蝶ヶ岳
- GPS
- 17:26
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 1,464m
- 下り
- 1,341m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 9:25
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 8:45
<歩行データ>
水平距離、累積標高(+、−)
1日目:14.6km、+1,649m、-502m
2日目:14.9km、 +483m、-1,627m
(合計):29.5km、2,132m、-2,129m)
天候 | 1日目:曇り時々雨、夜は暴風雨 2日目:朝は暴風雨、雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは新島々から松本まで松本電鉄。 https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/shinshimashima/ ・帰りは事前予約必要(ネット予約が可能になった) ・片道2,500円(往復割引無し) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・梓川左岸歩道(奥上高地自然探勝路)は現在、横尾まで問題なく通行可能。 ・よく歩かれている登山ルートは皆さんのレコ通りですが、気づき事項だけ列記します。 <徳沢⇒蝶ヶ岳> ・最初急登だが標高300m毎に次第に緩斜面になる感じ。 ・ところどころ木階段的な梯子が登場。短いが雨の日は滑りやすい。 ・泥濘はあまりなく滑りで苦労する箇所は無い。 ・一部ワイルドな印象はあるものの全体的に歩きやすい印象。 ・蝶ヶ岳ヒュッテのキャンプ場は13時半頃到着で整地の1/3近く埋まっている印象。ただし当日は強風で多少避けられるエリアは15時でほぼ一杯。設営に1時間以上要し皆苦労していた。16時以後設営の5張ほどは強風雨のためテントを放棄し小屋に退避された模様。私のテントも置石が幾つも飛ばされ雨が侵入し大揺れの一夜であった。 ・水は200円/L。自分で蛇口を捻るタイプ。 <蝶ヶ岳⇔蝶槍> ・片道半時間強(軽身参考)。 ・蝶槍からは晴れていれば360度の大絶景なんだろうが、この日はガスで常念岳のデカい山容の影が拝めたのみで槍穂が見えず。 <蝶ヶ岳⇒横尾> ・2日目、蝶ヶ岳ヒュッテ少し北の分岐までの稜線は強風でデカザックは横に振られて歩きづらい。 ・分岐から少し下がると樹林帯に入り風は収まる。 ・結構な急降下のはずだが木段や路面の石が整備されており歩きやすい。 ・雨と寝不足からゆっくり歩きになりCTには乗れなかった。 <横尾⇒河童橋> ・帰路いつも長く感じる区間だが、今日は撤退の心理ダメージと寝不足で更に足取りが重い。 ・期待した「小梨の湯」が営業自粛中で更にガックリ。 ・小梨平キャンプ場は熊が出たそうで後で知ってビックリ。 |
その他周辺情報 | ・小梨平の日帰り温泉「小梨の湯」は今年度営業自粛中。 http://www.nihonalpskankou.com/facility/bathhouse.php ・小梨平キャンプ場にクマ出没しキャンプ場閉鎖(9日) https://www.asahi.com/articles/ASN895TWKN89UOOB00G.html |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
山の日の連休+1日で上高地から大キレット・前穂までの周回を計画しましたが、初日夜の強風でテント半壊、寝袋等装備を濡らしてしまい、寝不足続きで体調不良につき、涙を飲んで横尾から撤退となりました。
3日目(日曜)は晴れの予報でしたが、不測の事態発生につき仕方ありません。未踏の大キレット南半分と前穂は残念ですがリベンジですね。
