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Yamareco

記録ID: 248348
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

シャクナゲ沢コース〜鶏冠山〜池口岳〜黒薙

2012年11月24日(土) ~ 2012年11月25日(日)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
GPS
41:11
距離
22.2km
登り
2,220m
下り
2,208m

コースタイム

道の駅「遠山郷」625≒635池口家畜飼養管理施設前スペース652―654池口橋―718二連堰堤―726シャクナゲ沢コース取付き点(池口川渡渉)733―802熊目撃(Co950m付近)―833シャクナゲ沢渡渉845―850尾根分岐点―937西側鹿除けネット―1003犬切尾根(シャクナゲ沢コース下降点)―1005マナイタ平(御料三角点)1015―1027三角点(1535.8m)―1058(梶谷川の)滝見台―1116休(1696m標高点の西側コル)1126―1131水場入口道標―1226休(Co2000m付近)1335―1323鶏冠山北峰(1328―1353南峰手前引返し―1411)1419―1435笹ノ平(コル)―1500笹ノ平幕営地(⇔水場)715―822展望地825―831分岐点(832―837池口岳南峰839―841)848―940池口岳北峰958―1026ジャンクション(加加森山分岐)―1100無名峰(2156m、二人パーティとすれ違う)―1115休(Co2010m付近)1127―1153ザラナギ平―1202ザラ薙上部展望地1212―1214無名峰(1971m)―1228利検沢ノ頭手前展望地(コイワカガミ群生地)1232―1314黒薙(三角点1837.5m)―1320黒薙展望地1330―1410無名峰(1561m)―1424面切平1437―1514池口岳登山口(⇔池口ひなん小屋)(⇔展望台?)1540―1602池口林道起点―1624池口橋―1626池口家畜飼養管理施設前スペース1637≒1650道の駅「遠山郷」(かぐらの湯:イベント特別料金¥400←¥600)
天候 【2012/11/24】曇り
【2012/11/25】ピーカン(風もおだやか)
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・かぐらの湯が隣接した道の駅「遠山郷」がベース。
・池口橋手前(左岸)を右に入ったところの池口家畜飼養管理施設跡地前に駐車スペースあり。入山は池口川を遡り、二連堰堤を越えた先のシャクナゲ沢コース入口から(池口川を渡渉する必要あり)。
・下山した池口岳登山口(一般コース入口、標高1060m付近)には、3台程度の駐車スペースあり。また、その先200mほどの「池口ひなん小屋」脇にも3〜4台程度駐車可。
コース状況/
危険箇所等
・シャクナゲ沢コースは、取付き点で池口川の渡渉が必要ですが、この日は水が少なく、登山靴のままで跳び石伝いできました。
・コースは最初は急登で、標高1050m付近から尾根を右手にみたトラバース気味となって、標高1100m付近でシャクナゲ沢を渡る(良い水場)。その後は斜度は比較的緩やかになる。下りの場合、枯葉で道が不明瞭なので注意。特に、標高1250m付近で尾根が西北西に折れる分岐を見逃さないこと(小さな道標あり)。
・鶏冠山西尾根(犬切尾根)は藪こぎなし。踏み跡も基本しっかりしていて、赤テープも豊富。
・鶏冠山北峰から南峰へは鶏冠岩の基部東側を巻くとのことですが、北側のため雪氷が嫌らしく、無理をせず途中で引き返しました。
・笹ノ平で幕営。水場は池口岳南峰から南西に流れる沢。稜線から下り5分程度。豊富な水量。
・逆コースの場合、笹ノ平へは池口岳南峰の北側から、上手に小尾根に乗ること。(テープあり)
・池口岳から先はほぼ一般道。岩場二箇所にはロープあり。ザラナギ平は確かに幕営適地の雰囲気(水場は遠いらしいですが)。
・池口岳登山口(今回下山したところ)から林道をさらに奥に200mほど行くと、「池口ひなん小屋」があって宿泊可能。(多くの方はここに前泊し早朝発日帰りで二百名山をこなしている模様。下山途中ですれ違った2人連れの方の名古屋ナンバー車もありました。)
シャクナゲ沢コースは、池口川を右岸から左岸へ渡渉が必要。水が少なかったので登山靴のままokでした。
2012年11月24日 07:24撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 7:24
シャクナゲ沢コースは、池口川を右岸から左岸へ渡渉が必要。水が少なかったので登山靴のままokでした。
標高1,100m付近でシャクナゲ沢を横断します。良い水場。
2012年11月24日 08:31撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 8:31
標高1,100m付近でシャクナゲ沢を横断します。良い水場。
犬切尾根(鶏冠山西尾根)に出たところ。下山する人に良く見える位置にシャクナゲ沢コースの道標があります。
2012年11月24日 10:03撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 10:03
犬切尾根(鶏冠山西尾根)に出たところ。下山する人に良く見える位置にシャクナゲ沢コースの道標があります。
鶏冠山北峰につきました。
2012年11月26日 01:43撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/26 1:43
鶏冠山北峰につきました。
鶏冠山北峰からの木立の間からの展望。どこだ?
2012年11月24日 13:26撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 13:26
鶏冠山北峰からの木立の間からの展望。どこだ?
鶏冠山北峰からの南峰。北側斜面は雪氷(今回、頂上手前で引き返しました・・・)。
2012年11月24日 13:29撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 13:29
