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Yamareco

記録ID: 2474370
全員に公開
ハイキング
鳥海山

長梅雨 瞬の晴れ間の鳥海山

2020年07月24日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 秋田県 山形県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:25
距離
19.9km
登り
1,504m
下り
1,721m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:43
休憩
1:42
合計
7:25
距離 19.9km 登り 1,504m 下り 1,721m
4:38
21
スタート地点
4:59
5:00
27
5:27
5:28
13
5:41
5:42
10
5:52
20
6:12
6:15
3
6:18
6:31
58
7:29
7:33
10
7:43
8:38
6
8:44
16
9:00
9:07
19
9:26
7
9:33
9:35
20
9:55
18
10:13
10:15
2
10:17
10:20
11
10:31
8
10:39
9
10:48
10:49
19
11:08
11:14
40
11:54
11:57
4
12:01
2
12:03
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鳥海山スカイラインを抜けて鉾立登山口から入山
コース状況/
危険箇所等
雪渓あり
外輪山・千蛇谷分岐の1つが封鎖されている(後述)
その他周辺情報 道の駅象潟の混み具合たるや
日の出の数分前に入山
目標は山頂に9:00 下山は13:00
2020年07月24日 04:09撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 4:09
日の出の数分前に入山
目標は山頂に9:00 下山は13:00
初めは舗装遊歩道
硬い
2020年07月24日 04:26撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 4:26
初めは舗装遊歩道
硬い
長きに長き今年の梅雨
数時間まで雨模様だったが雨雲はちょうど去ったところ
2020年07月24日 04:27撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 4:27
長きに長き今年の梅雨
数時間まで雨模様だったが雨雲はちょうど去ったところ
けどきっと下界は雨
2020年07月24日 04:28撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 4:28
けどきっと下界は雨
2020年07月24日 05:09撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:09
少し靄もとれてきた?
2020年07月24日 05:10撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:10
少し靄もとれてきた?
山頂?もぼんやり
2020年07月24日 05:11撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:11
山頂?もぼんやり
と後ろを向いてみれば青空
2020年07月24日 05:19撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:19
と後ろを向いてみれば青空
青空!
2020年07月24日 05:20撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:20
青空!
鳥海湖に取り付く斜面も立派な敷石路
2020年07月24日 05:27撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:27
鳥海湖に取り付く斜面も立派な敷石路
どんどんと西の空が開けていく
風は西風で幸先がいい
2020年07月24日 05:28撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:28
どんどんと西の空が開けていく
風は西風で幸先がいい
夜露・・・ではなく雨水が滴り花弁が重そう
2020年07月24日 05:31撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:31
夜露・・・ではなく雨水が滴り花弁が重そう
あっと言う間に御浜小屋
2020年07月24日 05:36撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:36
あっと言う間に御浜小屋
低い雲で高度感はまるで3000m
2020年07月24日 05:37撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:37
低い雲で高度感はまるで3000m
2020年07月24日 05:37撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:37
あと少し
2020年07月24日 05:39撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:39
あと少し
花が咲き乱れ 人の姿はない
2020年07月24日 05:42撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:42
花が咲き乱れ 人の姿はない
2020年07月24日 05:47撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:47
もう少し
2020年07月24日 05:47撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:47
もう少し
正直ここで歓声をあげた
奇声が聞こえたらごめんなさい
2020年07月24日 05:52撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:52
正直ここで歓声をあげた
奇声が聞こえたらごめんなさい
ひたすら見通しの良い台地を行く
2020年07月24日 05:59撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 5:59
ひたすら見通しの良い台地を行く
2020年07月24日 06:14撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:14
いよいよ鳥海山へ取り付く
2020年07月24日 06:21撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:21
いよいよ鳥海山へ取り付く
七五三掛過ぎてすぐの外輪山・千蛇谷分岐
しかしこのベンチのそばの分岐路はロープで閉鎖
2020年07月24日 06:28撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:28
七五三掛過ぎてすぐの外輪山・千蛇谷分岐
しかしこのベンチのそばの分岐路はロープで閉鎖
しばらく外輪山方面へ登ると
2020年07月24日 06:33撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:33
しばらく外輪山方面へ登ると
千蛇谷分岐の細い道がありました。
なかなか気風の良い勢いある下り道で気持ちがへこむ
2020年07月24日 06:35撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:35