前置きが長くなりましたが、蝶ヶ岳への長堀尾根は前半急登や木段等一部ワイルドな箇所はあるものの全体的に整備されており歩きやすい。
雨は時折降るくらいですが露が降ってくるのでカッパ(上)とザックカバーは必要。
眺望の無い区間が続くがトレーニングにはもってこいのルートと思う。
登るにつれ傾斜が緩み、感覚的には標高300m毎に緩斜面になる感じ。
蝶ヶ岳迄の距離が指導標で出てくるが最初6kmのところ、かなり標高を稼いでから残り3kmが意外と長くて時間がかかる。
山頂手前の妖精ノ池のほとりはお花畑。各種高山植物が咲きそろっており癒される。
今年の高山植物はこれが初めてで最後かも。
山頂手前で開けたところを少し登ると小屋が見えてくる。
山頂は直ぐ上。
山頂標識はこんもりした丘の上にある感じ。
最高点は標識裏、三角点は見当たらず。
小屋はすぐ下に見える。
テン場に13時半過ぎに到着。
1/3程埋まっている程度と見えたが、強風が避けられる箇所はほぼ埋まっている。
私のテントは細長い敷地が必要なので、丁度いい場所を合間に見つけたが、それでも強風のため設営に時間がかかる。石を探し集めグランドシート、本体、フライと飛ばないようロープで石に括り付けながら一気に立ち上げる感じ。
四隅が安定したら登りで交錯した単独の方のヘルプに向かう。
その後、石を集めポイントを更に強化。結局、設営に一時間以上かかってしまった。
その後、蝶槍までピストン。翌日は早朝に横尾に降りる予定なので少し足が重いが往復する。CTよりかなり早く到着(軽身参考)。
さて、夜半に雨が降り出して2度トイレの度ずぶ塗れ。
強風でテントの置き石が飛ばされ雨が降りこんでいるので深夜に雨の中据え直し。
寝ていても連続する強風のたびテントが揺れ、幕体が体に当たってくる。
中をタオルで拭き取ったり、その後もシュラフ下半身に染み込んできたようで着込んでも肌寒い。
朝3時過ぎに目覚めたが強風は続いている。
雨が幾分少ないので朝食後撤収スタート。
テントの中で荷づめをほぼ完了し、最後に出てからテントをフライ毎丸め、小屋の屋根のあるところでザックに詰めなおさせてもらう。
予定より少し遅れ4:50薄明りの中スタート。
稜線は強風のためデカザックは吹かれて歩きづらい。
分岐からしばらく下り樹林帯に入ると風は感じなくなるからありがたい。
横尾までの槍見台ルートは基本急降下ながら木段や石の位置が整備され歩きやすい。
晴れて身軽なら短いCTに乗れるのかもしれない。
途中から強雨。
横尾手前で雨が上がったが撤退を決定。起床時から心が折れていたが、この時点で睡眠不足と疲労感があり、これから南岳への登り1,500mを頑張っても濡れたシュラフでは無謀と判断。涙を飲んで山の日前日に撤退を決定。
横尾から上高地までの長い道のりが更に長く感じる。
10時近くなると、ここを往復される観光客姿も増えてくる。
小梨平の小梨の湯が営業自粛中だったのは調査不足でしたが更にガッカリ。
洗面で体を拭いて一式着替えて帰京しました。
帰ってから小梨平キャンプ場にクマが出たのを知り驚きました。
西岳ヒュッテの方が今年は熊が多いとおっしゃっていたので、今年はあちこちに出没しているようです。
バスと電車を乗り継ぎ、松本駅ビルのから揚げセンターで名物「山賊焼き」を注文。
から揚げ金賞4回?のから揚げとのセット定食を頂いて帰りました。
アルバイトの若い女性がリュックみて話しかけてくれました。先週、鹿島槍に登ったそうだが、周囲にいい山が多いのは羨ましい限り。
今回は想定外の撤退でしたが、まあ蝶ヶ岳だけでも登れたのでよしとしましょう。
トレーニングし直してリベンジです。
お天気が悪くて大変でしたね〜。
小梨平では熊に寝込みを襲われて大変だったとか。。。
帰りの寝不足のお疲れを温泉でってのも叶わずでしたか。
色々想定外の出来事も対処して山頂も踏めて無事帰還できたので
高山植物の楽しみは次回に取っておきましょう。
お疲れ様でした!
