編笠山〜権現岳〜西岳（富士見高原より周回）

2020年06月17日(水) [日帰り]

• GPS: 06:18
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,685m
• 下り: 1,695m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:52
• 休憩: 0:25
• 合計: 6:17

4:43 富士見高原リゾート駐車場
5:00 5:00 五叉路分岐
5:06 5:07 盃流し
5:29 5:29 臼久保岩小屋
6:53 6:54 編笠山
7:12 7:12 青年小屋
7:29 7:31 のろし場
7:43 7:44 西ギボシ
7:55 7:56 東ギボシ
7:59 8:00 権現小屋
8:06 8:18 権現岳
8:19 8:20 縦走路分岐
8:26 8:27 東ギボシ
8:32 8:32 西ギボシ
8:41 8:41 のろし場
8:55 8:55 青年小屋
9:00 9:01 乙女の水
9:35 9:36 西岳
10:14 10:15 林道出合
10:40 10:41 不動清水
10:45 10:45 五叉路分岐
11:00 11:00 富士見高原リゾート駐車場
11:00 ゴール地点

天候

文句なしの快晴‼

アクセス

利用交通機関：

自家用車

富士見高原登山者用駐車場（無料・トイレはやや離れた施設前にあり）

コース状況／危険箇所等

権現岳への岩場・クサリ場・トラバースは慎重な歩行が必要です。

【虫情報】
編笠山頂で写真を撮っていたらアブに付きまとわれました。
青年小屋から権現岳へ向かうハイマツ帯には小さな虫（刺すような虫ではありませんが）が群れています。
気になる方は防虫対策（ネットとかスプレーとか）をされた方がよいかもしれません。

写真

6/17 4:40

駐車場には自車1台のみ。富士見高原ゴルフコースの前を登っていきます。

6/17 4:43

ゲートを越えて

6/17 4:52

台風崩落のため一部コースが変更（迂回）されています。丁寧な案内があるので迷うことはありません。

6/17 5:02

スタートからしばらくはこの紫色が目立ちました。アヤメ？カキツバタ？ハナショウブ？

6/17 5:03

景勝地だった「盃流し」はこの通り無残な状況。「一枚岩の上を流れる水に盃を浮かべて・・・」などという風情は取り戻せそうにありません。

6/17 5:16

ブナやミズナラの新緑が気持ちいい！小鳥たちの声を聴きながら進みます。

6/17 5:43

標高1,900mを越えたあたりで傾斜が急になり、林の中を九十九折で登っていきます。

6/17 6:15

岩稜帯に出る手前は、まるで北八ヶ岳かのような苔のセカイ。

6/17 6:17

岩が大きくなってきて・・・

6/17 6:33

森林から抜けました。岩の上を辿って、頂上を目指します。

6/17 6:49

振り返ると、朝スタートした富士見高原が見えています。

6/17 6:46

2年ぶりの編笠山頂。

6/17 6:46

南八ヶ岳の峰々

6/17 6:46

これから向かうギボシと権現岳

6/17 6:46

赤岳〜中岳〜阿弥陀岳と、その奥には横岳

6/17 6:46

北八ヶ岳から蓼科山

6/17 6:47

手前：本日最後のピーク予定、西岳
その向こう：最近よく歩いている霧ヶ峰あたり＆美ヶ原＆鉢伏山
さらにその向こう：すごい、北アルプスが本当に北の端まで見えている！同定ができませんが・・・朝日岳とかなのかな？

6/17 6:47

後立山連峰

6/17 6:47

槍・穂高連峰もこんなにくっきり！

6/17 6:47

乗鞍岳

6/17 6:48

御嶽山

6/17 6:48

中央アルプスも稜線がきれいに見えています。

6/17 6:48

そして南アルプス

6/17 6:48

北岳〜甲斐駒ヶ岳〜仙丈ヶ岳

6/17 6:48

鳳凰三山〜高嶺

6/17 6:49

富士山

6/17 6:48

アップで

6/17 6:49

富士山からやや北方面、幾重にも連なる山脈がすごいです！こちらの山座はほとんど同定ができません(^^;手前は茅ヶ岳とか太刀岡山あたり？その奥は大菩薩嶺あたり？？

6/17 6:55

編笠山から青年小屋へ下っていく途中で、今日はじめてのイワカガミを見つけました。

6/17 7:02

青年小屋へ、大きな岩を辿っていくと・・・

6/17 7:04

さらにイワカガミの群生

6/17 7:08

青年小屋、今年度は完全予約制での営業だそうです。

6/17 7:09

ミツバオーレン（写真ボケボケ）

6/17 7:12

キバナノコマノツメ（写真ボケボケ）

6/17 7:22

振り返って、越えてきた編笠山と南アルプス。

6/17 7:30

ハイマツ帯を抜けて（やっと虫から解放される、ふぅ〜）、高度を上げていきます。

6/17 7:32

チシマアマナ

6/17 7:33

権現らしいですね(^^)

