記録ID: 2363076
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
風イラズ〜大無間山〜小無間山〜鋸歯〜田代(大無間山南尾根)
2020年05月24日(日) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 13:02
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,623m
- 下り
- 2,613m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:24
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 12:56
5:59
6:10
57分
支尾根取付き
9:10
9:20
63分
黒枯山北の鞍部
18:13
ゴール地点
天候 | 晴れたりガスったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■栗代林道 崩壊地までは車の通れるダートの林道が続く。崩壊地はちゃんとした巻道がついており、以降の林道は廃林道の雰囲気。林道878m標高点手前の支尾根にハシゴがかかっており(谷側に廃バンがあるところ)、そこから取り付くのがよいように思う。以後踏跡は跡切れ跡切れなものの大無間山南尾根の稜線までマークはついている。 ■大無間山南尾根 黒枯山(1621mピーク)までは踏跡明瞭でとても歩きやすい。 黒枯山から風イラズも踏跡ははっきりしているところが多いものの、岩場混じりの急登箇所が多い。 風イラズから大無間山はやや薄くなるが踏跡はありマークもついている。前無間山手前に見た目のインパクトは大きい崩壊地はあるが、樹林帯側の足元がしっかりしているので危険は感じない。 ■大無間山〜小無間山 一般ルートだが道迷いには要注意。中無間山の北尾根に謎の踏跡とマークがついていました。 ■小無間山〜鋸歯〜小無間小屋 鋸歯の有名な両側崖ゾーンは地面が固まっていておりそこまでの危険を感じないが、そのすぐ先の北側崩壊地の急傾斜が足元不安定でとても危険。トラロープが2本かかっているが切れかかっているので下山時には自分でロープを持ってきた方がよいように思う。その更に上部の樹林帯も北側崩壊地に飛び出す箇所が多いので下山時は勢いづいて落っこちないようにかなり注意が必要。 ■小無間小屋〜田代 一般ルート。 |
写真
黒枯山標識は悩んだ結果永野さんの本に従い1720mにつけてしまったそうですが、多分違う気がすると語っておられました(下山後様々な資料を確認し地元の方の意見も参考にした恐らく違うという結論にはなっているようです。
三角点名に合わせた風不入の標識も。
寸又峡まで周回すると千頭ダム17時過ぎ寸又峡19時過ぎになってしまいそうだから、ここで引き返そうかと思っていたところで、榎田さんの「電話くれれば井川に降りても迎えに行くよ」に甘えることとしました。
寸又峡まで周回すると千頭ダム17時過ぎ寸又峡19時過ぎになってしまいそうだから、ここで引き返そうかと思っていたところで、榎田さんの「電話くれれば井川に降りても迎えに行くよ」に甘えることとしました。
撮影機器:
感想
この日は水窪に行こうか、春野に行こうか、川根本町に行こうか迷っておりましたが、榎田さんたちが土日で風イラズまで標識を立てに行っていることをしたのが後押しして、念願の風イラズへ向かうこととした。(前日伊豆の最南近くにいたので千頭到着が0時過ぎになってしまった。)
頑張れたら大無間山からコナラホツを下り千頭ダムから寸又峡へ戻る予定でしたが、17時22分のバスには間に合いそうもない。やはり風イラズ往復かと思っていた。
風イラズまでの稜線は思いの外とても歩きやすく樹林帯も美しかった。思いがけなくシロヤシオやアカヤシオの群落を見られたのも収穫。クモイコザクラも収穫です。
黒枯山先で下山してくる榎田さんたちに出会い、風イラズ往復じゃ面白くないだろ、大無間山まで行きなよ、どこでも迎えに行くから、と励まされる。その後補給をいつも以上に頑張って行ったのもあり、あまり疲れることなく風イラズに到着。時間もあるのでお言葉に甘えて大無間山まで登ってくることとしました。大無間山南尾根は7年くらい思い続けてきたのもあって踏破できたときはとても感慨深かったです。
久しぶりに累計標高差が±3000m近くいきましたが、補給をちゃんとしたおかげかあまり疲れることなく歩いてくることができました。なんだかんだでまさか大無間山南尾根を日帰りしてくることができるとは思っておりませんでしたし、泊まりでも水がないから7年間二の足を踏んできたというのがあります。右踝の調子さえ戻れば今年はたくさん歩ける身体になっているのかもしれません。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2119人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
GWに大無間山南尾根から大無間踏んで朝日岳か寸又峡林道へ降りる周回縦走考えてました。
雰囲気予想に違わず素晴らしいですね。
榎田さんはたぬきの金■状態になったそうですがダニやら蛭、Evergreenさんは大丈夫でしたか?
