八ヶ岳の高見石小屋テン泊から本沢温泉へ
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 52:15
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,314m
- 下り
- 1,315m
コースタイム
- 山行
- 1:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 2:00
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 9:40
- 山行
- 1:00
- 休憩
- 4:50
- 合計
- 5:50
天候 | 雨→晴れ(ガス多め)→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
初日がずっと雨だった為に道は小川状態で平坦な場所は池になっていました。 翌日には水はかなり引いてドロドロ状態。 ただ、石が多めの道なのでそこまでドロドロにならず。 |
その他周辺情報 | 平日の渋御殿湯は営業していましたが、休日の茅野市の日帰り入浴施設はどこも休業していましたので、下山後に入浴したい方は確認したほうがいいかと。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
ガスコンロ
クッカー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
テント
エアーマット
寝袋
折り畳みテーブル
折り畳みイス
ランタン
チェーンスパイク
|
---|
感想
都道府県移動が可能となった19日、いてもたってもいられず4か月ぶりに登山してきました。
場所は気軽にテン泊が可能な場所が多い八ヶ岳に決めて、天気に恵まれれば数分で360度の好展望台となる高見石小屋のテント場に決めました。
ところが、19日が近づいてくる度に天気予報がコロコロ変わり、直前では完全に雨予報となったために、急遽前日に初日だけは小屋泊に切り替え2泊目をテン泊にして準備しました。
久しぶりのテン泊でついあれもこれも持っていこうと用意し過ぎて70Lザックがいっぱいになり、重さを量ったら飲料なしで17堋兇┐範泊縦走のような重量になってしまいました。
軽量化も考えましたが、小屋までの距離近いしテントで快適ならまぁいいかと勝手に納得して雨が降りしきる中出発しました。
行く時から雨だと結構テンション下がって予定変えちゃったりするのですが、今回ばかりは自粛明けで自然の中で過ごしたいという思いが強かったせいかウキウキ気分でした。
温泉も3か月入っていなくて手に湿疹が出てきたので山に入る前に渋御殿湯で温冷浴をしたらすぐに治って満足して麦草峠に向かいます。
雨の中久しぶりのテン泊用のザックは肩にずっしりと重く、ちょっとの上り坂でも足にきてすぐに立ち止まっては苔むした深い森の空気をすぅーっと吸い込んで、頑張れと自分に言い聞かせます。
予定より少し遅れて到着したら、雨ということで当日の宿泊者は私1人でした。
普段は別料金がかかるのですが、個室を開けてくれて食事の鶏肉も多めにしてくれて明日のために小食な私にしてはかなり食べました。
この日は早めに就寝して翌朝の日の出を期待しましたが、完全にガスに覆われ視界はほとんどなくこれから晴れてくれることを願って出発の準備に取り掛かります。
土曜日はテン泊の問い合わせが数件あったから混むかもという宿の方の提案により、朝テントを張ってから出発することにしました。
ノロノロしてたら予定よりかなり遅れてのスタートとなり、すでに峠の方から人が次々とやってきたので荷物が軽くなった分少しペースを上げて歩きます。
前日の雨により当然道が小川状態で広くなった平坦な場所は池になっていました。石と木が敷かれているのでかなり助かりましたが。
中山の展望台でガスが晴れてきてこれから登る天狗岳の双耳峰が青空と共に見えてきてテンションが一気に上がります。
立札がないと通り過ぎてしまう中山山頂は展望台からすぐ先にあり、少し下ってにゅうの分岐と中山峠の分岐が続きます。
