様から問い合わせ
 をいただきました>
・南アルプスですので体力・技術的に気の抜けないルートです。
・百間洞小屋から(大沢岳経由)聖平小屋は小雨の降る中の縦走となりました。
 真夏でも震えるほど寒く、防寒対策と霧の中道迷いも注意が必要です。
その他周辺情報 周辺には多くの温泉施設あります。
畑薙第二ダム 白樺荘
   畑薙第一ダム
ダムの上に駐車します。手前
の現在は夏季臨時駐車場を利
用するようです。
1
   畑薙第一ダム
ダムの上に駐車します。手前
の現在は夏季臨時駐車場を利
用するようです。
  椹島受付センター
ここで受付を済ましてから、
翌日の準備を済ませて、河原
へ出てゆったりしましょう。
  椹島受付センター
ここで受付を済ましてから、
翌日の準備を済ませて、河原
へ出てゆったりしましょう。
   大倉喜八郎碑
亡き父が長年勤めていた大倉
商事は東海パルプを含む大倉
財閥のグループ企業で特種東
海フォレストと関係企業。そ
の創立者の大倉喜八郎は赤石
岳山頂で担ぎ上げた桶で風呂
に入ったという人物。
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   大倉喜八郎碑
亡き父が長年勤めていた大倉
商事は東海パルプを含む大倉
財閥のグループ企業で特種東
海フォレストと関係企業。そ
の創立者の大倉喜八郎は赤石
岳山頂で担ぎ上げた桶で風呂
に入ったという人物。
     見晴台
しばらく樹林帯の中でしたが、
ここで初めて赤石岳や荒川三
山が目に飛び込んでくる。
赤い屋根の荒川小屋が見えて
いる。
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     見晴台
しばらく樹林帯の中でしたが、
ここで初めて赤石岳や荒川三
山が目に飛び込んでくる。
赤い屋根の荒川小屋が見えて
いる。
     駒鳥池
8月のこの時期では、水が枯
れていた。朝一番に登り始め
たのに、気が付くと子供や女
性が前を歩いている。東海フ
ォレスト関係者が、林道を車
で上がってきたらしい。ここ
まで4時間も歩いてきたのに。
1
     駒鳥池
8月のこの時期では、水が枯
れていた。朝一番に登り始め
たのに、気が付くと子供や女
性が前を歩いている。東海フ
ォレスト関係者が、林道を車
で上がってきたらしい。ここ
まで4時間も歩いてきたのに。
    千枚小屋
この小屋は2009年7月1日
に火災によって消失してしま
いました。6年前の火災で建
てなおされたばっかりだった
のに。今日はスルーです。
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    千枚小屋
この小屋は2009年7月1日
に火災によって消失してしま
いました。6年前の火災で建
てなおされたばっかりだった
のに。今日はスルーです。
 千枚小屋上からの眺め
右から赤石岳・聖岳・上河内
岳の眺め。
1
 千枚小屋上からの眺め
右から赤石岳・聖岳・上河内
岳の眺め。
   タカネビランジ
千枚岳の岩場でやっと会えま
した。薄ピンク色が主流です
が、中には白花もあるようで
す。
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   タカネビランジ
千枚岳の岩場でやっと会えま
した。薄ピンク色が主流です
が、中には白花もあるようで
す。
   千枚岳の花々
ミヤママンネングサ、ミヤマ
ムラサキ、シコタンソウ、タ
カネツメクサ。雲も涌いてき
たし、この先も長いので歩を
進めた。
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   千枚岳の花々
ミヤママンネングサ、ミヤマ
ムラサキ、シコタンソウ、タ
カネツメクサ。雲も涌いてき
たし、この先も長いので歩を
進めた。
  丸山からの北面展望
塩見岳や間ノ岳方面の展望。
雲が出てきて、遠くまで見え
ない。
1
  丸山からの北面展望
塩見岳や間ノ岳方面の展望。
雲が出てきて、遠くまで見え
ない。
  中岳への最後の登り
悪沢岳からの中岳の展望。椹
島から登り始めて9時間近
く。この登りを前に半分戦意
喪失。避難小屋泊で、ザック
の水が重い。ここの管理人さ
んは、事前リサーチでは気難
しいらしい。かかっていた音
楽をトニーザイラーの白銀は
招くよと言い当てられて万事
休す。
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  中岳への最後の登り
悪沢岳からの中岳の展望。椹
島から登り始めて9時間近
く。この登りを前に半分戦意
喪失。避難小屋泊で、ザック
の水が重い。ここの管理人さ
んは、事前リサーチでは気難
しいらしい。かかっていた音
楽をトニーザイラーの白銀は
招くよと言い当てられて万事
休す。
     暁の富士
雲海に浮かぶ日の出直前の富
士山と悪沢岳。ため息が出ち
ゃいます。
1
     暁の富士
雲海に浮かぶ日の出直前の富
士山と悪沢岳。ため息が出ち
ゃいます。
    赤い赤岳
日の出直後の朝日を浴びて、
赤い赤岳。本来は赤い岩石を
まとっていることからのネー
ミングだけれど、この赤もい
い。
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    赤い赤岳
日の出直後の朝日を浴びて、
赤い赤岳。本来は赤い岩石を
まとっていることからのネー
ミングだけれど、この赤もい
い。
   悪沢岳と彩雲  
この写真は「山と渓谷」
1996年12月号の入選作。初
投稿初入選、ビギナーズラッ
クそのもの。
3
   悪沢岳と彩雲  
この写真は「山と渓谷」
1996年12月号の入選作。初
投稿初入選、ビギナーズラッ
クそのもの。
   荒川小屋と赤石岳
右奥に明日登る大沢岳、中盛
丸山、中央に座す赤石岳。南
アルプスの魅力は、1つ1つ
の山が大きいこと。
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   荒川小屋と赤石岳
右奥に明日登る大沢岳、中盛
丸山、中央に座す赤石岳。南
アルプスの魅力は、1つ1つ
の山が大きいこと。
大聖寺平から振り返って
先ほど通った荒川小屋が小さく
なった。荒川三山を振り返っ
て。テレビ局の撮影クルーと
シンクロ。大学受験を来年に
控え、最後の山行の高校生と
一緒になる。父親からホエー
ブスを持たされたという。
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大聖寺平から振り返って
先ほど通った荒川小屋が小さく
なった。荒川三山を振り返っ
て。テレビ局の撮影クルーと
シンクロ。大学受験を来年に
控え、最後の山行の高校生と
一緒になる。父親からホエー
ブスを持たされたという。
   東尾根と赤石小屋
大倉喜八郎が担ぎ上げた桶で
風呂に入ったという赤石岳山
頂付近から、東尾根の赤石小
屋を俯瞰する。
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   東尾根と赤石小屋
大倉喜八郎が担ぎ上げた桶で
風呂に入ったという赤石岳山
頂付近から、東尾根の赤石小
屋を俯瞰する。
     百間平
雲が出てきた。このあたりに
なると、前後に人がいない。
     百間平
雲が出てきた。このあたりに
なると、前後に人がいない。
    百間洞山ノ家
夕食は豚カツ(揚げたて)は最
高にうまかった。
5
    百間洞山ノ家
夕食は豚カツ(揚げたて)は最
高にうまかった。
   大沢岳の登り
明日登る大沢岳への登り、ト
ラバースして、旧百間洞山ノ
家跡も見てみたかったが。
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   大沢岳の登り
明日登る大沢岳への登り、ト
ラバースして、旧百間洞山ノ
家跡も見てみたかったが。
    聖岳遠望
翌日の百間洞〜聖平小屋は
一日雨。フィルムの一眼レ
フカメラは雨の日には出せ
ません。
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    聖岳遠望
翌日の百間洞〜聖平小屋は
一日雨。フィルムの一眼レ
フカメラは雨の日には出せ
ません。
    聖平小屋
カメラをザックから取り出し
たのは一日ぶり。濡れた服や
ザックを早く乾かしたい。定
番の大なべのカレーは、おい
しかったご飯だけはおかわり
できます。
2
    聖平小屋
カメラをザックから取り出し
たのは一日ぶり。濡れた服や
ザックを早く乾かしたい。定
番の大なべのカレーは、おい
しかったご飯だけはおかわり
できます。
   薊平のツワブキ
最終日も天気が思わしくな
く、雨こそ降らないけれど、
後半二日は天気に恵まれなか
った。後日わかったのだが、
3日間同じコースを歩かれて
いた初老の登山者が、最終
日に行方不明になった。
2
   薊平のツワブキ
最終日も天気が思わしくな
く、雨こそ降らないけれど、
後半二日は天気に恵まれなか
った。後日わかったのだが、
3日間同じコースを歩かれて
いた初老の登山者が、最終
日に行方不明になった。

