【道中動画付】燕〜常念縦走 70代の両親の荷物持ちとして
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- GPS
- 35:47
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,949m
- 下り
- 2,096m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 7:50
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:53
天候 | 3日間通して晴れました。とても素晴らしい3日間をありがとうございました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
70代の両親でもゆっくり登れば大丈夫なコースでした。 熊も目撃しましたので、熊対策もこころえておきましょう。 |
その他周辺情報 | しゃくなげの湯 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | 熊よけの鈴は必要でした。 |
感想
安曇野に住む70代になる母親が、以前から燕〜常念の縦走をしたいと言っていたので、今回の計画をたてました。行くのは母親だけかなと思っていたのですが、父親も一緒に行くと言いだしたので、僕が荷物を背負い登る事にしました。
両親は山小屋でぎゅうぎゅうに寝るのがヤダとの事で、テント泊の準備を、僕が3人分のテント寝袋マットを背負い、水7Lとスポーツドリンク3Lを最後に入れたら重量35キロに…。
あとで思ったのですが、水は小屋で買えば良かった…。
まぁ、練習という事で…。
初日
70代の両親なので、ペースが遅いのは覚悟していたのですが、後ろからついて登る事に。
今年は燕山荘のテント場が、予約制になりゆっくり登っても大丈夫な事はとても助かりました。
ただ、35キロを背負い、ペースが上がらないのはちょいしんどかったです。
合戦小屋ではヘリの荷揚げの様子を間近で見ることができました。
わぁーすごいと思って見ていたら、その後のヘリからのふき返しの風がすごい事すごい事。
飛んでくる砂や小石がチョー痛く、スマホで動画を撮りながらいたたたたという感じでした。
面白いアトラクションでしたよ。
撮影した動画をYouTubeに上げてます!
燕山荘直前のベンチで、父親が高山病でダウン。
ベンチで寝させてとりあえず、母親と先に燕山荘に向かい、テントを張ってからお迎えに行きました。
父親はテントに転がるように寝始めて、夕方にはケロっとしてました。
カップラーメン食べたいといいだしたので、お湯を沸かすことに。
父さん頼む、重い食材から食ってくれ…。
ワタクシと母は、下界からクーラーバックに入れてきた、すき焼きを堪能しました。
小さい頃からテント泊のキャンプをするオウチではなかったので、いきなり山の上で寝られるのか不安でしたが、そこは荷物としてはかさばるのですが、マットはモンベルのキャンプパッド38で、快適な寝床を提供しました。疲れていたのか、夜の星空も、朝日を両親は爆睡していてスルーでした。
満月に近かったので、月が沈むまでは、天体ショーはオアズケでした。
テントの中から月明かりが消えたら、服を着込み天体観測の準備です。8月といえども、深夜早朝は寒いです。
シャツ、パーカー、フリース、手袋、レインウェアまで着込み、寒さ対策をとります。
月が沈んだ後の星空はサイコーでした。
天の川はくっきり、流れ星もヒュンヒュン流れます。1時間ぐらい見てたでしょうか。
日の出を撮影するために、カメラをインターバル撮影で準備。
撮影した動画は下記リンクからどうぞ。
下界では見られない景色がいっぱい見られました。
2日目
朝ごはんは昨日のすき焼きを利用したすき焼きうどん。冷凍の麺を下界から持ってきたので、美味しくいただきました。
2日目は先に両親をスタートさせ、僕は2張りのテント一式を片付けてからスタートします。
燕山荘から、常念小屋までは10キロ以上の距離があるので、さらに軽量するために、両親のバックはそれぞれの着替え、行動食、飲み物、シュラフ
にしてスタート。重い食材関連はワタクシが…。
初日よりもリュックが重くなります。
途中ライチョウにも逢えました、しかも親子!