鶏冠山北峰からの南峰。北側斜面は雪氷(今回、頂上手前で引き返しました・・・)。
鶏冠山南峰の北面。
2012年11月24日 13:38撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 13:38
鶏冠山南峰の北面。
ちょっとアイゼン・ピッケル無しでは怖いなぁ。
2012年11月26日 13:51撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/26 13:51
ちょっとアイゼン・ピッケル無しでは怖いなぁ。
鶏冠山南峰直下からの池口岳(左が北峰、右が南峰)。左は鶏冠山北峰の一部(肩)。
2012年11月24日 13:45撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/24 13:45
鶏冠山南峰直下からの池口岳(左が北峰、右が南峰)。左は鶏冠山北峰の一部(肩)。
鶏冠山南峰直下(退却地点)からの北峰。
2012年11月24日 13:51撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 13:51
鶏冠山南峰直下(退却地点)からの北峰。
北峰に戻りました。
2012年11月24日 14:18撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 14:18
北峰に戻りました。
最低コルから木立をすかして笹ノ平。
2012年11月24日 14:35撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/24 14:35
最低コルから木立をすかして笹ノ平。
カモシカさんが前方に。
2012年11月24日 14:37撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 14:37
カモシカさんが前方に。
笹ノ平からの池口岳南峰。
2012年11月24日 14:39撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/24 14:39
笹ノ平からの池口岳南峰。
笹ノ平から南方を振り返る。
2012年11月24日 14:54撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 14:54
笹ノ平から南方を振り返る。
水場。池口岳南峰からの沢底。
2012年11月26日 01:44撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/26 1:44
水場。池口岳南峰からの沢底。
水場から下流側を見たところ。
2012年11月24日 15:13撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 15:13
水場から下流側を見たところ。
本日のお宿。背景は、右手が池口岳南峰、左手が北峰。
2012年11月24日 15:45撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/24 15:45
本日のお宿。背景は、右手が池口岳南峰、左手が北峰。
笹ノ平のキャンプサイトから、朝日を浴びる中央アルプス主脈。
2012年11月25日 06:40撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/25 6:40
笹ノ平のキャンプサイトから、朝日を浴びる中央アルプス主脈。
北アルプスから中央アルプスの大眺望。
2012年11月25日 07:13撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/25 7:13
北アルプスから中央アルプスの大眺望。
朝日にまぶしい池口岳北峰。
2012年11月25日 08:08撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 8:08
朝日にまぶしい池口岳北峰。
(2016/9/12に訂正しました)鶏冠山から中ノ尾根山へと続く深南部稜線。
2012年11月25日 08:17撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 8:17
(2016/9/12に訂正しました)鶏冠山から中ノ尾根山へと続く深南部稜線。
中央やや左に仙丈ヶ岳、
2012年11月25日 08:22撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 8:22
中央やや左に仙丈ヶ岳、
左に仙丈ヶ岳、中央やや右に塩見岳、右は兎三山。
2012年11月25日 08:25撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 8:25
左に仙丈ヶ岳、中央やや右に塩見岳、右は兎三山。
池口岳南峰につきました。
2012年11月25日 08:37撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 8:37
池口岳南峰につきました。
中央奥に赤石岳、右に聖岳、左に兎三山。手前は加加森山。
2012年11月25日 08:38撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
1
11/25 8:38
中央奥に赤石岳、右に聖岳、左に兎三山。手前は加加森山。
分岐付近からの池口岳北峰。
2012年11月25日 08:41撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 8:41
分岐付近からの池口岳北峰。
ピラミダルな池口岳北峰。
2012年11月25日 08:50撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/25 8:50
ピラミダルな池口岳北峰。
振り返った池口岳南峰。
2012年11月25日 09:06撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 9:06