感想

2020年G.W.はコロナウイルス感染防止のため、外出自粛制限が出されました。
過去のフィルム写真をデジタル化して、当時のメモなどを参考に過去データーをアップしてみました。
前半百間洞山ノ家までは、好天に恵まれ南アルプスの懐の深さを満喫しながらの山歩きが楽しめました。聖岳の前後は雨天となり、震えるような寒さの中、写真を撮ることもなく、黙々と歩くつらいものでした。
この山行ではいろいろなことがありました。
 ,Δ錣気吠垢い討い臣羈挌鯑饐屋の小屋番との語らい。古い映画音楽に精通されており、
  私も父の影響で、ある程度は知っていたので、それをきっかけに、楽しいおしゃべりがで
  きたこと。
◆”幹崙胸灰硫箸瞭撻ツが食べられたこと。当時の山小屋の名物夕食と言えば、餓鬼小屋
  のちらし寿司、北穂小屋の豚の生姜焼きとクラッシック音楽、秋の両股小屋のおかみさん
  の天ぷら、変わったところでは横手山ヒュッテの焼き立てのパン…などありますが、この
  豚カツはその中でも、1,2位だと思います。それが食べられたこと。
 椹島から同じ日程で同じコースを歩かれていた私と同じ単独行の男性が、聖平小屋から、
  行方不明になってしまったこと。後日、奥様からお手紙をいただき、情報提供いたしまし
  た。
ぁ〇海鳩銘の読者の山岳写真に、初応募初入選したこと。

当時、一眼レフと標準+70-200mmのズームとフィルムを36枚撮り3本を持って行きました。写真を見ると、現在のデジカメと違い、撮影シーンを選んでいたので、山小屋や食事などの写真がほとんどありません。撮影環境は便利になりました。

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