岩場に出ると再びガスが出てきて天狗岳が見え隠れしてじらしてきます。
ガス取れろーと心の中で叫びながら岩をよじ登っていたらルートを外してしまい強引にまた別の場所から降りてルートに戻ります。天狗岳直下の岩場は印がついてないし踏み跡が分かれているので岩場の右側を進むのが正しいようです。
無駄な登り降りをしてしまいましたが山頂はすぐ目の前で思ったよりは近く感じました。
肝心の展望は西天狗はよく見えるものの、それ以外はガスに覆われ遠くも雲が沸いているので大展望とまではいきませんでした。
でもこの日の目標は実は山頂ではなく、ここから下った場所にある本沢温泉の野天風呂でした。ここに入りたいがためにこの日は朝から出発したのです。6時過ぎてたけど…
若干不明瞭な道でしたが問題はなく予定を少し取り戻して本沢温泉に到着です。
受付で記念カードをもらって5分ほど登ったところに野天風呂はあります。
硫黄岳の迫力ある爆裂火口を下から見上げながらの何もない開放的な温泉で、脱衣所はないので女性は湯あみ着か水着着用がいいでしょう。
この日は、少し熱めの適温内でサッと入るにはちょうど良く、独特の匂いも辺りに充満していて、疲れた体には最高の入浴でした。
極楽気分で入っていたのはほんの僅かで、これからまた高見石小屋まで戻らなくてはいけません。
東天狗岳が標高2640mで本沢温泉が2150m、高見石小屋は2300mで行きも帰りも上り下りが待っています。
少し考えてみどり池ルートで中山峠まで行けば再び東天狗岳に登らなくていいから少しは時間短縮出来るかもと思って緩やかな道に足取りも軽く進みます。
しらびそ小屋分岐から少し先までは緩やかな上り下りで楽だなと思っていたら中山峠の直下がかなりの急登で、温泉で洗い流した汗が再び背中を濡らします。
何とか中山峠までくればあとの登りは大したことがないのはわかっていたのでまたペースが上がり結局予定通りにテン場に戻ってきました。
残念ながら名物の揚げパンは終了した直後で仕方なくビールを買って、夕飯の野菜不足とタンパク質不足を補うためラーメンに乾燥野菜と茸を入れてチャーシュー代わりの鶏ささみにうずらの卵を加えてちょっとだけ豪華版のラーメンにして夕暮れを待ちました。
この日のテン泊者は7名で、皆さん気さくな方で夕方にすでに出来上がっている方もいましたが面白かったです。
私は1人黙々と食べて夕焼けがどうなるか気にしていましたが、明らかにガスが出ていてこれは駄目だとテントに戻ったら足がつってしまい、一人テントの中で悶絶しながら就寝しました。
夜9時頃少し星が見えていましたが一部だけだったのでパスし、ウトウトしながら何度も夜空をチェックして次に見えたのは夜中の3時頃でした。
三脚と広角のレンズをセットして撮りますが今一だったので、真っ暗闇の中高見石に登ったら残念でしたーと言わんばかりにガスが出てきてしまいました。
日の出時間もガス気味だったので朝日登ってからでいいやとテントにいたら、どうやらガスの中から日の出とブロッケン現象が見えたようです。
すっかり太陽が昇って遅れて高見石に行くと雲海が広がっていて、深い緑の森と白駒池と共に爽やかな朝を迎えることができました。
テン場で同じだった方ともおしゃべりしたりテントを撤収していたら続々と登山者がやってきて、揚げパンも販売開始となり早速注文してココアとチーズにしました。他は定番のきなこと抹茶があります。
下山後、酷い筋肉痛になった体をほぐそうと日帰り温泉に行ってみたらどこも休業で、事前に帰りの特急の指定席を購入済みで変更も出来ないので仕方なく諦め久しぶりの登山は終わりました。
帰宅翌日、購入して初めての使用だったカメラの画像を取り込んで見ると・・・
9割ほどの画像がボケて変な色調になっておりまともに使える写真は数枚(>_<)
カメラ本体の問題かレンズなのか、なんで最初に撮った時にチェックしなかったか悔やまれます。
まぁ最低限の目標は達成できたしテン泊も面白かったので今回は良しとしましょう。
次はもうちょっと荷物軽くしないとキツイなーと思いつつまたリベンジしに行かなきゃ!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する