振り返った池口岳南峰。
鶏冠山方面。
2012年11月25日 09:20撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 9:20
鶏冠山方面。
池口岳北峰直下のガレ。
2012年11月25日 09:21撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 9:21
池口岳北峰直下のガレ。
池口岳北峰の三角点に腰をかけて一休み。
2012年11月25日 09:46撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
1
11/25 9:46
池口岳北峰の三角点に腰をかけて一休み。
池口岳北峰山頂標識。
2012年11月25日 09:57撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 9:57
池口岳北峰山頂標識。
右から、聖岳、赤石岳、兎岳、中盛丸山、大沢岳、塩見岳。
2012年11月25日 10:07撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 10:07
右から、聖岳、赤石岳、兎岳、中盛丸山、大沢岳、塩見岳。
池口岳西尾根。中央にザラ薙の崩壊地。いくつかの山並みのはるか先に白く光るのは白山。
2012年11月25日 10:20撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
1
11/25 10:20
池口岳西尾根。中央にザラ薙の崩壊地。いくつかの山並みのはるか先に白く光るのは白山。
右手に中央アルプス、左手に木曽御嶽。左端は白山。右端は北アルプス。
2012年11月25日 10:21撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 10:21
右手に中央アルプス、左手に木曽御嶽。左端は白山。右端は北アルプス。
北アルプスのアップ。右手の後立山は白馬から鹿島槍まで指呼できます。
2012年11月25日 10:21撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/25 10:21
北アルプスのアップ。右手の後立山は白馬から鹿島槍まで指呼できます。
同じく北アルプス(やや南部)。槍穂も覗いています。
2012年11月25日 10:21撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 10:21
同じく北アルプス(やや南部)。槍穂も覗いています。
ジャンクション。
2012年11月25日 10:26撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 10:26
ジャンクション。
ザラ薙の崩落。
2012年11月25日 12:00撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/25 12:00
ザラ薙の崩落。
ザラ薙付近からの池口岳北峰。
2012年11月25日 12:00撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 12:00
ザラ薙付近からの池口岳北峰。
先日登った奥茶臼山。
2012年11月25日 12:29撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 12:29
先日登った奥茶臼山。
利検沢ノ頭付近からの聖岳(右)と兎岳(左)。
2012年11月25日 12:30撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/25 12:30
利検沢ノ頭付近からの聖岳(右)と兎岳(左)。
上河内岳。
2012年11月25日 12:32撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/25 12:32
上河内岳。
黒薙の崩壊。
2012年11月25日 13:15撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 13:15
黒薙の崩壊。
黒薙付近からの池口岳(左)と鶏冠山(右)。間のコルが一夜を過ごした笹ノ平。
2012年11月25日 13:19撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
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11/25 13:19
黒薙付近からの池口岳(左)と鶏冠山(右)。間のコルが一夜を過ごした笹ノ平。
振り返る黒薙。
2012年11月25日 13:32撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 13:32
振り返る黒薙。
池口岳登山口に下山しました。
2012年11月26日 01:51撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/26 1:51
池口岳登山口に下山しました。
登山口にはネットでおなじみのガイド図。
2012年11月25日 15:17撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
1
11/25 15:17
登山口にはネットでおなじみのガイド図。
林道を200mほどすすむと「池口ひなん小屋」があります。
2012年11月25日 15:22撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 15:22
林道を200mほどすすむと「池口ひなん小屋」があります。
池口部落付近から池口岳を振り返ると、雲がかかり始めていました。
2012年11月25日 16:09撮影 by  FinePix AX300, FUJIFILM
11/25 16:09
池口部落付近から池口岳を振り返ると、雲がかかり始めていました。
撮影機器:

