戸隠山&高妻山
- GPS
- 11:10
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,601m
- 下り
- 1,597m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
・ 紅葉のシーズンを狙っての久々の“戸隠山と“高妻山”登山。
・ 近くの“黒姫山を前日に登山した後の、“戸隠山”と“高妻山”登山。
・ 昨日の黒姫山と同様に一昨日の降雪の残雪が残っていそうで、下りのスリップを予防する為、出来るだけ日が充分当たってからの登頂とすべく、登山開始時刻をギリギリまで遅めに変更、参道・神社等で時間調整。
・ 36号線に面した戸隠キャンプ場の無料駐車場に到着。(10月の土・日は、中社入口で一般車交通止め、シャトルバス乗り換え)約10台弱駐車中。
・ 約半数の方がカメラ・三脚持参のバードウォッチングでした。
・ 戸隠奥社入口まで、一旦戻り、広い方の駐車場(有料になった)から、朝の戸隠連山を撮影後、奥社への参道をゆっくりと進む。
・ 紅葉した並木を眺めながら進み、朱色の隋神門を潜って、40分程で戸隠奥社に到着、奥社の裏手には戸隠山の鋭い岩峰が聳え立つ風景が印象的。
・ お祈り後、素晴らしい紅葉越しに厳粛に聳え立つ戸隠連山を撮影。
・ 社務所の左側にある登山口から、急登登山開始。
・ 20分程で屋根場に迫り出した(オーバーハングした)岩のある“五十間長屋”に到着。 快晴の澄み切った秋空背景に鋭い岩場の戸隠連山を撮影。
・ 一旦戻り、進むとすぐに“百間長屋”の岩の下を進み、右に西窟の小さな祠を過ぎ、5m程の鎖場を登り天狗ノ露地に到着。 ここからは本院岳が間近に見える。
・ 更に進み急登(傾斜約70度、15m)のクサリ場を登り胸突岩を登った所が“蟻ノ戸渡”と“剣の刃渡り”で両側が百メートル程切れ落ちているのを確認。
・ ここが蟻ノ戸渡り(「蟻の塔渡り」)の難所で、幅約50cm、長さ約20mのナイフリッジで両側が切れ落ちており、西側は約150mの絶壁で、連続して更に狭い剣ノ刃渡が幅20cm、長さ5m位ある。
・ 心配していた残雪もなく、快晴微風適温の好条件で、下界に広がった錦模様の紅葉の森や鏡池などを眺めながら、一息入れてから本日の最大イベントの“蟻ノ戸渡”通過開始。
・ 前半は中腰で通過、中ほどから手をついて四つん這い、最後の“剣の刃渡り”は 最大の難所、馬の背に跨るようにして慎重に通過。
・ 前回の記憶と同様、意外とスンナリ。アットいうまの出来事でしたが、“剣の刃渡り”への第一歩は足場の位置探しに緊張しました。
・ 南側は100mほどの絶壁でジーと覗いてると吸い込まれそう。北側は斜面で、クサリが張られました。
・ “蟻ノ戸渡”部分には、すぐ北側にクサリが張られてました。(エスケープルート) (前回はなく、利用不能との情報あり。)
・ “蟻ノ戸渡”を過ぎるとすぐに八方睨に到着。先ほど通過した“蟻ノ戸渡”の全貌を眺めながら一休憩。
・ 八方睨から西岳へ続く縦走路を見送り、戸隠山への本道を進む。
・ 蟻の塔渡りを過ぎれば 一不動まで難所はありません。
・ 10分弱で、標識があるだけの小さな山頂の戸隠山山頂に到着。
・ ピラミダルに見える、これから登る“高妻山”と、昨日登った“黒姫山”、本院岳、西岳、高妻山、飯縄山、更に妙高山、遥か彼方の真っ白に輝いた北アルプスなどを眺めながら小休止。
・ 戸隠山から一不動への縦走は、尾根の西面は緩やかであるが東面は切れ落ちた岩壁で、小ピークを登り降りしながら標識のない“九頭龍山”を気付かずに通過。
・ 小ピークを二つ越え、垂直の岩が突き出してる屏風岩の西を巻き、下っていくと正面に写真になる“高妻山”が大きく見えだす。
・ 屏風岩から尾根を登りきると、高妻山と戸隠牧場の分岐になる“一不動避難小屋”が見えました。