6/17 7:37

イワヒゲ

6/17 7:41

左：ギボシ　右：権現岳山頂

6/17 7:44

ツガザクラ

6/17 7:46

クサリ場を見上げます（クサリはほとんど使いませんが）。

6/17 7:50

ギボシ山頂

6/17 7:51

手前に旭岳、その向こうに赤岳、中岳、阿弥陀岳。奥には横岳と硫黄岳も。逆光気味が、かえって陰影を際立たせている気がします。

6/17 7:55

わぁ、ハクサンイチゲがこんなに！権現小屋の近くでたくさん咲いています。

6/17 7:56

権現小屋は閉まっていました（詳細は未確認です）。

6/17 7:57

クモマナズナ

6/17 7:58

赤岳方面分岐に出ると。正面がこの景色！！秩父方面の山並みが何層にも連なっています。

6/17 8:00

ミヤマキンバイ。山頂付近にたくさん咲いていました。

6/17 8:04

権現岳山頂

6/17 8:10

イワウメ。

6/17 8:19

ミツバオーレンより大きな花が2輪咲いていました。これもオーレンの仲間？

6/17 8:55

「乙女の水」の沢は2年前の崩落跡がそのままです（歩行路は作られています）。

6/17 8:55

乙女の水。冷たくておいしかった！

6/17 9:23

西岳までは静かな林の中を進みます。

6/17 9:31

西岳、今日三つ目の山頂も、やはりひとり。

6/17 9:31

正面には南アルプス。3,000m峰もだいぶ雪は融けていますね。

6/17 9:31

網笠山

6/17 9:31

そして降りてきた権現岳

6/17 9:33

富士見方面に下り始めると、シロバナヘビイチゴがいっぱい。

6/17 9:33

スミレも咲いていました。

6/17 9:44

西岳から富士見高原の下りは、最初は急傾斜のゴロゴロですが・・・

6/17 9:51

やがて歩きやすい道になります。

6/17 10:09

下っていく途中にヤマツツジが咲いていました。

6/17 10:20

林の表情が変わってきました。シダに囲まれて緑の中を降りていきます。気温が上がってくるのも体感します(^^;

6/17 10:36

不動清水

6/17 10:45

帰りに見つけたオダマキ

6/17 10:56

富士見高原の登山者用駐車場に戻ってきました。

撮影機器：

COOLPIX A900 ニコン

感想

yoisa

富士見高原を起点に編笠山〜西岳（あるいは逆回り）というのはポピュラーな周回コースですが、ここに権現岳を加えて歩かれたレコを最近見かけました。歩きごたえがありそう&2週間前の八ヶ岳とは違った花たちにも会えるかな、と出かけました。

早朝の富士見高原をスタート。何度も歩いたことがある道でも、やはり新鮮な気分になります。
ブナやミズナラの緑に包まれ、小鳥たちの声を聴きながら歩を進めます。足元はカラマツのクッション、快適な山歩きです。ちょうど1時間くらい歩いて身体が温まった頃、坂の傾斜が急になります（標高1,900mあたり）。ここからは頑張って登るところ、九十九折を繰り返しながら高度を上げていきます。
やがて北八ヶ岳のような静かな苔エリアを過ぎ、大きな岩を乗り越えて森林を抜けると、間もなく編笠山頂です。
眺望が素晴らしい！！梅雨の合間でもこんなに空気が澄むことがあるのでしょうか、見渡す山並のすべてが、美しく見えています。この時点で既に大満足(^^)

その後は花のお楽しみになりました。
青年小屋へ降りていく途中に最初のイワカガミを見つけると、やがて岩稜帯で群生も。権現岳へ登っていく道ではキバナノコマノツメ、ミツバオーレン、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、クモマナズナ、イワヒゲやイワウメ・・・特に権現山頂あたりは花盛りで、こちらも大満足(^^)

西岳へ向かう途中で年配のご夫婦と挨拶を交わしました。穏やかなお二方の笑顔と雰囲気はこちらまでを自然と笑顔にしてくれました。
ヤマレコ記事では「山で出会っても無言」とか「顔をそむけるように」といった報告も目にしますが、今日出会った方とはみな気持ちよく「こんにちは」と挨拶が交わせました。

山行の計画にあたってはseiya様のレコを参考にさせていただきました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2385606.html
ありがとうございました。