千蛇谷分岐の細い道がありました。
なかなか気風の良い勢いある下り道で気持ちがへこむ
下を見なけりゃ元気になれる!
2020年07月24日 06:35撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:35
下を見なけりゃ元気になれる!
少しいくといよいよ鳥海山新山山頂が目の前に
2020年07月24日 06:37撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:37
少しいくといよいよ鳥海山新山山頂が目の前に
立派な千蛇谷雪渓がお出迎え
2020年07月24日 06:38撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:38
立派な千蛇谷雪渓がお出迎え
対岸がわからない・・・
2020年07月24日 06:43撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:43
対岸がわからない・・・
けど大丈夫
ロープを信じて進めばいい
2020年07月24日 06:43撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:43
けど大丈夫
ロープを信じて進めばいい
しかしなかなかの高度感
もう少し寒い時期の朝はお守りアイゼンが欲しいかも・・・
2020年07月24日 06:43撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:43
しかしなかなかの高度感
もう少し寒い時期の朝はお守りアイゼンが欲しいかも・・・
対岸はこんな感じ
2020年07月24日 06:45撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:45
対岸はこんな感じ
少し進むと
2020年07月24日 06:54撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:54
少し進むと
また千蛇谷雪渓
千蛇谷ってなんか入力しづらい
2020年07月24日 06:56撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 6:56
また千蛇谷雪渓
千蛇谷ってなんか入力しづらい
ここは日陰にあたるので、雪面は少し硬め
今年の登山は凡ミス厳禁。百万が一がないよう例年よりも慎重に慎重に
2020年07月24日 07:01撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:01
ここは日陰にあたるので、雪面は少し硬め
今年の登山は凡ミス厳禁。百万が一がないよう例年よりも慎重に慎重に
雪渓を抜けると、いざ急登
時間に余裕がありすぎるのでペースを大幅に下げる
2020年07月24日 07:03撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:03
雪渓を抜けると、いざ急登
時間に余裕がありすぎるのでペースを大幅に下げる
すっかり雲はない
2020年07月24日 07:08撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:08
すっかり雲はない
ここら辺から小屋泊組とすれ違い始める
2020年07月24日 07:20撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:20
ここら辺から小屋泊組とすれ違い始める
2020年07月24日 07:32撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:32
御室というやつでしょうか
2020年07月24日 07:43撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:43
御室というやつでしょうか
西側回りでアタック
2020年07月24日 07:43撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:43
西側回りでアタック
ガレ場を行く
2020年07月24日 07:46撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:46
ガレ場を行く
どんどんいく
2020年07月24日 07:48撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:48
どんどんいく
ガレって本当に画になる
2020年07月24日 07:50撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:50
ガレって本当に画になる
これが山頂かな?
2020年07月24日 07:51撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:51
これが山頂かな?
って期待するじゃないですか、ねぇ
2020年07月24日 07:52撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:52
って期待するじゃないですか、ねぇ
まさか下り坂があるとは
2020年07月24日 07:52撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:52
まさか下り坂があるとは
しかも深い・・・
2020年07月24日 07:53撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:53
しかも深い・・・
空が狭い
2020年07月24日 07:59撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:59
空が狭い
なかなかわかりやすい写真が撮れないけども、岩戸を潜っていて気付く。
これ時代の浅い溶岩ドームだ!
2020年07月24日 07:59撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 7:59
なかなかわかりやすい写真が撮れないけども、岩戸を潜っていて気付く。
これ時代の浅い溶岩ドームだ!
下調べせずに来たんですが、ここって19世紀の噴火でできた溶岩ドームだったんですね。
玉ねぎの断面のような頁岩がまごうことなき溶岩ドームの特徴。凄いなぁ
2020年07月24日 08:01撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:01
下調べせずに来たんですが、ここって19世紀の噴火でできた溶岩ドームだったんですね。
玉ねぎの断面のような頁岩がまごうことなき溶岩ドームの特徴。凄いなぁ
山頂到着!
2020年07月24日 08:05撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:05
山頂到着!
どこみてもごつごつ
2020年07月24日 08:05撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:05
どこみてもごつごつ
そして空は青い
2020年07月24日 08:20撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:20
そして空は青い
2020年07月24日 08:21撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:21
2020年07月24日 08:31撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:31
残念ながらみちのくの山々は見られず。
みんな雲に沈んだ