私の脚ではどう考えてもテン泊でしか歩けない山域。
来年のGW以降歩きたいなぁと思ってますが残雪に喘いで葉っぱ交じりの水調達するの選ぶか時期遅くして花を愛でる代わりに虫に怯えるか悩ましい限りです。
tomhigさん
僕はこの尾根の記録は詳細には見ないようにしてきたのでどんな雰囲気かもあまり予想できていなかったんですよね。まさかこんないい樹林帯にTrailがずっと続いているとは・・なかなか感激の道でした。
この尾根ではヒルは見かけませんでした。マダニにはやられていませんが、ダニにはもしかしたらやられているのかもしれません。どの山でやられたかはたまた家でやられたのかも把握していない程度にスルーしてしまっています・・。
個人的には水を担げるなら5月2-3週目くらいの花の時期のがオススメな気はしました。これは4週目だったのでシロヤシオもアカヤシオもギリギリでしたね。まだ虫の最盛期ではないので5月中の深南部で怯えてたら新緑の深南部にはなかなか行けないなぁと思います。シロヤシオとアカヤシオの同時開花は素晴らしいのでまたいつか狙ってこようかと思います!
Evergreenさん、お久しぶりです。
この尾根から風不入を目指す時にコース設定は難しいですよね。
榎田さんに1621mと伝えましたが、同時に永野さんの本には1720mと書かれている旨も伝えたので迷ったでしょうね。
それにしても、開花時期が2週間違うシロヤシオとアカヤシオを同時に見た記録は初めて拝見しました。
kaikaireiさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
歩いてみて思いましたが、車を回収する分には大無間山南尾根往復が一番速いでしょうね。登り7-8時間なら下山は5時間みれば多分済むでしょうから。でもたくさん尾根が出ている大きな山なのにそれではもったいないですね。
寸又峡に下るなら暗いうちに出て山頂の長時間休憩もなしになるでしょうけど、それは自分の信条に反するので、そこまでして日帰りをしたい尾根ではありませんでした。ただ泊まりも水が・・、ときてなかなか歩けずにいました。
そうですね。3人で話し合った結果らしいですが、榎田さんは抜ヶ谷山なんて聞いたことないということと合わせてすれ違い時点でも黒枯山は1621m説をとなえてらっしゃいました。あのコメント、kaikaireiさんだったんですね笑 もしや名乗りを上げたというのも・・?笑
そうなんですよ。こんな高いところにあるアカヤシオ群落を自分は知りませんでしたので、それで通常よりも2週間開花が遅れたのは確実ですが貴重な尾根ですね。5月2-3週目に行けばどちらも満開かもしれません。アカヤシオ群落は風イラズよりも先にあるのでなかなかいけませんけれども。
既に記録でご存知だと思いますが、自分が歩いた時は寸又峡に下りました。 あの時もアカヤシオが咲いていましたがシロヤシオには少し早かったんでしょうね。
まぁ、歩くスピードは普通より少し早い二人でしたが景色や花を見ながら風不入・大無間山頂でゆっくり休憩しても明るいうちに寸又峡に戻ってこれましたので、藪尾根に慣れ歩くスピードも速いEvergreenさんなら十分可能だと思います。
名乗りを上げた>まさか。そんな自作自演みたいな事しませんよ
kaikaireiさん
記録でペースを参考にさせていただきました。kaikaireiさんたちで大無間山まで7時間以上かかっていたので7時間で大無間山はかなり難しいだろうなと考えながら歩いていました。確かに寸又峡に降りること自体は可能だと思いますが、タクシー前提ですね。田代ルートも歩いたことがなかったので今回歩けてよかったです。
今回はもしかしたら4月の寒気でアカヤシオの開花時期が遅れたのも絡んでいるのかもしれません。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する