・ “一不動避難小屋”(内部は綺麗でした)で休憩後、百名山である10年以上前に登った“高妻山”(戸隠連峰の最高峰で戸隠裏山の一峰。別名「戸隠富士」)目指して、まだカエデなどの紅葉が見られる小春日和のような状態の中、予定より30分ほど遅れて登山開始。
《 高妻山 》
・ 下山者に山頂の様子を伺うと、約10名の登山者、山頂直下の急登個所は残雪で滑り易いとの情報。
・ 山頂への登山道脇には、信仰の山の証として、一不動に始まり、各ピークに二釈迦、三文殊、四普賢、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至、十阿弥陀と続き、最後に山頂に到着します。
・ 緩やかで小さなピークを越えながら登り続け、二釈迦、三文殊の切れ落ちた尾根道を登り、四普賢を過ぎ、五地蔵山に到着。
・ 展望のない五地蔵山を少し進んだところに“五地蔵山”の標識があり、右へほんの僅か上がると北側の展望が素晴らしい休憩場所があり、遥か下界には戸隠牧場や黒姫山、妙高山、火打山等の絶好な展望を眺めながら小休止。
・ 五地蔵から少しで六弥勒、七観音、一旦大きく下って登り返すと八薬師。 鞍部はぬかるみになっていて歩きにくい。
・ 五地蔵岳までの高妻山の姿は、谷から一気に空へと突き上げて鋭く尖ったピラミダルな形でしたが、五地蔵岳以降の登山路から見る高妻山の姿は、徐々にその角度が緩やかになり、傘のように変えて見えました。
・ 八薬師付近からは次第に残雪が所々現れはじめ、多少のアップダウンで九勢至。
・ 九勢至を過ぎ、高妻山頂の直下300mの急登(勾配約40度)を進む。
・ 約2cm位のザラメ状の残雪が、踏み固められ、傾斜した岩の部分のスリップに注意しながら、めったに使わないストックを使って、一気に頂上へと続くほぼ直線的な急登道を登りきる。
・ 急に周囲が潅木になってきて、傾斜が緩くなり草原に出ると、山頂の一角の“十阿弥陀の祠”で手水鉢、青銅鏡が置かれている。
・ 大岩の重なった岩場を越える直ぐに“高妻山”山頂に到着。
・ 山頂からは戸隠連山や黒姫山、妙高山、遥か彼方の真っ白に輝いた北アルプス(白馬)が見えました。
・ 山頂直下の急な下りの雪道を慎重に下るのに時間がかかりそうなので、長居せづ、下山開始。
・ 残雪で滑り易い、急な岩の下り道を、慎重に進み、八薬師付近迄来て一息。
・ 七観音への登り返しを過ぎ、五地蔵の展望場所で黒姫山方面を眺めながら休憩。
・ 五地蔵からは一気に下り、一不動の鞍部に到着。
・ 避難小屋前からは、一気に下り、涸れ沢伝いとなり、やがて氷清水と呼ばれる水場を過ぎると、“不動滝”、帯岩と呼ばれる一枚岩があり、クサリが張られたトラバース部分を通過。
・ 続いて滑滝が現れ、落差15m程のさほどの傾斜はありませんが、濡れていて滑り易いので安全の為、滑滝の左岸にある鎖を使って降りました。
・ 滑滝の鎖場を過ぎると、左から大洞沢が合流し道が緩やかになり、やがて紅葉の綺麗な樹林帯を抜け、林道を数回横断して、戸隠牧場出ました。
・ 牧柵に沿って進むとキャンプ場があり(シーズン中はキャンピングカーで賑わいそう)、左前方の橋を渡り、県道脇の戸隠キャンプ場駐車場に予定より30分遅れて到着しました。
・ 小休憩後、“戸隠中社”へ参拝。 続いて“火ノ御子社”、“宝光社”に参拝後、不思議と疲れも眠気も全く感じずに快調に運転し、上信越高速道路や都内の道路の渋滞も全くなく、予定より早く無事帰宅。
・ 恵まれた天候の中、素晴らしい紅葉と気持ちの良い大自然に浸りながらの充実した1泊2日での百名山1山と二百名山2山の山行が予定どうり達成でき感謝です。
* 注意個所
・ 「蟻ノ戸渡り、剣ノ刃渡」。
・ 戸隠山は雨天、降雪、積雪、強風等の時は危険なため登山延期すべき山。
・ 不動滝のある帯岩、直線で長い鎖場の滑滝、共にクサリがありますが、足元が濡れてる時はスリップに注意。
* 交通規制 ⇒ ⇒ http--togakushi-21.jp-medias-upload-DOC120419-001.pdf
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