2020年07月24日 08:31撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:31
残念ながらみちのくの山々は見られず。
みんな雲に沈んだ
たっぷり堪能して移動再開
2020年07月24日 08:37撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:37
たっぷり堪能して移動再開
2020年07月24日 08:39撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:39
2020年07月24日 08:41撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:41
不届き千万な岩への落書き
昭和5年に登れたということは、新山形成から100年で一般人が当たり前のように立ち入れていたということ?
いろいろと感心しきり
2020年07月24日 08:41撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:41
不届き千万な岩への落書き
昭和5年に登れたということは、新山形成から100年で一般人が当たり前のように立ち入れていたということ?
いろいろと感心しきり
道間違えた
道なんかないけど
2020年07月24日 08:48撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:48
道間違えた
道なんかないけど
雪渓を渡って外輪山へ
2020年07月24日 08:48撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 8:48
雪渓を渡って外輪山へ
そんなに大変じゃない急登
2020年07月24日 09:02撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:02
そんなに大変じゃない急登
分岐を左へ
2020年07月24日 09:07撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:07
分岐を左へ
山頂はすぐそこ
2020年07月24日 09:07撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:07
山頂はすぐそこ
到着!密!
2020年07月24日 09:11撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:11
到着!密!
2020年07月24日 09:12撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:12
すがすがしいね
2020年07月24日 09:17撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:17
すがすがしいね
新山のほうが少し高いらしい
2020年07月24日 09:19撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:19
新山のほうが少し高いらしい
のんびり下りましょう
2020年07月24日 09:24撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:24
のんびり下りましょう
外輪山の稜線とカール地形
これで独立峰とはなんて欲張りな
2020年07月24日 09:29撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:29
外輪山の稜線とカール地形
これで独立峰とはなんて欲張りな
2020年07月24日 09:33撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:33
2020年07月24日 09:38撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:38
ハイマツが刺さる
2020年07月24日 09:52撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 9:52
ハイマツが刺さる
痛い
2020年07月24日 10:02撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 10:02
痛い
2020年07月24日 10:05撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 10:05
緩やかなだらかのんびりな下り坂で足取りもふんわり
2020年07月24日 10:17撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 10:17
緩やかなだらかのんびりな下り坂で足取りもふんわり
すっかり昨日の雨は乾いたご様子
2020年07月24日 10:39撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 10:39
すっかり昨日の雨は乾いたご様子
2020年07月24日 10:48撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 10:48
朝よりも花がイキイキ
2020年07月24日 10:55撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 10:55
朝よりも花がイキイキ
みなさん良い日に来ましたね
2020年07月24日 10:58撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 10:58
みなさん良い日に来ましたね
あ、飛島だ
2020年07月24日 11:00撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 11:00
あ、飛島だ
一気に飛んで
2020年07月24日 12:03撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 12:03
一気に飛んで
下山
2020年07月24日 12:12撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 12:12
下山
帰りは道の駅象潟で休憩・・・はやめて昼食だけ購入
密ですね
2020年07月24日 14:37撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 14:37
帰りは道の駅象潟で休憩・・・はやめて昼食だけ購入
密ですね
寄り道
鳥海山の伏流水が湧き出る窯磯海岸
2020年07月24日 16:15撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 16:15
寄り道
鳥海山の伏流水が湧き出る窯磯海岸
浜辺のいたるところから水が滾々と湧く
手を突っ込んでみたら底には手が届かず。伏流水って凄い
あと水が冷たすぎる。
2020年07月24日 16:18撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 16:18
浜辺のいたるところから水が滾々と湧く
手を突っ込んでみたら底には手が届かず。伏流水って凄い
あと水が冷たすぎる。
自然の大循環、ダイナミクスの一端を感じられていいですよ
皆さんもおいかが?
2020年07月24日 16:22撮影 by  DMC-GF6, Panasonic
7/24 16:22
自然の大循環、ダイナミクスの一端を感じられていいですよ
皆さんもおいかが?
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 タオル カメラ