感想

・秋の三連休、登り残しのリストの中から池口岳(二百名山)を選びました。そもそもは二泊三日で易老渡から入って、光岳〜加加森山と縦走しようと思っていたのですが、林道が通行止めで歩行者ですら入れないとのこと。止むなく(?)、鶏冠山とセットで一泊二日に変更しました(ちょうど連休の初日に留守番役も仰せつかりましたし天気も悪かったので好都合)。鶏冠山へは、モノレールルートと俗称されているコースが比較的多く使われているようなのですが、シャクナゲ沢コースの方が楽しそうなので、そちらにしました。
・シャクナゲ沢コースは登りであれば迷う心配(下りだと落葉に惑わされそう)もなさそうですし、犬切尾根(鶏冠山西尾根)も踏み跡もはっきりしていますし、テープも十分あって安心して歩けます。但し、遠方でしたがシャクナゲ沢コース下部で熊に会いましたので、ご注意を。
・標高2000m付近から雪がちらほらし始め、標高2100mくらいからは根雪っぽい感じでした。鶏冠山北峰からの展望は木々の間から。南峰に向かいますが、鶏冠岩付近で岩と氷のミックスに阻まれ、ここで遭難騒ぎをおこしても大人げないので、展望の良いところから無理をせずに引き返しました。
・キャンプサイトに選んだ笹ノ平はおそらく鹿の天国。2頭ほどに会いましたし、鳴き声は昼夜聞こえていました。水場は池口岳南峰から南西に向かって流れだしている沢底から得られます。量も豊富ですし、下り5分ほど。
・二日目は朝から快晴。中央アルプス方面の眺めが素晴らしい。北の方には後立山から北アルプス(目を凝らすと槍穂も視認できます)。中央アルプスの左手には、木曽御嶽、白山、恵那山などなど。
・池口岳への急登を雪斜面にステップを切って登りきるころ、南アルプスの展望が得られます。左から、仙丈ヶ岳、塩見岳、兎三山(大沢岳、中盛丸山、兎岳)、兎の奥に赤石岳、聖岳、上河内岳、光岳、加加森山。中央アルプスと南アルプスとの間には先日登った奥茶臼山も良く見えました。また、南方には、鶏冠山からさらに中尾根山に続く深南部の山並みが招いています。
・池口岳南峰に立寄ってから、池口岳北峰(最高峰)へ。どちらも展望は木々の間からに限られますが、静寂な頂き。下りは滑りやすいので、軽アイゼンをつけました。ここから池口岳西尾根は一般コースと言っても言い過ぎではないほどはっきりした道がついています。
・ザラ薙平もキャンプしたくなるような場所(但し水場は遠いようです)。同じく黒薙も樹木が薙ぎ落ちているので、歩いてきたばかりの池口岳や鶏冠山をじっくり振り返ることができます。また、両者の薙の中間にある利検沢ノ頭のすぐ東側は北斜面が薙となっていて、南アルプスの展望がばっちりです。そしてこの付近はコイワカガミの群生地(花の季節ではありませんでしたが)。
・尾根筋の雰囲気としては、犬切尾根(鶏冠山西尾根)よりも池口岳西尾根の方が樹相ならびに展望の観点から優れているように感じました。
・結局、加加森山への分岐点(ジャンクション)を過ぎた標高2156mの小ピーク付近で下から登ってくる2人パーティとすれ違った他は結局だれにも会わず(熊には会いましたが)、天候にも恵まれ、時間配分もばっちりで、静かな山を遊びつくした気分です。
・道の駅「遠山郷」に隣接されたかぐらの湯はとても良い雰囲気。たまたまなのでしょうが、イベント日だとかで、通常は¥600のところが¥400に割り引きでした。お風呂もとても良いですし、ゆったりした大広間に加えて、豊富なメニューのお食事どころもあって、利用価値高いです。

【2012/12/3、写真追加しました】

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利用交通機関:
技術レベル
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体力レベル
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