そこにいる登山者みんなで撮影大会。
あとで両親にも聞いたのですが、ライチョウには会えなかったとの事。
縦走といえども、大天井荘への登り返しはヘビーでした。
途中で、両親を抜き大天井荘でお昼の準備をしてると20分ぐらい遅れて両親も到着。
時刻は13時
両親にここでテント泊して翌日朝早くスタートするか、常念小屋まで行くかを両親と検討。コースタイムは3時間ですが、1.5倍の4.5時間はかかるだろうと予想。日の入は19時近くまであるので、常念小屋まで行こうとの事になりました。
大天井荘から常念小屋に向かうなだらかな道は、縦走楽しい!と思いました。
途中でクマがいるぞという話を聞き、熊の位置を時折確認しながら歩いておりました。熊鈴を持ってくるべきでした。
30キロ超えを背負いながら両親のペースで歩くと、僕の肩が崩壊するので、僕だけ先行する事に、コースタイム通りに3時間で常念小屋に到着。テント場は盛況で、2張りを隣同士にできないほど、隙間を見つけて、2張り設置し空身になって両親を迎えに行くことに。
スタートしてから5分ほど登り始めたら、両親に遭遇。ペースが遅かった両親に付き合って僕と出会うまで一緒に歩いてくださった男性の方がいてとても感謝しております。
両親のリュックを2つ僕がかかえ、テント場まで到着、17時30分ちょい過ぎでしたでしょうか。
トラブルが1つでもあったら大変でした。
そこは計算が甘かったと反省しております。
テント場について、両親に何を食べたい?と聞くと、父親はビールにスパゲティミートソース、母親はおでんとカップラーメンとそれぞれ好き勝手にいうので、それぞれに準備。出汁付きのおでんって500gもあるんですね!いやーここまで重かった!
テント場で隣になった、Mさん、Iさんと意気投合。たまたま空いていたその場だったので、偶然的な出会いも嬉しく話も盛り上がりました。
今度、冬の谷川岳案内します!
2日目の夜も穏やかな天気で、陽が落ちて消灯。
3日目
2時ぐらいに目が覚め日の出の時間までウトウト。この2日間あんまり寝られなかったなーというのが感想です。出先の泊まりでは、2〜3時間睡眠っていうのはザラなので、まぁいいかなと。シングルウォールのテントは夜露がすごく、寝てると顔にポタポタ。その度に起きちゃう感じです。
最終日の朝も日の出を拝めました。常念小屋からの日の出は、雲海から登る太陽と、朝日に照らされた北アルプスの山々が同時に見ることが出来てとても幻想的でした。これは、山の上からでないと見る事ができない景色ですね。
ちなみに両親は最終日の日の出イベントも爆睡してました。
ある意味尊敬します。
日の出の後は朝ごはん。
重荷の根源になっていた、サトウのご飯を2つ食べ400g減量。あと4パック余っていたので、両親に減らして欲しかったのですが、あさは何食べたい?と聞くと、パン…。
サトウのご飯4パックは重りのまま終わりました。
朝ごはんを終え、両親には今日も早々にスタートしてもらいました。
テントを残して出発しようとすると、隣のテントにいた子どもに「あれ、テントは?」と聞かれ、
そのテントは「お兄さんが持って帰るの」と苦笑い。
両親を見送った後は、2つのテントと片付けてパッキング。出来上がったリュックにお隣さんのテントにいたIさんが、背負ってみたいと言うので、背負わせてみたら、その重さに笑ってました。
1番軽くなったリュック、それでも27〜8キロはあったと思います。
背負ったら「かるっ」
慣れってある意味コワイですね。
両親から遅れる事90分下山を開始しました。
一ノ沢を降りていきます。
大滝ベンチちょい過ぎで、両親を追い越し、登山口へ駐車場まで歩き、登山口で車で両親をお迎えしました。
12時30ぐらいに両親も無事に下山。
その後は3日ぶりのお風呂を堪能いたしました。
3日間の大冒険はいい思い出と経験をする事ができました。
降りたあとに両親に、「また登りたい?」と聞いたら、「今度は山小屋でいいかな。」って言っておりました。
「もう登らん!」って言うかなって思っていたのですが、ちょっと意外でした。
ポーター依頼があればサポート致します。
リュックがデカイということで、道中応援いただきました皆様、この場をかりて御礼申し上げます。ありがとうございました。
ここまでの長い文章を読んでいただき、ありがとうございます。
3日間の全行程を9分30秒の動画にしました。
道中15秒に1回撮影した画像を0.3秒1コマ再生で編集しております。
登山の参考にしていただけたら幸いです。
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