感想

長い長い雨が各地に牙を向いた2020年の梅雨
4連休のさなかの貴重な晴れ間を求めて気象図と睨めっこし、「ここだ!」と当てをつけたのが東北西部だった。

前泊地の鶴岡を朝2:00に出発し、3:40に鉾立登山口に到着。
道中何度となくワイパーを動かす羽目になり先行きが思いやられる・・・

まだ暗いにも関わらずは駐車場にはそこそこに車が止まっている。小屋泊の人が多いのだろうか?


4:00ごろに入山。
数分ほどコンクリの遊歩道を進むと、手入れの行き届いた石畳に入る。
水辺の綺麗な賽の河原には30分ほどでたどり着く
このあたりからぽつぽつと現れるニッコウキスゲは、雨で弱っているもののまだまだシーズンといった雰囲気か

ガスに巻かれて、周囲は雲の中といった風情
今は山体に隠れ見えない太陽も、空を青く染め初めて夜明けを感じる

5時半ごろに御浜小屋まで進むと周囲の雲は西風に流され、きれいな青空と日の出がお出迎え。
日陰でまだ薄暗いけど、鳥海湖の景色を独り占めできるのはとても気分がいいもんですね

ここまで上がるとしばらくは平坦路で、草原をホクホク歩く。
6:00ごろからは、いよいよ鳥海山本体に取り付く。

山と高原地図に記載された七五三掛そばの分岐は、千蛇谷方面の道が今は封鎖されている。
慌てずに外輪山方面へ進んでかまわない。すぐに細い分岐が現れ、閉鎖されていた道の方向へ、真新しい下り坂が整備されている。
分岐を下りしばらく進むと、いよいよ鳥海山の崩壊した山体がお目見え。

山頂直下の御室までは雪渓の渡渉を2度挟む。
雪渓は勾配がそこそこ利いていて、夜明けしばらくは日も差さないので、もう少し寒い時期には軽アイゼンも必要かもしれない。今の時期には要らなそうだけど
アイゼンは要らないけれど、百万が一をなくすため、一歩一歩を大事に慎重に行く心持ちが今年は一層大事だと思う。

雪渓についた踏み跡がどこに続いているか、渡る前はまったく分からなかったが、張ってあるロープが頼りになる。
信じて進もう。

雪渓を抜け、急登を登りつめれば、御室に到着。
ここからは景色ががらりと変わり、ここから頂上までは、岩に吹き付けられた矢印をアテにガレ場をよじ登るかたち
今回は西側から回る

進んだ先にある岩戸を潜っている最中にようやく気付いたが、玉ねぎの皮のような岩の重なりと曲線には見覚えが・・・!
礼文島の桃岩という古火山の溶岩ドームのあの形状だ!!
目の前の模様は明らかに溶岩ドームのそれ。しかも風化も弱く明らかに時代が新しい
後でお勉強したけど、1800年ごろに噴火した際にできた溶岩ドームが新山と呼ばれているそうな。
溶岩ドームの内部を潜り抜けるなんて経験は初めてなので大変興奮しました。
下調べをしないと、こういう不意打ちの出会いがいちいち楽しくてしょうがない。悪い癖だと思う

山頂では1時間の長休止。
上方は落ちてしまいそうな深い青空で、数時間前は雨の心配をしていたとは思えない
他方、視線を横に向け遠景を望めば、本来見えるであろう東北の名山は例外なくすべて雲に沈んでいて、梅雨空に追い詰められてたどり着いた現実に引き戻される。
天候回復という幸運に恵まれたが、セオリー通りさっさと帰るのが正解なのかもしれない

山頂から御室へ下り、もう一度雪渓を渡り、外輪山へ移動。
そこから登ればすぐに七高山、鳥海山の本来の山頂だ。新山と七高山の標高はほぼ同じ。誤差みたいなもの

休憩しやすいからだろうか、時間もすっかりお昼時でかなり登山客が多い。
一部は密集状態になっている気もした。 山とはいえ、気休めとはいえ、感染対策は心掛けたいものですね。
山行中は人が視界に入ったらネックゲーターで口鼻を覆うように心がけてます

ここからは鉾立口までの帰り道です。
外輪山の緩やかな稜線をてくてく歩く。
登り客が多く、ハイマツの中ではかなり避けづらい。あと枝が刺さってチクチク

すっかり昨晩の雨のは乾ききり、花の咲き乱れる道を散策。
コースタイムも余裕しゃくしゃくで、ゆとりある登山は良いものですね

滞りなく、ピクニック客で溢れた鳥海湖を抜け、13:00には鉾立登山口に下山。
行きとはくらべものにならないくらい、駐車場といわず路上まで駐車車両で溢れていて圧倒される。
天気も崩れず、良い登山でございました。

*********************************************************
帰りは「道の駅 象潟」に寄ろうと思ったが、人が多すぎ・・・
みんな考えることは一緒なんだなぁって・・・・


鳥海山のついでの寄り道におすすめなのは、酒田方面に走って着く「窯磯海岸」
鳥海山の雪解け水が地中に染み込み、10数年をかけて湧出する伏流水。これが浜辺のいたるところから湧き出てます。
ここまで伏流水に近寄れる場所は意外と少ないかも?

初めて湧出穴に手を突っ込んでみましたが、あまりに冷たすぎて何秒も手を入れていられない
試しに1mほどの流木を差し込んでみたら、枝のほぼ全体が沈んでようやく底つき・・・こんなに深いものだとは知りませんでした
遊泳海岸にこんな落とし穴があると思うと怖い気もしますが、他じゃ経験できない自然現象に違いありません

ぜひぜひ!

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3/5
無雪期ピークハント/縦走 鳥海山 [日帰り]
千畳ヶ原
利用交通機関:
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