andounouenさん、メッセージありがとうございます
いや〜、最近は雨男づいていて今回もご多分に漏れずやられました
しかもテントが壊れるハプニング付き。
帰ってからよくみたらフライを本体に留めるブラケットが割れていたので 風雨にやられた易かったんだと思います。
修理は持ち込み1か月以上かかるとか。しばらくテント山行はお預けかな
高山植物リベンジのため小屋泊で行けるルートを思案中ですよ
ShuMaeさん、こんばんは。
天気予報は見ていましたが、正直、想定以上の風でした。外へ出てもどうしようも無いとただテントに籠っていましたが、結局私のテントも浸水してシュラフを濡らしてしまいました。あそこで一晩過ごしただけでも語り草になりそうです。
今度は好天下 で行きたいものですね。
fireboltさん、メッセージありがとうございます。
数年前にご挨拶程度はしていたかな、と懐かしく思いますが違ったらごめんなさい。
いや〜、fireboltさんもレコ拝見すると近くで張ってらしたのですね
あの日は私も荒れるとは知りつつ、連休の魅力に勝てませんでした。
結果見事にダウン あの強風はまさに語り草ですよね。私のテントはブラケットが壊れてフライが一部はがれて浸水する始末。参りましたが次は絶景 の槍穂 を拝みたいものです
いや〜、あの風雨の中を稜線でのテントだなんて
あまりにもチャレンジングで言葉もありません。
それにしても他にもテント張っている方があるなんて驚きです。
でも自分がテン泊する時は、雨は絶対に勘弁というゆる〜いスタンスなので直ぐに諦めてしまう事が多いので見習うべきですね。
でも、長い夜を過ごされたと思いますが月日が経つと懐かしい思い出に変わるのでしょうね。
本当にご苦労様でした
momohiro先輩、こんばんは。
メッセージありがとうございます。
いや〜、正直、多少荒れても何とかなるだろ と、双六でポールを両手で握りしめた夜を思い出しながら考えていましたが、今回はそんなどころではありませんでした
テント全体のたわみが半端無く、フライが剥がされて浸水にやられたり・・・
私もこのところは晴れじゃなければリスケしてたのですが、今年はコロナと長雨でしびれをきらしてしまったようです。
そうですね、懐かしい思い出?に既に変わりつつあります、か・・・(笑)
それより自身の体力の落ち込みにビックリ 再トレーニング確定です
ShuMaeさん、お疲れ様でした〜
あのお天気の時に頂上でテントとはやはり凄いですね!
実はShuMaeさんと入れ違いに上高地入りして蝶ヶ岳に11日に徳沢からの日帰りで登ってきました。
理想はテントを徳沢に置いて蝶ヶ岳ヒュッテ泊まりだったのですが、小屋の予約が取れず、しかもコロナで徳沢でテントの人は日帰り湯に入れない、小梨でもお風呂に入れないなどなど、もし雨に降られてずぶ濡れにでもなって、お風呂にも入れなかったら最悪だ、無理無理!ユルっとにしておこう!とあっさりテントの計画はやめました。
私はまだまだヘタレなのでご容赦を。
10日から基本的にお天気は好転していたんですが、私が上に行ったときも暴風でテントの人たちは大変そうで 壊れてしまっている方もいました。
そして下は快晴なのに上は結構なガス。それでも諦めずに小屋の横で1時間ほど粘るとガスが取れてきたので蝶槍方面へ稜線を歩きました。
徳沢に2泊したので時間を持て余し気味だったのですが、今回はgotoキャンペーンが使えるとのことで徳沢の小屋泊まりもまったりと観光気分も味わえてお得でした。
日帰り湯は河童橋から先に少し歩いた上高地温泉ホテルのみ営業されていましたよ。
ただし時間は12時半から15時の間です。
行く直前になって小梨平のソロのテントの女性が熊に襲われた(実際はテントを襲った熊の爪が足に当たった)とのニュースを聞いて怯みましたが、行ってよかったです。
レコはこれから作成しますのでまたお時間のある時に見てやってくださいね。
それにしてもあの長い道のりをテン泊装備で 軽い荷物の私と変わらないコースタイムとはやっぱりすごいなぁと思いました。
それでもShuMaeさん的には体力が落ち込んでいると!
私も精進いたします!
ムキcocoさん、コメントありがとうございます。
おっと、翌日に徳沢から蝶ヶ岳の長堀ルートを歩いたのですね、何とニアミス
8日の夜は最低でしたね、自分のテントのブラケットが壊れたのが原因でしたがフライがずれて浸水にて撤退。情けないな、と思いつつ自分の体力も低下しているのは踏ん張りが利かない時に感じるのですよ 明らかに新型コロナ禍の在宅続きで運動不足なんですね。
ムキcocoさんの山好きは本物ですね。同級生としてあっぱれに感じます
あ、上高地温泉ホテルは日帰りやってたのですね、調査不足でした。
大キレットの南半分と前穂高は一呼吸おいてリベンジですね
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